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言葉を粗末にする人は 人間をも粗末にする。

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人間は、優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも、他人の助けを借りる方が良いものだと悟った時、その人は偉大なる成長を遂げるのである

人間は、優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも、他人の助けを借りる方が良いものだと悟った時、その人は偉大なる成長を遂げるのである

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幸福の話をこれほどまでに聞かされていなかったら、人間はもっと幸福だったろう。

幸福の話をこれほどまでに聞かされていなかったら、人間はもっと幸福だったろう。

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人は自分に善いことが起こると神に感謝する。しかし、悪いことが起こったときにはそうしない。そこで人はまちがうのだ。

人は自分に善いことが起こると神に感謝する。しかし、悪いことが起こったときにはそうしない。そこで人はまちがうのだ。

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相手に耳を傾けることが助けになるのだ。聴くことが与えることになるのだ

ガンと初めて診断された人や、再発した人、長年のガンとの戦いに疲れてしまった人たちと話すとき、わたしは自分にこう言い聞かせる。「役にたつ確固とした考えやアドバイスを言う必要はないんだ」と。相手に耳を傾けることが助けになるのだ。聴くことが与えることになるのだ(ケン・ウィルバー)

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「ひとのことはどうでもいい。自分が本当に自分の生を生きているかどうか、大事なのはそのことだけだ。」(古代中国の言葉)

「ひとのことはどうでもいい。自分が本当に自分の生を生きているかどうか、大事なのはそのことだけだ。」(古代中国の言葉)

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不安やうつは腸の状態と関係あり、腸内バクテリアが変われば行動も変わる  とかいう話

「慢性的に腸の調子が悪い人は精神的にも不安を抱えていることが多いのですが、これまでその原因は謎でした」と語るのはマックマスター大学の消化器病学者であるStephen Collins教授。

我々の下部胃腸管にはバクテリアを中心とした約100兆の微生物が住んでいます。それらの多くは消化を助け、エネルギーを作り出し、病気の原因となる悪いバクテリアを排除してくれるものですが、時によって内臓の動きを悪くし脳にまで悪い影響を与えることもあります。

例えば下痢や便秘・ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こる過敏性腸症候群を経験した人の80%が不安とうつに悩まされます。また自閉症の人の腸内バクテリアは異常といえるレベルにまで数が増えることが多いとのこと。

Collins教授らが2013年に行った研究からは、腸内のバクテリアの種類を変えられたマウスは振るまいが変わるということが分かっています。実験では臆病なマウスと冒険好きなマウスの2種のマウスを用い、一方のマウスの腸に存在したバクテリアをもう一方に移すということが行われました。はじめ冒険好きのマウスは暗い場所に入れられると柵の中を光を求めて動きまわっていたのですが、臆病なマウスのバクテリアを腸に入れられると暗闇の中の探索をやめたとのこと。反対に、臆病なマウスに冒険好きのマウスの腸内バクテリアを移したところ、冒険好きなマウスがそうだったように大胆な行動を起こすようになったそうです。

Collins教授によると、これは脳由来神経栄養因子(BDNF)と呼ばれる、脳内の神経細胞の成長促進や維持を行うタンパク質のレベルが上昇したことが原因と考えられています。

◆発酵乳を飲むと不安が減る

マウスは人間ではないので、Collins教授の研究によって腸のバクテリアが直接的に人間の精神に作用するとは言えません。しかし、自身のことを「懐疑的」だと称するカリフォルニア大学のEmeran Mayer教授も「動物の実験で得られたデータのいくらかは人間に対しても通用する」と認めています。

Mayer教授は腸内のバクテリアと人間の脳のつながりを証明した人物。2013年にMayer教授らによって発表された研究では、体にいい影響を与える微生物「プロバイオティクス」を含んだ発酵乳を健康な女性12人に1日2回・4週間にわたって摂取してもらい、他方で別の女性11人にプロバイオティクスを含まない牛乳を1日2回・4週間にわたって飲んでもらいました。

