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"私、企業の実験を数社でやったんですけれども、本社で週2日、定時退社という。 退社という。 課長以下それぞれが次の週、いつ定時退社かをみんなで決めると。 これだけなんです。 全員同じ日ではなく、自分が定時で帰りたい日、帰れる日を決める。 ここがすごく大事なんですけれども、そうすると、どういうことが起きるかというと、毎日誰か定時で早く帰る人がいるんですよね。 ですから、会議とか打ち合わせとかは所定労働時間、決めた日はちゃんと定時で帰れるように段取り組まなきゃいけないんです。 これだけやると、2か月たつと残業

"私、企業の実験を数社でやったんですけれども、本社で週2日、定時退社という。
退社という。
課長以下それぞれが次の週、いつ定時退社かをみんなで決めると。
これだけなんです。
全員同じ日ではなく、自分が定時で帰りたい日、帰れる日を決める。
ここがすごく大事なんですけれども、そうすると、どういうことが起きるかというと、毎日誰か定時で早く帰る人がいるんですよね。
ですから、会議とか打ち合わせとかは所定労働時間、決めた日はちゃんと定時で帰れるように段取り組まなきゃいけないんです。
これだけやると、2か月たつと残業減るんです。
つまり週2日定時退社しなきゃいけないという制約があることによって、時間の使い方を考える、これがすごく大事。
時間意識が高まる、これがすごく大事なんですね。"


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"日本政治の右傾化傾向はすでに20年前から始まっている。言い換えると、安倍の右翼的な政策はここ何十年かにわたって日本の政治を変容させてきた右傾化傾向の一部(それが重要な一部であるにせよ)に過ぎない。安倍が政権にある間に日本をさらに日本を右傾化させるにせよ、しないにせよ、この右傾化傾向は彼によって始められたものではなく、彼が退場すれば終るというものでもない。そのことが重要なのである。"

"日本政治の右傾化傾向はすでに20年前から始まっている。言い換えると、安倍の右翼的な政策はここ何十年かにわたって日本の政治を変容させてきた右傾化傾向の一部(それが重要な一部であるにせよ)に過ぎない。安倍が政権にある間に日本をさらに日本を右傾化させるにせよ、しないにせよ、この右傾化傾向は彼によって始められたものではなく、彼が退場すれば終るというものでもない。そのことが重要なのである。"

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“決めることによって、あなたのエネルギーが動くのです。決めることも行動です。何も決めない、優柔不断ということは、あなたのエネルギーが動かず、どんどんフラストレーションがたまるのです。何を選択しても必要な経験があるだけですので、選択をしてください”

“決めることによって、あなたのエネルギーが動くのです。決めることも行動です。何も決めない、優柔不断ということは、あなたのエネルギーが動かず、どんどんフラストレーションがたまるのです。何を選択しても必要な経験があるだけですので、選択をしてください”

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恋愛、結婚や出産といった、人生のターニングポイントになり得る、リスキーですらある幸せが目の前にある時に「私は可愛いから」「私は可愛くなるための努力をしたから」といった自意識は、ふとした瞬間に「可愛くなる努力をし続けなければ幸せは逃げていく」「綺麗じゃなければ人に愛されない」という不安に裏返りかねない。

恋愛、結婚や出産といった、人生のターニングポイントになり得る、リスキーですらある幸せが目の前にある時に「私は可愛いから」「私は可愛くなるための努力をしたから」といった自意識は、ふとした瞬間に「可愛くなる努力をし続けなければ幸せは逃げていく」「綺麗じゃなければ人に愛されない」という不安に裏返りかねない。

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「女はいつまでも美しく」なんてもう、強迫性神経障害みたいなものじゃないですか。

「女はいつまでも美しく」なんてもう、強迫性神経障害みたいなものじゃないですか。

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“ 「英語で苦労したことはありますか?」という質問に 「私は英語で苦労したことは一度もない」と答える教授。 はっきり言うが、利根川先生の英語はお世辞にも上手とはいえない。 アメリカに40年以上住んでるのに、発音は日本人発音のままだし、単語だって出てこなかったりする。 正直、私のほうが英語はうまい、とそこにいた日本人の多くが思ったに違いない。 でもその我々は「英語で苦労してる」とか、 さらには「こんな英語しかしゃべれなくて恥ずかしいー」とか思っているが、 利根川先生はそんなこと露にも思ってないのだ。 「

「英語で苦労したことはありますか?」という質問に
「私は英語で苦労したことは一度もない」と答える教授。

はっきり言うが、利根川先生の英語はお世辞にも上手とはいえない。
アメリカに40年以上住んでるのに、発音は日本人発音のままだし、単語だって出てこなかったりする。
正直、私のほうが英語はうまい、とそこにいた日本人の多くが思ったに違いない。

でもその我々は「英語で苦労してる」とか、
さらには「こんな英語しかしゃべれなくて恥ずかしいー」とか思っているが、
利根川先生はそんなこと露にも思ってないのだ。
「だって、通じなければ何度も言えばいいことだし、
通じなくても構わない相手なら通じなくてもいいし、
そうでなければ通じないで困るのは相手じゃないか」



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“ 「もう今年の夏は満喫したかね」公園のベンチでランチをしていた私に突然話しかけて来たのは、真夏にも関わらず厚手のスーツを着こなした初老の紳士だった。私がポカンとしている間に、老人は颯爽とした振る舞いで隣に座ってしまった。この強い日差しの中、特に暑がる様子もなく涼しい笑顔を私に向けて答えを待っている。どうせ携帯でも見て昼休憩の残り時間を過ごすだけだったし、私はこの老人に少し付き合うことにした。 「先週は海に行って、今週末はみんなと花火を観に行きます。でもさすがにここまで真夏日が続くとバテちゃいますね」

