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つまらない死に方

"

映画でもドラマでも

主人公たち以外は

躊躇なく

死んでしまい場面を盛り上げる

全くつまらない死に方をする


どの人にも

それなりの人生の時間があるということを

主人公に感情移入している観客は重視しないし

それは脚本の都合としてそうなっているのだと承知としている


しかし

ニュースで

誰かがつまらないいざこざに巻き込まれて死にましたという場合でも

私たちは不感症になっている

"


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“先日お会いしたある研究者の方が「AO入試枠は最小にしたい」と仰っていた。「裕福な家庭で予め文化資本に恵まれて留学経験やボランティア実績やらがある子ばかり入学させてたら、教育現場でも格差は開く一方。それよりは勉強“さえすれば”学歴が手に入る可能性を増やしたい」…すごく正しいと思う”

“先日お会いしたある研究者の方が「AO入試枠は最小にしたい」と仰っていた。「裕福な家庭で予め文化資本に恵まれて留学経験やボランティア実績やらがある子ばかり入学させてたら、教育現場でも格差は開く一方。それよりは勉強“さえすれば”学歴が手に入る可能性を増やしたい」…すごく正しいと思う”


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“心が疲れるとまず「新しいものの摂取」が難しくなり、「嫌いなもの」がもっと嫌いになり、最後に「好きなもの」まで嫌になる。早め早めに休むことが肝心。まずは睡眠を。”

“心が疲れるとまず「新しいものの摂取」が難しくなり、「嫌いなもの」がもっと嫌いになり、最後に「好きなもの」まで嫌になる。早め早めに休むことが肝心。まずは睡眠を。”


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山手線が円なのは輪廻のメタファー

“「山手線使うようになって、混雑時はみんな前世で一体どんな罪を犯してこんな目に遭っているんだろうかと思う」と前職の同期に話したら「山手線が円なのは輪廻のメタファー。業を負い解脱できない魂のさまよいを象徴している」みたいな話になったの、下半期ベスト3くらい笑った。解脱したいです”


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音楽を殺す

―― でも辞めちゃうんですよね、なんで会社はそんな人を手放すんですかね。
中野 POS(Point of Sale System)を導入したんですよ。それは音楽を殺すからいかんと、僕は最後まで主張したんですが。
―― それはどういう理由からですか?
中野 POSは売れるものだけ売って、売れないものを切るシステムなんです。音楽でも何でも、市場にはヒエラルキーというものが存在しますよね? 大衆向けからマニア向けまで、裾野の広い下の部分から突端まで。その上の部分を切ってしまったら、そのジャンルは死ぬに決まってるんですよ。
―― そんなに売れないけど、そのジャンルの先鋭的な部分ということですよね。
中野 生長点に当たる部分ですよ。そこを切ってしまったら、下は育たなくなるし、つまらなくなっていくんです。だけど会社は売れるものを売って、利益を上げたい。昔は売れなくてもブルーグラスを置いとこう、カントリーの好きな人がいるからって置いてたのが、POS管理になると、それは不良在庫になっちゃうんです。


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“「仲が良い」を「調子に乗っても許される関係」と勘違いする人がすごく苦手。タメ口で話すことが仲良くなる近道みたいな考え方の人と割と近い。何度も言うけど本当の仲の良さっていうのは「距離が近い」ではなくて「程よい距離感を保てる」ことなんだと思う。”

“「仲が良い」を「調子に乗っても許される関係」と勘違いする人がすごく苦手。タメ口で話すことが仲良くなる近道みたいな考え方の人と割と近い。何度も言うけど本当の仲の良さっていうのは「距離が近い」ではなくて「程よい距離感を保てる」ことなんだと思う。”


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“技術の進歩はたぶん、技術が不可視化していく流れが正しい。ほうきとチリトリが掃除機になって、掃除ロボットになった先にメイドロボを見てはいけない。技術者なら、掃除のいらない床を志向すべき

“技術の進歩はたぶん、技術が不可視化していく流れが正しい。ほうきとチリトリが掃除機になって、掃除ロボットになった先にメイドロボを見てはいけない。技術者なら、掃除のいらない床を志向すべき 


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“弟から聞いた、「ある人類学者がアフリカの部族の儀式を取材し、祭壇のそばに控えて詳細をノートに記録していた。数年後、再び同じ部族を訪ねたら、儀式の中に『何かを記録する係』というのが新たに加わっていた」というエピソードの破壊力がヤバい。”

