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農村共同体や会社共同体が崩壊したあと何があるのか

"政治の右傾化の背景には、農村共同体や会社共同体が崩壊し、経済成長神話も失われた今日、帰属集団を失った人々の間で国や政府、伝統といったものが唯一の「頼れる対象」になっているという面があることは否定できない。しかし、そうした不安につけ込むような形で、日本会議のような、不安を煽り、復古主義的な価値の復活を目論む政治運動が盛り上がりを見せていることも事実だ。

 米・モンタナ州立大学准教授で、フェミニストの立場から日本会議の研究を続けている山口智美氏によると、日本会議は現在、神社本庁を中心とする多くの宗教団体を傘下に抱え、日本の保守運動を統合するような立場にあるといってもいいという。その構成員は人数的には決して多くはないが、報道などによると安倍首相をはじめ、麻生財務相、有村行革担当相ら安倍内閣の多くの閣僚が日本会議国会議員懇談会のメンバーであったり、日本会議からの支援を受けているという。前々回の番組で自民党内で唯一集団的自衛権の行使に反対をしている村上誠一郎衆院議員が指摘する「自民党の保守化、右傾化」の背景に日本会議の存在と、安倍政権と日本会議の近い関係があることはまちがいないと、山口氏は言う。

 そして、こうした日本の保守運動が盛り上がるきっかけとなったできごとが、従軍慰安婦問題と夫婦別姓問題だったと山口氏は指摘する。1996年に当時の法制審議会が選択的夫婦別姓を含む民法改正の提言をまとめた際、これに強い危機感を抱いた保守層が、当時勢いを増していた日本のフェミニズム運動に対する「バックラッシュ」と呼ばれる反撃を開始したことが、一連の保守運動の源泉になっていると山口氏は解説する。

 その背景にあるのは「男女共同参画」の名で始まった女性の社会進出が、保守層の危機感に火をつけた側面があるという。保守派にとって美しい日本と幸せな家族像は一体であり、夫婦別姓もそれを破壊する一因と考えられているのだ。

 とはいえ現在導入が検討されている夫婦別姓案は、あくまで選択的別姓という、別姓を希望する人はそれを選べるというものであり、結婚したすべての人が別姓になるわけではない。また、既に家制度や家父長制度が存在しない今、姓が異なるだけで結婚が破壊されるという考え方はやや極論にも思えるし、別姓になると離婚がより容易になるので好ましくない、という主張にいたっては、実際は別れたいが、姓の変更が大変なので嫌々でも婚姻関係を続けることを強いられることを肯定していると受け取ることもでき、かなり無理がある。

 その一方で、現行の夫婦同姓制度は96%が妻が夫の姓に合わせていることから、事実上、女性が姓を変えることを強いる制度となっている。これはキャリアを積んできた女性にとっては社会的に不利になるばかりか、生まれたときに親から授かった姓名という自身のアイデンティティにも関わる重大な問題でもある。"

"「政治の右傾化の背景には、農村共同体や会社共同体が崩壊し、経済成長神話も失われた今日、帰属集団を失った人々の間で国や政府、伝統といったものが唯一の「頼れる対象」になっているという面があることは否定できない。」という部分は疑問である。地縁血縁共同体が崩壊した後で、ネットの中に、孤独な人々の共同体が形成されるが、その部分については政治は意見として拾い上げることができていない。たぶん、ほぼどのような少数意見も、ネットの中では仲間を見つけることができるだろう。しかしそれが人格を支える共同体となり得ているわけではない。"

"組合運動などが下火になり、適正な分配を求める社会的運動がなくなっていることが、新自由主義的運動を加速しており、一方で、グローバル資本主義がアメリカ流の分配をしない資本者気を後押ししている。中流層が分解したことで自分たちの立場を力に変換できない下層階級の人々が増えた。政治と切れてしまった人たちである。"

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 7月8日、千葉地裁で「懲役3年、執行猶予5年」と下された判決は、宮本浩二・被告(仮名・93歳)が当時83歳の妻に対する「嘱託殺人未遂(妻の死亡後、嘱託殺人に訴因変更)」に関するものだった。昨年11月8日、痛み止めの薬も効かず苦しむ妻を見かねて夫が手をかけたのだが、死ぬ間際まで夫妻は仲睦まじかった。  太平洋戦争で南方戦線に従軍した経験を持つ宮本被告は終戦後、都内で靴職人として働き始める。妻と出会ったのは当時の職場だった。1952年に結婚、3人の子供にも恵まれた。悲劇の現場となった自宅には20数年前に移

