セロトニン・トランスポーター遺伝子5HTTLPRの長短 アジア人はショートタイプが多く、不安を感じやすい
チャールズ・リードビーター:イノベーションについて
正しい解決は専門家だけが知っていて
知らない人はそれをお金を出して買うだけ
というモデルはやはり私は嫌いだ
私は最後の最後の所での
専門家の誠実さを信じていない
それほどまで頭が良くて
それほどまで誠実な人間が世界に何人いるというのだろう
実際に存在するのは
ほどほどに頭が悪くてほどほどにずるい人たちである
暗黙のうちに自分たちの無謬性を主張する人々はいつでも存在していて
最後に彼らが言うことは
自己判断が原則です
リテラシーを身につけなさい
など
農業でもして自分の食べる分を自分で汗を流して生産している人のほうが
信用できる
恐ろしい遅さで翻訳
恐ろしい遅さで翻訳している
PCという便利なものがあるというのに
昔より遅い
昔は翻訳をしていると日本語が崩れる感じがよく分かったのだが
最近はそんなことも何も感じない
このあたりは退化している部分なのだろうが
普通に生きるには支障がないのだろう
温泉で他人と一緒に風呂に入る
一部アメリカ人には苦痛のようだ
無防備に裸になることは
たぶん性的な文脈以外ではあり得ないのだろう
あとは医療の場面など
だから
裸で風呂に入るときには性的な意味合いがついて回り
たいていの人には愉快ではないものなのだろう
徹底的に順位制社会に生きている人間にとって
裸同士と言うことはあり得ないのだろう
そして一体日本人はどういう意味で裸で同性同士が風呂に入るのだろうと思うらしい
感情の起源
感情の起源ということが時々話題になる
多分多い意見は共同体としての一体化に利益があったということだろう
共同で狩りをする様子
また共同で雲南省の棚田を耕作する様子
感情を共有することに利益があることは納得しやすい
ここで一発気合を入れる、という感情を共有しないと力は出ない
気分は感情よりも身体に近いものだろう
普段の筋肉とここ一番の筋肉の違いのようなものも考える
喜怒哀楽は感情であるが
気分はその底部にあって一貫する『傾向』のようなもので
もっと身体よりになると気質とかの言葉になるだろう
気分・気質+エピソード=感情
基礎体力+エピソード=力
のような感じだと思う
状況に応じたものが感情である
ハリケーンや災害などで災難に巻き込まれて
感情が燃え上がる
悲しみも燃え上がるし愛情も燃え上がり
妊娠率が高くなったりする
気分や気質はそういったエピソードを受け止める基盤のようなものだと思う
ーーーーー
私の考えでは
気質はManic+Anankastic+Depressive の3つの成分から成り立っていて
最近の言葉でいえば連続的なスペクトラムを形成している
ーーーーー
この世界にたった一人で生きているとして
感情信号系がどれだけ有効であるかは疑わしい
また遺伝的プログラム部分が大きいと思う
ーーーーー
どのような感情にしても「同調性」が問題になる
集団機能として大事なのは同調性であって
その中身が何であるかは実はあまり重要ではない
各集団で喜び方とか悲しみ方が違うのはその反映だと思う
ーーーーー
他人を「同調させる」個体と
他人に「同調する」または「同調させられる」個体がある
このあたりの観察も面白い
ある集団では優秀で「同調させる」個体であったものが
一段階上の優秀な集団に入れられて「同調する」個体に変わり、そこで成長が止まる
たぶん性ホルモンや成長ホルモンなどの問題なのだろうと思うが
個体によりレベルがあるようだ
人種によっても多少の違いもありそうで
他人種集団ではそのようなことも考察の対象になるだろうと思う
ーーーーー
このような側面で考えると
パニック発作などは一般に危険信号への過剰反応として理解できるので分かりやすい面もある
不機嫌な爽快気分
manieを学術用語として拡張して捉えているので不自然さはないのだが
日常語彙の範囲で言うと
不機嫌な爽快気分ということで
意味が分からないことになる
昔から言われるのは
dysphoric という場合
単に機嫌が良い悪いではなくて
状況に即した気分変動なのかどうかという部分が言われる
当然不機嫌になるべき状況ならば不機嫌になるのが普通なのであって
その場合に上機嫌でいるのもおかしいし
上機嫌になって当然の場面で不機嫌になっているのは
やはり少し納得しにくいところだ
そのような意味で状況に即した気分というものを判定していて
何でもかんでも不機嫌だけを見ているのでもない
ーーー
気分の同調性は人間としての本能で
これが音楽の起源だろうと思う
人間が集団ではなく、たった一人で何が出来るかというと
大変弱いものだと思う
集団で協調して動けるから氷河期なども生き残ってきたのだろう
前を歩いている人がリズミカルに動いていると自然にその動きに同調してしまう
コンサートホールで拍手が始まると自然に同調して拍手する
もちろん同調できない個体もあるわけで
ある場面ではそれを病気と認定したりもする
a mixed state (also known as dysphoric mania, agitated depression, or a mixed episode)
Dysphoric Mania
昔の場面を思い出すことがある
昔の場面を思い出すことがある
銭湯からの帰り道とか
田舎道を車で迷ったときの場面とか
遙かに遠い昔のことで
それは本当に自分の経験なのか
