“多世界解釈で有名なエヴェレットが、「あなたの理論で展開される数学は好きだけど、自分が並行世界の自分へと次々と分岐しているということは直感では理解できない」と言われて、「では、あなたは自分が太陽のまわりを秒速30キロメートでまわっていることなら直感によって感じられるのですか」と答えたという。”
“多世界解釈で有名なエヴェレットが、「あなたの理論で展開される数学は好きだけど、自分が並行世界の自分へと次々と分岐しているということは直感では理解できない」と言われて、「では、あなたは自分が太陽のまわりを秒速30キロメートでまわっていることなら直感によって感じられるのですか」と答えたという。”
“夢をかなえることのできる人間は、必ず一種狂気に近いものを持っている。叩いても叩いても息をふきかえして崖から這い上がってくる、ホラー映画の怪物のような執念。それが必要なのだ。”
“夢をかなえることのできる人間は、必ず一種狂気に近いものを持っている。叩いても叩いても息をふきかえして崖から這い上がってくる、ホラー映画の怪物のような執念。それが必要なのだ。”
“モチベーションが下がって、参っている時のほうが、多くのことを学び、吸収できるものです。なぜなら、心が柔らかくなっているので、いろいろなことを素直に受け入れ、気づくことができるからです。人生絶好調という時は、私自身もそうなのですが、周りの人の助言や言葉がすり抜けてしまい、自分流で突っ走ってしまいがちです。”
“モチベーションが下がって、参っている時のほうが、多くのことを学び、吸収できるものです。なぜなら、心が柔らかくなっているので、いろいろなことを素直に受け入れ、気づくことができるからです。人生絶好調という時は、私自身もそうなのですが、周りの人の助言や言葉がすり抜けてしまい、自分流で突っ走ってしまいがちです。”
Sometimes, the bravest thing you can do is to never look back.
Sometimes, the bravest thing you can do is to never look back.
サンダースならできそうだが トランプがどうやって?
"
トランプが昔の強かった頃のアメリカを取り戻そうと言って
いま職のない人たちに職を与えるというのだろうか
サンダースならできそうだが
トランプがどうやって?
保護主義?
それはそれでできると思うが
多国籍企業はどうするんだろう
"
トランプが昔の強かった頃のアメリカを取り戻そうと言って
いま職のない人たちに職を与えるというのだろうか
サンダースならできそうだが
トランプがどうやって?
保護主義?
それはそれでできると思うが
多国籍企業はどうするんだろう
"
函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花 やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに 啄木
函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花
やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに
啄木
“農場に一夜漬けは通用しない。春に種蒔きを忘れ、夏は遊びたいだけ遊び、秋になってから収穫のために一夜漬けで頑張る。そんなことはありえない。農場は自然のシステムで動いている。必要な務めを果たし、定まった手順を踏まねばならない。種を蒔いたものしか刈り取れない。そこに近道はないのだ。” 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 / スティーブン・R・コヴィー
“農場に一夜漬けは通用しない。春に種蒔きを忘れ、夏は遊びたいだけ遊び、秋になってから収穫のために一夜漬けで頑張る。そんなことはありえない。農場は自然のシステムで動いている。必要な務めを果たし、定まった手順を踏まねばならない。種を蒔いたものしか刈り取れない。そこに近道はないのだ。”
完訳 7つの習慣 人格主義の回復 / スティーブン・R・コヴィー
トランプが煽った分断と憎悪
"
トランプが煽った分断と憎悪
保護主義になって国内で必要なものを国内で生産していれば