“弟から聞いた、「ある人類学者がアフリカの部族の儀式を取材し、祭壇のそばに控えて詳細をノートに記録していた。数年後、再び同じ部族を訪ねたら、儀式の中に『何かを記録する係』というのが新たに加わっていた」というエピソードの破壊力がヤバい。”


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要求が素直にストレート

アメリカを歩いていて感じた、もうひとつの「嫌いじゃない」と思ったことは、要求が素直にストレートなことだった。
ベンチに荷物を置いて場所を取って座っている人がいたら、
「そこ、座りたいから荷物どけてくれない」って、若い子でもカラリと言ってくる。
一度、NYのH&Mでレジに並んでいたら、一番前に行って「ここ、入ってもいい?」って聞いた子がいた。言われた人は、あっけらかんと「ダメ」と言い、言われた子は「あら、そう」と言って、列の最後に並んだ。
なんだ、これ?
微妙に空いている席に気づかない人の前に立って、睨みつけただけで何も言わず、帰宅後に家族に悪態をつくみたいな、そういう無言の「気づけよ」オーラがない。
逆を言えば、日本にいて感じる「無言の気づけよオーラ」と、同時に、そんなオーラなんてどこにも存在していないのに、自ら「誰かがどこかでそう思っているのではないか」と勝手に想像して行動を規制している自分に気づいたりして、本当に窮屈だと思うこともある。
欲しいものは、欲しいといい
どいて欲しい人には、どいてくれない? と言ってみて
だめだよ、と言われたら
あら、そう、とあっけなく引き下がる。
で、本当にやりたければ、別の場所でまた再トライする。
「ちょっとこの人、一体何を言ってるわけ」と上から下まで舐め回すように見られたり、列の後ろのほうでひそひそ目配せされることがない感じはなんだか本当に楽だなあと思うわけで。
そういうこところ、なんだか嫌いじゃないんだよなあって本当に思う。
日本にいると、「みんなと同じ」ことはなんだかとても大事なことなのだなあとよく思う。
そして「誰かに迷惑をかけない、足並みを揃える」ことも。
このところ、いくつかのジュエリーのクラスに参加して、このあたりは本当にそうだなあと思った。
たとえばね。
日本で「◯◯先生の▲▲(アクセサリーとか手芸とか)を作る講座」に申し込んだとする。
そこで用意されているのは、たいてい「キット」で、先生が用意したお手本とそっくり同じものを作るというのが多い。多少のアレンジ(土台の形を選ぶとか、色を選ぶとか)はあっても、もしここで「私は大きさを変えたい」とか、「アレンジして別の形にしたい」と言い出す人は、大抵嫌がられる。
でも、私がこっちで参加したクラスでは、参加者全員がてんでばらばらのことを言い出したりする。
先生のお手本は、あくまでお手本で、誰もまったく同じというものを作ろうとしない。色も違う、形も変える。そして、先生はその一人一人にコツを教えていく。
ちょっと変なアレンジを加えると、先生が激しく喜ぶ。
「もっとやって! アレンジして! クリエイティブを楽しんで」と。
これはさ、日本のおばちゃまクラスではじぇったいありえないんだよ。
そんなことに遭遇した試しがない。
もし、「私、みんなと違う形にしたいのよね」と、足並みを崩し、そのためにクラスの進行が遅れ、先生を独り占めするおばちゃまが一人混じっていたとしたら、明らかにほかのおばちゃまが目配せをする。そして、終了後にスタバなどに集まって、悪口大会になる。目に見えている。
こっちはてんでばらばらに、みんな自分のペースで、自分が作ってみたいものを作って、ばらばらで途中ヒヤヒヤするんだけど、結果的には大きく逸脱することもあまりなく、着地する。
で、最後にできるものはすごく面白い。
そして、先生もそれをすごく楽しんでいる。
細かくオーガナイズされないものは、途中不安定にあちこちに傾くし、時間も読めず、あれこれハプニングもあったりするけど、だからといって沈没することはないんだ、ってことがよくわかる。人って、それほどアホじゃないから。
私は東京で、ワイヤージュエリーの講座に通って資格を取ったんだけど、その時のクラスは、すべてがオーガナイズされていて、お手本を作るために必要なビーズの数がすべて小さなビニールの袋に小分けにされていて、ワイヤーは「7センチに切ったのち、7ミリほどの場所から曲げて、次に3センチのところで輪を作り。、。。」という説明があって、参加者は定規を使って2ミリとか3ミリとか測りながら、細かい作業を重ねていた。
先生が「輪を作って曲げて」と言うと、「何ミリですか」と質問する人ばっかりだった。
そんなこと言う人、こっちは誰もいねえ。
なんだ、ミリって。
「このあたりを曲げる」じゃダメなんか。
「このあたり」で曲げるだけで作ってるこっちの人の作品、結構いいじょ。
もうひとつ、嫌いじゃないなあ、いや、すごく好きだよって思うのは
料理教室にもワイヤーのジュエリー教室にも男性が普通にやってくることだ。
昨日参加したワイヤーラッピングのクラスには、大学生みたいな男の子が一人参加していた。その子は先生が教えてみんなが作っている足並みを乱しまくり、何一つ言われたとおりに作らず、「そうじゃなくて僕はこっちの向きに使いたい」「いま教えてもらっているのじゃなくて、こういう形を僕は作ってみたい」と質問攻めに先生をしていた。
私はてっきり、途中から先生はうんざりしてきて、「とりあえずお手本どおりに今日は作って」と言うのかと思ってた。
ところが、しばらくしてきたら先生は俄然燃えてきた。
「あなた、本当にクリエイティブマインドの持ち主ね!」と言って、あれもこれもと訪ねてくる彼の隣に最後は座って、彼のアイデアに真剣に耳を傾けていた。
アイデアとやりたい事が次から次に湧いてきてしまう彼も、周りの人に「すみません、ごめんね」なんてことは一切言わず。最初は「なんじゃらほい、この子は」と思っていた私も、途中から彼と先生の間に生まれてくる、なんつか、ちょい切ないような熱い感じが、なんだか本当にうらやましいなと思った。
私たちは、こういう風に作られていない。
たぶん、周りの進行に気を使い、形を逸脱することを恐れ、時間通りに終わることに重きを置いて、結果的にお手本どおりのものが出来上がる。そんな「無言の圧力」みたいなものに、慣れてしまっているんだろうなあ、などと思ったりする。
クリエイティブマインドの持ち主だと言われた彼も、日本にいたら「足並みを乱す迷惑な子」になってしまうのかもしれない。彼のアイデアも、「そんなことはいいから、お手本通りに」と一蹴されてしまうのかもしれない。
この違いって、なんだかとても大きなことのような気がする。
この日、9時で終わるはずのクラスは10時半になっても終わらず、私はさすがに空腹に耐えられずその時間でクラスを後にしたけれど、工房にはまだ2人の生徒が残って、先生も残って、煌々と明かりをつけてワイヤーとプライヤーを手に、ああだこうだと手を動かし続けていた。
前に参加した別の場所のクラスもそう。
「もう時間ですから途中でも帰ってください、あとは家でやって」
なんて、だーれも言わない。
そういうところ、すっごく好きです。
アメリカさん、ありがとう。