それとも何か映画の中の一場面なのか
弁別し難い気分もある
そして考えてみれば当然自分の過去なのだと納得は出来て
何という無駄な時間を過ごしてきたものだろうかと
後悔はする
それ以外に何かとてもいい過ごし方があったとも思わないが
しかし違う過ごし方もあったなあと少しだけではあるが思わないでもない
「人生は無意味である」は症状なのか
この世界には意味がないとか
そういうことがすでに
うつ病の診断基準の一つであることは
どう考えたらいいのだろうか
昔の実存主義とか素朴唯物主義とかでいえば
この世界も人生もキリスト教的な意味などないに決まっているのだが
精神医学でいう意味とはそんなものではなくて
家族が大事で、それが守るべき価値だとか
季節の花が咲けば、それがしみじみと楽しくて、生きていてよかったとか
そんなことのようなのだけれども
「人生は無意味である」という苦しみが症状というのは
やや納得できないのだ
たとえば私はトレイのレバーを押す
たとえば私はトレイのレバーを押す
その瞬間に過去のトイレのレバーが登場する
わずかずつ感触の違うレバーが蘇る
そのように内蔵されて冷凍されていた私の記憶が
解凍されて蘇る
極度に暇な私のそんな時間
メロディーの切れ端 全体を思い出せない 関係する情報を思い出せない
しかしメロディーの断片が感情に働きかける
サイコセラピー・ファイル
Change for the better
Self-help through
practical psychotherapy
Elizabeth Wilde McCormick
アペンディックス 1
サイコセラピー・ファイル: 自分自身をもっと知るために
生活の中で体験したことや、感じたことが、自分や他人についての評価を形成している。ものの見方とは自分にとってのもののありようであり、自分の生き方は「わかりきっていて正しく」思われる。しかし、ときには、慣れ親しんだ理解や行動の仕方が問題を生みだしている。困難を解決するためには、自分のしていることが事態を悪化させているしくみを知る必要があるであろう。そうすれば、ものごとを良くするための新しい思考や行動の仕方に取り組むことができる。
ここでは、あなたが行っていることについて考える方法を提案したい。あなたに特有のパターンを把握することは、生活をもっとコントロールしてもっと幸せになるための学びの最初のステップである。このアンケートについてカウンセラーやセラピストと話し合ってほしい。
気分と行動に関する日記をつけること
いつどんなきっかけで、症状・機嫌の悪さ・時々起る好ましくない考えや行動が起るのかを把握することで、それらをよりよく理解してコントロールすることができる。
もしこの種の特定の症状や問題を抱えている場合には、日記をつけ始めよう。日記は特定の気分や症状や行動に注目して書き、できれば毎日つけよう。次の順番で書いてみよう。
1. その問題が起こる前には、自分自身・他人・世間についてどのように感じていたか。
2. 問題が始まった頃の出来事や考えやイメージ、あるいは問題の原因と思われること。
3. 問題が一旦、始まってから経験した考え、イメージ、感情。
行動や思考について注目して書くことによって、そういう場合にどう行動して考えたら良いのかがわかり、やがてもっとコントロールできるようになる。恨み、抑うつなどの良くない感情や身体症状は、役に立たない考え方や行動の結果である場合がしばしばある。日記を付けることは、物事に取り組むより良い方法を学ぶチャンスとなる。
日記を1-2週間付けてから、セラピストやカウンセラーと記録したものについて話し合うとよい。
チェンジし始める
人生がもっと幸せでもっと満たされることを自分で妨げていることが度々あることに気が付き始めると、かなり落ち込むものである。それはあなたが愚かであったり、悪いのではなく、以下の理由によることをしっかり覚えておこう:
1. わたしたちは、幼いころに一番効果的であると学んだ方法を用いている。
2. わたしたちは、その方法をし続ける必要はない。今、それを識別する方法を学んでいる。
3. 自分の行動を変えることによって、自分の行動をコントロールすることを学べるだけなく、自分に対する他人の態度をも変えることができる。
4. 他人(例えば両親やパートナー)がチェンジすることを妨げているように思うかもしれないが、わたしたちはしばしば彼らを過小評価している。チェンジする権利に対して確固としていれば、わたしたちを心配してくれている人たちは大抵、チェンジを受け容れてくれる。
サイコセラピー・ファイルに取り組む
欲しいものを手に入れることができないのに、変えることが難しい考えや行動パターンがある。困難な状況に関する以下のトラップ、ジレンマ、スナッグスの説明を読んで、あなたの感じていることにどのくらい当てはまるのかをチェックしてほしい。なじみのあるものと、ないものがあるでしょう。もしもなじみはあるけれどもそのとおりではない場合には、当てはまらない箇所にバツ印を付けて、あなたにとってどうであるかを書き入れてください。やり方にまずいとか間違っているということはありません。見付けたことをセラピストと話し合ってください。役に立たないパターンがどんなものであるのかをセラピストと一緒に見つけて、出来る限り正確に説明することが、チェンジを起こすための第一歩である。
トラップ
