“ひとりで本を読む。ひとりで音楽を聴く。ひとりで街を歩く。実際にやってみると、全然さびしいことなんかじゃない。全然みじめなことなんかじゃない。学校の中にいると、そうした当然のこともわからなくなってしまう。ひとりでいることが、まるでとんでもない罪であるかののように感じられるようになってしまうのだ。子供は皆、それを恐れる。嫌いな人間と友達の振りをしたりしなきゃいけなくなる。嫌いな人間と友達でいるために、共通の敵をでっちあげなきゃならなくなったりもする。そういった処世術は大人の専売特許のような気がするけど、実は
“ひとりで本を読む。ひとりで音楽を聴く。ひとりで街を歩く。実際にやってみると、全然さびしいことなんかじゃない。全然みじめなことなんかじゃない。学校の中にいると、そうした当然のこともわからなくなってしまう。ひとりでいることが、まるでとんでもない罪であるかののように感じられるようになってしまうのだ。子供は皆、それを恐れる。嫌いな人間と友達の振りをしたりしなきゃいけなくなる。嫌いな人間と友達でいるために、共通の敵をでっちあげなきゃならなくなったりもする。そういった処世術は大人の専売特許のような気がするけど、実は子供の方がそれをより強く要求されているのだ。”
“最近思うのは、みんな責任を死ぬほど取りたくないからシステムが死ぬほど面倒になっていて何も進まない職場が多そう、ということ。”
“最近思うのは、みんな責任を死ぬほど取りたくないからシステムが死ぬほど面倒になっていて何も進まない職場が多そう、ということ。”
“人間には、どうしても、 その人自身では責任の持てないことがある。 ‥‥すっと、「そうだろうな」と思うかもしれません。 でも、ほんとうに、そういうことがあるわけです。 しかも、誰にでも、共通にあるわけです。 それが、「どこの家に、どういう境遇に生まれたか」 ということだというんですよね。 どうやったって、その人のせいじゃないところから、 誰もが出発しなきゃならないんですね。 このことの恐ろしさと、しょうがなさ、 そして、そのこととどうつきあっていくか。”
“人間には、どうしても、 その人自身では責任の持てないことがある。 ‥‥すっと、「そうだろうな」と思うかもしれません。 でも、ほんとうに、そういうことがあるわけです。 しかも、誰にでも、共通にあるわけです。 それが、「どこの家に、どういう境遇に生まれたか」 ということだというんですよね。 どうやったって、その人のせいじゃないところから、 誰もが出発しなきゃならないんですね。 このことの恐ろしさと、しょうがなさ、 そして、そのこととどうつきあっていくか。”
“「寝室は広すぎないほうが気持ちが落ち着くし、安眠できるんだよ。天井も低めがいい。ベットと壁とのあいだはね、夜中に目を覚まして手洗いに行くとき、片手を軽く伸ばせばすぐにつくぐらいの距離がいいんだ。真っ暗でも壁づたいにドアまで行けるからね」「ダイニングキッチンの場合、調理の匂いがうれしいのは食事の前だけで、食後はとたんにうとましいものになる。キッチンの天井高、ガスコンロと換気扇の位置が、匂いのコントロールの決め手なんだ」—-それは職人が伝える技の話にどこか似ていた。”
“「寝室は広すぎないほうが気持ちが落ち着くし、安眠できるんだよ。天井も低めがいい。ベットと壁とのあいだはね、夜中に目を覚まして手洗いに行くとき、片手を軽く伸ばせばすぐにつくぐらいの距離がいいんだ。真っ暗でも壁づたいにドアまで行けるからね」「ダイニングキッチンの場合、調理の匂いがうれしいのは食事の前だけで、食後はとたんにうとましいものになる。キッチンの天井高、ガスコンロと換気扇の位置が、匂いのコントロールの決め手なんだ」—-それは職人が伝える技の話にどこか似ていた。”
"As you get older, you would have wished that you had started earlier."
"As you get older, you would have wished that you had started earlier."
