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幸福感は微妙にゼロサムゲームなんだ

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幸福感は微妙にゼロサムゲームなんだ


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みんなが幸福になるという矛盾

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みんなが幸福になるという矛盾。


幸福という言葉の定義によるのだが

多分、一面では、

幸福とは、過去と比較して、また他人と比較して、

つまり何かと比較して、より幸福だと感じるものであるらしい


ということは、比較された何かはより不幸なのであって

したがって、みんなが幸福という概念は矛盾なのである。


希少価値の専有が幸福と関係しているという見方もある

酸素や日光や風に接することは、考えてみれば、実に本質的に幸福なのであるが、

しかし、そんなに激しい幸福だとは思えないのは希少価値がないからである

昨日までもあったし明日もある、ほぼ誰にでも体験可能である。

限定された機会に、限定された人にだけ体験可能なものは希少価値が生じ、

幸福感につながる。
ここでもやはり、みんなが幸福ということは矛盾を含む表現である。

しかしながら、そうした幸福感のなんと惨めでつまらないことだろう。


近代社会で中間層が出現したことは

資本主義や民主主義と繋がったことであるが

中間層の幸せとはみんなが幸せになるという矛盾を含んでいて

かろうじてその矛盾を回避するのは

悲惨な戦争時代と比較するといまはみんなが幸せだという感覚だろう

幸せを守るために悲惨な戦争をするという矛盾を決行するのであるから大変な話であり

その矛盾に比較したらみんな幸せという矛盾のほうがまだ信じやすい


現代の戦争はまずは情報戦である

どうしようもなくなって実弾を使うとしてもドローンで爆撃すれば足りる

(この時点で、戦略としては失敗している)

キャノンとかソニーを組み立てただけのものを大金をはたいて言い値で買う

ロケットを迎撃する兵器があるのだから何も心配はないと思うのだが

大いに慌ててみせて

更に買い増しをするのはどうしたことだろうか

悲惨な戦争の前の悲惨な準備である

そしてそれもまたみんなの幸福を守るためというのである


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時代が求める知性

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思うに、

従来の日本の入学試験は、ニュートンやアインシュタインを理解できる人間を

見つけ出すための試験であったような気がする。


ニュートンやアインシュタインを見つけ出す試験は

残念ながら18歳ではおそすぎる。


せめてそれを理解できる人間を見つけ出す、

それだけでもなかなか難しいのである。


時代は変わり、今後社会が求める知性の姿は

ニュートンやアインシュタイン、またたとえばキュリー夫人ではないのである。

プレゼンが上手くて、商売の話をうまくまとめてくるような人間のようである。

儲けられる人。

でも、その人、儲けて、その先、何がしたいのかな?

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論語はアホな上司を追い詰める

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四書五経、中でも論語は、朱子学の影響もあって、封建制を支えた思想的「悪者」と

考えられている面がある。


例えば君主に尽くせという道徳律は

君主に都合がよく、家臣にとっては愚劣な教えと

取られることも多いだろう。


君主が鹿を見て馬だと言えば、部下は、たしかにそれは馬だと言うべきだと語るのである。


しかし考えてみれば、われわれ下々の人間が、

真に偉大な指導者に出会った場合、

その指導者に忠義を尽くすことが生きがいだと知るに違いないだろう


逆に、君主は、そのことを思えば、家臣が盲目的に仕えてくれた場合、

その期待を裏切らない、偉大な人物であることが要求さそれる


部下は上司に忠実に仕えろと言っているのは、

そのような忠実な部下にふさわしい、偉大な指導者であるか、

支配者自らが、日々思いを新たにしろと言っているのだと思う


部下は上司に尽くせ、と言われているのをきいたら

上司の立場としては

それにふさわしい上司とならざるを得ないではないか


論語はそういうことも言っているように思う


アホな上司は追い詰められるのである。


しかしながら問題は、上司がアホな場合、そんなことも思わず、

単に、上司に都合のいいことが書いてある本だと思うだけだろう。

どうしようもない。


現在の国税庁長官も、単に権力者の犬になったから栄達したのではない、

権力者が馬だというから、鹿を馬だと言ったのではない、

天命に従い、自分がなさなければならない道があると信じているから、

必至に屈辱に耐えつつ、事をなしつつあるのである。さっさと辞めるのが一番簡単な道だろう。

しかし自分のためにも、組織のためにも、やめられないのである。

(あれ?結論がおかしいな?国税庁長官の話になっておかしくなった。)