トラップ(わな)とは、そこから逃げられないもののことである。ある種の考えや行動が「悪循環」に陥ってしまって、どんなに努力しても事態は良くならずに悪くなるようなときである。自分のことを悪く思ってしまうことを何とかしようとして、結果的に悪いことを確信してしまうような考えや行動をするなど。
とてもよく当てはまる ++ 当てはまる + 当てはまらない 0
1. 他人の感情を傷つけてしまうことを怖れるトラップ
自分の考えや感情を表現すると、他人を傷つけてしまうと信じている。それで、自分の感情や要求を表現しないで他人から無視されたり虐待されるか、自分の本当の気持ちを爆発させて子どものように怒ってしまい、他人を怒らせたり、さらには警戒させてしまう。そうして自分の考えや感情を表現することは間違いだという元々の感情を確信させてしまう。攻撃的であると思われそうな場面で自分を擁護することを控えてしまう。
当てはまる?:
2.マイナス思考のトラップ
仕事、人間関係、社会的状況を混乱させると思っていて、何かをしようとするとうまくいかないと信じている。そために、実際に行ったときに効果的に出来なくて失敗してしまう。事態が悲惨な結果になったとしばしば感じるので、いつも失敗してしまうという感覚を確信してしまう。
当てはまる?:
3.心配性のトラップ
仕事、人間関係、社会的状況においてうまく対処できないのではないかと不安で、
事態を混乱させてしまうのではないかと心配である。ものごとをうまく行うことに気を遣うあまり、パニックになり、ストレスや疲れを感じる。このため、ものごとに対して余計に心配になる。
当てはまる?:
4.喜ばせようとするトラップ
自分に自信が持てなくて、かつ、人に好かれたいために、他人がしてほしいだろうことをしてその人を喜ばせようとし、結果として相手に利用されてしまう。怒りを感じて、利用されたと思っていいのに、まるで喜ばせることに失敗したように感じて、自分自身に対して自信を持てないことを確信する。
当てはまるか?:
5.「NO」と言えないトラップ
他人に「NO」と言えないと、人間関係をコントロールできないと感じる。それで、コントロールするために、他人を避けたり失望させる。結果として、相手が怒って自分を拒否したりする。すると、罪の意識を感じて、他人に「NO」と言うべきではないと確信する。
当てはまるか?
6.不和回避のトラップ
不安にかられていて、かつ、他人とけんかをしたり他人を不機嫌にさせてはいけないと信じているので、けんかを避けるために相手がしてほしいと思っていることをして、熱心に相手を喜ばせようとする。結果的に、他人とけんかせずにほっとするが、不和回避のトラップにはまる。
当てはまるか?
7.社会的孤立のトラップ
他人から愚かで退屈であると思われると思っていて、社会的状況における自信がなく、不安である。そのため、他人に近づかなかったり、他人が近づいてきたときに反応しない。結果として、他人に親しみやすくないと思われて、去られ、自分が愚かで退屈であるという思いを確信する。
当てはまるか?
8.自尊心が低いトラップ
欲しいもの、必要なものは決して手に入れられないと思っている。必要を満たそうとすると、罰を受けたり、拒否されたり、見捨てられると感じる。時々、生まれたときから呪われているのではないかと思う。努力することをあきらめ、希望がなく、無力に感じ、何もかも不可能であるかのようで自殺したくなるほどである。
当てはまるか?
9.自分を罰するトラップ
悪い・弱い・罪があると感じて、動揺し、あるいは混乱して、自分を罰しなければならないと感じる。様々な方法で自らを傷つけ害し、しばらくの間は悪いとか罪の意識から逃れられるが、自分は悪くて罰せられなければならないと確信するだけのことである。
当てはまるか?
ジレンマ(間違った選択と狭い選択肢)
わたしたちはよく、いつもと同じように行動する。今、完璧に幸せではないにしても、思いつくことのできる他のやり方では、結果が同じように悪いか、もっと悪いと想像されるからである。時々、わたしたちはその場にそぐわないような関係を仮定することがある。―例えば「xをすると次にyが起こる。」など。これらの間違った選択は、‘イーザー・オア(AかBか)’または‘イフ・ゼン(もしもAならB)’ジレンマと表現することができる。状況をこのように見ていることに自分では気づいていなくても、選択肢がそれしかないように行動している。次に挙げる間違った選択が、生活のルールであるかのように行動していないか? ジレンマを知ることが、チェンジの第一歩である。
とてもよく当てはまる ++ 当てはまる + 当てはまらない 0
1.混乱したときのジレンマ
混乱すると(1)自分の感情を抑圧するので、混乱したことを周りに気づかれなくて、他人から無視されたり・利用されたり・虐待される。あるいは(2)感情を表現すると、たまには爆発的に表現すると、他人は傷ついたり・攻撃されたと思ったり・圧倒されたり・あるいは脅かされて、それへの応酬として自分が攻撃されたり無視される。
当てはまるか?
2.欲求に対するジレンマ
何かを手に入れたいと思ったときに、(1)自分に甘くしてほしいものや必要なものを手に入れると、他人の物を奪ったかのような罪悪感があり・欲張りに思える。そして、自分が呪われていて・悪いと感じ・イライラする。あるいは、(2)手に入れることを断念して、ほしいものや必要なものを求めず、まるで他人に与えているかのように謙虚に独善的に振る舞う。あとで、まるで自分で自分を罰しているかのように感じる。
当てはまるか?