" 7月8日、千葉地裁で「懲役3年、執行猶予5年」と下された判決は、宮本浩二・被告(仮名・93歳)が当時83歳の妻に対する「嘱託殺人未遂(妻の死亡後、嘱託殺人に訴因変更)」に関するものだった。昨年11月8日、痛み止めの薬も効かず苦しむ妻を見かねて夫が手をかけたのだが、死ぬ間際まで夫妻は仲睦まじかった。

 太平洋戦争で南方戦線に従軍した経験を持つ宮本被告は終戦後、都内で靴職人として働き始める。妻と出会ったのは当時の職場だった。1952年に結婚、3人の子供にも恵まれた。悲劇の現場となった自宅には20数年前に移り住み、近年は夫婦2人きりで生活していた。

 近隣住民は仲睦まじい2人の姿をたびたび目にしていた。

「定年後も旦那さんは警備員の仕事などを続けていた。少し前までは庭の手入れをしたり、知人に借りた畑で野菜を作ったりと、寡黙だけど精力的に働いていました。一方の奥さんは、スーパーで会うと、『元気? 会えて良かったわ』なんて明るく声を掛けてくれる朗らかで上品な佇まいの人でした。寄り添いながら2人で仲良く歩いている姿をよく見かけました」(近隣女性)

 妻にとって宮本被告は「自慢の夫」だったという。近くで定期的に開かれる障害者団体主催のバザーに欠かさず顔を出していた夫のことを「うちの人は本当に優しい」と満面の笑みを浮かべながら話す姿を複数の住民が覚えている。

 そんな2人の生活が一変したのは約2年前、妻の足腰の衰えが顕著になってからだった。以降、妻の姿を目にした住民はほとんどいない。

「事件が起きて初めて旦那さんが介護に追われていたことを知った。奥さんの姿を見なくなってから、旦那さんが1人で自転車に乗ってスーパーへ買い物に行く姿が目立つようになったので不思議に思っていたのですが……」(近隣男性)

 公判では、妻が介護サービスを受けるのを嫌がっていたという証言もあったが、その真意を事件前、妻は友人にこう話していた。

「私より助けが必要な人がいるはず」

 事件当日、廊下で転倒した妻から「もう痛みに耐えられない。何もできない、苦しいだけ。殺してほしい」と懇願された。

“もう断われない”──。

 宮本被告は決心した。その日の夜、妻に添い寝をした。出会った頃に遡り、新婚生活、子供が生まれた時のことなど、楽しかった思い出を妻に語り続けた。その時の様子を宮本被告は公判でこう語っている。

「妻はニコニコしていた。とても綺麗だった」

 60年分の思い出話を語り終えた後、被告はネクタイを手に取った──。

 検察から懲役5年を求刑された時にはこう答えた。

「私がしっかりした男だったら(もっと)上手な対応を取ったと思う。今でも妻を愛しています」

 判決後、裁判官は被告に優しく語りかけた。

「奥さんが悲しまないよう、穏やかな日々をお過ごしになることを願っています」"



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(阿川佐和子さんが、デーモン小暮閣下にインタビューしたときのエピソードです。「ヘヴィメタ」という音楽を「ロックの一種とは認識していたが、どんなロックかチンプンカンプンだった」という阿川さんは、思い切って、「単刀直入にデーモン閣下に直接聞いてみた」そうです)【こうして(スタッフとの)打ち合わせ通り、私はご本人を前にして、できるだけ失礼にならないよう気をつけながら、質問してみました。「あの、ヘヴィメタって、なんですか」 すると、驚きましたよ。デーモン閣下は親切! しかも説明がお上手! 私のようなロックシロウト