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“とある教授が言ってた、 『これからの日本の人口減少を四国の人口で見ると、五年に一度四国が全滅するのと同じ』 ってのパワーワードすぎて忘れない気がする。”

“とある教授が言ってた、 『これからの日本の人口減少を四国の人口で見ると、五年に一度四国が全滅するのと同じ』 ってのパワーワードすぎて忘れない気がする。”


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何もしなくても自滅するのは見えている 自分の子孫が自滅しないように気をつけるだけでいい

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遠くを見る癖をつけようではないか


戦前戦中の大政翼賛会と言っても

明治と言っても

そんなに昔ではないし

戦争をしたのも、米国に負けて占領され支配されたのも、

ついこの間で、現在は占領時期の一部なのだと考えれば

沖縄の現状も、

米国スパイ機関に奉仕した人たちの孫などが権力の座にあるのも何の不思議もない


世の中が進歩したと言っても

それは科学技術が進歩しただけである

人間の頭はまったく進歩していない


変化があったのは栄養が良くなって身長体重が増大したこととか

衛生状態が良くなって感染症が致死的でなくなったこととか

顎が小さくなって歯がはみ出してしまっていることなどだろうか


科学の最先端を切り開いている頭脳が

家に帰れば3000年前とほぼ同じような家族内のもめごとを処理しきれないでいるのである


科学技術は足し算ができるのだが

人生の問題は自分で生きてみないとわからない


徳川時代も戦国時代も平安時代もさらには縄文時代でも

頭の中は同じようなものだったろうと思う


逆に考えて、今自分が生きているということは、

先祖をたどれば、どの時代にも必ず先祖が生きていたということであって

どの時代にも生きていて食べて子供を産んで育てていたのである

それだけは嘘がない


ある時代で計算してみたとして、どれだけの人が先祖に当たるかと考えると

ものすごい人数になるはずだと思う


どの時代にもあいも変わらない頭の人間が生きていたのであるから

いまも、例えば平安時代のような、貴族たちの右往左往と同質の人間模様が続いているのだと思われる


そんな中で誰かが一時的に羽振りがよくても

別に気にしないで良いのではないか


ずっと羽振りがいいのは天皇家と細川家とそのあたりだろうし

血統をずっとたどれば、どの人も、かなり関係はあるものだろうと思う


大体はすぐに没落するのである

だから質の悪い人が権力者になっているからと言って絶望する必要もない

自分のやることをやって耐え忍べばいいのである

羽振りのいい人も、何もしなくても自滅するのは見えている

自分の子孫が自滅しないように気をつけるだけでいい

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綾瀬はるかの身体性

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綾瀬はるかという女優は

剣の使い方とか驚異的である

豊かな身体性を感じる


しかしその身体性は

性的な身体性でもないし

オリンピックで優勝するような身体性でもない


豊かな身体性を演じるといえばいいのだろうか

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優秀白人女性が子供を産まない

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日本でもそうだが

アメリカでも問題になっているのは

知能が高く学歴も高い、小さな頃からかなりの教育費を使って育てられた、

高い教養を身につけた白人女性が

子供を産まなくなっていることだ。

それどころか、結婚すらしないのである。

その結果、優秀白人は絶滅に向かうだろうと言われている。

一方で、貧困にあえぐ有色人種層の女性は若い頃から何人も子供を産んで育てる


適者だから生存するとの原則から言えば

本質的に敵者は貧困有色人種の方だということになる

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“若い頃は「判断する」ってことを、「正しい方を選ぶこと」だと思ってたけど、「判断するって事は、選んだ結果を受け入れること」と思うようになってから少しずつ人生うまくいくようになった気がする。 正直何が正しかったかなんて、相当先じゃないないと分かんないよ。”

“若い頃は「判断する」ってことを、「正しい方を選ぶこと」だと思ってたけど、「判断するって事は、選んだ結果を受け入れること」と思うようになってから少しずつ人生うまくいくようになった気がする。
正直何が正しかったかなんて、相当先じゃないないと分かんないよ。”


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“「そのうちやる」という名の通りを歩いて行き、行き着くところは「なにもしない」という名札のかかった家である。[セルバンテス]”

“「そのうちやる」という名の通りを歩いて行き、行き着くところは「なにもしない」という名札のかかった家である。[セルバンテス]”