3.パーフェクト・ジレンマ
自分には適性がなく・十分ではないと感じて、(1)パーフェクトになろうとする。パーフェクトになることは不可能なので、ストレスが非常に高く、疲れ切って・怒りを感じて・失敗であると感じることになる。あるいは、(2)ただ事の成り行きにまかせ、努力しなかったことに罪を感じ、自分のことを怒れる不満足な失敗作であると感じる。
当てはまるか?
4.要求に対するジレンマ
いじめられたり、批判されたと感じて、(1)要求に対して陰気に服従し、だまされて・打ちひしがれ・みじめで・希望がないと感じる。または(2)要求に対して受動的に抵抗して・先送りにして・ぐずぐずして・不安に思うが、依然として批判されていじめられる。
当てはまるか?
5.抵抗についてのジレンマ
いれめられたり、批判されたと感じて、(1)密かに要求に抵抗して自分が要求されたことを故意に妨害するが、結局は攻撃されていじめられる。または(2)積極的に要求に抵抗して・他人を攻撃し・ものを壊して・希望がなく感じ、しまいにはだまされて・罰せられた感じがする。はかない勝利である。
当てはまるか?
6.責任感のジレンマ
責任を感じ過ぎて、(1)他人の面倒を見・世話を焼き・援助の期待に応えて・必要とされていると感じるが、同時に利用されて、怒りと・だまされていると感じる(自分がコントロールしているにもかかわらず)。または(2)他人の面倒を見ないで・世話を焼かず・他人から何かしてほしいと期待されず、そのため必要とされていなくて・拒絶されていて・あるいは役割がないと感じ、寂しく・不安で・コントロールできないと感じる。
当てはまるか?
7.十分に足りていると思うべきジレンマ
十分に足りていると思うべきであると感じているのか、あるいは、何かを欲しいとか必要であると思ってはいけないと感じているのか、(1)欲しいと思っているものを得ようと努めて手に入れると、ものを欲しいと思うべきではなく辛抱すべきであったかのように、自分のことを子どもっぽくて・罪があって・価値がないと感じる。反対に、(2)欲しいものを得る努力をしなかったり、あるいは手に入らないと、(気高さと共に)怒りと・奪われた感じがして、欲しいものや必要なものは持つべきであり、もっと主張すべきであると感じる。
当てはまるか?
8.不安と強迫性のジレンマ
将来、起こるかもしれないことに不安を感じ、(1)ものや感情や計画を完璧に整理して、管理するために細部にまで強迫的に注意を払うが、終わりのない仕事に疲れて圧倒され、成り行きに任せてあきらめたくなる。反対に、(2)もしも成り行きに任せて、事態を回避したり無視したことによって困ったことになると、当初のわずかな安らぎの後、その困ったことに対して不安を感じてパニック気味になり、元の強迫的な管理に戻る必要性を緊急に感じる。
当てはまるか?
9.人付き合いでどう振る舞ったらいいかわからないジレンマ
他人に対してどう振る舞ったらよいのか確信が持てず、(1)自分の殻に閉じこもり過ぎて、参加しなかったり・自分の番なのにしなかったりして、他人が自分を拒否したり・自分を好きでないことがわかり、混乱して不幸に感じる。あるいは(2)参加して、他人を喜ばせようとし過ぎて、利用され、しまいには腹が立ったり傷ついてしまう。
当てはまるか?
10.賛成されたいことと自分の感情のジレンマ
自分の感情を表現したいけれども、同時に他人に賛成してほしいために、(1) 大抵は、他人から受け入れてもらうことを優先させて、自分の感情を抑え込む。そのため、受け入れられた結果に対して、泣いたり・怒ったり・やさしかったり・陽気であるなどの自然な感情をもつことはなく、欲求不満で自分の人生を生きていない感じがする。反対に(2)自分の感情を表現したり・自分らしくあったり・したいことや必要なことをしたときには、自分のことを子どもっぽいとか・反抗的であると感じて、結果としてしばしば他人から拒否されたり賛成されないことに対して怒りを覚え、自分の感情やニーズは認められないのだと感じる。
当てはまるか?
11.賛成されたいことと自主性のジレンマ
自主性を保ちたいけれども、同時に他人に賛成してほしいために、(1)大抵は、他人が受け入れたいと思っていることをするべきだと感じて、それに服従しなければならず自分自身でいられない。あるいは自分がしたいことをして受け入れられたと感じるが、同時に欲求不満でみじめである。反対に、(2)自分のしたいことをして自分自身であったときには、自分は反抗的であると怒りを感じ、他人からはしばしば拒否されたり・認められなかったり・賛成されず、受け入れられない。
当てはまるか?
12.人付き合いが息苦しいジレンマ
他人と関わったり近づき過ぎると、(1)自分を抑えて、相手のペースに巻き込まれた感じがして、息苦しくて・抜き差しならなくて・絶望的である。だから、(2)他人から距離を取って、息が出来るスペースと動ける空間を確保すると安全に感じるが、同時に、寂しくて悲しくもある。
当てはまるか?
13.人付き合いで利用されることを怖れるジレンマ
人付き合いでは付け込まれることを怖れているために、(1)利用されたと感じやすく、怒りやみじめさを感じる。あるいは、(2)他人と付き合わないで安心しているが、同時に寂しくてみじめである。
当てはまるか?