(阿川佐和子さんが、デーモン小暮閣下にインタビューしたときのエピソードです。「ヘヴィメタ」という音楽を「ロックの一種とは認識していたが、どんなロックかチンプンカンプンだった」という阿川さんは、思い切って、「単刀直入にデーモン閣下に直接聞いてみた」そうです)【こうして(スタッフとの)打ち合わせ通り、私はご本人を前にして、できるだけ失礼にならないよう気をつけながら、質問してみました。「あの、ヘヴィメタって、なんですか」 すると、驚きましたよ。デーモン閣下は親切! しかも説明がお上手! 私のようなロックシロウト相手に、それはわかりやすく教えてくださったのです。「ハハハ。ロックというのは、わかりますね?」 最初に私に優しく断りを入れてから、こんなふうに話してくださいました。「ロックがいろいろな枝葉に分かれていく中で、速さと激しさを追求したものをハードロックというんですね。♪ガンガンガンガン、ガガーンガンガーンガーン、タターンターンタ、バーンバーンバーンっていう感じ」「ほうほう」「じゃ、速くて激しければ全部ハードロックなのかというと、そうではなくて。そこからまた枝葉が分かれていって。速くて激しいけれど、ドラマティックであったり、仰々しい決めごとを取り入れる。たとえばクラシック音楽のワンフレーズを持ってきて、あるポイントに来たら全員がちゃんと、♪ダダダダーンみたいにベートーヴェンの『運命』のメロディをぴったり合わせる。そういうのを様式美というんですけどね」「はあ~」「簡単に言うと、様式美の要素を入れないと、ヘヴィメタルとは認定されないんです。ハードロックに様式美を持ち込むと、それがヘヴィメタルになるというわけ」「そうかあ。ヘヴィメタって知的なんだ。もっとハチャメチャな音楽かと思ってた」「ハチャメチャなのはパンク。速くて激しいけれど、♪うまく歌ったってしょうがないじゃーん。上手に歌うことになんの意味があるんだ~。ってのがパンク。だけど、ヘヴィメタルは上手じゃないと駄目なの」 これは開眼でした。ロックにそういう区分けがされていたとは初耳です。確かにその前夜、「聖飢魔II」のCDを聴いて、驚いたのです。閣下は歌がうまかった。その上手な歌を聴いているうちに、もう一つ、疑問に思ったことがありました。まるで優秀な家庭教師のように教え方が上手な閣下の優しさに付け込んで、私はさらに質問します。「CDを聴いていて思ったんですが、こうしてお話ししているデーモン閣下はものすごく低温のダミ声なのに、歌を歌っているときの閣下の声は、ボーイソプラノのように高くないですか? どうしてなの?」 すると、この質問にも明快な答えが返ってきたのです。「それはね、理由があるんです。あれだけの轟音で演奏している中で、低い声で歌うとぜんぜん聞こえないんですよ。高くないと声が通らないから、だからヘヴィメタのボーカルはみんな、必然的に高い声で歌うようになったんです」 いかがですか。聞いてみるものですよねえ。こんな基本的な質問をしたら怒られるかと思って遠慮してしまった過去の数々のインタビューが、悔やまれるばかり。もちろん。お相手を選んで、「話してくれそうかなあ」と判断する必要はありますが、それにしても、「みんなが知っているふりして、実はあんまり知られていないこと」というものは、世の中にたくさん溢れているのです。そして、その根源的な質問をしてみると、ご本人が思いの外、喜んで解説してくださるケースはあるものです。】

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東京は小雨、ときどき強い雨、そして横殴りの風 アーケードの小さな屋根では間に合わず歩いていると雨に濡れてしまう 街全体が熱を奪われてすっぽりとクーラーの中に入っているような気分 気候が突然変化して秋に向かっていることを反映して 睡眠が浅くなっているのかもしれない 夢を続けて見るようになった 不思議なような、つまらないような、 体験の芯としては未消化な気持ちの残る夢 現実の生活もこの夢と見合っていて 現実は夢以上でもないし夢以下でもない その夢の細部の事情、ある種の地理関係は、いつものもののようで 全

"東京は小雨、ときどき強い雨、そして横殴りの風
アーケードの小さな屋根では間に合わず歩いていると雨に濡れてしまう
街全体が熱を奪われてすっぽりとクーラーの中に入っているような気分

気候が突然変化して秋に向かっていることを反映して
睡眠が浅くなっているのかもしれない
夢を続けて見るようになった

不思議なような、つまらないような、
体験の芯としては未消化な気持ちの残る夢
現実の生活もこの夢と見合っていて
現実は夢以上でもないし夢以下でもない

その夢の細部の事情、ある種の地理関係は、いつものもののようで
全く架空のものだけれども、私の夢の中では前提となっているようだ

夏の間の億劫さが残っているのか
期限が迫っているものもあるのだけれども着手する気になれない
いつもと違うことをするのにとても抵抗がある

机に向かっていすに座る、それだけでもなんだか疲れる
ソファに横になって音だけを聞いている
そんなことも多い
そういえば祖父はこんな風だったかなと思い出している
"