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“外骨格の生物はボディ・プランを作りやすいはずです。なにしろ骨の形にあてはめて設計をすればいいわけですからね。その証拠に昆虫はすばらしく多様なデザインで地球上で最も多くの種類をつくりだしています。それはすごくよかったんですが、限界もあるんです。外側に骨のすべてを出したから、中は何もかもが押し込まれている。そのため、とくに頭部の入り口のところで食道と神経管が交差してしまいました。 そうするとどうなるかというと、どんどん食べると、すぐに食道が膨らんでしまい、目から体に通っている神経系を圧迫するから、これは昆虫

“外骨格の生物はボディ・プランを作りやすいはずです。なにしろ骨の形にあてはめて設計をすればいいわけですからね。その証拠に昆虫はすばらしく多様なデザインで地球上で最も多くの種類をつくりだしています。それはすごくよかったんですが、限界もあるんです。外側に骨のすべてを出したから、中は何もかもが押し込まれている。そのため、とくに頭部の入り口のところで食道と神経管が交差してしまいました。
そうするとどうなるかというと、どんどん食べると、すぐに食道が膨らんでしまい、目から体に通っている神経系を圧迫するから、これは昆虫学者の奥井一満さんの言い草ですが、毎回胸やけがするのです(笑)。ようするに昆虫というのはたくさん食べられない動物になってしまったんですね。外骨格にしたということによって、サバイバル・ゲームの最高のデザインをしたのに、一方では小食で、ともかく食べたらすぐ食道を圧迫して胸やけになる(笑)。だから、しょっちゅう食べて、少しづつ出していかなければいけないという動物になったのです。
しかし、この戦略は多様性という面では大成功をする。ですから地球のことを「虫の惑星」とよぶくらいです。”