14.人付き合いと尊敬のジレンマ
自分にはたくさんの注意が必要だと感じて、(1)尊敬できる人を探すか、あるいは自分のことを尊敬してくれる人を探す。これは気持ちのいいものである。しかし、(2)尊敬はあまり長続きしないもので、もう相手を尊敬していなくて、実際、相手を軽蔑していることもしばしばである。あるいは、相手が自分のことを軽蔑して避けていることを知って、気分が悪かったり・自尊心を傷つけられて、また新しい人間関係を探し求める。
当てはまるか?
スナッグス
スナッグスとは、わたしたちが「より良い人生を送りたいと思います。もしくは、自分の行動を変えたいと思うのですが・・・」と言うときに起こっていることである。わたしが幼かった頃に、わたしや家族がわたしのことをどのように考えていたかに、このことの根があることが時々ある。わたしの人生の重要人物が、わたしが変化することを好まなかったり、わたしが変化が彼らに与える意味に対処できないことからスナッグスが起きることがある。しばしば抵抗はもっと間接的であり、わたしたちが良くなり始めたときに、親や、夫や、妻が病気になったり、憂うつになるのように。
ほかのケースでは、楽しみや成功を避けるように‘アレンジ’するようである。あるいは、それらがやってくると、抑うつとか、台無しにすることなど何かしらで対価を払わなければならないようである。しばしばこれは、子どもとして、ものごとがうまくいくと罪に感じたり、幸運や成功のために人にねたまれると感じたからである。時々、訳もなく、家族の中でうまくいかなかったことの責任を感じていた。自分ではそう気づいていなくても。 自分の人生を生きていくうえで、この種のパターンがどのように妨げているのかを知ることを学ぶことは助けになる。その時初めて、より良い人生のためのあなたの権利を受け容れることを学ぶことができ、それを主張するようになるからである。
もしも当てはまるときには、番号に○を付けてください:自分の人生において制限されていると認知するなら:
1.他人の反応を怖れることによって:例えば、わたしは成功を妨害しなければならない
(a) あたかも、他人の成功を奪うようであるから
(b) あたかも、他人がわたしをうらやむかもしれないから、あるいは、
(c) あたかも、良いことが、皆に行き渡るだけ十分にないから。
2.あなたの中にある何かによって:例えば、わたしは良いことにふさわしくないから、良いことは妨害しなければならない。
困難で不安定な心の状態
ものごとがとても困難に思われ、たまに違って感じられるために、自分の行動や経験をコントロールすることが難しいと感じている人たちがいる。以下の中で、当てはまるものがある場合は、○を付けてください。
1. 自分や他人に対する感情が不安定である;ある心の状態から、全く違う状態へと切り換わることがある
2. ある心の状態では激しく、極端で、コントロールできない感情を伴うかもしれない。
3. ある心の状態では感情的に空白であったり、現実味がなかったり、あるいは、混乱して感じられるかもしれない。
4. ある心の状態では、自分がひどく罪深く感じられたり自分自身に対して怒りを感じて、自分を傷つけたいと思うかもしれない。
5. ある心の状態では、他人を信じられるはずがないと思い、失望させられるのではないか、傷つけられるのではないかと思うかもしれない。
6. ある心の状態では他人に対して、理由もなく怒りを感じたり、有害であるかもしれない。
7. ときどき、混乱する感情に対処するための唯一の方法は、感情を空にして、他人から感情的に距離をとることである。
異なる状態
誰もが、自分自身や世界に対する感じ方の変化を経験する。しかし、これらの変化が極端で、時には突然で混乱させるものである人々がいる。このような場合、、繰り返し起こるいくつもの心の状態があることがしばしばで、それらを認識することを学び、それらを交替させることがとても助けになるであろう。次ページにこのような状態の説明がいくつも載っている。経験しているもの見つけて、○を付けてください。説明文を削除したり書き足して構わない。リストに載っていないものは余白に書き足してください。もしも、○を付けた状態が、別の状態につながっている場合には、線でつないでください。
アペンディックス2
パーソナル・ソース質問票(PSQ)
この質問票の目的はあなたのパーソナリティーのある側面についての評価を得ることである。人々はすべての点において大きく異なる:この書式の目的は、①あなたが自分のことをどのくらい一定であると感じているのか、そして②‘すべてのピース’あるいは変数、そして、③いくつもの独特な‘サブ・パーソナリティー’からなるもの、あるいは、2つかそれ以上の全く異なるはっきりと区別される心の状態を行き来するものとして自分自身を体験しがちであるのか、を知ることである。
大部分の人たちはこれらの対比されるもののどこか中間に位置すると感じている。心の状態は①典型的な気分、②特定の自分らしさと他人らしさ、③どの程度、感情に触れて制御することができるのか、によって把握されている。この状態とは、その人の存在を限定的に認識することのできる方法である:述べられている状態にぴったりと当てはまるか、当てはまらないかのどちらかである。心の状態は、しばしば突然、その人に影響を与える;それは短時間持続したり、数日間続いたりする。いつもではないがときどき、心の状態の変化は環境の変化やある種の出来事によって誘発される。
あなたに一番当てはまる項目の○印を塗りつぶしてください
すべての問いに答えてください
1つの問いにつき1つの○だけを塗りつぶしてください
全ての情報は個人情報保護のもとに扱われる
『30分くらい話しているとこういう展開になります』病
診断面接をするでしょう
そのときにまず状態像の情報を集めますね
睡眠、食欲、気分、現実把握、対人関係の形式など