Mayer教授は実験の前後に女性たちに恐れや怒りを感じている人の写真を見せながら脳スキャンを行ったのですが、実験後、プロバイオティクスを摂取したグループの女性は恐れを感じる顔に対しての反応がプロバイオティクスを摂取しなかったグループと比較して減少していたとのこと。「プロバイオティクスを摂取した女性たちはネガティブな感情を『恐ろしいもの』として知覚しないようになっていたのです。また彼女たちの脳はストレスに対して反応しにくくなっていました」とMayer教授。プロバイオティクスを摂取した女性たちは実験後とくに気分の変化を伝えませんでしたが、不安やストレスには苦しまなかったそうです。

Mayer教授らは現在、自閉症の子どもを対象に腸内バクテリアを移植するなど、さらなる研究を続けています。

◆腸内の状態が変わると自閉症の行動が変わる

さらにカリフォルニア工科大学で研究を行う神経生物学者のElaine Hsiao教授も腸内バクテリアが自閉症に与える影響について調べる1人。

人間と同様に自閉症のマウスにおける腸内にも異常が起こっていることがあります。オモチャと他のマウスという2つの選択肢が存在する箱にマウスを入れた場合、自閉症でないマウスは他のマウスと遊ぶという選択肢を選び、自閉症のマウスはオモチャを選ぶ傾向があるのです。また仲間内で会話を行う場合、自閉症のマウスは仲間を呼ぶ声が小さく短いということ、さらに木の削りくずと大理石が入った瓶の中にマウスを入れると、自閉症でないマウスは大理石を削りくずの中に埋めるのですが、自閉症のマウスは大理石を埋めたり掘り返したりを繰り返すということも分かっています。

そこでHsiao教授が自閉症のマウスに3週間にわたってバクテロイデス属のバクテリアを含むアップルソースを投与したところ、いくつかのバクテリアの値が正常に戻り、マウス自体の振るまいも変化しました。

バクテリアを含むアップルソースをマウスに与えたところ、自閉症のマウスは大理石を埋めたり掘り返したりという行動をやめ、コミュニケーションの方法も普通になったのとこと。ただし「オモチャか他のマウスか」という選択肢ではオモチャという選択肢を選ぶままだったそうです。

◆まとめ

腸内の状態と人の気分について厳密な関係は明らかになっていませんが、代謝物質が関わっているという説もあります。バクテリアは我々が摂取した食べ物をエサにしているのですが、食べたものすべてを栄養分とするのではなく、廃棄物を生み出します。この廃棄物が血液と一緒に運ばれ脳にまで届き化学作用を起こすので、腸の状態が人間の気分の土台となる脳にまで影響を与えるというわけです。

また一方でバクテリアが迷走神経を介して脳とコミュニケーションを行うという説もあります。

研究者らは「どのバクテリアが気分によい作用をもたらし、どのくらいの量が適正なのかを理解するにはさらなる研究が必要である」としていますが、自閉症やうつ病の治療法として腸の状態を整えることが役立つ可能性があるとして、今後も研究が進められていく予定です。”
不安やうつは腸の状態と関係あり、腸内バクテリアが変われば行動も変わる 


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「腐」には、「ブヨブヨしたもの」(コロイド状)という意味

“古くから中国では「腐」には、くさるという意味はなく、「ブヨブヨしたもの」(コロイド状)という意味があります。 
例えばヨーグルトのことを「乳腐」(ルウフウ)と書いたりしますが、これは乳が腐ったもの、という意味ではなく、乳がブヨブヨになったものという意味からきているそうです。 
ですから、豆腐は豆が腐ったから「豆腐」と名付けられたのではなく、豆を加工してブヨブヨしたものだから豆腐です。”


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思考を停止したい

“「明確な目標、夢が欲しい」「自分のことを知りたい」「一生愛せる人が欲しい」これらすべてに共通する根源的な願望は「思考を停止したい」。”