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こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。あなたたち大人のみなさんにも、ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をしてきました。  今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自

こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。あなたたち大人のみなさんにも、ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をしてきました。

 今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。

 私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。

 太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

 私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?あなたたちは、私ぐらいの歳のときに、そんなことを心配したことがありますか。

 こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのになにをしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたたち大人にも知ってほしいんです。あなたたちもよい解決法なんてもっていないっていうことを。オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう

 死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう。

 どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。

 ここでは、あなたたちは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でもほんとうは、あなたたちもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなたたちのだれもが、だれかの子どもなんです。

 私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、じつは3千万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私はこわい。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私はおそれません。

 私の国でのむだづかいはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富をわかちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。

 カナダの私たちは十分な食べものと水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。

 2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。

 「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べものと、着るものと、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」

 家もなにもないひとりの子どもが、わかちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。

 これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの歳だということが、私の頭をはなれません。どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。私がリオの貧民街に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドで物乞いをしていたかもしれないんです。

 もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどそのことを知っています。

 学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、

* 争いをしないこと 
* 話しあいで解決すること 
* 他人を尊重すること 
* ちらかしたら自分でかたづけること 
* ほかの生き物をむやみに傷つけないこと 
* わかちあうこと 
* そして欲ばらないこと

 ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。

 なぜあなたたちが今こうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。そしていったいだれのためにやっているのか。それはあなたたちの子ども、つまり私たちのためです。みなさんはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。

 親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。

 父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたたち大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、いわせてください。もしそのことばがほんとうなら、どうか、ほんとうだということを行動でしめしてください。

 最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。


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ハチドリのひとしずく 森が燃えていました 森の生き物たちは われさきにと 逃げて いきました でもクリキンディという名のハチドリだけは 行ったり来たり 口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます 動物たちはそれを見て 「そんなことをして いったい何になるんだ」と笑います クリキンディはこう答えました 「私は、私にできることをしているだけ」 ご紹介したこの短い物語には大きなメッセージが込められています。 クリキンディはハチドリという小さな体ながら大きな勇気をもっているように感じられま

ハチドリのひとしずく 

森が燃えていました
森の生き物たちは われさきにと 逃げて いきました
でもクリキンディという名のハチドリだけは 行ったり来たり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちはそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」と笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
ご紹介したこの短い物語には大きなメッセージが込められています。
クリキンディはハチドリという小さな体ながら大きな勇気をもっているように感じられます。
そして他の動物たちは臆病者で、自分さえよければいいといった卑怯者のように感じられます。
でも、動物たちが火事を消そうともせずに逃げ出してしまった本当の理由は
何だったのでしょうか・・・?
大きな体で力持ちのクマは幼い子グマを守るために避難したのかもしれません。
足の速いジャガーは後ろ足を使って火に砂をかけることに気づかなかっただけかもしれません。
雨を呼ぶことの出来る”雨ふり鳥”は自分たちの降らせる雨が火を消すことができる事を
知らなかったのかもしれません。
クリキンディは伝えてくれているのです。
他の人を非難したり、怒りや惜しみや妬みに身を任せる暇があったら
自分の出来ること、自分にも出来ることを淡々とやっていこうよ と。
クリキンディは伝えてくれているのです。
私たちはあまりに大きな問題や困難や力に取り巻かれてしまう時、それを考えるだけで
気が遠くなってしまったり
あきらめや無力感に心を支配されてしまいますが、どんな困難な中にいても
私たち一人一人には「出来ること」が必ずあるんだよ と。
クリキンディは教えてくれているのでしょう。
あの燃えていた森はこの世の中を覆っている闇の事かもしれないと、
戦争、飢餓、貧困、差別 そして環境破壊・・・・・この世の中は大変な問題でいっぱいです。
でももっと大きな問題は、これらの事に対して
「自分に問題を解決する力なんて無い」とか「そんな事をして何になるんだろう」と
大切な事柄や行いに目をつぶってしまうことです。
私たち一人一人は ちいさなハチドリの力に過ぎないかもしれませんが、
この無力感やあきらめを吹き払い、しっかりと目を開き 問題と向き合い、
「わたしにできること」について考え、行動し、それらを積み重ねてゆくことができるとしたら
燃えている森の「火」を消す力にだってなれるかもしれません。
さて、物語の中のあの森は その後 どうなったのでしょう?
燃え尽きて なくなってしまったのでしょうか? それとも・・・・・
さぁ この物語の続きは
あなた自身が描いてください