これはその時一瞬の写真のような把握
これがDSMですね
それと同時に経過も参考にする
クレペリン的な経過はdefectを残すか、残さずに循環するかだけれども
DSMとしては何回、どの期間というくらいは大切な項目になる
現在はうつ状態だけれども
かこにそう状態があったといえば双極性障害になるわけだから
経過は大切なわけだ
これは人生の時間といえるだろう
しかし面接者にとって大切な時間経過は
面接の時間経過の中で何がどう進展するかということだ
陽性転移、陰性転移などがどのような時間経過でどのようなきっかけで起こるのか
それは大切な診断要素なのだけれども
DSMは嫌って捨てた
ーーー
精神療法を簡単にしようという大きな動きがある
精神分析が凋落しているのは
役にも立たないのにむやみに難しいことを言って
理解しているかどうかではなく
師弟の契りを結んだかどうかで
物事を決めていた怪しさがあったからだと思う
精神分析でもカトリック教会でも
長期に渡る師弟関係を基礎にして組織を形成しようとする動きは悪いことではないだろう
日本の家元制度などもそんな類型だろう
しかしそれだけでは良くない面もあり
特に合理主義者には嫌われるだろう
それで、精神分析にもいいところはあるのだから
別に難しいことを言わなくても
役に立つところだけ利用しようよ
という透明な心の人たちで検討が始まった
すると別段精神分析なんか勉強しなくても
普通の言葉で説明できることが分かった
分かってしまったので
精神分析を簡単にする必要もなくなった
CBTとかCATとかIPTとかDITとかそんなやつは
簡単に透明にしようよという流れだ
理屈としてはその分弱い
理屈を強くしようと思えばまた精神分析の二の舞になるからだ
長い間の師弟関係で伝えるなんてしないで
二週間くらい講習に行けば
とりあえず外来で役に立つ程度のことは学べるだろうということになる
相変わらず学問したい人はすればいいけれども
今のところブレイクスルーがない
文献学になるか
ラットをストップウォッチを手にして見つめているか
どちらも魅力はない
ーーーーー
面接をしていて強く思うのは
こういう流れでこういうことが起ころとこういう反応をするので驚いた
とかいう実感
これだと周囲の人も困惑するだろうなと思える
このあたりは
精神分析で言う、診察室と、現在の人生と、生育歴の「三一致の法則」で
捉えられることだ
そこにLuborskyのいうcore conflictがある
こう考えると視野が急に開けるのだけれども
こんな面接をしていると時間はかかるしお金もかかるし
治療関係もいろいろと難しくなるしで
最近は薬剤も進歩しているし
世間の理解も進んでいるので
まあ、もっと簡単でもいいじゃないかというわけで
簡単版でいい
その流れで、大した治療もしないんだから診断も簡単でいいということになり
DSMで間に合ってしまう
もっと難しい芸もできるけれども
求められていないので
もうやりませんというわけだ
大田区の工作名人がもういらないというのと同じなんだろう
1万分の一の精密さで水平を作ってどうなる
誰が求めるかという世界
ーーーーー
たとえば精神科治療を求める人間がどれだけ重要人物かということとも関係する
音楽家マーラーが病気だったとして
フロイトの治療を求めるというのならば
相当の名人芸で治療することは意味があるだろう
しかしながらたいていの精神病者は社会経済的に没落するので
そのような水準の高い治療を維持することは原理的に無理だと考えられる
投資としても見合わないのだろう
ーーーーー
治療者Aが話していると反応aであるが
治療者Bが話していると反応bであるとか
そういう情報は実際的だし現場では何より強く印象にのこるものなのだけれども
普遍化できないので残らない傾向になる
治療者Aが話していると30分を過ぎてこんな感じ、1時間を過ぎると反応aが出て
2時間を過ぎると反応bが出るとか
そんな気の長いことはもうできない現実になりつつある
多重人格のこととか人格障害の一部とかは
このような形式の診断が必要なはずだけれども
容易ではないだろう
不機嫌 dysphoria
不機嫌 dysphoria
について もう少し精密に学問したほうがいいかもしれない
大きく言うと
現実検討がずれている精神病状態と
うつで不機嫌と
そうで不機嫌と
性格障害で不機嫌と
分解しているわけだけれども
不機嫌という言葉はよく分かる言葉なので
その枠組みのほうが根本的なカテゴリーなのかもしれないとも思う
人間が集団場面で
中心上昇運動をする、中心下降運動をする、周辺方向運動をする
これをそれぞれ
manic,depressive,schizophrenicと名付けた昔もあった
これでいうと辺縁方向に上昇下降を分類することができそうだ
Depression without melancholy
DSM-IVだと
大うつ病という場合、抑うつがなくてもいいわけです
興味喪失で喜びがなくて
ムーミンに出てくる哲学者みたいに
「むだじゃ、むだじゃ」と認識していて
仏教哲学者みたいに
すべては仮の姿で、実体と言える何ものもないとか、
実存的虚無とか
そんなものも『ま、そういう変なのも、一応、depressionでくくっておこう』みたいな感じでしょうね
仏教者の澄み切った精神を
depressionというのはおかしいが
無殺生とかも『過剰な罪悪感』と言うんでしょうね
一日座禅しているとか
只管打坐なんて
病気だねぇ
澄み切った認識があるだけで
べつにメランコリーじゃないよね
それはdepressionというのもあたらないだろう
DSM-IVではまずエピソードを把握して、その組み合わせで 病気の診断をします
病気の診断をします
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大うつ病エピソード
抑うつ症状と大うつ病性症状 躁的ではなくて躁病性
