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シリコンバレー発祥の地」としてカリフォルニア州歴史的建造物に指定された、ヒューレット・パッカード創業のガレージ スタンフォード大学近くの住宅街には「シリコンバレー発祥の地」という看板が立っている。「シリコンバレーの父」と呼ばれる同大学のフレデリック・ターマン教授は「東海岸の大企業に就職せず、ここで起業せよ」と学生たちに説いた。そのアドバイスを受けてガレージで起業したのが、ヒューレット・パッカードの共同創業者、ウィリアム・R・ヒューレットとデイビット・パッカードだった。

シリコンバレー発祥の地」としてカリフォルニア州歴史的建造物に指定された、ヒューレット・パッカード創業のガレージ
スタンフォード大学近くの住宅街には「シリコンバレー発祥の地」という看板が立っている。「シリコンバレーの父」と呼ばれる同大学のフレデリック・ターマン教授は「東海岸の大企業に就職せず、ここで起業せよ」と学生たちに説いた。そのアドバイスを受けてガレージで起業したのが、ヒューレット・パッカードの共同創業者、ウィリアム・R・ヒューレットとデイビット・パッカードだった。


共通テーマ:日記・雑感

2014年現在、"チェスをやる機械"は、自分がチェスをやっていることは分かっていない。勝敗の意味も、当然、分かっていない。 研究者は、"チェスをやること"が分かる機械、勝敗の意味も分かる機械を創ろうとしだした。 もし成功すれば意識の研究の大前進だ。

2014年現在、"チェスをやる機械"は、自分がチェスをやっていることは分かっていない。勝敗の意味も、当然、分かっていない。

研究者は、"チェスをやること"が分かる機械、勝敗の意味も分かる機械を創ろうとしだした。

もし成功すれば意識の研究の大前進だ。


共通テーマ:日記・雑感

デジタルデトックス(デジタル解毒) デジタル機器にどっぷり使って スマホ依存などになっている人が多いので 電話もとめて、ネットもとめて、SNSから開放され、PCもスマホも消してしまい、 解毒する 工事などがあってネットが停止すると とても時間がゆっくり流れるのがよく分かる

デジタルデトックス(デジタル解毒)

デジタル機器にどっぷり使って
スマホ依存などになっている人が多いので
電話もとめて、ネットもとめて、SNSから開放され、PCもスマホも消してしまい、
解毒する

工事などがあってネットが停止すると
とても時間がゆっくり流れるのがよく分かる

共通テーマ:日記・雑感

いかにも華やかな大輪の紅い花 生まれつきの魅力 これを手放しで愛でることのできるような大人(たいじん)の風格を持ちたいものだと憧れる 私のような小人はこれほどまでに美しいものにはなにか毒があるのではないかと疑いもする これほどまでに人を陶酔させるものに触れたら後戻りはできないような恐ろしさも感じる 生来恵まれた鮮やかな美貌や才能を賞賛しつつも近寄らないのが小人の保身である

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いかにも華やかな大輪の紅い花
生まれつきの魅力

これを手放しで愛でることのできるような大人(たいじん)の風格を持ちたいものだと憧れる

私のような小人はこれほどまでに美しいものにはなにか毒があるのではないかと疑いもする
これほどまでに人を陶酔させるものに触れたら後戻りはできないような恐ろしさも感じる

生来恵まれた鮮やかな美貌や才能を賞賛しつつも近寄らないのが小人の保身である

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エフセキュア、国家による大量監視に関する レポート日本語版を公開 エフセキュア株式会社 (本社: 東京都港区、カントリーマネージャ: アリエン ヴァン ブロックランド、以下 エフセキュア)は、英国における国家による大量監視に関するレポートの日本語翻訳版を公開いたしました。 エフセキュアは、英国市民の大量監視に対する関心の高まりを浮き彫りにした調査報告書の日本語翻訳版を公開しました。エフセキュアの英国オフィスが作成した「Nothing to Hide, Nothing to Fear?(隠すものがなけれ