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“最近聞いた話なんだけど、人を褒めると、脳の中は自分が褒められた時と同じ感覚になっているんだって。だから、自分に自信がない人は、代わりに人のことどんどん褒めたらいいって。自分の自信も回復するって。”

“最近聞いた話なんだけど、人を褒めると、脳の中は自分が褒められた時と同じ感覚になっているんだって。だから、自分に自信がない人は、代わりに人のことどんどん褒めたらいいって。自分の自信も回復するって。”


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112年ぶりのエジプトでの降雪

112年ぶりのエジプトでの降雪


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独立”する富裕層

“サンディ・スプリングス市自体は、本当にお金持ちの社会主義国のような、天国のような、ぴかぴかですばらしい所だったんですけど、本当に目に見えないフェンスが建っていて。 (目に見えないフェンス?) はい、フェンスで囲われている、合法的な特権地区というような形ですね。 先ほども言いましたように、税収がほかで減っていきますので、やはり仕事がなくなって、まず治安が悪くなるんですね。 そうすると犯罪率が高くなりますから、ますますフェンスは高くなっていく。 ここがやっぱり1番大きいです。 サンディ・スプリングス市のような所の近くにある都市で取材をしたときに、公共サービスの1つとして刑務所を維持できないから開放すると。 (刑務所を開放する?すると、どうなるのか?) そうなると囚人が街に解放されて、たくさん普通に歩くようになるんですけれども、警察もまた公務員ですから、警察は失業中なわけです。 ですから非常に恐ろしいSFのような状況になっていて、片や、目に見えないフェンスの中の富裕層の地区は、非常にハイテクでハイセキュリティーの地区になっていると、すごくコントラストが激しかったですね。”
“独立”する富裕層  - NHK クローズアップ現代


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“海の水分が宇宙からもたらされたものであり、もともと地球にあったものではないということについては見解が共通しています。”

“海の水分が宇宙からもたらされたものであり、もともと地球にあったものではないということについては見解が共通しています。”

それが人体のゆりかご


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“人類の最大にして最強の敵、めんどくさい”

“人類の最大にして最強の敵、めんどくさい”


締切が近づくと正気に返る


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“「この世に忘れられることなど何ひとつないのです。失われるものも何ひとつない。この宇宙そのものが、一つの巨大な記憶装置なのだから。振り返れば、そこには世界の始まりがあるのです」” ジャネット・ウィンターソン

“「この世に忘れられることなど何ひとつないのです。失われるものも何ひとつない。この宇宙そのものが、一つの巨大な記憶装置なのだから。振り返れば、そこには世界の始まりがあるのです」”
ジャネット・ウィンターソン


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“不登校の子は中学に復帰すると低い内申点がついて高校受験に不利になるから復帰しないまま受験した方が「内申点無し」で有利になるという酷い話。ていうか内申点て制度そのものが邪悪なんじゃないの。教師が生徒を支配するための道具にしかなってない。試験一発の方が公平よね”

“不登校の子は中学に復帰すると低い内申点がついて高校受験に不利になるから復帰しないまま受験した方が「内申点無し」で有利になるという酷い話。ていうか内申点て制度そのものが邪悪なんじゃないの。教師が生徒を支配するための道具にしかなってない。試験一発の方が公平よね”


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“始めるのが得意な人、 続けるのが得意な人、 拡げるのが得意な人、 この三者が揃うと物事がうまく進んで行く。でも全部を一人でできる人はいないので、自分がどのタイプなのか?を把握しておくとパートナーや仲間が見つけやすくなる。”

“始めるのが得意な人、
続けるのが得意な人、
拡げるのが得意な人、
この三者が揃うと物事がうまく進んで行く。でも全部を一人でできる人はいないので、自分がどのタイプなのか?を把握しておくとパートナーや仲間が見つけやすくなる。”


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会での発言を聞いて、表情を見ていると、 日本の行政の長は 相手の話を理解していないし 自分の読んでいる原稿の意味も理解していないようである

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国会での発言を聞いて、表情を見ていると、

日本の行政の長は

相手の話を理解していないし

自分の読んでいる原稿の意味も理解していないようである

一体何をしているのだろうか

そして周囲は何をさせているのだろうか


そもそもは小泉氏が彼を取り立てた

それはある勢力が次はこの人と決めていたからで

たぶん小泉氏は自分の息子の将来の処遇と引き換えに

要求に応じたのではないかと思われる

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“ 一度失った自信は取り戻せるよ。だから安心して挫折していい。今は周りの目が気になるだろう。ビクついて本領が発揮できていない。あの頃の自信に満ちた自分には、戻れないんじゃないかという恐怖。大丈夫。一度失った自信は、何度だって取り戻せる。 ”