みんなが幸せになるのだろうか
アメリカ白人の中間層が貧困に落ち込んでしまったのは
正直言って、分別なく浪費したからだと思う
いまさらアメリカの自動車産業で
ねじ回しをして、泥まみれになってタイヤを転がして、
板金加工をして、汗塗れになって働くというのだろうか
アメリカは産業の転換を成し遂げて、
ITと金融の国になった。
ITもできないし、金融の知識も理解できない人は
プレイヤーになれない。
"
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没落した中間層はい仕事がない。
中国人とインド人エリートをはじめ、世界の知的エリートが集まって、アメリカの上層部を形成している。
その人たちも結局は超富裕層に搾取されているのだが、次世代の超富裕層は、中国人やインド人から生まれるのだろう。そのアメリカンドリームを信じて馬車馬のように働いている。
中国人とインド人エリートをはじめ、世界の知的エリートが集まって、アメリカの上層部を形成している。
その人たちも結局は超富裕層に搾取されているのだが、次世代の超富裕層は、中国人やインド人から生まれるのだろう。そのアメリカンドリームを信じて馬車馬のように働いている。
貧困層に仕事を与えることはできるのだろうか。公共事業で建築現場の労働者を増やすというのだろうか。
特殊な技術がないのなら、中国とインドの低賃金労働者が勝つ。特殊な知識が必要ならば、やはり中国とインドのエリートが勝つ。
プロテスタントの勤勉の美徳は復活するのだろうか。
勤勉に何をしたら良いのだろうか。
正直言って、インドに移住して、勤勉さを発揮したほうが良いように思われる。
アメリカで移民を取り締まれというのだが
移民は幸せかと言えばそうでもないように思われる
移民を追い出せば、果たして、貧困層に愛の政治が施されるものだろうか。おそらく、そうではないだろう。軍隊に入るくらいしか道はない、それは変わらないのではないか。
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所得の再分配を共和党が真面目に考えるとは思えない
サンダースではないのだから
"
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アメリカが所得の再分配を始めたら、
アメリカに移住した日本の有名人は日本に帰ってくるのかな?
分かりやすいのは日本人大リーガーですかね
"
“ 怒る人は好きなことをしていないからだと思うんですよ。僕が好きなことをすると、「好きなことをしていない自分は大丈夫なのか」「もしかして好きなことができない俺は間違っているのか」と思ってしまう。僕が好きなことをすることによって、間接的に相手を攻撃してしまっているわけです。 好きなことをしている人からすれば、ほかで誰かが好きなことをやっていても「ああ、そうなの?」で終わる。君は君、僕は僕でやるよねと。でも自分がいろんなことを我慢しながらやっているのに、毎日毎日ストレスためてやっているのに、ストレスなく好
“
怒る人は好きなことをしていないからだと思うんですよ。僕が好きなことをすると、「好きなことをしていない自分は大丈夫なのか」「もしかして好きなことができない俺は間違っているのか」と思ってしまう。僕が好きなことをすることによって、間接的に相手を攻撃してしまっているわけです。
好きなことをしている人からすれば、ほかで誰かが好きなことをやっていても「ああ、そうなの?」で終わる。君は君、僕は僕でやるよねと。でも自分がいろんなことを我慢しながらやっているのに、毎日毎日ストレスためてやっているのに、ストレスなく好きなことをやっている人を見たら、それは恐らくむかつくことになるのでしょうし、自分が否定されているみたいになるだろうし、攻撃しようってことになるのでしょう。
でもまあ、無視ですけどね。
”
“世界に別れを告げる日に ひとは一生をふりかえって じぶんがほんとうに生きた日が あまりにすくなかったことに驚くだろう by 茨木のり子”
“世界に別れを告げる日に ひとは一生をふりかえって じぶんがほんとうに生きた日が あまりにすくなかったことに驚くだろう by 茨木のり子”