"決定することは精神的消耗を伴う だから本当に大切なこと以外は決定しないでもすむような生活にする たとえば、朝、服を決める。しかしもうローテーションを決めていれば、決定をひとつ減らせる。 たとえば、食事。これも、あらかじめ決定してあれば、それに従うだけで良いので、 決定を減らすことができる。 このようにして自分にとって大切なこと以外はオートマティックに決まるようにしてしまえば 精神的負担を軽減できる"
"決定することは精神的消耗を伴う
だから本当に大切なこと以外は決定しないでもすむような生活にする
たとえば、朝、服を決める。しかしもうローテーションを決めていれば、決定をひとつ減らせる。
たとえば、食事。これも、あらかじめ決定してあれば、それに従うだけで良いので、
決定を減らすことができる。
記念日のプレゼントは毎年同じものと決めておく。
人を招待して会食するときのレストランはいつも決まったところを使う。
このようにして自分にとって大切なこと、そしてクリエイティブなこと以外は
オートマティックに決まるようにしてしまえば
精神的負担を軽減できる"
だから本当に大切なこと以外は決定しないでもすむような生活にする
たとえば、朝、服を決める。しかしもうローテーションを決めていれば、決定をひとつ減らせる。
たとえば、食事。これも、あらかじめ決定してあれば、それに従うだけで良いので、
決定を減らすことができる。
記念日のプレゼントは毎年同じものと決めておく。
人を招待して会食するときのレストランはいつも決まったところを使う。
このようにして自分にとって大切なこと、そしてクリエイティブなこと以外は
オートマティックに決まるようにしてしまえば
精神的負担を軽減できる"
"夢の中での自分は現実の自分よりかなり若い設定だと思います。 いまこの状態で私が認知症になったら、 自分の年を聞かれて、その若い年齢を答えるのだと思います。 夢だからといって、でたらめな年齢設定になっているのではない様子なんです。 一貫している。だから、いま認知症になったとして答えるとすればその年齢なのかなと思います。"
"夢の中での自分は現実の自分よりかなり若い設定だと思います。
いまこの状態で私が認知症になったら、
自分の年を聞かれて、その若い年齢を答えるのだと思います。
夢だからといって、でたらめな年齢設定になっているのではない様子なんです。
一貫している。だから、いま認知症になったとして答えるとすればその年齢なのかなと思います。"
いまこの状態で私が認知症になったら、
自分の年を聞かれて、その若い年齢を答えるのだと思います。
夢だからといって、でたらめな年齢設定になっているのではない様子なんです。
一貫している。だから、いま認知症になったとして答えるとすればその年齢なのかなと思います。"
"自分としてはうつになると 声のトーンが落ちるので 自覚できると感じている"
"自分としてはうつになると
声のトーンが落ちるので
自覚できると感じている"
声のトーンが落ちるので
自覚できると感じている"
"そんなことやこんなことも 君はすっかり忘れてしまうだろうね 幸せになれば不幸だった頃のことは忘れるものだから でも私はずっと覚えていようと思うよ"
"そんなことやこんなことも
君はすっかり忘れてしまうだろうね
幸せになれば不幸だった頃のことは忘れるものだから
でも私はずっと覚えていようと思うよ"
君はすっかり忘れてしまうだろうね
幸せになれば不幸だった頃のことは忘れるものだから
でも私はずっと覚えていようと思うよ"
大量消費資本主義文明の中核である、使い捨て生活をする、中産階級の没落 廃品を回収して修理再生して販売するという商売の人が言う。 お金持ちはゴミをあまり出さない。いいものを長く使うから。 貧しい人はたくさんゴミを出すが、それはもう修理して使えるようなものではない。 中産階級の人たちは、まだ使えるようなものや修理すれば使えるものをたくさんゴミとして捨てている。 だから中産階級の人たちのゴミを回収して、その中から、再生可能なものを選ぶのが効率が良い。 たしかに、まだ使えるけれども、新型を買おうとか考えるのは
大量消費資本主義文明の中核である、使い捨て生活をする、中産階級の没落
廃品を回収して修理再生して販売するという商売の人が言う。
お金持ちはゴミをあまり出さない。いいものを長く使うから。
貧しい人はたくさんゴミを出すが、それはもう修理して使えるようなものではない。
中産階級の人たちは、まだ使えるようなものや修理すれば使えるものをたくさんゴミとして捨てている。
だから中産階級の人たちのゴミを回収して、その中から、再生可能なものを選ぶのが効率が良い。
たしかに、まだ使えるけれども、新型を買おうとか考えるのは中産階級の人なのかもしれない。