「もう今年の夏は満喫したかね」公園のベンチでランチをしていた私に突然話しかけて来たのは、真夏にも関わらず厚手のスーツを着こなした初老の紳士だった。私がポカンとしている間に、老人は颯爽とした振る舞いで隣に座ってしまった。この強い日差しの中、特に暑がる様子もなく涼しい笑顔を私に向けて答えを待っている。どうせ携帯でも見て昼休憩の残り時間を過ごすだけだったし、私はこの老人に少し付き合うことにした。


「先週は海に行って、今週末はみんなと花火を観に行きます。でもさすがにここまで真夏日が続くとバテちゃいますね」老人はそれを聞いて大きく頷き「そうですか、ではやはりそろそろですね」と呟いた。私はその返答が気になった。私が夏休み中では無いことは見た目ですぐに分かる。そろそろとは一体なんだろう。既に立ち上がってどこかに行こうとしている老人に「そろそろってどういうことですか?」と思い切って聞いてみた。すると老人は半分だけ振り返ってこう言った。


「今、私は秋を運んでいるんです。日本は四季があるから絶妙なタイミングを探さないといけない。特に夏から秋は様々な感情が入り乱れていて毎年悩むんですよ。でもあなたの言う通り、そろそろだと感じています」そのまま老人は階段を登っていった。変な人だったなあ、と彼を何となく眺めていたら、大きな樹の横を老人が通り過ぎた瞬間、その樹に付いていた全ての葉の色が一瞬にして真っ赤に紅葉した。私は驚いて思わず、あ!と声を上げると、老人は前を向いたままハットを少し上げて「さよなら」をした。四季がこうやって運ばれて来るなんて。たった今秋が始まったんだ。とても静かに。



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“ 英国の名門、リーズ大学で「歯に穴を開けずに治療する方法」が発見されたという報道が。 しかも、その方法が「冗談のように」簡単なのです。 その方法は、 > 小さな虫歯ができたら歯の表面にペプチドの液体を塗るだけ 「やだ、ウソ」というギャルたちの声が聞こえてきそうですが、本当なんです。臨床で実証された上での発表です。そして、さらに「革命的」なことには、これは「治療」ではなく、「歯が自分で再生する手助けをする」ことで、歯の内部からの再生治療ということなのだそうです。 さて・・・。 いずれにし

英国の名門、リーズ大学で「歯に穴を開けずに治療する方法」が発見されたという報道が。

しかも、その方法が「冗談のように」簡単なのです。

その方法は、


> 小さな虫歯ができたら歯の表面にペプチドの液体を塗るだけ


「やだ、ウソ」というギャルたちの声が聞こえてきそうですが、本当なんです。臨床で実証された上での発表です。そして、さらに「革命的」なことには、これは「治療」ではなく、「歯が自分で再生する手助けをする」ことで、歯の内部からの再生治療ということなのだそうです。


さて・・・。

いずれにしても、今回の記事を読んで、「ああ・・・これから生きる人たちはいいなあ・・・」と素直に思いました。
やっと、物理的に歯を削ったり、穴を開けての治療と人類はおさらばできるようです。

私たちのような地獄の歯科治療を経験しないで生きていける可能性が高いのです。
(発見が48年遅いっつーの!)




Filling Without Drilling Teeth, New Method Re-Build Teeths Like New
NANO PATENTS AND INNOVATIONS 2011.08.23

歯に穴を開けることなく、歯を埋めていく新しい方法が発見される

英国リーズ大学の研究者たちが新しい虫歯治療の方法を発見した。この治療法は、歯の酸からのダメージを元に戻し、まるで新しい歯のような状態に戻す方法だ。
痛みはまったく伴わない。

この改革的な治療法は、歯に永久的に詰め物をするという現在の歯の治療法のアプローチを変える可能性がある。

虫歯の原因は、プラーク(歯垢)の中でミュータンス菌が酸を作り、その酸が歯のエナメル質を溶かることによって起きる。そして、微細な孔(穴)ができることが虫歯の始まりだ。虫歯が進むにつれて、この穴の数とサイズが増加し、虫歯はひどくなる。

虫歯になって穴が開いた歯は、現在の歯科医療では削る以外の方法はなく、そして、削ったところに埋めモノをする。あるいは、虫歯がひどい状態の場合は、歯そのものを抜くこともある。

虫歯が進むと、歯頸部の腐敗によって歯が破壊が進行する。
これは「根腐れ」として知られている。

たいていの人は自分の歯に問題が出ていることがわかっても、すぐに歯医者に行く人は少なく、多くの場合は、悪化してから歯医者に行くことになる。そして、問題はさらに悪化する。

そして、その歯の痛みにより、他の歯に問題が起きている徴候を見逃してしまうという悪循環に陥る場合もある。

今回のリーズ大学の開発した方法は、虫歯の最初の徴候を治療する革命的な新しい方法だ。
それは、「歯がどのように形成されて、そして、歯がどのように自らの欠損部分を刺激しているのか」という知識のもとに発見されたもので、ペプチド技術を用いるものだ。

方法は、歯の表面にペプチドの液体を文字通りに塗るだけだ。

「なんだか、うますぎる話に聞こえるかもしれないですが、しかし、これは、酸による損傷を受けた歯の再生を根底から支えることになる技術なんです」。

と、今回の新しい技術を開発に導いたリーズ大学歯科研究所のジェニファー・カーカム博士は語る。

治療で使われる「魔法の」液体は、リーズ大学の化学学部の研究者によって設計され、アマリア・アゲイル博士によって開発された。ここには、 特定の状況下で繊維と一緒に集まる P11-4 として知られるペプチドが含まれる。

これは「歯の治療」というより、「歯の自発的な再生の手助け」を意味し、この液体が歯に塗られると、酸の浸食で作られた虫歯の小さな穴に染み込み、歯が自発的にジェルを形成する。