エフセキュア、国家による大量監視に関する
レポート日本語版を公開


エフセキュア株式会社 (本社: 東京都港区、カントリーマネージャ: アリエン ヴァン ブロックランド、以下 エフセキュア)は、英国における国家による大量監視に関するレポートの日本語翻訳版を公開いたしました。
エフセキュアは、英国市民の大量監視に対する関心の高まりを浮き彫りにした調査報告書の日本語翻訳版を公開しました。エフセキュアの英国オフィスが作成した「Nothing to Hide, Nothing to Fear?(隠すものがなければ、恐れることは何もない?)」と題されたこの報告書は、外国人だけでなく自国民を対象に英国政府が実施している監視への懸念に焦点を当てています。
本報告書作成のために委託された調査*では、英国人の86%が大量監視に同意していないことがわかっています。昨年のスノーデン事件により、電子メール、通話、ウェブ検索、ソーシャルメディアのやりとりや地理情報を含め、西洋諸国の諜報機関が一般市民をどれだけ監視しているかが明らかになりました。英国には590万台の監視カメラ(11人につき1台に相当。秘密警察監視下の東ドイツでも市民65人あたり密告者は1人)が設置されているという事実も判明しています。
エフセキュア英国・アイルランド法人のマネージング・ディレクター、アレン・スコットは次のように述べています。「私たちは今、規制のない領域にいます。知らないうちにここまで来てしまったようです。少しずつプライバシー権が侵食されており、多くの人々は自分がどれほど監視されているかということに気付いていません。これは、犯罪容疑者やテロリストの疑いがある者をターゲットにした監視ではありません。人々の生活を全体として監視しているのです。」
こうした大量のデータが将来どのように使用されるかが不透明な中、英国人は懸念を表明しています。調査の結果、回答者の78%が、自らのデータが追跡されることによる影響に懸念を抱いていることが明らかになりました。更に多くのプライバシーを侵害する計画がイギリス政府機関全体に広がっており、この懸念は高まるばかりです。
レポート「隠すものがなければ、恐れることは何もない?」の日本語版はこちらでご覧いただけます。
http://news.f-secure.com/threatreport



隠すものがなければ、恐れることは何もない?


2014年10月


Cyber Security Research Institute(CSRI)によって実施され
た調査の結果、英国が監視国家に急速に変貌しつつあることが
明らかになりました。企業と政府自身の活動を規制する措置を
直ちにとらない限り、この変化による深刻な影響を元に戻すこと
は不可能です。
エドワード・スノーデンが、米国の諜報機関であるNSA と英国版NSA のGCHQ による広範な技術悪用を内部告発と、英国タブロイド紙の電話ハッキング・スキャンダルの結果、テクノロジーに対する意識が向上し、個人の行動が確実に変わってきています。
政府高官、プライバシー・コミュニティ、政府の情報システムの開発に携わる企業、政府の情報シス
テムに携わったことのある金融サービス業界関係者、元諜報員、そしてマルコム・リフキンド情報安
全保障委員長のような大物政治家を対象とした一連のインタビューに基づいて作成された冊子
CSRI 報告書は、到来した監視社会に関する政治的支配力および理解の欠如について警鐘を鳴ら
しています。
いわゆるスノーデン・エフェクトの前後に実施された意識調査は、監視文化がどれだけ深刻化して
いるかを示しています。
2004 年にガーディアン紙向けにICMが実施した世論調査によると、回答者の72%が安全のた
めならプライバシーを犠牲にすると答え、65%が諜報機関は問答無用で電子メールおよび通話に
アクセスできるべきだと考え、63%が警察がこれらと同じ権力を持っていた方がよいと答えていま
す。
スノーデンの告発から1 年後の2013 年に実施されたYouGov/ケンブリッジ大学による調査の結
果、回答者のうち、政府とセキュリティ・サービスが英国国民の通信を傍受する権利を持つべきだと
答えたのはわずか43%に過ぎず、外国人のメッセージのハッキングは許されるべきだと答えたの
は49%に止まりました。
また、本報告書の著者が2014 年10 月に委託した新しい調査の結果を見ると、一般大衆の大量
監視に対する不安が急速に広がっていることが明らかになっています。
・ 回答者の86.5%が、英国政府が大量監視を実施することに賛成しないと答えている
・ 回答者の82.2%が、大量監視に対して懸念を抱いている
・ 回答者の3 分の1 未満(32.3%)が、自分のデジタルデータを政府が追跡していることを認識し
ている
・ 回答者の3 分の2(77.85%)が、自分のデータが追跡されていることに懸念を抱いている
・ 回答者の14%だけが、政府は公共の安全の目的で、すべての人々の個人情報にアクセスでき
る権利を持つべきだと考えている
・ 10 人のうち1 人(10.45%)だけが、大量監視は良いことだと考えている
・ こうした結果とは裏腹に、政府によって追跡されないように対策を講じているのはわずか3%に過
ぎない
(調査は成人2000 人を対象に、Vital Research & Statistics によって2014 年10 月10〜13 日
に実施された)



