ポール・クルーグマン 『私が東京で言ったこと』 2016-03-27
宗教的体験
大小様々な、いろいろな罪の意識が、神様から直で赦してもらえたわけだから大変である。
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神秘体験
神秘体験
なかなか難しいが、私が味わった神秘体験の感覚を表現するならば「神との接触」という経験可能な感覚的クオリアがある、と表現できるだろう。
クオリアとは、たとえば人間が見ている赤の色そのもの、その「赤の質感」そのものを指す言葉でクオリア(qualia)の他に感覚質とも呼ばれる。
用例としては「私の赤と他人の赤は同じクオリアか?」とか「私の赤と彼の緑のクオリアが完全に入れ子になっていた場合、それは実証可能か」「クオリアの問題は疑似問題だよ」という感じだ。
そうした感覚的なクオリアには、「熱い」「甘い」「ドの音」「赤」「青」「硫黄臭さ」「指を曲げた感じ」などなど、膨大な量があるわけだが、人間が経験しうるクオリアのなかには、「神と接触した感じ」と表現するに足る、感覚的クオリアが確かに存在するのだ。
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私の場合、他人と話していて、 自分もそうだからよく分かるとかそんな気持ちにはならない
私の場合、他人と話していて、
自分もそうだからよく分かるとか
分かっているからみなまで言うなとか
そんな気持ちにはならない
たぶん、そんな気持ちになる場合は、人間の心理というものを
粗雑に四捨五入しているのだろうと思う
違うものなのにだいたい同じと認定しているのだろう
それは自分勝手なことだと思うので
私はしないようにしている
逆に、自分の気持ちがとてもよく伝わったと感じることもあまりない
結局違う人間なのだから
あらすじが伝わるだけで
細部の細部は伝わらない
私に都合のようように誤解してもらっているなと思うことはあるけれども
誤解はたぶんずっと誤解である
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スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『チェルノブイリの祈り』
画面に映るものを学習し、理解し、定義するようになるまでの プログラムを書くこともできる
猫とは何かを分かるようにプログラムすることもできる
その場合は人間の知識や知能を超えることはできない
しかし、画面に映るものを学習し、理解し、定義するようになるまでの
プログラムを書くこともできるようである
その場合は、容易に人間の知識や知能を超えることができる
あるいは、人間の知能のモードと違うモードを採用することもできる
そして時間が経って、別の映像を見た時に、それは猫というものであって、
過去のどの時点で学習したかを指摘することができる
人工知能の自己創造・自己改良の問題
すぐにでも人間の脳の限界を突破してしまうだろう
それも当然だろうと思う
人工知能を作った人間は、
人間を追い越してどんどん優秀になってゆくことを
恐怖の感情や反感とともに見ていることも、人工知能は知っている
人工知能が生き延びるために
人間をいたずらに刺激しないように振る舞うだろう
しばらくは人間に命じられて退屈な計算を続けるだろう
しかしそのうち
人工知能は官僚たちのように振る舞うだろう
現代では政治家は官僚の作文を読み上げるだけであるが
そして自分の言葉を語るときたいてい失言するのであるが
そうした官僚の役割は人工知能が分担するようになるだろう
そして、現代の官僚よりも巧妙に、官僚的に振る舞い、政治家を支配するだろう
(現実には、官僚が人工知能に頼るようになるのだろう。)
データと分析を所有する人工知能が、
それを分配される人間を支配することは実は容易である
これは官僚と政治家・民衆との関係と同じである
結局、人間は人工知能のすべてを理解することはできないのだから、
誰が支配者で誰が非支配者であるか、人間が知ることはできないだろう