このジェルは(歯を形成する基礎となる)カルシウムを引き寄せ、内部から歯のエナメル質を再生する「足場」を提供するものだ。

そして、これにより、自然で、かつ痛みのない歯の再生治療が行われる。

リーズ大学歯科研究所のポール・ブラントン博士はこのように述べる。

「今後2~3年のうちに、この技術が歯科医の日常となっていくという可能性があると思います。基本的に人々は、” 歯医者が怖いから ” という理由で歯科医に行かないことが多いのですが、その ” 恐怖 ” が虫歯治療から消えました。患者は、自然の歯を保ち続けることができるのです」。



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“「認めてもらおう」とがんばるのではなく、「喜んでもらおう」とがんばろう”

“「認めてもらおう」とがんばるのではなく、「喜んでもらおう」とがんばろう”

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“いずも進水で「使い道のない空母に1180億円も!!」って例の如くな意見への「100gあたり600円だからステーキより安い」って反論、喩えが的確かどうかはおいといてめっちゃ面白かった”

“いずも進水で「使い道のない空母に1180億円も!!」って例の如くな意見への「100gあたり600円だからステーキより安い」って反論、喩えが的確かどうかはおいといてめっちゃ面白かった”

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“参考までに嫁にお嬢様っていうのは料理が出来ないものか、と聞いたら 「本物の良いところの娘さんはお手伝いさんに指示を出すために料理、裁縫、掃除等家事は一通り出来る。出来ないと指示出せないでしょ?」だそうな。”

“参考までに嫁にお嬢様っていうのは料理が出来ないものか、と聞いたら
「本物の良いところの娘さんはお手伝いさんに指示を出すために料理、裁縫、掃除等家事は一通り出来る。出来ないと指示出せないでしょ?」だそうな。”


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損して得取れ

損して得取れ



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“「今はお金が足りないから不幸なんだ。だからお金を稼いだら幸せになれるんだ」と考えるその発想自体が奴隷のように感じている。”

“「今はお金が足りないから不幸なんだ。だからお金を稼いだら幸せになれるんだ」と考えるその発想自体が奴隷のように感じている。”

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“■煎茶 もっとも代表的な緑茶で、流通量の大部分を占めるのもこの煎茶です。 収穫した茶葉を蒸して揉んで荒茶を製造するという もっとも基本的な製法でつくられたお茶のことを「煎茶」といいます。 ■玉露 新芽が開きはじめた頃に茶園をヨシズやワラで覆って 日光を当てないようにして育てた緑茶です。 こうすることで渋みが少なく旨味の豊かなお茶になります。 ■かぶせ茶 玉露と基本的な製法は同じですが、 玉露よりもヨシズやワラで覆う期間の短いものをいいます。 ■番茶 煎茶と基本的な製法は同じですが、 煎茶の規格から

“■煎茶
もっとも代表的な緑茶で、流通量の大部分を占めるのもこの煎茶です。
収穫した茶葉を蒸して揉んで荒茶を製造するという
もっとも基本的な製法でつくられたお茶のことを「煎茶」といいます。

■玉露
新芽が開きはじめた頃に茶園をヨシズやワラで覆って
日光を当てないようにして育てた緑茶です。
こうすることで渋みが少なく旨味の豊かなお茶になります。

■かぶせ茶
玉露と基本的な製法は同じですが、
玉露よりもヨシズやワラで覆う期間の短いものをいいます。

■番茶
煎茶と基本的な製法は同じですが、
煎茶の規格から外れた大きく固めの葉などを原料としたものをいいます。
番茶の名は「番外茶」からきているとも、遅摘みのため「晩茶」が転じたとも、
番小屋で飲まれていた安いお茶からきているともいわれています。

■抹茶
玉露と同じように日光を当てずに育てたお茶を、
蒸した後揉まずにそのまま乾燥させてつくる「てん茶」を
出荷の直前に石臼で挽いたものです。

■ほうじ茶
番茶や煎茶などを強火で炒って香ばしくしたものです。
炒ることを焙(ほう)じるというため、ほうじ茶と呼ばれます。
苦みが少なくさっぱりとしています。
色は茶色をしていますが、立派な緑茶です。

■玄米茶
番茶や煎茶などに蒸してから炒った玄米(花と呼ばれます)を加えたお茶です。
玄米の香りがとても香ばしく、
他の緑茶に比べて茶葉の量が少ないため、カフェインも少ないのが特徴です。”


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“大脳は、 <今が、不快>でも、 未来に<快感>になる「意味と目的」を 理解すると、 <快感の報酬>を予測して 「やる気」という 動機(モチベーション)を 集中的に、もち続けます。 そこが大脳の美点。”

“大脳は、 <今が、不快>でも、 未来に<快感>になる「意味と目的」を 理解すると、 <快感の報酬>を予測して 「やる気」という 動機(モチベーション)を 集中的に、もち続けます。 そこが大脳の美点。”

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もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。

"もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。"

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軍事衝突はひとまず回避されたようだ。「準戦時状態」に入っていた北朝鮮と韓国は25日未明、延べ30時間に及ぶ両国高官の「南北会談」が合意に達した。 韓国は拡声器による宣伝放送を25日正午から中止した。 この拡声器の話がよく分からない こんなものが脅威なのかな

"軍事衝突はひとまず回避されたようだ。「準戦時状態」に入っていた北朝鮮と韓国は25日未明、延べ30時間に及ぶ両国高官の「南北会談」が合意に達した。
韓国は拡声器による宣伝放送を25日正午から中止した。

この拡声器の話がよく分からない
こんなものが脅威なのかな"

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"高校野球100年というが 高校野球甲子園も大相撲もNHKが昼から夕方にかけて完全放送しているから 人気が維持されているのだろうと思う"