一度失った自信は取り戻せるよ。だから安心して挫折していい。今は周りの目が気になるだろう。ビクついて本領が発揮できていない。あの頃の自信に満ちた自分には、戻れないんじゃないかという恐怖。大丈夫。一度失った自信は、何度だって取り戻せる。


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“成果主義ってのはルーチンワークをとことん軽視するから、ヤマっ気が強くて自己アピールのことしか考えてなくて声がデカい(つまり嫌な奴だ)の以外の得にはならんよね。世の中の大半は「誰でも出来ること」を「休まず遅れず」してくれる人で成り立っているのに、そういう人はゴミクズ扱い。”

“成果主義ってのはルーチンワークをとことん軽視するから、ヤマっ気が強くて自己アピールのことしか考えてなくて声がデカい(つまり嫌な奴だ)の以外の得にはならんよね。世の中の大半は「誰でも出来ること」を「休まず遅れず」してくれる人で成り立っているのに、そういう人はゴミクズ扱い。”


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“深海生物を「神が趣味で作ったが嫁に見つかると怒られるから、こっそり隠してある品々」と表現した人のセンス”

“深海生物を「神が趣味で作ったが嫁に見つかると怒られるから、こっそり隠してある品々」と表現した人のセンス”


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“Waldeinsamkeit(ヴァルトアインザームカイト) 森の中で一人、自然と交流するときのゆったりとした孤独感。ドイツ語”

“Waldeinsamkeit(ヴァルトアインザームカイト) 森の中で一人、自然と交流するときのゆったりとした孤独感。ドイツ語”


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“手洗いうがいも大事なんだけど、20分おきになんでもいいので飲み物を飲んで下さい。インフルウイルスがノドの粘膜に吸着して感染するので、その前に飲み物で胃に落としてウイルスを殺しましょう。”

“手洗いうがいも大事なんだけど、20分おきになんでもいいので飲み物を飲んで下さい。インフルウイルスがノドの粘膜に吸着して感染するので、その前に飲み物で胃に落としてウイルスを殺しましょう。”


あとは手洗いするか、手袋をつけるか、ですかね。

無意識のうちに鼻のあたりとか口のあたり、つまり気道・食堂に通じる粘膜部分に

指を持っていってしまっていることが多いと思います。


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“問題の原因や解決案をすぐ探らない。 まずそれが (1)今回一回きりのものか (2)今後同じように繰り返すものか (3)今後拡大してゆく最初のものか 問題タイプを見極めることが先。”

“問題の原因や解決案をすぐ探らない。
まずそれが 
(1)今回一回きりのものか 
(2)今後同じように繰り返すものか 
(3)今後拡大してゆく最初のものか 
問題タイプを見極めることが先。”


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“99%のまともで常識的な人間を前提にシステムを作ると、1%のキチガイやクレーマーが大暴れしてシステムを機能不全にして、全員が不幸になる。 1%のキチガイやクレーマーを前提にシステムを作ると、煩雑で回りくどく予防線に満ちた糞すぎるルールが完成し、やはり全員が不幸になる。”

“99%のまともで常識的な人間を前提にシステムを作ると、1%のキチガイやクレーマーが大暴れしてシステムを機能不全にして、全員が不幸になる。 1%のキチガイやクレーマーを前提にシステムを作ると、煩雑で回りくどく予防線に満ちた糞すぎるルールが完成し、やはり全員が不幸になる。”


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宇宙開発、軍事、資本主義

宇宙に向けてロケットを送り込んでいる

GPSの精度が向上するなどという


原子力がだめなら

宇宙空間だとか


そのうち困った事態が明るみに出るだろう


スパコンでも困った事態が発生


未開発のフロンティアを求めるとして

深海よりは宇宙が良いのだろう

領海が問題になる


しかしながら、資本主義的資源収奪のフロンティアとして

何かもっと深い考えがあっても良さそうだと思うのだがどうだろう

宇宙空間は所詮真空ではないか


発電して電力を地球に送ると言っても

それなら地上で発電しても十分ではないかと思うけれども


ーーー

原発の二の舞い


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ミサイルを撃ち落とさないのはなぜなのか すべての人が知っている