“自立とは、誰にも頼らずに生きていけることではありません。自分の力ではどうにもならないときには、ほかの人に頼ることができるのが本当の自立です。”
“自立とは、誰にも頼らずに生きていけることではありません。自分の力ではどうにもならないときには、ほかの人に頼ることができるのが本当の自立です。”
“で、このままネットが進化すると、どうみても世界の産業って縮小しませんかねー、みたいな話をしていたら、山口さんにさらりと「でもみんなが年収300万円だけど何でも無料で使えて幸せという未来もあるよね」と言われて、あーそういう見方もできるのか、自分は物事を片側からしか見てなかったなー、と目から鱗が落ちたのが今でも非常に印象に残っています。”
“で、このままネットが進化すると、どうみても世界の産業って縮小しませんかねー、みたいな話をしていたら、山口さんにさらりと「でもみんなが年収300万円だけど何でも無料で使えて幸せという未来もあるよね」と言われて、あーそういう見方もできるのか、自分は物事を片側からしか見てなかったなー、と目から鱗が落ちたのが今でも非常に印象に残っています。”
面倒なつながりは嫌だというのが人々の本音
“ネットでの評判を見ると、みなさんそれをほめそやすようなことをやたらにさえずっている。毎度のことだが、ネットで孤立するインテリ都会人たちは、農村生活を美化し、つながりだのふれあいだのに憧れるのだ。でもそれなら、こんな面倒なシステムを作るまでもなく、勝手に近所づきあいをふやし、親戚づきあいをすればいいだけではないか? でも、みんなそんなことはしない。実際にはみんな、そんなものは面倒でうっとうしいと思っているのだ。そして地域のしがらみを嫌ってコンビニで買い物したがるし、引きこもってなんでもアマゾン通販ですませようとする。ぼくはそれが、お金とか選挙とかの仕組みのせいだとは思わない。むしろそういうしがらみを嫌う気持ちこそがそういう制度を作り上げた。面倒なつながりは嫌だというのが人々の本音なのだ。”
“「好きなことをやって生きる」というのは、欲望のままに生きることではない。好きなことと社会との接点を探し続ける、長く苦しい道のりことを言う。”
“「好きなことをやって生きる」というのは、欲望のままに生きることではない。好きなことと社会との接点を探し続ける、長く苦しい道のりことを言う。”
“否定的なことばかりを口にしてると脳はどうなる思いますか?否定的な記憶データが脳に強烈にインプットされ、脳はその通りに働いてしまう。 無理だ、と脳に問いかけるとまだやってないことにもかかわらず、当然無理と記憶付けてしまう。結果、口に出した通りの未来が待ち受けてしまう。”
“否定的なことばかりを口にしてると脳はどうなる思いますか?否定的な記憶データが脳に強烈にインプットされ、脳はその通りに働いてしまう。
無理だ、と脳に問いかけるとまだやってないことにもかかわらず、当然無理と記憶付けてしまう。結果、口に出した通りの未来が待ち受けてしまう。”
「マスコミ」ってそんなに一次情報を持っているわけじゃない
“
勘違いしている人は多いけど、「マスコミ」ってそんなに一次情報を持っているわけじゃない。「特派員」なんているから、まるで彼等が取材しているかのように思っている人も少なくないけど、実はそうじゃない。ほとんどが「通信社」やら「エージェント」やらがやってるわけで。だから、 マスコミが消えても ニュースソースがなくなるわけじゃない
のだよ。だから、別に消えても困らない。「エンターテイメントとしての報道」はなくなるだろうから、いろいろ面白くはなくなるだろうけど
”
下方比較
“
◆ なつかしい話ですが。
昔、「世界が100人の村だったら」という、ネットのチェーンメールがもとになった書籍のがありました。
「世界中で、家があるのは○人」
「パソコンを持っているのは○人」
「生活が保たれているのは○人」
というように、「今の我々がどんだけレアか」というのを教えてくれる話でした。
あれはもう、壮大な下方比較です。
世界の貧しい国よりずっとマシ、と知って、結局は「安心」するわけです。
だからこそ、ベストセラーになったわけです。
”
自信が欲しければ下を見ろ。 下方比較