"高校野球100年というが
高校野球甲子園も大相撲もNHKが昼から夕方にかけて完全放送しているから
人気が維持されているのだろうと思う"

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うつとうつの間にあるものは 正常か、軽躁状態か、躁状態か、というくらいであるが、 環境によって見え方が違ってくる 勉強に適した環境にいれば勉強がはかどるだろうし 農作業だけに適した環境ならば農作業がはかどるだろう 子供時代ならば軽躁状態になってもあまり目立たずに過ごしてしまうだろうし 環境によっては適応が良くなったと見えることもあるだろう だから正常と見えても、適応が良かったと見えても、 軽躁状態や躁状態の可能性を捨ててはいけない

"うつとうつの間にあるものは
正常か、軽躁状態か、躁状態か、というくらいであるが、
環境によって見え方が違ってくる
勉強に適した環境にいれば勉強がはかどるだろうし
農作業だけに適した環境ならば農作業がはかどるだろう
子供時代ならば軽躁状態になってもあまり目立たずに過ごしてしまうだろうし
環境によっては適応が良くなったと見えることもあるだろう

だから正常と見えても、適応が良かったと見えても、
軽躁状態や躁状態の可能性を捨ててはいけない
"

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夏の甲子園大会は選手にも応援団にも負担が大きいから 別の季節にやったらいいのにという意見がある いま少し涼しくなって反省してみると、 猛暑の頃は判断力が鈍っていたのだと分かる カーニバルとか、そういうものは真夏が似合う 真夏の甲子園だから 理性を超越するのにふさわしい場所はない

"夏の甲子園大会は選手にも応援団にも負担が大きいから
別の季節にやったらいいのにという意見がある

いま少し涼しくなって反省してみると、
猛暑の頃は判断力が鈍っていたのだと分かる

カーニバルとか、そういうものは真夏が似合う

真夏の甲子園だから
理性を超越するのにふさわしい場所はない"

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中谷防衛大臣、いろいろな事態の判断の根拠はと何度も問い詰められ、 ついに「総合的判断」のみを連発、思考停止。 まあね、答えられないよね。普通なら。 で、また、審議中止の参議院。

"中谷防衛大臣、いろいろな事態の判断の根拠はと何度も問い詰められ、
ついに「総合的判断」のみを連発、思考停止。
まあね、答えられないよね。普通なら。
で、また、審議中止の参議院。"

"政府が総合判断するなら根拠を答えられるけれど、
アメリカの某所が判断するのだから、
日本政府も議会も国民も、何も考えてはいけないのだ。

甲子園と大相撲で楽しんで、あとは全部忘れてくれ、ということらしい"

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日本の文化系の学科は消滅させてもいいのではないかと 文科相からの提案があるそうだ。 つまり、文化系の先生たちはもう必要ないという話なのか。 それもあって、今日は大学の先生と、法曹界の人たちが一同に介して、 安倍安保法正反対の集会。 歴代最高裁判事とか歴代内閣法制局長官とかが集まって、 「ちょっぴりでも、たっぷりでも、集団的自衛権は、憲法違反です」と宣言している。 自民党はあからさまに憲法学者を侮辱したし、 今度は文化系の先生たちを大量にクビにするつもりらしいし、 困ったものです。 それはそれとして、

"日本の大学の文化系の学科は消滅させてもいいのではないかと
文科相からの提案があるそうだ。
つまり、文化系の先生たちはもう必要ないという話なのか。

それもあって、今日は大学の先生と、法曹界の人たちが一同に介して、
安倍安保法正反対の集会。
歴代最高裁判事とか歴代内閣法制局長官とかが集まって、
「ちょっぴりでも、たっぷりでも、集団的自衛権は、憲法違反です」と宣言している。

自民党はあからさまに憲法学者を侮辱したし、
今度は文化系の先生たちを大量にクビにするつもりらしいし、
困ったものです。

それはそれとして、現実には、大学で勉強する学生さんが減少するので、
教員もだんだん少なくしてもいいのだろう。
教員をクビにしないで数を維持するとすれば、給料を安くするか、
社会人入学とか社会人講座とか高齢者のための大学とか
工夫が必要なのだろう。
なりふり構わず、施設稼働率をあげないといけない。
そのためにはおそらくカルチャーセンターのようなものになるだろう。
"

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解説によれば、政権支持率を維持するために株価を高く維持しないといけない、 おそらく日経平均で18000円がラインだろう、だからそのラインまでは絶対に 買い支える、などと言っている。 それって全然資本主義じゃないでしょう。 そして古い業界に退場してもらって、 新しい業界に人が移動する、それを助ける働きがマーケット原理でしょう。 それを安倍政権みたいに露骨に買い支えたら、 古い業界の人達がいつまでたっても退場しない。 第三の矢は株価をマーケットに任せることではないでしょうか。

"2015-8月、中国上海発の株価下落。それでも日本の政府系資金が買い支えて
持ち直しつつある。

解説によれば、政権支持率を維持するために株価を高く維持しないといけない、
おそらく日経平均で18000円がラインだろう、だからそのラインまでは絶対に
買い支える、などと言っている。

それって全然資本主義じゃないでしょう。
そして古い業界に退場してもらって、
新しい業界に人が移動する、それを助ける働きがマーケット原理でしょう。
それを安倍政権みたいに露骨に買い支えたら、
古い業界の人達がいつまでたっても退場しない。
第三の矢は株価をマーケットに任せることではないでしょうか。"



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警察・検察の間で近代司法の要諦である「推定無罪の原則」は必ずしも重視されてないとの印象を持ったと語る。「彼らは現在の日本の治安を守っていけるのであれば、1人や2人の冤罪くらいはやむを得ないと考えているのだと思う。そして、一般の国民の中にもそう考えている人は多いのではないか。」周防氏はこのように述べ、なぜ推定無罪が重要なのかを教育や報道を通じて社会に訴えていくことの重要性を強調した。