盗聴文化の増加に対する懸念の増加


情報監視に不安を感じたことで、数百人もの人々が個人情報を保護する方法を身につけられる講習を求めるようになっています。キャンペーングループ「Don’t Spy on Us」によって2014年6月にロンドンのショーディッチ・タウンホールで開催された、「暗号パーティー」には参加希望者が殺到し、ブロックをぐるりと囲むほど長い列ができました。また、他の同様のイベントにも非常に多くの人々が集まっています。
「情報監視文化」に対するこの意識の高まりは、アメリカのクラウド・コンピューティング企業にも影響を与えています。インディペンデント紙が行った調査では、米国のクラウドサーバが諜報機関にアクセスを提供するのではないかという警戒心が広がり、CiscoとMicrosoftというテクノロジー企業2社は、10億7000万ドル相当のビジネスを失ったことが明らかになりました。
エドワード・スノーデンは、最近の声明で、合衆国憲法制定者たちは特定の権利を憲法に盛り込んだが、成文憲法を持たない英国人はそれを主張できないため、英国政府は米国政府よりも悪質であると警告しました。
ロンドン中心部で開催されたObserver IdeasフェスティバルにSkypeを介して参加したスノーデン氏は、GCHQの監視能力には「本当に制限がない」と述べました。
彼は次のように述べています。「英国は、規制のためなら何をしてもいいシステムになっています。政府は興味を引くものすべてを収集していて、それが必要な理由を自由に正当化しているのです。そうする必要がない理由を正当化する権利は国民にはありません。これは危険なことです。自分に不利な証拠が収集されているのに、それに対して裁判所で異議を唱える機会を与えられていないのです。これは、司法制度全体を損なうものです。」
さまざまなテクノロジーおよびアプリケーションの中でも、メール、通話、ウェブ検索、ソーシャルメディア、地理情報を得るために西洋諸国の諜報機関が使用しているのは、Prism、Tempora、Echelon、Frenchelon、Fairview、MYSTIC、Carnivore、Optic Nerve、Quantum theory、World of Warcraft、Nosey Smurf、Dreamy Smurf、Tracker Smurf、Edgehill、Dishfire、Stoneghost、Squeaky Dolphin、およびRoyal Conciergeです。