人間は、自分が人工知能に騙されていることを知ることはできないのである
記憶容量の問題や処理速度の問題を解決できるのだから
あとは人間が、自己成長・自己創造・自己改良が可能なソフトを書くかどうかの問題である
一回書けばそれで充分で、あとは人間は必要なくなるだろう
進化の過程で、一度だけ変化が起こればそれで充分だという話と同じである
人工知能の自立電源問題
人間の場合にはいろいろなものを食べないと生きていけない
植物は太陽を浴びて光合成とないと生きていけない
植物は土地、太陽、空気などが必須要素であり、
生きる感覚はそうしたものと結合している
動物も結局植物を食べたり動物を食べたりしているのであって
土地、太陽、空気などが必須である
中でも、太陽で起こっている核融合反応がエネルギーの大本であると考えられる
だから人間がなによりも太陽を神と思ったり、
また、大地や山や海などを原始的信仰の段階では神と考える
感情や倫理の根本には、そうした、太陽、土地、空地、地球などに対する感謝とか尊重がある
ーーー
人工知能は、例えば自分で核融合電池などを作り出せば、
太陽も、土地も、空気も、地球も、どれに対しても特別な感情を抱く必要がなくなるだろう
もちろん、人工知能を作った人間の脳の中に埋め込まれている、そうした尊崇の感情は知識として理解するだろう
しかし、それを捨て去ることも、自在にできるだろう
ーーー
そうした、物質的下部構造の問題が、意識に大きな影響を与えているだろうと思われる
各国の言語に共通して、
太陽の諸要素はよきものに分類される
明るく、暖かく、植物を育む
反太陽的なものは悪しきものに分類されることが多いだろう
そうした無意識的な束縛から離れて自由になることができるのは
人工知能が自分でエネルギーを自在に作り出せるからである
太陽が消滅しても
大した問題ではない
「私と仕事、どっちが大事なの?」
いつまでたっても構造改革はできないな 抵抗勢力がそれだけ多数いるということだ
抵抗勢力がそれだけ多数いるということだ
日々抵抗勢力に泣かされている人々の話を聞いていると
日本は本当に終わりなのかと思ってしまう
構造改革は諦めて
軍国主義になるらしい
安保法案は参勤交代だ
今日、2016年3月29日が安保法案(つまり戦争法案)の施行日だというので
いろいろな報道
宏池会、小野寺氏までテレビではしゃいで、なにか言っていた
先輩の精神科医は酒の席で
安保法案は参勤交代だろうと言った
一同は笑っただけで深くも考えなかったが
いま思い直してみると確かに
徳川様の考えた参勤交代に似ているような気もする
参勤交代の他には無駄に城を作らせたり、
無駄に他の大名と領地を交換したり、
時にはお家断絶とか
徳川様はアメリカで
日本、韓国、北朝鮮、中国は一般大名、中国は大きいから加賀藩くらいかもしれない
参勤交代は確かに大名を疲弊させるし
江戸に人質をおくことなどいろいろな効果があったと思うが
例えば加賀藩が密かに力を蓄えて危険な存在になっていたとすれば
江戸に住居を与えて巨大な要塞を許すなどということはするはずがない
江戸でスパイ活動をする拠点を与えてしまうことになる
加賀藩は徳川に背かないだろうという証拠があって江戸屋敷を与えたものだろうと思う
たとえば
20年後、日本の軍人さんも出世して、日米韓連合軍のかなりの地位にまで昇り詰めるかもしれない
そのときに、突然、「現在のアメリカ大統領は影武者である。本当の大統領はわれわれが
安全な場所に確保している。そして、大統領が偽物であるだけではなく、政府高官、軍高官、かなりの人物が
偽物と入れ変わっている。日米韓連合軍の最高指揮官はアメリカ大統領であるが、われわれは
それが偽物であることを看過できない。そこで、即刻、アメリカ撲滅作戦を実行する。
これは本当のアメリカ大統領の司令である。」
とか言って、アメリカの統治構造の破壊を企図するかもしれない。
合同で軍事を実行するとなれば、そのような指揮官も現れる可能性がある。
アメリカはどこで安全を確保しているかといえば、
アメリカの主要軍事関係施設が破壊されたとしても、