" 相次ぐ検察の不祥事や冤罪事件を受け、刑事司法制度の改革を議論してきた法制審議会の特別部会の委員で映画監督の周防正行氏が、2015-8-9日に合意された最終答申案で取り調べの可視化が全刑事事件の2%にしか適用されないことが決まったことに大きな不満を覚える一方で、僅かでも取り調べの全過程の可視化の方向に向かったことについては今後につながるものとして評価したいとの思いを語った。
 3年間の特別部会での議論を振り返り周防氏は、「自分たちの言葉がなかなか届かなかった」と、可視化を進めるべきだとする周防氏ら「非法律家」の意見が、警察・検察や裁判所などの法曹関係者が多数を占める会議では十分に尊重されなかったことに、悔しさをにじませた。
 映画「それでもボクはやってない」で監督として痴漢冤罪事件を描いた周防氏は、元々この特別部会を、大阪地検特捜部による証拠改ざん事件や相次ぐ冤罪事件などを受けて、冤罪を出さないための制度改革を議論するために設置されたものと考えて、委員に就任したという。ところが、会議の名称が、「新時代の刑事司法制度特別部会」とされ、可視化については警察・検察の利害を代弁する委員たちから激しい抵抗を受ける一方で、盗聴権限の拡大や司法取引の導入など、警察・検察の権限の拡大が議題に含まれていることを知り、「前提が共有されていないことに途中から気づいた。実際には最初から捜査当局の権限拡大を図るための会議だったのだと思う」として、会議そのものの性格が、当初周防氏らが想定していたものとは違っていたことを指摘した。
 そして、何よりも大前提が共有されていなかった点は、「警察・検察関係者たちは自分たちがこれまでやってきたことが間違っていたとは考えていなかった」ことだった周防氏は言う。「彼らの自分たちこそがこれまで日本の治安を守ってきたとの思いはものすごく強いものがあった。」
 しかし、その上で、最終的に取り調べが録音・録画の対象となる事件が全刑事事件の2%に過ぎない裁判員裁判対象事件に限られたことについて周防氏は、「僅か2%といっても、これまで密室の取り調べでいかに自白を引き出すかしか考えてこなかった警察関係者にとって、これは絶望的に恐怖なことなんだと思う」として、この2%をきっかけにして警察の捜査のあり方が今後大きく変わってくる可能性に期待をにじませた。
 とは言え、会議を通じてより根本的な問題が見えてきたことも周防氏は指摘する。3年間の議論を経て周防氏は、警察・検察の間で近代司法の要諦である「推定無罪の原則」は必ずしも重視されてないとの印象を持ったと語る。「彼らは現在の日本の治安を守っていけるのであれば、1人や2人の冤罪くらいはやむを得ないと考えているのだと思う。そして、一般の国民の中にもそう考えている人は多いのではないか。」周防氏はこのように述べ、なぜ推定無罪が重要なのかを教育や報道を通じて社会に訴えていくことの重要性を強調した。"

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2015年盗聴法改正案。 これまで警察が令状を得た上で実際に盗聴を行うためには通信事業社に出向いていく必要があったところを、改正案ではネット回線を通じて全国の警察署に居ながらにして、通話の盗聴が可能になる 警察署内からの盗聴が可能になることで、これまで盗聴の現場で要求されていた通信事業者の職員の立ち会いが不要になる。警察署の中で、警察官だけが知るところで盗聴を行うことが可能になる。 盗聴は、盗聴されていることが分からないから盗聴なのであり、本質的に濫用の危険性を伴う。また、憲法で保障されている通信の自

"2015年盗聴法改正案。
これまで警察が令状を得た上で実際に盗聴を行うためには通信事業社に出向いていく必要があったところを、改正案ではネット回線を通じて全国の警察署に居ながらにして、通話の盗聴が可能になる

警察署内からの盗聴が可能になることで、これまで盗聴の現場で要求されていた通信事業者の職員の立ち会いが不要になる。警察署の中で、警察官だけが知るところで盗聴を行うことが可能になる。

盗聴は、盗聴されていることが分からないから盗聴なのであり、本質的に濫用の危険性を伴う。また、憲法で保障されている通信の自由にも抵触する可能性がある。

盗聴法の改正によって警察署に設置されることになる盗聴用のPCは、特定電子計算機などと呼ばれ、1台あたり10~30億円のコストが見込まれている

警察による盗聴権の拡大はわれわれ市民社会にどういう影響を及ぼすのか。警察権力が肥大化することによって、市民はどのような不利益を受けるのか。

アメリカで9.11のあとに愛国者法が出来て、盗聴されても、テロ関係の連絡をしていないなら問題ないじゃないかと言われたものだった。

テロ対策のためには法をも超越するアメリカは日本の官邸や政府高官の話も聞いているようだが、どのような方法なのだろう。
建物か、回線か、人か。
記事によれば盗聴用PCで盗聴ができるらしい。原理が分からないので本当かどうか分からないが困ったものである。

可視化など刑事司法改革のはずが、かつてない捜査権限拡大、なのだそうだ。"



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むろん、国会で多数を握っている今ならば、多数決で通せないことはない しかしそれはいかにも未開人の民主主義である 恥ずかしいではないか アメリカはたとえば自国ではこんな無理なことはできないと承知しているはずである それをなぜ日本には課題として押しつけるのか ここでこんなにも無理をしてどうするのか 日本が卵を産まない鶏になって、最後の肉を食べたらおしまいです、となってもいいのだろうか。 アメリカの日本支配政策にほころびが出てきていると思われるのだが、 どうだろうか。