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カート・ヴォネガット

“アルバート・マリといういい作家がいる。ジャズ史に詳しい、わたしの親しい友人だ。彼からこんなことを聞いたことがある。アメリカの奴隷時代ーーわれわれは当時の残虐な行為から完全に解放されることは不可能だろうーー、奴隷所有者の自殺率は、奴隷の自殺率をはるかに超えていたらしい。
マリによれば、その理由は、奴隷たちが絶望の対処法を知っていたからということだ。白人の奴隷所有者たちにはそれがなかった。奴隷たちは自殺という疫病神を、ブルースを演奏したり歌ったりして追い払っていたのだ。マリはほかにも、なるほどと思うようなことを言った。ブルースは絶望を家の外に追い出すことはできないが、演奏すれば、その部屋の隅に追いやることはできる。どうか、よく覚えておいてほしい。”
カート・ヴォネガット『国のない男』


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“人生は誰かに理解してもらうもんでもない。”

“人生は誰かに理解してもらうもんでもない。”


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最近は 箸を使えない 魚の食べ方がわからない 日本語を間違えて使う それがハーフっぽくてかっこいいとか スポーツ選手みたいだとか 帰国子女枠みたいな感じでいいとかあるんでしょうね

最近は
箸を使えない
魚の食べ方がわからない
日本語を間違えて使う
それがハーフっぽくてかっこいいとか
スポーツ選手みたいだとか
帰国子女枠みたいな感じでいいとかあるんでしょうね

ーー



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地域住民の反対

“日本が悪い保育園作れって、簡単に作れない事情があるの知ってるんかな。自分の担当した新規保育園の案件、昨年だけで2件「地域住民の反対」でぽしゃってるんやけど。自分の知る限り市も事業主の福祉法人も待機児童対策に懸命なんやけど。”

そうなんだよね、子供の声がうるさいとかで迷惑施設に認定される。

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むしろ、隠れて生きよう

むしろ、隠れて生きよう

ーーー
テレビを見ていると、
有名人になると、
普段の普通の生活が商売になってお金になるんだと分かる
そこで憧れる
しかし男性ならグロテスクを女性ならエロチカを演出して
最初にみんなに認めてもらわないといけない
そんなことしてどうする

一方、普通の仕事をして、何か画期的な人生になる可能性はほぼない

むしろ、隠れて、静かに、生きよう

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考えなきゃいけないことが多すぎて、脳みそが足りない

“考えなきゃいけないことが多すぎて、脳みそが足りない。明日着る服と今日聞く音楽のことだけ考えてた頃に戻りたいなあ”



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“結論をいうと宇宙も時間も空間も無かった頃が良かったということである。” 昔は良かった

“結論をいうと宇宙も時間も空間も無かった頃が良かったということである。”
昔は良かった


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“どんな年齢でも何かを始めるのにふさわしい。”

“どんな年齢でも何かを始めるのにふさわしい。”

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人間が変わるには

“「せや、不幸や。人間が変わるにはな、もうでっかい不幸が必要やねん。悩んだり、苦しんだり、もう死んでまおかなて思うくらいのでっかい不幸や。そういう時、人はやっと、それまでのやり方を変えんねん。人間なんてほっといたら楽な方、楽な方へ流れてまう生き物やからな」”

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海は広いです、川は広いです、みんな外に出ましょう

“さかなクンが言ってたけど、タナゴなんかを30匹ぐらい水槽で飼ってると、必ずいじめが始まるんだって。
それは魚も人間も同じで、狭いところにいるとぶつかっちゃう。
だから「海は広いです、川は広いです、みんな外に出ましょう」ってさかなクンは言ってて。”


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“閉所恐怖症なので犬小屋の屋根の上で眠る。” スヌーピー

“閉所恐怖症なので犬小屋の屋根の上で眠る。”
スヌーピー


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フィードバック

フィードバック
《名・ス他》電気回路で出力の一部を入力側にもどして、出力を増大または減少させること。また一般に、結果によって原因を自動的に調整する動作を言う。自動制御などに応用される。

フィードバック
制御工学の基本技術。アウトプットの結果をインプット側に還元し、システム全体の調節を図ること。フィードバックによってアウトプット側の誤差を少しでも少なくすることができればシステムは安定するし、逆の場合は発散(不安定となりやがて壊れる)する。ロボットでフィードバック制御を可能にするためには、プロセッサー(情報処理装置)、センサー(情報入力装置)、アクチュエーター(駆動装置)が必要。この3つがうまく連携して安定稼働することにより、ロボットの統制の取れた運動を実現することができる。