depressive symtoms とか
major depressive syndrome とか
で表現されているのだが
自分としては
depressiveの部分を
抑うつ的ではなく大うつ病性 と訳したほうがいいと今思っている
manicは躁的ではなく躁病性とする
depressiveとmanicを
日本語で
抑うつ的と躁的
と翻訳すると違和感がある
へこんでると盛り上がってる
凹みと凸りあがり
などと言えば少しはいいのだけれども
そうもいかない
英語は日常的な言葉を学術語として定義して使っている
当然ずれが出るので
問題になるから
メランコリーではどうかなどの議論も出る
日本語は抑うつはまだしも躁的なんていう言葉はほとんど使わない
はしゃぎまわってとか
陽気にとか言いそうなところだけれども
もちろん歴史的な慣用ではなく
DSMの会議で多数決みたいにして決められた用語である
だからこのところの文章で書いているdepressiveは
DSMで定義されたdepressiveである
何かの不調には違いない、絶好調であるはずがないのだが
内容については注意が必要である
学問的な内容としても
mixed state 躁うつ混合状態の問題があるので
線引きはなかなか微妙である
イライラして怒りっぽいのは
うつ病性とする人もあるし
それはすでに躁病性のものであって
混合状態であると結論する人もいる
最後に大うつ病エピソード、躁病エピソード、混合エピソード、軽躁病エピソード、と紹介している
これでいうと
何事にも興味がなくなり
食欲過剰にになり
睡眠過剰になり
人生は価値がないと信じ
注意集中の持続は短時間でケアレスミスが続き
学校を休んでいる
などという場合、萎れているのでもないし、凹んでもいないようだし、元気が無いというのでもない、
一般的な言葉で言う抑うつ的とも言えないだろう
仕方が無いので『大うつ病性症状』といえば一応はっきりするだろう
大うつ病性という言葉で『例のDSMの診断基準で定義されるもの』という意味である
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Manicという言葉も日本語とは余りなじまない
絶好調とも違う
超陽気とも違う
もともとヨーロッパ語のmanieは精神の変調全体を意味したもので
日本語で古く言う「狂う」などの言葉が近いのかと思う
鉄道マニアなどという時のマニアはもともとはこのmanieであるから
鉄道狂などでぴったりする
いまでもニンフォマニアなどと使う
熱狂的にはしゃぎまわり
軽薄にではなく重厚に本格的に騒ぐ点が多分語感に含まれていると思う
ちゃらいのではなく本格的なのだ
sthenicというのだが強力性とか精力性とかいうもので
反対派asthenic、弱力性とか無力性
たとえばなにか嫌なことを上司に命令されたときに『はい』というその言い方が
精力的な『はい』と弱力的な『はい』があるわけだ
返事に込められたものが違う
精力的に騒ぎまわり恋愛と性行為をしまくり借金をして散財し喧嘩を続けて裁判が好きで論争が好き
人より優位に立ちたくて金が好きで異性が好きでみんなの話題の中心にいたがる
という人間タイプを日本語で一言でなんというのだろう
豊臣秀吉というのだろうか
私の理解ではそんな感じがマニーなので
これも『躁病性』という日本語として全く日常的でない言葉がいいのではないかと思う
誤解しないですむと思う
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そんなわけで
エピソードの期間と組み合わせで
病気を定義しているわけだ
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大うつ病エピソード
A. 以下の症状のうち5つ(またはそれ以上)が同じ二週間の間に存在し、病前の機能からの変化をおこしている。これらの症状のうち少なくとも
1つは、(1)抑うつ気分または (2)興味または喜びの喪失である。 (明らかに、一般身体疾患または気分に一致しない妄想または幻覚による症状は含まない。)
1.患者自身の言明(例えば悲しみまたは、空虚感を感じる)か、他者の観察(例えば涙を流しているように見える)によって示される、ほとんど一日中、ほとんど毎日の抑うつ気分。(小児や青年ではいらいらした気分もありうる)
2.ほとんど一日中、ほとんど毎日の、すべて、またはほとんどすべての活動における興味、喜びの著しい減退(患者の言明または他者の観察によって示される)。
3.食事療法をしていないのに、著しい体重の減少、あるいは体重増加(例えば1ヶ月で体重の5%以上の変化)、またはほとんど毎日の食欲の減退または増加。(小児の場合、期待される体重増加がみられないことも考慮)
4.ほとんど毎日の不眠または睡眠過多。
5.ほとんど毎日の精神運動性の焦燥または制止(他者によって観察可能で、ただ単に落ち着きがないとか、のろくなったという主的感覚でないもの)。
6.ほとんど毎日の易疲労性、または気力の減退。
7.ほとんど毎日の無価値観、または過剰であるか不適切な罪責感(妄想的であることもある)。(単に自分をとがめたり、病気になったことに対する罪の意識ではない)
8.思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日認められる(患者自身の言明による、または他者によって観察される)。
9.死についての反復思考(死の恐怖だけではない)、特別な計画はないが、反復的な自殺念慮、自殺企図、または自殺するためのはっきりした計画。
B. 症状は混合性エピソードの基準を満たさない。
C. 症状には著しい苦痛または社会的、職業的または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