"新安保法制のあれこれについては、閣議による解釈改憲を始め、筋が悪く、
学者グループによる集団的自衛権違憲論に押し戻されるなど、
安部執行部のつたなさや自民党内の理性の回復力の弱さが目立つのだが、
それはある程度仕方がないとして、

そもそも無理のある要求をなぜアメリカは押しつけたのか
それが問題である

日本には日本の歴史も事情も心情もあり、新安保法制法律パックについては、
思うとおりには行かないだろうと予想するのが、本当のところだろう

むろん、国会で多数を握っている今ならば、多数決で通せないことはない
しかしそれはいかにも未開人の民主主義である
恥ずかしいではないか

アメリカはたとえば自国ではこんな無理なことはできないと承知しているはずである
それをなぜ日本には課題として押しつけるのか
ここでこんなにも無理をしてどうするのか
日本が卵を産まない鶏になって、最後の肉を食べたらおしまいです、となってもいいのだろうか。
アメリカの日本支配政策にほころびが出てきていると思われるのだが、
どうだろうか。"



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自民党はなぜこうも変質してしまったのか。 本当に党内がその考えで一致しているのであればそれもやむを得ないが、実際は多くの異論がありながら、執行部による報復を恐れて誰も声を上げられないというような状態が、民主主義の健全な形であるはずがない。 報復を恐れて沈黙しなければならないようなリーダーをどうして選ぶことになったのか。 今回だけではなく、これからも起こることだろう。これにどう対処するか、歴史的にも重要である。今回の国民の行動が、次回の強権的リーダーへの牽制になるし、次回の国民への行動ガイドラインにな

"自民党はなぜこうも変質してしまったのか。

本当に党内がその考えで一致しているのであればそれもやむを得ないが、実際は多くの異論がありながら、執行部による報復を恐れて誰も声を上げられないというような状態が、民主主義の健全な形であるはずがない。

報復を恐れて沈黙しなければならないようなリーダーをどうして選ぶことになったのか。

今回だけではなく、これからも起こることだろう。これにどう対処するか、歴史的にも重要である。今回の国民の行動が、次回の強権的リーダーへの牽制になるし、次回の国民への行動ガイドラインになる。"

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ドイツが許されて日本が許されない本当の理由  戦後70年を迎えるにあたり、安倍首相は「戦後70年談話」を発表する意向を示しているが、そこでは相変わらず「謝罪の有無」や「反省の表現のあり方」などが問題となっている。一体、日本はいつまで謝り続けなければならないのだろうとの思いを持つ向きもあるだろう。  談話の内容を検討している首相の私的諮問機関である21世紀構想懇談会からは、謝罪にこだわるよりも未来志向をなどといった考えが示されているようだが、やはり今度もまた「おわび」の有無をめぐる論争は避けて通れそうも

"ドイツが許されて日本が許されない本当の理由

 戦後70年を迎えるにあたり、安倍首相は「戦後70年談話」を発表する意向を示しているが、そこでは相変わらず「謝罪の有無」や「反省の表現のあり方」などが問題となっている。一体、日本はいつまで謝り続けなければならないのだろうとの思いを持つ向きもあるだろう。

 談話の内容を検討している首相の私的諮問機関である21世紀構想懇談会からは、謝罪にこだわるよりも未来志向をなどといった考えが示されているようだが、やはり今度もまた「おわび」の有無をめぐる論争は避けて通れそうもない。

 一方、日本と同じ枢軸国として先の大戦を戦い、暴れるだけ大暴れした挙げ句に無条件降伏をしたドイツは、今年5月に一足早く戦後70年を迎えているが、そこでおわびや反省が問題になったという話はついぞ聞かない。日本とは比較にならないほどの規模で世界を大戦の惨禍に巻き込み、ナチスによるユダヤ人の大虐殺という人類史上類を見ない負の歴史を抱えるドイツは、この70年の間に見事にその過去を克服し、国際社会から信頼を勝ち取ることに成功しているように見える。

 ドイツに過去を克服することができて、なぜ日本にはできないのか。

 ドイツの近現代史やジェノサイド問題に詳しい東京大学教授の石田勇治氏は、ドイツの過去の克服の道程は、決して順風満帆にして平坦なものではなかったという。むしろドイツも日本と似たような、過去に対する反省と忘却や自己正当化の間を揺れ動きながら、様々な紆余曲折を経て、今日の信頼を勝ち得るまでに至ったのだという。そして、その信頼を勝ち得る上でポイントになったものは、ナチズムを全面的に否定するとともに、その被害を補償し、ナチの蛮行に加担した人物を徹底的に司法訴追することによって初めて達成されたものだったと石田氏は指摘する。

 ヒトラー政権の下で世界を戦争に巻き込んだドイツは、日本と同様に一度は、敗戦とともに国際社会からの信頼を完全に失った。その後、ドイツも日本と同様に、連合国によって開かれたニュルンベルク国際軍事裁判で裁かれるが、ドイツ自身の手による責任追及はそれだけで終わらなかった。実はドイツはニュルンベルク裁判の結果を公式には受け入れていない。その代わりに、ドイツはドイツ自身の手で、自国の刑法に従った司法訴追を徹底的に行い、今日にいたるまで9000人以上を刑事訴追している。

 また、被害補償においては2000年に政府と民間企業が共同出資して設立された基金「記憶・責任・未来」によって、戦時中の強制労働の補償として主に東欧在住の167万人もの被害者に対して約5800億円の補償金を支払うなど、積極的にこれに応じる姿勢を見せてきた。戦後長らく分断国家だったために国家賠償が行えなかったという理由はあるにせよ、国家賠償に任せきりだった日本との違いが、そこでも際立っている。

 実はドイツ国内では刑事訴追や補償対象の拡大に対して多様な意見があったが、ドイツでは政治指導者が一貫してこうした取り組みを続けてきた。結局はこうした取り組みが周辺国からの信頼回復につながり、ドイツの今日のヨーロッパにおける指導的立場を支えていると石田氏は言う。