フィードバック(feedback)
[名](スル)
1 ある機構で、結果を原因側に戻すことで原因側を調節すること。電気回路では出力による入力の自動調整機能、生体では代謝・内分泌の自己調節機能など。
2 物事への反応や結果をみて、改良・調整を加えること。
3 顧客や視聴者など製品・サービスの利用者からの反応・意見・評価。また、そうした情報を関係者に伝えること。「現場からのフィードバックを設計に反映させる」「アンケートの結果を担当部門にフィードバックする」

ーーー
という感じなんですが、心理検査で、
WAISの場合だけフィードバックという言葉を無自覚に使うのも面白い



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甲子園春の大会

甲子園春の大会
健康福祉大学付属などの名前が見える
昔は工業高校だった
時代が変化している

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労働者の平均所得 企業の経常利益

労働者の平均所得 企業の経常利益
1997年:467万円  1997年:27.8兆円
1998年:465万円  1998年:21.2兆円
1999年:461万円  1999年:26.9兆円
2000年:461万円  2000年:35.9兆円
2001年:454万円  2001年:28.2兆円
2002年:448万円  2002年:31.0兆円
2003年:444万円  2003年:36.2兆円
2004年:439万円  2004年:44.7兆円
2005年:437万円  2005年:51.7兆円
2006年:435万円  2006年:54.4兆円
2007年:437万円  2007年:53.5兆円

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WBCの報道で。年俸で紹介している。こういう世の中。

【米国】
1(二)キンズラー=タイガース、12・7億
2(中)Aジョーンズ=オリオールズ、18・4億
3(左)イエリチ=マーリンズ、4・03億
4(三)アレナド=ロッキーズ、13・5億
5(一)ホスマー=ロイヤルズ、14・1億
6(右)マカチェン=パイレーツ、16・1億
7(捕)ポージー=ジャイアンツ、24・6億
8(指)スタントン=マーリンズ、16・7億
9(遊)クロフォード=ジャイアンツ、9・2億
先発投手 ロアーク=ナショナルズ、4・96億
年俸合計 134億2900万
【侍ジャパン】
1(指)山田=ヤクルト、3・5億
2(二)菊池=広島、1・45億
3(右)青木=アストロズ、6・33億
4(左)筒香=DeNA、3億
5(一)中田=日本ハム、2・8億
6(遊)坂本=巨人、3・5億
7(三)松田=ソフトバンク、4億
8(中)秋山=西武、2億
9(捕)ラッキーボーイ小林=巨人、5000万
先発投手 菅野=巨人、2・3億
年俸合計 29億3800万
※今季年俸は推定。単位は円

WBCの報道で。年俸で紹介している。こういう世の中。


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ぼくらの中の発達障害 [著]青木省三

ぼくらの中の発達障害 [著]青木省三
 集団に入ることやコミュニケーションが苦手、興味や考えに偏りがあるなど、発達障害の可能性のある生徒が全国の公立小中学校の通常学級で6.5%に上るという。
 言葉が広まる割に発達障害の理解は進まず当事者向けの本は少ない。本書は青年期精神医学が専門の著者が、当事者に向けて、生活や人生が楽になるようにと願って書かれている。
 特徴は2つ。1つは障害のとらえ方だ。発達障害と定型発達(普通の発達)は連続し、定型発達者にも発達障害の傾向があるという。一方で両者は異なる物の見方や考え方、つまり異なる文化ととらえることも大切と説く。連続性と異質性の2つの視点が必要なのだ。
 もう1つは具体的な助言だ。実践的方法として、当事者には、1度に複数のことを頼まれたら紙に書き出して順番をつけることなどを提示し、周囲の人には、話す際に曖昧な質問を避ける、問いつめないなどの態度を勧める。
 根底にあるのは、発達障害と定型発達は対等な文化であり、敬意を払うという姿勢だ。多様な文化を持つ人々が共存できる社会に。著者の視線はとことん優しい。