“アラフォー(40歳前後)は人生まだまだこれから、と思う向きもいるでしょうが、冷厳な事実を言えば、老化は確実に始まっています。記憶力は落ちますし、視力も体力も低下します。加齢にあらがうことは誰にもできません。 生涯成長、一生進歩などという幻想は捨てて、下り坂にふさわしく、わたしが幸せならそれでOKという「自己満足」の世界に生きることですね。でないとあなたは一生「幻想と焦り」の中で過ごすことでしょう。”
“アラフォー(40歳前後)は人生まだまだこれから、と思う向きもいるでしょうが、冷厳な事実を言えば、老化は確実に始まっています。記憶力は落ちますし、視力も体力も低下します。加齢にあらがうことは誰にもできません。
生涯成長、一生進歩などという幻想は捨てて、下り坂にふさわしく、わたしが幸せならそれでOKという「自己満足」の世界に生きることですね。でないとあなたは一生「幻想と焦り」の中で過ごすことでしょう。”
米大統領にトランプ氏 「日米は普遍的価値の絆で固く結ばれた揺るぎない同盟国」安倍晋三首相が祝辞 日米両国は、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値の絆で固く結ばれた、揺るぎない同盟国です。
米大統領にトランプ氏 「日米は普遍的価値の絆で固く結ばれた揺るぎない同盟国」安倍晋三首相が祝辞
日米両国は、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値の絆で固く結ばれた、揺るぎない同盟国です。
どの口が言っているのか、
こちらは開いた口が塞がらない。
自由、民主主義、基本的人権、法の支配
をちゃんと守れ。
どの口が言っているのか、
こちらは開いた口が塞がらない。
自由、民主主義、基本的人権、法の支配
をちゃんと守れ。
トランプ当選で絶句
トランプ当選で絶句
最後の白人大統領になるだろうとの解説
いやびっくりです
日本の株価 昼から下落して1000円安
為替は行ったり来たり
貧富の差というのだが
日本の戦後のような貧困でもない
豊かな社会の相対的貧困は結局トランプを選ぶのか
まさかと思ったけれどもやはり現実
移民問題というファクターは大きかったのか
あの問題発言のトランプが選ばれるのだから
ヒラリーがどんなに嫌われていたかが分かる
事前予想ではヒラリー有利だったと思うので
マスコミと人心もずれていたということか
さらに日本のマスコミには
偏った情報しか届いていなかった、ということになるのだろうか
石原慎太郎みたいな感じなんでしょうね
三国人とか
バチが当たったとか
問題発言の宝庫でした
ここまでくると、サンダースが、ますますまぶしい
でも、輝いて見えたオバマも何もできなかったのだし
共和党の実務系の人たちがしっかりトランプを指導・監督してほしいものだ
トランプはやっぱりテレビで騒いで女が好きで
そんな人生を送っていたほうがいいと思うが
「ひとのことはどうでもいい。自分が本当に自分の生を生きているかどうか、大事なのはそのことだけだ。」(古代中国の言葉)
「ひとのことはどうでもいい。自分が本当に自分の生を生きているかどうか、大事なのはそのことだけだ。」(古代中国の言葉)
AI時代が到来!将棋も産業もこう激変する
「AI」(人工知能)は今、第3次ブームに入っている。その立役者はディープラーニングだ。それは、人間の認知メカニズムをモデル化することによって、AIにデータを与えるだけで、何を特徴に認識すべきか、自分で判断できるようにした。
人間は子どもでも、猫を何回も見れば「ヒゲがある」など特徴を一般化して理解し、猫を認識できるようになる。この対象を認識して概念を形成するために必要な情報を、特徴量と呼ぶが、従来のAIでは人間が決める必要があった。が、ディープラーニングでは、AI自らが特徴量を取り出せるようになる。
こうした技術革新についてトップ研究者である松尾豊・東京大学准教授と、世界最先端の開発を進める米グーグル傘下の英ディープマインドを取材した経験を持ち、自身もコンピュータ将棋とのトーナメント戦へ参戦を決めた羽生善治・将棋棋士に、対談してもらった。
将棋の大局観のようなアプローチも
――英ディープマインドが開発した「アルファ碁」がイ・セドル九段を4勝1敗と圧倒しました。
羽生:読みに関しての無駄の省き方というか、引き算としての洗練のさせ方、将棋でいうと大局観のような人間的なアプローチが急速に進歩していますね。以前の計算量で、精度の低さをカバーするといった足し算の世界とは変わったと感じました。