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アメリカ政府は国際法に縛られない アメリカ政府は国際法の上位に位置する アメリカ政府は国連議決に縛られない。 アメリカ政府は他国首脳に対して盗聴しても当然である。悲劇を未然に防ぐ為である。 アメリカグローバル企業は他国の主権の上位に存在する グローバル企業が各国の政府と訴訟関係になった時は、アメリカが判決を下す そしてアメリカ政府は必要があれば果敢に直接に行動する。

"アメリカ政府は国際法に縛られない
アメリカ政府は国際法の上位に位置する
アメリカ政府は国連議決に縛られない。
アメリカ政府は他国首脳に対して盗聴しても当然である。悲劇を未然に防ぐ為である。

アメリカグローバル企業は他国の主権の上位に存在する
グローバル企業が各国の政府と訴訟関係になった時は、アメリカが判決を下す

そしてアメリカ政府は必要があれば果敢に直接に行動する。"

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カメラで見えなくなってしまうものと 肉眼で見えなくなってしまうものと 両方があると思う そして、カメラでも、肉眼でも、見えないものがある

"カメラで見えなくなってしまうものと
肉眼で見えなくなってしまうものと
両方があると思う

そして、カメラでも、肉眼でも、見えないものがある"

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新築マンションの広さと価格の年度別変動

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23区のマンション価格は年収の約9倍

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少し鬱屈した感じで、晴れ晴れとすることはなく、生きてゆく それでいいような気がする

"少し鬱屈した感じで、晴れ晴れとすることはなく、生きてゆく
それでいいような気がする"

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台風の影響なのか、今朝は急に涼しくなった 台風15号はいま山口県のあたり 九州では大きな被害 風速30-50m/s 猛烈な雨 宇宙飛行士とかロケットとかニュースで流している一方で 毎年のように大被害で、いつも体育館に避難

"台風の影響なのか、今朝は急に涼しくなった
台風15号はいま山口県のあたり
九州では大きな被害
風速30-50m/s
猛烈な雨
宇宙飛行士とかロケットとかニュースで流している一方で
毎年のように大被害で、いつも体育館に避難
"

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謙虚に、優しく、辛抱強く、愛する

"謙虚に、優しく、辛抱強く、愛する"

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防犯カメラをさらに増設し、監視社会の精度と密度を上げたい警察

防犯カメラをさらに増設し、監視社会の精度と密度を上げたい警察

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PCもテレビも、ハードディスクはいつも満杯である。 新しいハードディスクを買うのであるがすぐに満杯になる。 必要のないものを捨てることができないのは一種の性格の障害だと思う。 田舎の広い土地があれば問題ないが、東京のように土地の値段が高い場所では大いに問題である。 分かっているのだけれども、なかなか捨てられず、 録画したテレビ番組もどんどん溜まっていく。

"PCもテレビも、ハードディスクはいつも満杯である。
新しいハードディスクを買うのであるがすぐに満杯になる。
必要のないものを捨てることができないのは一種の性格の障害だと思う。
田舎の広い土地があれば問題ないが、東京のように土地の値段が高い場所では大いに問題である。
分かっているのだけれども、なかなか捨てられず、
録画したテレビ番組もどんどん溜まっていく。"

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成長主義的資本主義は定期的な戦争を必要としている。 ピューリタニズムと資本主義とか言いながら、景気停滞期を打破するためにいつも戦争に頼ってきた。 戦争を巨大な公共事業と考えて良いのだろうか。 あるいは収奪のシステムと考えて良いのだろうか。 たぶん、後者だろう。 成長主義的資本主義は、フロンティアか、敗戦国を必然的前提としているのだろうと思う。