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発達障害 安易に判定せず、個性を見つめて

発達障害 安易に判定せず、個性を見つめて
 従来の知的障害に比べ軽度の、あるいは知的能力はあるが人間関係の結び方などに困難を示す子どもたちを「発達障害」としてとらえる見方が教育・医療関係者に広まっている。
 しかし、高岡健著『やさしい発達障害論』は、わが子が平均から外れることへの過剰な恐れと、マニュアルに基づいた過剰な診断とで、水増しされたレッテルが張られているという。「学校の病理が、子どもの病理であるかのようにすり替えられ」「発達障害者、軽症の知的障害者が、『自立』に向かって駆り立てられている」との問題意識だ。
 また、昨年4月、「特別支援」という理念と制度の教育が始まった。しかし杉山登志郎著『発達障害の子どもたち』は「現場は混乱しまくっている。これまでの特殊教育軽視の深く重いツケ」だと見る。高機能広汎性発達障害などの言葉が、青少年の犯罪とともにクローズアップされたことについても、専門医を受診した比較的重症の例でも「95%以上は触法行為とは無関係」であり、早期に診断し、虐待やいじめなどから守ることなどで犯罪予防ができるという。「発達障害は、発達過程の凹凸。個々の子どもと向かいあう時間をたっぷりととるべきだ」
 茂木俊彦著『障害児教育を考える』は、それぞれの子どもの「発達権」を強調する。「教科書的な知識を目の前の子どもに当てはめてみて『読んだ通りだ』と確認するにとどまるならば、実践に役立たない。一人ひとりの子どもと障害について、いろいろな角度から検討して、臨床的・実践的な理解を深めていくこと」が大切だという。
 榊原洋一著『脳科学と発達障害』を読んでも、脳の働きと症状は単純に結びつかないと実感する。安易な判定に飛びつかず、目の前の子どもを、落ち着いて見つめることが求められている。
    *
 高岡健著『やさしい発達障害論』 児童・青年の精神医学者である著者は、自己責任を求める政治経済の風潮の中で、社会の知的障害へのまなざしが変容し、理解するというより、むしろ分断線が、幾重にも引かれようとしているという。(批評社・1575円)
   *
 杉山登志郎著『発達障害の子どもたち』 膨大な新患の待機リストを抱える児童精神科医が、訪れる障害児の親たちの誤解と偏見に危機感を抱いて書いた。症例を通して、治療や教育に患者個別の配慮をすることが必要だと訴える。(講談社現代新書・756円)
   *
 茂木俊彦著『障害児教育を考える』 教育心理学者が特別支援教育について、条件整備の状況はお粗末と批判しつつ、通常の教育を含む学校教育の全体を、スロー・エデュケーションへと変えていくための絶好の契機にすべきだと説く。(岩波新書・735円)
   *
 榊原洋一著『脳科学と発達障害』 脳機能の動きを画像化する検査方法は、子どもたちの脳内で起こっていることを、どこまで研究できているのか。神経学医が、過信を避けつつも、治療、教育、訓練に役立てられる可能性を解説する。(中央法規出版・1260円) 


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発達障害の子どもたち [著]杉山登志郎

発達障害の子どもたち [著]杉山登志郎
 発達障害——自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、学習障害など——の症状について正しい知識を紹介したうえ、周囲の対応の仕方、薬の功罪を含めた治療法を語る。
 著者は、児童精神科医として子どもたちを長く診てきた。その経験をもとに、個別の事例をあげる。自閉症の子どもが養護学校に入って職業訓練を積んだのち、企業に入って自立した成功例。また治療の失敗例も紹介していきながら、子どもたちの世界を伝えていく。
 「発達障害は一生治らないし、治療方法はない」。こんな意見に対して、著者は完全な誤りであるという。発達障害という言葉も、本書で便宜上使っているだけで、正しくは「発達の道筋の乱れ」「発達の凹凸」の意味とする。
 「ハンディキャップが小さくなるプロセスが書いてある本です」と現代新書出版部部長の岡本浩睦さん。
 「こころ」の分野は現代新書の柱のひとつだが、それにしても異例の動き。背景には、去年から実施されている特別支援教育がある。具体的な教育方法が示されず、親や教師にも発達障害の基礎知識がない。
 混乱する現場から、「子どもの感じていることが理解できた」という保護者、「コミュニケーションを図るうえでありがたい本でした」という教師やスクールカウンセラーの声がとどいている。女性が6割を占める。