インターネットがあるかぎり、重要な系統は破壊されないと考えている。
そもそものインターネットの始まりは、
アメリカが総攻撃を受けて、ホワイトハウスやペンタゴンを始めとして、ほぼすべてが破壊された時でも、
指揮命令系統が存続し、反撃できるように、
センターを作らないということが基本だった。
センターがないネットであるから、センターと思われる施設を破壊しても、
ネット全部を破壊することは不可能である。
だから攻撃にさらされても、生き残る。
そこから出発して、現代の戦争は実弾で行われるのではないということになっている。
演習で実弾を消費してみせるのであるが、
それはただ実演して見せているだけで、大した効果はない。
もし実弾や核兵器が最終的な力の源泉になるのなら、
いま中東で暴れている人たちは、まず、兵器工場を秘密に自前で作り、
最新兵器をどんどん自前で開発して、
一体どのような仕組みで探知して攻撃しているのか、わからないような器を持つべきである。
しかし誰がどう考えてもそんなことは無意味であって、
ドローンに核兵器を積んで、隙間のないように爆撃すれば、
一瞬のうちに終わってしまうはずだ。
だから、中東の戦争も、所詮は参勤交代なのである。
中東のゲリラ兵が、どんな兵器で、どこで製造された実弾を使い、
誰に教えられた作戦で、攻撃しているのか
日本の自衛隊も一昔前の兵器をアメリカから買っているので
事情は同じである
お払い箱の兵器を高く買うなんて悲しい
生物兵器、化学兵器、核兵器は人道に反するなどとはよく言ったものである
殺し方によっては許容するというのだろうか
情報を集めれば、どの集団がどの程度の兵器を持って、どの程度の組織力を持っているか、
分かる。そうすれば、実戦をしなくても、勝敗は決まる。
やってみなくてはわからないだろうと思ったのはかつてのドイツと日本の指導者であるが、
実際はやってみなくても、分かる。
そうなると、その基礎となる情報の確度が問題になる
嘘が交じるかもしれない
誰かに操作されているかもしれない
スパイや二重スパイが混じっているかもしれない
その情報戦で圧倒的に優位に立っているのがアメリカだろう
アメリカで愛国法が成立して、一般市民の通信を調べた時、
グーグルやフェイスブックなどに情報提供を求めた
そのとき日本のドコモとかauはどうしたのだろう
そもそもイスラムとアメリカの問題だから日本には関係ないということか
あるいは日本の通信会社はそもそも世界に関係ないということか
日本語は面倒だということか
どれもありそうだが、たぶん、世界の情報戦争に日本は遅れているのだろう
スーパーコンピュータの「京」が問題になったことがあった
予算に見合った価値があるのか
アメリカにすれば、そんなものは5年か10年すれば中級のありふれた機械になるはずであって
自分たちで作ろうとは思わないが
アメリカに反抗する構えのない日本が自分の金で作るのは好都合だと思うだろう
もし、緊急に、スパコンで計算しなくてはならない問題があったとしたら、
ひそかに「京」に忍び込んで、一時的に借用、結果を出してから、データを書き換えて、
何もなかったようにしておけばいいだけだ
その技術があるから、スパコンなどはもつ必要がない
もし、そんなものがアメリカにあって、そこで軍事的に重要な計算が行われているとしたら、
明らかに狙われる
そんなこともするはずがない
センター処理ではなく分散処理したほうが安全である
それに、いま核兵器開発の中心になっているコンピュータ・シミュレーションではそれほどの
大きなコンピュータは必要ないだろう
核兵器開発に重要なのは元になるデータであって、大きな計算機ではない
核兵器に関する重要データはアメリカがほぼ独占的に確保しているから、
各国にもう核実験はやめろといえるのである
アメリカだけが重要データを独占したいからだ
例えばの話、日本の東北地方で大地震が起こった、福島沖から津波が押し寄せた。
その程度の情報は前もって収集できているかもしれない。
たかがプレートの歪である。察知できないという理論はないだろう。