一方で実際にミサイルが飛んでいて

また一方ではミサイルを撃ち落とす武器を大金を払って購入している


それなのにミサイルを撃ち落とさないのはなぜなのか

すべての人が知っているという

おかしな現実


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「生徒の準備ができたときに、教師は現れる」

「生徒の準備ができたときに、教師は現れる」


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優秀な人材はどこに埋もれているのか

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社会が混乱期を脱出して安定期に入ると

次第に富裕層と貧困層、支配層と被支配層、権力側と納税者に分化してゆく

富裕な支配層は現状を固定化しようと画策する

まず教育を無力化しようとする

そして自分たちの子供だけはきちんと教育しようとする


しかし無力な教育では次世代は厳しい国際情勢に対処できない

外交、軍事、経済、オピニオンの発信、いずれにおいても遅れを取ってしまう

きちんと教育したいはずの自分たちの子供は

何も吸収してくれない頭脳である場合もある

仕方がないので、自分たちの遺伝子ではない優秀な人たちを

自分たちの階層に取り込んでゆく


一方で、教育を充実させると

貧困はなぜ固定化するのかを分析するものが現れ

それは現状の社会を変革する動因になると言われる


しかしそれには富裕層は対策を持っていて

優れた人間を自分たちの内部に取り込んでしまう

組織の中に、また血縁の中に取り込む


血縁の中に取り込むというのは

結局自分たちの遺伝子が薄くなることを意味するし、

養子の場合には極端に言えば、自分たちの遺伝子は中心部に残さず、

権力と富の周辺部に残すということで妥協するのだが

何世代家を経過すれば、別の人たちが支配層に就いているだろう

それでもいいと思うのは、結局、自分たちが生きている間だけ裕福ならいいという考えなのだろう

実際、自分たちが死んだあとの支配層がどうなっていようと

たいして関心はないだろう


階級闘争の現実は富裕対貧困、資本対労働という側面もあり、
下部構造の変革が上部構造の必然的な変革として結果するという面があるけれども

(例えば社会と経済の発展とキリスト教の発展をそのように関係づけることができる)

一方では富裕階級が自分たちの富裕さを維持できる才能のある子供を育てられないことが

しばしば発生するのであって

そして逆に、貧困層の中から、優秀な人材が突然変異的に発生する

という事情がある


この突然変異的な人間の発生率はどの程度かと言えば、

実は小さくないと考えられる

だめな教育をしても突然変異なので発達を止めることもできない


つまり、現支配層が優秀な遺伝子であり、現被支配層が優秀ではない遺伝子であったとして、

次世代がどうなるかは、案外不安定なものだと思われる


遺伝子の世代継続性よりも、

突然変異による有利な形質の発生が優位となる事情がある


だからこそ試験制度をいじりたくなる

つまり金持ちが入学しやすくする


現在でも十分に金持ちが入学しやすいのだけれど

その制度の中でもついていけないくらい支配層の子供は資質が低下しているので

制度をもっといじる必要があるらしい


しかしそのことは、前にも書いたように、国際競争力を弱くしてしまう

支配層は自分たちの優位を維持しながら、外交、軍事、経済、倫理をリードしていかなければならないので

相当に困難である


おおよそ3世代か4世代経つうちに

遺伝子は入れ替わっていることになるだろう


この場合、遺伝子は自分を残す確率を最大化するように戦略を選択していると

擬人的に言われるのであるが

(実際には逆で、進化論的にはいろいろな戦略の中で、

自分の遺伝子の生き残りを最大化するような戦略を取った遺伝子が

生き残りを最大化しているというトートロジー的な言い方になってしまう

つまり何も言明していないようなものだ)

人間の現代文明社会ではそうでもないらしい


現在の日本は、明治以来の追いつけ追い越せタイプの富国強兵路線は

バブルで終わってしまい、必然的に求められる能力も変化し、

アメリカで生み出されているような新しいアイディアを

生み出す才能が必要だと議論されているのであるが

本質はそんなところにはなく

支配層がぼんくらな子供を守っているだけだとも見える


真に優秀な人にポストを譲り権力を与えれば

新しい力も湧いてくるのではないかと思う


権力者の二代目、三代目、四代目が、瑣末な問題を議論している(あるいは議論をしているふりをして

マスコミと共同で演技している)間に

日本はどんどんガラパゴスになった


優秀な人はアメリカに行ってそのままアメリカにとどまった


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