D. 症状は物質(例:乱用薬物、投薬)の直接的な生理学的作用または一般身体疾患(例:甲状腺機能低下症)によるものではない。
E. 症状は死別反応ではうまく説明されない。すなわち愛する者を失った後、症状が2ヶ月をこえて続くか、または著明な機能不全、無価値観への病的なとらわれ、自殺念慮、精神病性の症状、精神運動制止があることで特徴づけられる。
躁病エピソード
A. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的な、いつもとは異なった期間が、少なくとも1週間持続する。(入院治療が必要な場合はいかなる期間でも良い)
B. 気分の障害の期間中、以下の症状のうち三つ(またはそれ以上)が持続しており(気分が単に易怒的な場合は4つ)、はっきりと認められる程度に存在している。
1.自尊心の肥大、または誇大。
2.睡眠欲求の減少(例えば、3時間眠っただけでよく休めたと感じる)。
3.普段よりも多弁であるか、しゃべり続けようとする心迫。
4.観念奔逸、またはいくつもの考えが競い合っているという主観的な体験。
5.注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないかまたは関係の無い外的刺激によって他に転じる。)。
6.目標志向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動性の焦燥。
7.まずい結果になる可能性が高い快楽的活動に熱中すること(例えば、制御のきかない買い漁り、性的無分別、馬鹿げた商売への投資などに専念すること)。
C. 症状は混合性エピソードの基準を満たさない。
D. 気分の障害は、職業的機能や日常の社会活動または他者との人間関係に著しい障害を起こすほど、または自己または他者を傷つけるのを防ぐための入院が必要であるほど重篤であるか、または精神病性の特徴が存在する。
E. 症状は物質(乱用薬物、投薬、あるいは他の治療)の直接的な生理学的作用や一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)によるものではない。
(身体的な抗うつ治療、例えば投薬、電気けいれん療法(注1)、光療法(注2)などによって明らかに引き起こされた躁病性のエピソードは双極性Ⅰ型障害の診断とはしない)
混合性エピソード
A. 少なくとも1週間の間ほとんど毎日、躁病エピソードの基準と大うつ病エピソードの基準を(期間を除いて)ともに満たす。
B. 気分の障害は、職業的機能や日常の社会的活動または他者との人間関係に著しい障害を起こすほど、あるいは自己または他者を傷つけるのを防ぐため入院が必要であるほど重篤であるか、または精神病性の特徴が存在する。
C. その症状は物質の直接的な生理学的作用(例:乱用薬物、投薬、または他の治療)、または一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)によるものではない。(身体的な抗うつ治療例えば投薬、電気けいれん療法、光療法などによって明らかに引き起こされた混合性様のエピソードは、双極Ⅰ型障害の診断とはしない。)
軽躁病エピソード
A. 持続的に高揚した、開放的な、または易怒的な気分が、少なくとも4日間続くはっきりとした期間があり、それは抑うつのない通常の気分とは明らかに異なっている。
B. 気分の障害の期間中、以下の症状のうち3つ(またはそれ以上)が持続しており(気分が単に易怒的な場合は4つ)、はっきりと認められる程度に存在している。
1.自尊心の肥大、または誇大。
2.睡眠欲求の減少(例えば、3時間眠っただけでよく休めたと感じる)。
3.普段よりも多弁であるか、しゃべり続けようとする心迫。
4.観念奔逸、またはいくつもの考えが競い合っているという主観的な体験。
5.注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないかまたは関係の無い外的刺激によって他に転じる。)。
6.目標志向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動性の焦燥。
7.まずい結果になる可能性が高い快楽的活動に熱中すること(例えば、制御のきかない買い漁り、性的無分別、馬鹿げた商売への投資などに専念すること)。
C. エピソードには、症状のないときにはその人物に特徴的でない明確な機能変化が随伴する。
D. 気分の障害や機能の変化は、他者から観察可能である。
E. エピソードは、社会的または職業的機能に著しい障害を起こすほど、または入院を必要とするほど重篤でなく、精神病性の特徴は存在しない。
F. 症状は物質(例:乱用薬物、投薬、または他の治療)の直接的な生理学的作用、または一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)によるものではない。(身体的な治療、例えば投薬、電気けいれん療法、光療法などによって明らかに引き起こされた軽躁病様のエピソードは双極Ⅱ型障害の診断とはしない。)
朝、雨。かすかに春の雨のにおいがする。
2012-2-6
朝、雨。かすかに春の雨のにおいがする。
わずかな緑と、コンクリート、そして近くの海、それらの臭いの混合物。
抑うつは継続。何も思いつかないので翻訳を続ける。
つまらないと感じても、あと文章一つだけ、と思う。
嫉妬、やっかみ、逆恨み、たかり
こういう立場になってみると
嫉妬、やっかみ、逆恨み、たかり、そういう手合いも少なくないわけ
まあ、みんな生きるのに必死だから
そんなものだろうと思うけれどもね
不連続な昔
思い出してみると
自分の歴史としてとても不連続なものが色々とあるものだと気がつく
時代というものもあるし境遇というものもあるのだろうが
それにしても
なんというもったいないことなのだろう