資産家はもう今さらそんなに買うものもない。
たとえば宝飾品にしても、資産家は代々受け継がれているものがあるので、新しく買う必要がない。古くて価値のあるものをディスプレイするのがパーティである。
宝石店で新しく買い込んだりするのは成金である。
成熟した資本主義は、そのようなタイプの、浪費する人間を必要とするのだと思う。
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トリクルダウンで言われているのは富裕層から貧困層へのマネーの移動であるが、実際には移動が起こっていないと言われている。富裕層はそんなに無駄遣いしないらしいのである。
“経営上の決断は、多数決による民主主義であっては断じてならない。多数決で決断を下すことが正しいのであれば、社長の存在理由はどこにあるのか。”
“経営上の決断は、多数決による民主主義であっては断じてならない。多数決で決断を下すことが正しいのであれば、社長の存在理由はどこにあるのか。”
“ 「どうして日本人は、こんなに涼む方法をたくさん持っているんだと思う?」というやや強引な質問をすると、「本来、働いてはいけない7月と8月になんとか働こうとするから、いろいろ工夫するんだろう」という、番組のコンセプトを根底から破壊するようなコメントがイタリア人からでました。制作者側は、「日本人のこまやかな感覚」「丁寧な知恵」なんて答えを求めていたのです。僕はこういう番組の意図を無視した発言が大好きです。 イタリア人は、本国の家族や友人から電話がかかってきて「えっ!? 8月に働いてるの!?」と驚かれると
“
「どうして日本人は、こんなに涼む方法をたくさん持っているんだと思う?」というやや強引な質問をすると、「本来、働いてはいけない7月と8月になんとか働こうとするから、いろいろ工夫するんだろう」という、番組のコンセプトを根底から破壊するようなコメントがイタリア人からでました。制作者側は、「日本人のこまやかな感覚」「丁寧な知恵」なんて答えを求めていたのです。僕はこういう番組の意図を無視した発言が大好きです。
イタリア人は、本国の家族や友人から電話がかかってきて「えっ!? 8月に働いてるの!?」と驚かれると、こぼしていました。
”
「なぜ日本人は暑い季節にスーツで働いてるんだ!?」
“「継続的な苦痛の中にいるヒトにとっては、 力の入った1回のお見舞いよりも、 100回のちいさな励ましのほうがありがたい。」
“「継続的な苦痛の中にいるヒトにとっては、
力の入った1回のお見舞いよりも、
100回のちいさな励ましのほうがありがたい。」
“マクドナルドで隣の席になった母娘二人連れの会話。 娘の方はアラサー。 母「だからね、何の資格も無いのに働ける所ってパートしかないでしょ」 娘「パートとかw、将来のこと考えたらナイナイ」 母「じゃあ資格とるため学校行けば」 娘「学校とかわかんないし。それにあたしはね、学校出たらすぐに就職したいの」 母「だからS駅近くにある准看学校行きなって言ってるの。確実に就職できるから」 娘「働きながら学校ってしんどくない?仕事終わるのが9時とか有り得ない」 母「でも皆そうして勉強してるのよ」 娘「それに遠いし」 母「
“マクドナルドで隣の席になった母娘二人連れの会話。
娘の方はアラサー。
母「だからね、何の資格も無いのに働ける所ってパートしかないでしょ」
娘「パートとかw、将来のこと考えたらナイナイ」
母「じゃあ資格とるため学校行けば」
娘「学校とかわかんないし。それにあたしはね、学校出たらすぐに就職したいの」
母「だからS駅近くにある准看学校行きなって言ってるの。確実に就職できるから」
娘「働きながら学校ってしんどくない?仕事終わるのが9時とか有り得ない」
母「でも皆そうして勉強してるのよ」
娘「それに遠いし」
母「それは仕方ないでしょ。とにかく今はあんた何の資格も無いんだから」
娘「とにかく!近くて!働くのは朝だけで!将来性ある仕事!」
母「そんなのあるわけないでしょ」
娘「でしょ?だからあたしが働くのなんて無理なんだって!」
これがニートの主張というものか、とある意味感心してしまった。”
“「好きだからできるようになるのではない。 出来るようになったから好きになるのだ。」 数学の本にそう書かれると、 「好きか嫌いかは、解けるようになってから言えよバーカ」 という意味に取れなくもないです。 ぼくは、この言葉はすごい重要だと思っています。 人は、最初、何も出来ません。 そして、大人になっても多くの分野で無知です。 何も出来ないと、すべてが嫌いになります。” 「好きなことをやりなさい」という大人は無責任だ
“「好きだからできるようになるのではない。