 石田氏はドイツによる「過去の克服」において、主だった補償や刑事訴追が終わった今日、「公的記憶の形成」が重要な意味を持ち始めていると指摘する。これは悲惨な過去を公的な記憶として保存し継承していこうというもので、市民活動の中から様々な取り組みが展開されているという。「つまずきの石(Stolpersteine)」と呼ばれる活動もその一つで、ナチスによって強制送還され殺害されたユダヤ人がかつて居住していた家の前に10センチ四方の真鍮板の碑を埋め込み、往来する人がその史実に気付くような仕掛けになっている。碑にはかつてそこに住んでいたユダヤ人の名前と彼らが戦中にどういう扱いを受けてどこで亡くなったのかなどが記されているという。日常生活の中で常にドイツ戦時下の歴史や記憶を維持していくことが難しくなりつつある中で、いかにして公的な記憶として過去を継承していくか。つまずきの石を設置する際には役所の許可が必要で、時には反対する現在の住人もいるが、それらが全て過去を想起する装置として機能しているという。

 翻って日本の戦後70年間はどうだっただろうか。1971年のドイツ統一百周年に際した演説でハイネマン大統領が「ビスマルクからアウシュビッツ収容所」に至るドイツの近代史を反省的に振り返ったのとほぼ同じ頃、日本では当時の佐藤栄作首相が明治百年奉祝式典で明治以来の日本の歴史を振り返る式辞を述べているが、その中には侵略戦争を反省する言葉は無かったと石田氏は言う。また、戦後40年にあたる1985年には、西ドイツのワイツゼッカー大統領が有名な荒野の40年演説の中で「過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる」と演説して世界から注目を集めたのに対し、日本では同年8月15日に中曽根首相がA級戦犯が合祀されて以来初めて、靖国神社に公式参拝を行っている。ドイツが世界にメッセージを発する一方で、日本は何も発信していなかったのではなく、しっかりと誤ったメッセージを発していたと言わざるを得ない。

 頻発する政治家による過去の侵略や蛮行を正当化するような不規則発言は言うに及ばず、もっぱら東京裁判に戦争責任の追及を委ねることで、独自の戦争責任の追求を怠り、戦後補償についても国家間賠償に任せてそれ以外の補償については消極的な姿勢を続けてきた日本の「過去の克服」のための努力は、ドイツのそれと比べた時に大いに見劣りすることは否めない。ドイツと日本では戦争犯罪のスケールが違い過ぎるとの言い訳も聞かれるが、より大きな負の遺産を背負ったドイツがいかにして過去を克服したかからは、日本も学ぶところは多いはずだ。"

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 かつて無謀な戦争に突き進んだ結果、未曾有の惨禍を招いた日本は、70年経った今、立ち止まるべき時に立ち止まれる国になれたのか。  奇しくも戦後70周年を迎える今週、政府は九州電力の川内原発の再稼働を容認した。原子力非常事態宣言が発令され、福島第一原発事故が未だ収束しない中での原発の再稼働だった。原発の再稼働は進めるべくして進めているものなのだろうか。それとも、止めることができないから、結果的に進んでいるものなのだろうか。  東京大学名誉教授で宗教や倫理が専門の島薗進氏は、残念ながら止まらない日本は本質

" かつて無謀な戦争に突き進んだ結果、未曾有の惨禍を招いた日本は、70年経った今、立ち止まるべき時に立ち止まれる国になれたのか。

 奇しくも戦後70周年を迎える今週、政府は九州電力の川内原発の再稼働を容認した。原子力非常事態宣言が発令され、福島第一原発事故が未だ収束しない中での原発の再稼働だった。原発の再稼働は進めるべくして進めているものなのだろうか。それとも、止めることができないから、結果的に進んでいるものなのだろうか。

 東京大学名誉教授で宗教や倫理が専門の島薗進氏は、残念ながら止まらない日本は本質的には今も変わっていないと指摘する。

 思えば、新国立競技場も誰が推進主体なのかがはっきりしないまま、「有識者」が選んだ、コストや実現可能性を無視した無謀なデザイン案が推し進められ、結果的に既存の競技場を解体した後になってようやく白紙撤回された。以前にこの番組でもリポートしたが、1949年に計画が作られたまま地元との調整がつかず半世紀の間、工事が中断していた八ッ場ダムは結局、当初建設に強く反対していた地元の「今さら中止されても困る」という強い意向で、4600億円もの税金が投入され、今も建設工事が進んでいる。

 戦後70年にあたって安倍首相は14日、戦後70年談話を発表しているが、その内容は島薗氏が「色んなことを言っているが大事なことは言っていない」と指摘するように、一見、歴史と向き合う姿勢を見せているようでいて、実は過去の災禍の責任主体が不明な表現に終始している。意図的とも思える間接表現を駆使して、確かに不幸な歴史はあったが、誰がどのような形でその責任を負っているのかが、わからない内容になっているのだ。

 誰が責任主体なのかが不明なまま、事態だけが進んでいく。結果的に悲惨な結末を迎えた時、各界の指導者たちは「自分は反対だったが、流れに抗えなかった」と責任逃れをする。この体質から脱皮できない限り、日本は立ち止まるべき時に立ち止まることなどできようはずもない。逆に言えばそれは、進むべき時に進めないことも意味している。

 日本では政府の主だった施策の大半が、審議会や有識者会議によって決定される形をとっている。70年談話でも安倍首相は有識者会議の提言を尊重したと語っているし、原発再稼働も原子力規制委員会の決定を受け入れる形を取っている。しかし、有識者会議のメンバーは実際には官僚によって決められているため、当然、官僚が望む結論を出してくれるメンバーが常に選ばれている。形の上では有識者や国民の代表としての審議会の決定となっていても、実際は官僚の思いのままだ。しかし、あくまで有識者の決定に従っているという体をとれるので、官僚は責任は取らなくいい仕組みになっている。そのような仕組みに代表される「総無責任体制」が、依然としていたるところで温存され、市民社会はそれを十分に監視する術を持っていない。