ただ、人間でもAIでも、正しく一つの局面を評価することは最も難しいのです。人間のプロ同士でも見解は分かれ、お互いの正しさを競い合っているような面があります。AIのプログラムの間でも、同じ局面に対して、評価関数がプラス100になるものもあれば、マイナス100になるものもあるように、バラツキがあります。
松尾:イ・セドル戦当時のアルファ碁は、状態がよいか悪いか、今だったらどの手がよいかを、膨大なデータを元に計算できるようになっていました。
ですが、もう少し大ざっぱに、「この後、こう行って、こうなったら勝つんじゃないか」という思考は入っていなかったと思います。そのような、状態と行動の特徴認識をできるようになれば、羽生さんの言われる大局観につながっていくはずだと思います。ただし、その際は人間の大局観をどう定義するか、ということが問題になるでしょう。たとえば今、2勝しているから、ここはちょっとチャレンジしてよいだろうとか、もっと大きなフレームが必要になるかもしれません。
羽生:昔の人が今の将棋を見たら、怒り出すでしょう。かなり伝統的な世界ですから。たとえば昔は、穴熊で隅に囲むのは邪道というか、王道ではないからダメだというような縛りがあった。でも、その価値基準も、時代によって変化しています。
コンピュータ将棋のプログラムは、チェスのプログラムを多く取り入れています。チェスだと、ビショップとナイトがほぼイコールの価値ですが、将棋も、たとえば角と他の駒がほぼイコールで、角を捨てることを全然ためらわないんですね。そこは人間の目から見ると、ちょっと違うんじゃないかと思うことはあります。
でも、そうしたコンピュータ的な発想を取り入れて、実戦で指している棋士もけっこう増えているので、今ちょっと融合し始めているような状況です。
AIの学習はまるで伝言ゲーム
松尾:ディープラーニングは人間をモデルだけ真似しているのですが、人間の脳は相当よくできていて、かなり近いものになってもおかしくないと思います。人間の脳も、それぞれのニューロン(神経細胞)が、次の層のニューロンへ、情報を渡していく構造になっていると考えられます。
異なるタスクを処理するマルチタスクラーニングの場合、それぞれのタスクに共通して貢献するような情報を、次のニューロンに渡すことが解決につながります。なぜかはわからないのですが、複数のタスクに共通する要因のほうが真である確率が高い、という法則が成り立つのです。難しい問題に対処する場合は、簡単なものの和で構成されることが多い、という法則も成り立ちます。
羽生:AIの学習って、伝言ゲームに似ていると思うんですよ。たとえば、「今日、東洋経済で取材を受けました」と最初に入力しても、100層目では、「明日、銀座でパレードがあります」みたいな全然違う文章になったりする(笑)。なぜこんなことが起きたかを調べると、中に全然意味を理解していない人がいるので、とりあえずその人をどけておいて、ちゃんと「今日、東洋経済で取材を受けました」という文章になるように、いろいろな工夫をしているんですよね。
松尾:すごくわかりやすいですね。レジデュアル・ネットワークという手法では、多層化で生じやすくなる誤差を、バイパスを作ることで修正するように訓練するのですが、まさに3人くらい飛ばして伝言するという感じです。
ディープラーニングでは、いろいろと面白い研究が出てきています。たとえば、今まではビリヤードの球の動きをコンピュータ上で再現するだけでも、ニュートン方程式など物理モデルを作るしかありませんでした。でも、ディープラーニングを使うと、ただビリヤードの球がどう動くかというパターンを見せ続ければ、予測できるようになります。この球をこっちの方向へ打つと、こうなって、ここら辺に止まるだろう、と予測できるようになるのです。
少し前は「イチローが上手に打てるのはニュートン方程式を解いているからか」「解いていないのになぜできるんだ」みたいな議論がありました。が、ディープラーニングを使えば、ある状況を思い浮かべたとき、次に何が起こりそうかを予測し、それがよいことか悪いことかを判断して、行動を選べるようになる。これは自動運転でも同様で、今の状態で走っていくとどうなるかというシミュレーションができます。これは大きな進展だと思っています。
脳の疾患も治療できるようになる?