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“ もう一つの場所は、教会。ビジネスの勝負で負けて、全財産を失ってしまったときには、地域コミュニティにある教会に駆け込むことができる。 渡邉:教会は何をしてくれるんですか? 藤原:とりあえずボランティアで手伝いをすれば食える。 渡邉:飯を食わしてくれるんですか? 藤原:そう。教会では、ホームレスに炊き出しをやっているから。極端な言い方をすれば、負け犬が傷を癒す場としての教会がある。そして、その教会に対して、ビジネスに成功した勝ち組の人が、巨万の富を寄付する。そういう、お金の流れが構造としてあるわけ

もう一つの場所は、教会。ビジネスの勝負で負けて、全財産を失ってしまったときには、地域コミュニティにある教会に駆け込むことができる。
渡邉:教会は何をしてくれるんですか?
藤原:とりあえずボランティアで手伝いをすれば食える。
渡邉:飯を食わしてくれるんですか?
藤原:そう。教会では、ホームレスに炊き出しをやっているから。極端な言い方をすれば、負け犬が傷を癒す場としての教会がある。そして、その教会に対して、ビジネスに成功した勝ち組の人が、巨万の富を寄付する。そういう、お金の流れが構造としてあるわけですよ。
たとえば、ラスベガスですごく羽振りの良かった人が、ギャンブルで負けて破産してしまった後に、裏町の教会から人生をやり直して、また成功する――そんな話が本に出ているくらい。アメリカでは、そういうバカなことも起きますよね。でも、日本ではないんだよね、人生の“踊り場”が。
渡邉:だから自殺してしまうんですかね。
藤原:そう。その質問は日本ではタブーになっちゃってるけど、的をついていると思う。キリスト教圏だけでなくイスラム圏でも本来教会が果たしている機能が日本では甘いことが、自殺を増やしている。西洋社会では、負けたときには宗教があり、勝ち組の踏み台としては大学があるんだけど、日本にはそれがないから、自分で作らないといけないわけです。
この2つの受け皿が本当は社会に必要で、それをどこにどう作るかを、日本はもうちょっとまじめに考えないといけない。しかし、そういう社会システム論のような考え方が、今の政党にはまったくないですね。しかも、この問題は省庁を超える。厚生労働省も文部科学省も警察庁も総務省もすべて絡む話ですよね。
こういう受け皿がないと、今登っている一本線の道が閉ざされたとき、「死ぬしかない」となってしまう。


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鉄道自殺者の遺留品を見るとね、ちゃんと定期券はしばらく先まで買ってあるし、その日の会議で使うであっただろう資料なんかもあるんだ。最初から死のうと思って駅に来る人なんて、ほんのわずかなんだ…。

鉄道自殺者の遺留品を見るとね、ちゃんと定期券はしばらく先まで買ってあるし、その日の会議で使うであっただろう資料なんかもあるんだ。最初から死のうと思って駅に来る人なんて、ほんのわずかなんだ…。


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“ We cannot solve this problem only through prayers. I am a Buddhist and I believe in praying. But humans have created this problem, and now we are asking God to solve it. It is illogical. God would say, solve it yourself because you created it in the fir

We cannot solve this problem only through prayers. I am a Buddhist and I believe in praying. But humans have created this problem, and now we are asking God to solve it. It is illogical. God would say, solve it yourself because you created it in the first place.
「祈るだけでは問題は解決しません。私は仏教徒ですし祈りもいたしますが、問題を起こしているのは人間ではありませんか。なのに神に解決をねだるのはおかしいと思いませんか。神に言わせれば『自分で引き起こした問題は自分で解決してもらいたい』でしょう。」


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“ 30年以内に高確率で地震が来るとわかっていても 利権と怠惰と傲慢のために結局腰を上げることができない 科学がいくら発展しても人間が成長しないので意味がないのです ” 首都機能移転、75%が賛成

30年以内に高確率で地震が来るとわかっていても
利権と怠惰と傲慢のために結局腰を上げることができない
科学がいくら発展しても人間が成長しないので意味がないのです
首都機能移転、75%が賛成


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日本の霊長類研究ではもはや常識なんだが、ボスザルは存在しない動物園のサル山は決められた時間に決められた量のエサが与えられるという自然界にはありえない特別な環境環境。そこでは力の強 いサルが先に多くのエサを独占するので観測した人間はサル社会にはボスがいて群れを率いていると長く信じてきたところが野生の 山ではエサになる木の実や草はいたるところにあって、手を伸ばせば口に入る。そのエサを優先的に食べるボスなんているはずがなかった!石 川県白山のフィールドワークでそれに初めて気づいた日本を代表する霊長類学者の一人、