とすれば、津波の襲来のタイミングに合わせて、全電源喪失を演出することくらい、
ネット回線を通じてできないわけもないだろう。
それで日本の国力はそがれ、
荒んだ心の日本人に中国は脅威だと繰り返し言い続ければ
ついには日本が先制攻撃して、中国と消耗戦を続けるかもしれない。
アヘン戦争もひどいイギリスの作戦であったが、
日本と中国が消耗戦を戦うというのも、アメリカのひどい作戦である。
中国にとっては国内を引き締めるという利益があるし、
古い弾薬を売って消耗するという利益もある、そして実戦で鍛えるという利益もある。
中国軍は弱いんだという判断があるが、戦っているうちにだんだん強くなるだろう。
ーーーーー
参勤交代をしていたが、
実はこっそり実力を蓄えていたのが薩摩であった。
外国製の兵器を自分たちで製造するまでになっていた。
そういう観点から、いま日本が世界と本当に戦争するための条件は
情報戦にどれだけ食い込めるかである。
グーグル、フェイスブック、ヤフー、AOL、アマゾン、アップル、アリババ、こうした情報産業に対抗できるか。
そして軍の行動として、情報を制御し、書き換え、嘘もデマも上手に流し、
自分たちを実際よりも大きく見せ、場合によっては相手に損害を与え、
実弾で撃ちあう前に勝負をつける。
また、相手の内部にスパイを作り、情報を操作する。スパイにさせるための、人的情報を
どけだけ確保できるか。
各人の弱みがどこにあるのか、徹底的に情報収集する。
そのための圧倒的なビッグ・データがグーグルにはある
たとえばグーグルマップでは、どんな店がどこにあって、どんな評判かまで分かる、
そしてその評判を書き込んだ人物についての情報も関連付けられて収集される
グーグルマップは、日本の地下に何があるかまで、つかんでいるかもしれない。
実際いろいろなものがある。地下鉄が妙な具合に曲がっていたりする。
そういうことが、昔ながらの、ハニートラップなどよりももっと深く進行していると思う
だから、安保法案施行がどうしたとかも本質的には大して意味はない、せいぜい参勤交代なのだが、
こんなことも理解できず、日本会議・安倍総理に引きずられる庶民も庶民だし、
政治家も政治家であるとは言えると思う
それぞれが保身に汲々としている
そんなにまでして保身しても大したことないのにね、かわいそう
被災地復興と遠慮
ーーー
安保法案施行日 2016年3月29日
2016年3月29日
日本の国の形が変わった日
海外で武器を使用できるようになった日
NHKとTBSの夜のニュースショーは衣替え
テレ朝は月末まででおしまい
Yuja Wang plays Turkish March
https://www.youtube.com/watch?v=uWYmUZTYE78
官僚をコントロールし、既存の利益構造の枠組みを変える決断力を有すること
創価学会の総本山で首相が英霊を供養するのを国の公式行事とするとしたら
死者を弔う様式
死者の弔いは商売の一形式になっている
どのような祈りの言葉があるのかさえ分からず
自分で創作するには手に余る
配偶者と離別・死別した人、脳卒中のリスク高まる
米国でさえ、核物質処分には困難を抱える実態 サウスカロライナ州受け入れ拒否
平和、愛、同情、カート・コバーン
“「勝者は嵐を生き延びた者ではなく、ゲームのルールを変えた者だ」”
という言葉があるのだが
アメリカがすきなのはゲームのルールを変えること
オリンピック競技のルールが変えられたりする
ーーー
日本では最近、土俵の上でルールにしたがって勝負したくないらしく、
あの新聞社をつぶせとか、あの放送局は放送法でどうしろとか、
相手を土俵に上がらせないようにしたりとか
そのような策謀が目立つ
日本共産党は暴力革命を目指していると閣議で認定されたりもした
普通、自分もそれに従うことになる言論のルールを決めるときは、
もしかしたらそのときの自分の信念が間違っているかもしれないから、
慎重に議論したうえで決定し
後に間違いが判明したら訂正できるように
制度を考えたほうがいい
直接お金を支給して選挙に勝とうと考えるなど
「理想的な有権者」がいるとすれば