羽生:ディープラーニングでは、人間の脳の仕組みをモデルにしていますが、脳の構造や認識のあり方は分かっているのですか?
松尾:分かっていません。視覚の仕組みやニューロンの種類など、部分的には分かっています。ただし、それがどうマクロの挙動へつながるかというところまでは、分かっていません。
でも、興味深い手掛かりは、分かってきました。韓国サムスン電子などは、ディープラーニングによる推論をスマホでやろうと、圧縮技術を開発しています。ニューロン間のつながりで重要性が低いところは消す、似たものは同一にして間引いていくのですが、相当間引いても、あまり精度は下がりません。ただ、ある水準以上を間引くと、精度の曲線がダーッと一気に下がってしまいます。これを医者に見せると、「アルツハイマー症と一緒だ」と言われました。最初はまったく症状に出てこないのですが、途中からダーッと悪くなってしまう。おそらく人間の脳でも、同じような現象が起きているのだと思います。
米グーグルは「DeepDream」(編集部注:画像を処理させると、ディープラーニングで認識した画像の特徴量を強調して、元のデータにフィードバックさせてくれる)のアプリを公開していますが、それを使うと、いろいろとピカソ風の絵を作ることができます。これも医者に見せると、脳の病気の人で同じような絵を描く患者がいるそうです。
羽生:それは逆に言うと、そういう疾患を持った人を補佐するものを作ることができれば、治療できる可能性が出てくるということですよね。
松尾:そうなんです。そうなんです。人間の脳について、マクロの挙動までは分からなくても、工学的に「こうすれば上手くいく」と分かってくると、ある程度解釈できる可能性を広げられると考えています。
羽生:ディープラーニングの用途開発については、日本は出遅れているのでしょうか?
松尾:出遅れています。ですが、たとえばディープラーニングで動く調理ロボットを、“日本品質”で調理ができます、世界のどこでも日本食を食べられますと売り込んだら、めちゃくちゃ需要はあると思います。これは、ロボットを作れて食べ物がおいしい国じゃないとできませんから、日本は得意なはずです。
自動車産業以上に大きくなる可能性
羽生:世界中に回転寿司を作るっていうことですね、目指すは(笑)。
松尾:そういうことです。ロボットはどんどんレベルが上がるはずで、そうなると見本は銀座にある三つ星のお店などにできます。そこから学んだノウハウを回転寿司に入れて、どんどんおいしくすることができるのです。
日本の農業もレベルが高いですから、それを機械化して、海外へ持って行くことができれば、自動車産業以上に大きい産業になる可能性を、秘めているのではないかと感じています。
ガッキー主演ドラマ、視聴率更新続く
女優・新垣結衣が主演するTBS系連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜 後10:00)の第5話が8日放送され、平均視聴率が13.3%、瞬間最高視聴率が午後10時ちょうどの14.7%だったことが9日、明らかになった。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。同ドラマは2話以降の視聴率が右肩上がりを維持しつづけ今週で4週連続アップ、同枠のドラマ史上記録をまたも更新した。
同ドラマは、海野つなみ氏原作の人気コミックを実写化。職なし、彼氏なしの主人公・森山みくり(新垣)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)とひょんなことから、周囲に秘密で夫=雇用主、妻=従業員という恋愛感情を持たない“仕事としての結婚”つまり契約結婚をすることとなるラブコメディー。
初回10.2%の二桁スタートを切ると、12.1%(2話)、12.5%(3話)、13.0%(4話)を記録。エンディングでは星野の歌う主題歌「恋」にあわせ出演者がキュートに踊る『恋ダンス』や、『情熱大陸』『NEWS23』など人気番組パロディなど遊び心満載の演出も話題を呼んでいる。