日本の霊長類研究ではもはや常識なんだが、ボスザルは存在しない動物園のサル山は決められた時間に決められた量のエサが与えられるという自然界にはありえない特別な環境環境。そこでは力の強
いサルが先に多くのエサを独占するので観測した人間はサル社会にはボスがいて群れを率いていると長く信じてきたところが野生の
山ではエサになる木の実や草はいたるところにあって、手を伸ばせば口に入る。そのエサを優先的に食べるボスなんているはずがなかった!石
川県白山のフィールドワークでそれに初めて気づいた日本を代表する霊長類学者の一人、伊澤紘生(いざわこうせい)先生は自分の発
見したその結論が、自分でも信じられなかった


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ヴォネガット創作講座

《創作講座初級篇》
1.赤の他人に時間を使わせた上で、その時間は無駄でなかったと思わせること。
2.男女いずれの読者も応援できるキャラクターを、少なくとも一人は登場させること。
3.例えコップ一杯の水でもいいから、どのキャラクターにも何かを欲しがらせること。
4.どのセンテンスにも二つの役目のどちらかをさせること…登場人物を説明するか、アクションを前に進めるか。
5.なるべく結末近くから話を始めること。
6.サディストになること。どれほど自作の主人公が善良な人物であっても、その身の上に恐ろしい出来事を降り掛からせる――自分が何からできているかを読者に悟らせる為に。
7.ただ一人の読者を喜ばせるように書くこと。つまり、窓を開け放って世界を愛したりすれば、あなたの物語は肺炎に罹ってしまう。
8.なるべく早く、なるべく多くの情報を読者に与えること。サスペンスなぞくそくらえ。何が起きているか、なぜ、どこで起きているかについて、読者が完全に理解を持つ必要がある。たとえゴキブリに最後の何ページかをかじられてしまっても、自分でその物語を締めくくれるように。
”ヴォネガット創作講座


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“ (植島)この40年間で100か国以上を旅してきましたが、日本ほどいつも何かに強迫されている国はありませんね。世界有数のストレス社会であることは間違いありません。  時間の遅延を許す感覚がなく、何事も予定通りに行わなければならないと思い込んでいる。だから、進学でいうと子を私立に行かせなければならないと思い込み、病気になったらどうしようかと悩み、来年はこの仕事を続けていられるだろうかと不安になる。いつも何かに強迫されている。  電車がオーバーランしたくらいで新聞記事になる国は、ヨーロッパやアフリカ、ア

(植島)この40年間で100か国以上を旅してきましたが、日本ほどいつも何かに強迫されている国はありませんね。世界有数のストレス社会であることは間違いありません。
 時間の遅延を許す感覚がなく、何事も予定通りに行わなければならないと思い込んでいる。だから、進学でいうと子を私立に行かせなければならないと思い込み、病気になったらどうしようかと悩み、来年はこの仕事を続けていられるだろうかと不安になる。いつも何かに強迫されている。
 電車がオーバーランしたくらいで新聞記事になる国は、ヨーロッパやアフリカ、アジアでもありません。だいたい電車なんて時間通り来ないことが当たり前です。
--日本の電車では、強風で遅れたときも、車掌が「申し訳ありません」とアナウンスします。自然現象すら認められないようです。それにしても時間という単位は、人間の作り出したものです。人為を絶対死守しなくてはならないという強迫的な風潮は、なぜ、もたらされたのでしょうか?
植島:オブセッション(強迫観念)が社会の原動力だからです。一般に高度資本主義社会の発信するメッセージは「あなたには何か不足していますよ」というものです。「自分は満足している」と思っていても、「いいえ、このテレビを買わないと迫力あるワールドカップは味わえませんよ」とか「もっと健康になりたいならこういう治療が必要です」といった具合に、「いつも何かが欠けている」という強迫観念で社会を動かそうとする。


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“地球上に何十億人という人が住んでいる。そのほとんどが一〇〇年以上地球にいることはない。なのに、何かの所有権を主張するなんて、馬鹿げた話だ。それより、早くみんなの意識が、地球での自分の時間を充実させることに向かうといい”

“地球上に何十億人という人が住んでいる。そのほとんどが一〇〇年以上地球にいることはない。なのに、何かの所有権を主張するなんて、馬鹿げた話だ。それより、早くみんなの意識が、地球での自分の時間を充実させることに向かうといい”


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