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発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 [著]栗原類

発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 [著]栗原類
「できた」ことをよしとする
 栗原類くん、22歳。イギリス人の父、日本人の母をもち、竹久夢二が描く少女のように儚(はかな)げな目をした面長の美青年だ。パリコレのモデルのほか、タレントや俳優として活躍している。
 類くんが自らの障害をテレビで打ち明けた時、一番驚いたのは芸能界だったと思う。表情に乏しく抑揚のない話しぶりから、当時「ネガティブすぎるイケメンモデル」としてバラエティー番組で人気だった。ところがキャラクターと思われたその言動はADD(注意欠陥障害)の表れだったのだから。診断されたのは8歳。シングルマザーとなった母・泉さんとニューヨークで暮らしている時だった。
 「僕は、小さい頃から、特に物音に敏感でした」。手記はそんな一文で始まる。聴覚過敏の症状だ。保育園では幼児のがなり立てるような声が耐えられず教室を飛び出した。注意力は散漫で忘れ物の常習犯。暗記もののテストは全滅だった。11歳で日本に帰国。中学ではいじめに遭い、受験も失敗。高校時代、「今何時ですか?」と尋ねてようやく友だちができたというエピソードに泣けてくる。
 日本には米国のように充実した支援体制はない。泉さんは類くんにとってのベストを探った。同級生が簡単にできることに何倍もの時間がかかるため、早めにできるのではなく「できた」ことをよしとする。文章を書くことや時間を守ることが苦手なため、スマホやパソコンを存分に使わせる。場の空気が読みづらい時は言葉ではっきり伝えてもらうなど、周囲にあらかじめ障害を説明してトラブルを最小限に抑えた。できる子より、好かれる子。奮闘の末に二人が探り当てた目標地点だ。
 主治医曰(いわ)く、類くんは「スーパー謙虚」「スーパー思いやり」の人。本書で自らを差し出し、障害と共に生きる手がかりを与えてくれたのもまさにそのやさしさゆえだろう。編集スタッフの温かさも随所から伝わってくる。幸せとは何かと考えずにはいられない。


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成人の4人に1人が自殺を考えたことがあることが、厚生労働省の調査で分かった

 成人の4人に1人が自殺を考えたことがあることが、厚生労働省の調査で分かった。21日に発表された意識調査で、過去に実施した2008年と12年の調査と比べて増加傾向にある。別の統計によると自殺者数は減っているが、厚労省は自殺に陥るリスクは根強いとみて対策を検討する。
 調査は昨年10月に全国の20歳以上の男女3千人を対象に書面で実施。2019人から回答があった。それによると、23・6%が「本気で自殺したいと考えたことがある」と答えた。08年の19・1%、12年の23・4%から増え続けている。
 理由は質問していないが、自殺を考えたことがある人にどう乗り越えたのかを聞いたところ、「趣味や仕事で気を紛らわせるよう努めた」(36・7%)、「身近な人に悩みを聞いてもらった」(32・1%)が多かった。悩みやストレスを感じたとき、相談や助けを求めることにためらいを感じる人は46・9%いた。
 警察庁の自殺統計(速報値)によると昨年の自殺者数は2万1764人で、7年連続で減少している。政府は今回の調査結果を踏まえ、今夏に新しい自殺総合対策大綱を閣議決定して、対策を強化する方針だ。



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「私が自分のあるがままを受け入れることができたとき、私は変わっていくのです。私たちは、自分の現実の、そのあるがままの姿を十分に受け入れることができるまでは、決して変わることはできません。今の自分から変わることはないのです。」(ロジャーズ)

「私が自分のあるがままを受け入れることができたとき、私は変わっていくのです。私たちは、自分の現実の、そのあるがままの姿を十分に受け入れることができるまでは、決して変わることはできません。今の自分から変わることはないのです。」(ロジャーズ) 

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