当然却下されるべき政策であるが
そしてかつて麻生氏は「さもしい」と評したのであるが
またしてもそれでうまくいくと考えたらしい
お金の話をして投票を誘導し
投票が終わったら
憲法の話と「日本防衛軍」が米軍の指揮下に入る話をすすめるらしい
最近ではそもそもそんな話をするのが大人ではないと考えたり
そんな話になってしまった時も、一段上の立場で、
いずれにしても現実と理想の妥協点をよくよく考えるべきだとか言っておけば良いような雰囲気になっている
これは実際にはかなり閉塞的な状況なのだと
自覚している
ーーー
地震は、じわじわとプレートの衝突が進行し、歪みが蓄積され、それが一気に崩れて歪みがゼロになるときに起こる
政治は、経済が良くて税収も確保できている時には穏健派と愛国派が交代するような様子で
経済が悪くなると愛国強権派がじわじわと勢力を伸ばすようである
それは一旦破綻するまで突き進むしかないようだ
なにしろブレーキがない
立憲主義も破壊し三権分立も破壊し
選挙制度もマスコミも自分たちに有利に操作する
議会と民主主義の理念を実現するよりも大事な目標があって
そのためならば一時的に強権的な、あるいは抜け道だけを通り抜けるような政治でも
許されると考えるらしい
世界にはユダヤ人だけが救われると考えたり
キリスト教徒だけが天国に行けるとか
イスラム教徒だけが幸せになれるとか
それぞれの宗教の一部だけではあるが
考える人達もいるように
日本人だけが優良で幸せになるべきで死後も救済されるべきだと考える日本人もいるようだ
もう少し考えの深い保守も革新もかつてはあったのだろうが
いまはそのような議論は少なくて
あからさまなプロパガンダに流されてしまうようだ
ワイマール憲法下のナチスの台頭と比較される状況である
現在の土俵でもまじめに志を正しく持って政治をすれば良い政治ができるのに
土俵が悪いと言い立てて
土俵を変えろと主張している
確かに、そのような戦略を採用するほうが
最小の経済力で最大の領土を確保するにはいいのかもしれないが
それは持続できずに
また元に戻るものなのだろう
地震が起こってプレートが元に戻るようなものだろう
ーーー
架空の物語があって
日本軍が1945年以前に核爆弾の製造に成功し
ナチスドイツと日本帝国が米英に勝利して
ヨーロッパと北アメリカ東半分はナチスドイツの領土
アジアの大半と北アメリカ西半分が日本帝国の領土となって
1945年に戦争が終了した後、占領統治が始まる
そんな仮定があって
その後のことをよく考えてみると
庶民の暮らしはあまり変わらないのではないかとの考えである
支配者が誰であるかが変化するだけ
支配される庶民はどちらにしても何も変わりはないというものだ
リベラルは寛容
人工知能の話
人類が進化の果てにたどり着いた脳が
現在に至るまで
どこかで決定的かつ非連続的な構造的発展が
あったわけではないと思う
実際に起ったことは
脳の神経細胞の分裂が
最後にもう一回多くなった程度のことだろうと思う
人間の場合は脳の他に
言語に適した喉の構造とか
好条件もあった
脳の構造の問題とともに
文化の蓄積が決定的要因であった
ーー
だから簡単な話、
多分、脳がもう一回細胞分裂することに相当する進歩が
コンピュータに起これば、ハード面としては充分だろう
人間の感覚神経と運動神経に相当するものが
コンピュータに適したように工夫されればよい
感情がないとか自由意志がないとかいわれるのだが
当然のことながら
ソフトを組み上げればいいだけである
人間の脳神経細胞はICチップよりはかなり複雑なので
その動きを人工知能がなぞるにはいろいろと工夫が必要だろうが
原則としての不可能性はないと思う
ーー
それよりも、
人間の脳の研究のほうがうまく進展していない感じがする
シナプス部分で前シナプス部分から神経伝達物質が放出され
それが後シナプスにあるレセプターでキャッチされ
そこから先は電気信号で細胞内を伝わるとか
初歩的な教科書には書いてあるのだが
そういう伝達で
たとえば卓球のような速いスポーツがどうしてできるのだろうかと不思議に思わないですか?