出来るようになったから好きになるのだ。」
数学の本にそう書かれると、
「好きか嫌いかは、解けるようになってから言えよバーカ」
という意味に取れなくもないです。
ぼくは、この言葉はすごい重要だと思っています。
人は、最初、何も出来ません。
そして、大人になっても多くの分野で無知です。
何も出来ないと、すべてが嫌いになります。”
「好きなことをやりなさい」という大人は無責任だ
“路上のおっさんと飲むには、ワンカップは3つ要る。二人で乾杯、もう一本はおっさんの友達用にわたす。そういう話を叔父が教えてくれた。3本目をのんでしまうおっさんはゼロで、3つ目をあげるつもりの友達について愉快そうに話してくれるんだと。 大人の手土産は、そこに居ない人のために用意する。”
“路上のおっさんと飲むには、ワンカップは3つ要る。二人で乾杯、もう一本はおっさんの友達用にわたす。そういう話を叔父が教えてくれた。3本目をのんでしまうおっさんはゼロで、3つ目をあげるつもりの友達について愉快そうに話してくれるんだと。
大人の手土産は、そこに居ない人のために用意する。”
“よく“一流好み”の人がいるが、それはつまりただ世間の、他人の評価を鵜呑みにしてありがたがってることだろう。誰がなんと言おうと、三流だろうが五流だろうが、自分のいいと思うものはいい、という態度を貫かなければ、“ほんもの”なんかわかりゃしないよ。 岡本太郎”
“よく“一流好み”の人がいるが、それはつまりただ世間の、他人の評価を鵜呑みにしてありがたがってることだろう。誰がなんと言おうと、三流だろうが五流だろうが、自分のいいと思うものはいい、という態度を貫かなければ、“ほんもの”なんかわかりゃしないよ。
岡本太郎”
“嫁さんが大学の専攻で保育実習に行った時に「子供同士の喧嘩で片方が叩いたのを見て止める時は『だめ!』ではなく『どしたん?』で体割り入れて止めること、最初から叩いた方が悪いという結論で入らないように」と教えられたそうで。ああなるほどなと。どっちが悪いかは危険を回避させた後で良い。”
“嫁さんが大学の専攻で保育実習に行った時に「子供同士の喧嘩で片方が叩いたのを見て止める時は『だめ!』ではなく『どしたん?』で体割り入れて止めること、最初から叩いた方が悪いという結論で入らないように」と教えられたそうで。ああなるほどなと。どっちが悪いかは危険を回避させた後で良い。”
“小学4年生のとき、華僑の人が私に教えてくれたことは、今でも心の中に残っています。その人はこう言ったんです、『その日から儲かる商売をしなさい』と。華僑というのはご存知の通り、国を離れて外国で商売を始めた中国人のことですが、彼らは『いつかは儲かる』というビジネスに手を出しませんでした。”
“小学4年生のとき、華僑の人が私に教えてくれたことは、今でも心の中に残っています。その人はこう言ったんです、『その日から儲かる商売をしなさい』と。華僑というのはご存知の通り、国を離れて外国で商売を始めた中国人のことですが、彼らは『いつかは儲かる』というビジネスに手を出しませんでした。”
“橋本治の『これも男の生きる道』に、「自立する」とは人に嫌われる(のを厭わない)ことだと書かれていて感動した。”
“橋本治の『これも男の生きる道』に、「自立する」とは人に嫌われる(のを厭わない)ことだと書かれていて感動した。”
“人間が仕事に求めているのは、突き詰めて言えば「コミュニケーション」です。ただ、それだけです。”
“人間が仕事に求めているのは、突き詰めて言えば「コミュニケーション」です。ただ、それだけです。”
“「景気が良い」っていうのは、きれいな店でフランス料理を食うことじゃねえんだ。あちこちの工場がガンガン回ってて、朝になると駅の中が夜勤明けのオッサンで一杯になって、そのオッサンたちが、階段に座りこんで笑いながら酒を飲んでるんだ。その横を出勤リーマンが通るんだ。そういうことなんだ。”
“「景気が良い」っていうのは、きれいな店でフランス料理を食うことじゃねえんだ。あちこちの工場がガンガン回ってて、朝になると駅の中が夜勤明けのオッサンで一杯になって、そのオッサンたちが、階段に座りこんで笑いながら酒を飲んでるんだ。その横を出勤リーマンが通るんだ。そういうことなんだ。”
“紅茶といえばイギリスですが、今に至るまでイギリスはおろか、ヨーロッパではどこでも茶の木の栽培はできません。茶はもともと中国のもので、昔のヨーロッパ人には、その正体すらよくわからない謎の植物だったのです。”
“紅茶といえばイギリスですが、今に至るまでイギリスはおろか、ヨーロッパではどこでも茶の木の栽培はできません。茶はもともと中国のもので、昔のヨーロッパ人には、その正体すらよくわからない謎の植物だったのです。”