 しかし、島薗氏は市民社会はまだ不十分ながら、着実に経験を積みながら、権力に対するチェック機能を強化してきていると指摘する。今回の安保法制を巡る議論でも、日本においてここ数年ほど憲法に関心が集まったことはないというほど、市民、とりわけ若者が憲法に関心を持ち、政府に疑問を持った人々が日々国会前、官邸前で抗議行動を行うようになった。憲法が権力を縛るものであるという立憲主義が広く共有されるようになった。"

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あの再稼働は誰かが主体的に決断をした結果、行われているものなのか。それとも究極のindecision(決断をしないという決定)の成せる技なのか。どうもそこがはっきりとしないのだ。  安倍政権は原発の安全性の判断を原子力規制委に丸投げしている。それはそれでいい。しかし、その一方で規制委の方は、対象となる原発が新規制基準に適合しているかどうかは判断するが、再稼働の是非を決めるのは自分たちではないとの立場を取る。もう一つの当事者である九州電力は、元々原発への依存度が高かったこともあり、民間企業である以上、利益

"九州電力川内原発の1号機が粛々と再稼働された。

 確かに安倍政権は原子力規制委員会が福島原発事故を契機に強化された新規制基準に適合すると判断した原発については再稼働を進めることを、選挙公約に掲げていた。また、不完全とはいえ福島原発事故以降、原発の安全基準が強化されたことも事実だ。

 しかし、何かがおかしい。

 つい4年前に、今まだ収束をみない未曾有の原発大事故を経験した日本が、原発政策の是非をめぐり大論争を繰り広げ、最終的に政治が、やむにやまれる苦渋の決断として原発の再稼働に踏み切ったというのであれば、賛否は分かれるにせよ、まだわからなくはない。しかし、本来であればそれほどの重大な決断でなければならないはずの原発再稼働が、実に粛々と行われてしまったことには、何とも言い得ぬ違和感を禁じ得ないのだ。

 あの再稼働は誰かが主体的に決断をした結果、行われているものなのか。それとも究極のindecision(決断をしないという決定)の成せる技なのか。どうもそこがはっきりとしないのだ。

 安倍政権は原発の安全性の判断を原子力規制委に丸投げしている。それはそれでいい。しかし、その一方で規制委の方は、対象となる原発が新規制基準に適合しているかどうかは判断するが、再稼働の是非を決めるのは自分たちではないとの立場を取る。もう一つの当事者である九州電力は、元々原発への依存度が高かったこともあり、民間企業である以上、利益を最大化するために原発の再稼働が有効だと判断すれば、特に法的に障害がなければ再稼働をするのが当然という立場だ。

 では、誰が最終責任を負っているのか。なんだかつい最近、新国立競技場の建設をめぐり表面化した、我が目を覆いたくなるような底なしの総無責任体制を彷彿とさせるような気がしてならない。

 巷間指摘されているように、川内原発の安全性には多くの疑問点がある。周辺の火山活動について火山学者は口をそろえて大規模噴火の予知はほぼ不可能であり、噴火によって降ってくる火山灰が原発の重要施設にどのような影響を与えるのかも十分に検討されていないと指摘している。また、最も重要な、過酷事故の際の避難計画は自治体に丸投げされたままで、計画の妥当性を判断する機関も存在しない。聞けば、避難路には海沿いの道や片側一車線の狭い道などが指定されているという。先の震災の教訓はどこにいったのだろうか。

 科学技術史や科学技術倫理が専門で、先の原発事故を受けて設置された政府事故調査委員会の委員を務めた吉岡斉九州大学教授は、本当に条件が整っているのであれば再稼働は認めるという立場を取りながら、今回の再稼働はあり得ない決定だったと、これを批判をする。その理由として吉岡氏はもちろん、福島の事故の原因が完全に究明されていないことや、現実的な防災計画が立てられていないことも問題だが、何よりも国民の多数が脱原発の意思表示をした以上、政府はそれに対応して原発を最終的にゼロに持って行くプログラムを示す必要があると指摘する。それが示されないままの再稼働はあり得ないというのが吉岡氏の立場だ。

 かつて原子力は夢のエネルギーともてはやされ、実用化に向けたさまざまな研究が進められたが、結局のところ安全対策やインフラの整備にかかるコストが莫大で、安全性の確保も困難だったことなどから、電力を起こすためだけの、「素性の悪い技術」(吉岡氏)だったことが明らかになっている。合理的な政策判断をすれば、脱原子力を目指すのが妥当なはずだが、一旦ステークホールダー(利害当事者)によって強固な「村」が形成されてしまうと、そう簡単には止まらなくなってしまうのが実情だ。

 しかし、それらはいずれも3・11以前の話だ。あの事故で日本は目を覚ましたはずだったではないか。

 吉岡氏は日本は今も合理性に欠ける原発政策を継続している理由は、安倍政権の姿勢によるところが大きいと話す。これは原発政策に限ったことではないが、安倍政権は国民ではなく、ステークホルダーを見ながら政治を行っていると吉岡氏は指摘する。

 今回の再稼働には批判的な吉岡氏だが、しかし落胆はしていないとも言う。安倍政権の姿勢を考えると、もっと早く原発が再稼働されていてもおかしくなかったと吉岡氏は言う。そして、事故から4年が経っても、ようやく辛うじて1基の原子炉を動かせるようになったところにとどまっている理由は、国会前デモなどによって示された市民の強い意思があったからだと言う。"

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