第5話では、みくりが津崎の「恋人」になるために奮闘する一方、周囲は2人の結婚に疑いを持ち始める。その疑いを晴らすため、2人は新婚感と親密感を醸し出そうと、“ハグの日”を制定することに…というストーリーが展開された。
ついに解禁!『最強の勃起薬』ザルティア これは凄すごすぎる
「ついに解禁!『最強の勃起薬』ザルティア これは凄すごすぎる」
この春、ザルティアという薬が使えるようになりました。これは、本来は前立腺肥大症の治療薬であり、排尿障害(おしっこの勢いが弱くて困る状態)の患者さんに使用できる薬なのです。
この薬の成分はタダラフィルというもので、勃起障害治療薬としてすでに販売されているシアリスと同じ成分です。PDE5阻害薬という種類の薬なのですが、この成分は勃起障害を改善させる作用だけでなく、排尿障害にも効果があることが分かってきたのです。PDE5阻害薬の作用として、前立腺や膀胱ぼうこうの血流が増加することや、神経的な作用により排尿障害が改善することが知られています。だから、「最強の勃起薬」として新しい薬が登場した訳ではないのです。
実際、勃起障害の治療にはタダラフィルとして20mgもしくは10mgの錠剤が使用されます。今回のザルティアは1日あたり5mgです。1日あたりの内服量は少ないですが、連日使用すれば、成分としては勃起障害治療には十分の量が使用できるかもしれません。
現在、問題となっているのは、その薬の値段です。勃起障害の治療としてシアリス20mgを購入すると自費診療となりますので1錠2,000円前後となります。ただし、ザルティア5mgは1錠230円であり、保険診療として自己負担3割で計算すると、1錠あたりの自己負担は100円以下となります。だから、もしタダラフィル20mgの成分としてザルティアを購入すると自己負担は400円以下で、計算上はずっと安く購入できることになるのです。
つまり、前立腺肥大ではない人が、ED治療薬を安く入手したい、と症状などを偽って前立腺肥大の診断を受け、保険で処方してもらう事態が懸念されているのです。
添付文書では、「適切な検査で診断を確定すること」と明記されていますが、厚生労働省は、4月17日付で、ザルティアの処方について留意事項を全国の地方厚生局などに通知しました。
具体的には、前立腺や残尿などの超音波検査や、尿流量測定など、排尿機能の検査をした上で処方、レセプトという健康保険の書類にこれらの検査をした年月日を記載するというルールです。医療機関や、国保、社会保険などそれぞれの審査支払機関にも周知徹底されれば、不正は難しくなると思います。
週刊誌は、おもしろおかしく書いて雑誌を売る必要があるでしょう。しかし、ザルティアは健康保険が適応となる薬であり、もとをたどればそれは税金にもかかわってきます。これだけ日本人の高齢化が進み、医療費が増加してきているのだから、診察する医療側も、受診する患者側にも「モラル」が求められると思います。現実問題、日本という国は借金だらけなのです。
この週刊誌がザルティアを最強の勃起薬として紹介することにより、結局は国民の皆さんが税金を多く払う必要になるかもしれない…。考え過ぎかもしれませんが、この週刊誌の「モラル」はなんだろうなあ、と考えてしまう一件でした。
「自分の嫌いな行動とか考え方を変えたりやめようと努力する必要はないの。努力はかえって邪魔になるだけ。大切なのは感情をしっかり見つめることなのよ。感情のあらゆる側面を観察して、〈観照者〉になりきる。」(《グレース&グリット㊤》トレヤ・ウィルバー)
「自分の嫌いな行動とか考え方を変えたりやめようと努力する必要はないの。努力はかえって邪魔になるだけ。大切なのは感情をしっかり見つめることなのよ。感情のあらゆる側面を観察して、〈観照者〉になりきる。」(《グレース&グリット㊤》トレヤ・ウィルバー)
“イルカ漁に反対する根底には「知能が高いし、かわいいから」という感情的な部分が少なからずあると思うんだけど、これ、裏を返せすと、「バカでブサイクは殺してもいい」ってことだし、本当に恐ろしいですよね。”
“イルカ漁に反対する根底には「知能が高いし、かわいいから」という感情的な部分が少なからずあると思うんだけど、これ、裏を返せすと、「バカでブサイクは殺してもいい」ってことだし、本当に恐ろしいですよね。”