"成長主義的資本主義は定期的な戦争を必要としている。
ピューリタニズムと資本主義とか言いながら、景気停滞期を打破するためにいつも戦争に頼ってきた。
戦争を巨大な公共事業と考えて良いのだろうか。
あるいは収奪のシステムと考えて良いのだろうか。
たぶん、後者だろう。
成長主義的資本主義は、フロンティアか、敗戦国を必然的前提としているのだろうと思う。

有力な別のビジョンはいつか突然出現するだろうと期待する。"



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ガルトゥング博士が1958年に提唱した「積極的平和(ポジティブピース)」とは、〈単に戦争がない状態を消極的平和と呼び、社会正義が果たされて飢餓や貧困もなくなった状態を積極的平和と呼んだ〉ことから生まれた概念だ

ガルトゥング博士が1958年に提唱した「積極的平和(ポジティブピース)」とは、〈単に戦争がない状態を消極的平和と呼び、社会正義が果たされて飢餓や貧困もなくなった状態を積極的平和と呼んだ〉ことから生まれた概念だ(児玉克哉、中西久枝、佐藤安信『はじめて出会う平和学』有斐閣)。

 そもそもガルトゥング博士は、1950年代後半に20代という若さで国際平和研究所を設立。当時、平和研究の分野では、おもにアメリカが冷戦状況から米ソ核戦争を回避させる研究が進んでいたが、ガルトゥング博士は〈北欧から見れば、むしろ、五〇年代、六〇年代に生まれてきたアジア・アフリカの新しい国の貧困という惨憺たる状態を生み出す国際構造を研究しない限り、国際平和を研究したことにならない〉と考え、〈まったく違ったスタンスで、研究をはじめ〉たという(高柳先男『戦争を知るための平和学入門』筑摩書房)。

 つまり、平和について考える際、核軍拡にフォーカスした議論では飢餓や貧困といった開発途上国の問題は軽んじられてしまう。こうしたなかで、ガルトゥング博士は「積極的平和」という概念を提唱した。これが新しかったのは、さらに〈暴力の概念を、直接的暴力と構造的暴力とに分け、戦争を直接的暴力に、飢餓や貧困を構造的暴力に位置づけた〉ことだった。このガルトゥング博士の概念により、平和学は核軍縮や戦争の問題にとどまることなく、〈不平等や経済的不公平、社会的不正などといったものにまで、アプローチすべきものという認識が確立〉されることになったのだ(前出『はじめて出会う平和学』)。そのため平和学は、環境問題、ジェンダー問題、人権の抑圧、経済の問題など、さまざまな研究領域を含むことになった。

 戦争をなくすだけでなく、人が貧困や抑圧といった暴力を受けない状態を目指すこと。これこそが正しい意味での「積極的平和主義」だ。



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美術館のページを見ていて 何個かクリックしたりする ゴッホもピカソも自分の作品の写真がこんなにも多くの人に多くの回数クリックされるとは 思っていなかっただろうと思う。 なぜだか昔昔の西武美術館のジャクソン・ポロック展のことなど思い出していた。 またパリを歩いた日のことを思い出していた。オルセーへの道。 あるいはまた、ローマを歩いて地下鉄は停止し、 道には銃を持った兵士があちこちに張り付いていたことなど思い出した。

"美術館のページを見ていて
何個かクリックしたりする

ゴッホもピカソも自分の作品の写真がこんなにも多くの人に多くの回数クリックされるとは
思っていなかっただろうと思う。

なぜだか昔昔の西武美術館のジャクソン・ポロック展のことなど思い出していた。
またパリを歩いた日のことを思い出していた。オルセーへの道。
あるいはまた、ローマを歩いて地下鉄は停止し、
道には銃を持った兵士があちこちに張り付いていたことなど思い出した。
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生きがいとかやりがいとか煩わしいことだ 人生は無駄に過ごすので充分

"生きがいとかやりがいとか煩わしいことだ
人生は無駄に過ごすので充分"

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森の奥、小さな湖のほとり、リクライニングいすを出して、 うとうとするでもなく、考えるでもなく、時を過ごす 酸素がたくさんの空気のようで呼吸が楽だと感じている

"森の奥、小さな湖のほとり、リクライニングいすを出して、
うとうとするでもなく、考えるでもなく、時を過ごす
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自民党の右旋回の背景とそれが止まらない理由

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台風。石垣島で最大瞬間風速71m/s。しかも激しい雨。

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犯罪報道は権力との摩擦を生まない安全でかつ商売になるネタ

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