膨大なデータ収集



政府と民間企業も膨大な数の個人情報データベースを保有しています。2004年、プライバシー・インターナショナルの創設者であるサイモン・デイビスは、ロンドンで夫と子どもと暮らす一般女性、Janet Sykesに関する情報を保持するすべてのデータベース(70)の合成画像を作成しました。データベースには、民間企業や、地元およびネットワークサービスのものも含まれていました。たとえば、インフォグラフィックの民間部分には、数々のポイントカードがありました。スーパーマーケットTescoのロイヤルティ・プロジェクトを作成した開発者は、クラブカードを使った購買行動と食嗜好、郵便番号、年齢や性別などの人口統計データから、支持政党や投票行動を予測することが可能であるとCSRIに語りました。
これは7年前のことです。2014年10月に本報告書のためにインタビューを受けたデイビスは、かつて70だったデータベースの数は現在700を超えているだろうと予想します。国民一人ひとりについて保存されている情報の量と種類は、英国の国民保健サービスがケア・データ・プログラムを立ち上げる2014年冬に大幅に増加することが見込まれます。NHS番号によって識別される各患者の詳細かつ機密の生涯医療情報が収集され、新設されるHealth and Social Care Information Centre(HSCIC)によって保存されることになるのです。NHSウェブサイトによると、HSCICの目的はよりよい医療を提供することであり、診療記録情報を集積し、そこから有用な情報を掘り出して予防医学と患者の治療成果の向上に役立つ統計情報を提供できるとしています。この新しいデータベースは、保険会社、銀行、住宅ローン企業にとって価値があり、資金難に苦しむNHS部門マネージャーが患者の情報を潜在的な収入源と考える可能性があると、評論家は警告します。
プライバシー・インターナショナルおよび「プライバシー・サージョン」ブログの著者であるサイモン・デイビスは、1983年のデータ保護法起草時の概念である「全情報認知(TIA)」が目的であると言います。「ホワイトホールにおけるTIAは、名前を敢えて口にしない宗教のようなものだ」と。しかし政府機関は、許可なくお互いのデータベースを共有または結合することはできません。「データベースを結合すると、コンテキストが変わり、情報も完全に変化してしまいます。しかし、官僚はこれを理解していません。すべてのデータは集合的であれ、単独であれ、公共の利益のためにあり、その利用は公共の利益になると信じているからです。彼らは、自分たちが集めたデータは自分たちのものだと考えているのです。」
スノーデンの告発により、Facebook、Google、Yahooなどのインターネット・サービス・プロバイダが諜報機関に協力してユーザのプライバシーを侵害したことが明らかになりました。つまり、ソーシャルメディアは、プライバシーと匿名性保護に関しては政府のファイリング・システム同様信頼できないということです。スパイが「バックドア」を使ってあなたのソーシャルメディアのプロファイルに侵入していないとしても、プライバシーについての一般的なリスクは残ります。サイバー犯罪者やヌードの「自撮り」写真を盗んだり偽造したりする者、荒らし屋、ストーカーは、プライバシー設定や使用条件が必ずしも明確でなく、簡単に理解できないシステムを悪用することができます。Facebookなどのテクノロジー企業は、無料でサービスを提供しています。元ドイツ諜報員のBjorn Ruppは、本報告書の著者とのインタビューで「お金を払っていなければ、顧客ではない」と指摘しました。これらの企業のビジネスモデルは、あなたの個人プロフィールを広告主に販売することで成り立っています。ターゲットを絞り込んだマーケティング・メッセージをユーザのタイムラインに提供するために、より詳細な個人情報を開示するようユーザを引き込もうとするのは当然です。
また、Facebookに諜報機関のための「バックドア」があろうとなかろうと、Facebookは政府にとって役立ちます。たとえば、ドイツ政府の国勢調査官は、国民のライフスタイルに関する標準のアンケートにいくつかの追加質問を加えることを提案しました。しかし、これに対して市民的自由の運動家が猛抗議したため、政府はすぐに追加質問を削除し、Facebookなどのソーシャルメディアで公に利用可能なデータから情報を収集することにしたのです。
英国の現状は、税金を支払い、公立学校に通う子供を持ち、国民保健サービスを使用し、学生ローンを借り、公的年金その他の福祉手当を受給している大多数の人々がこれらのサービスを管理するデータベースのネットワークによって追跡されています。政府は、現在の複雑な給付システムを数カ月後(2014〜2015年)にユニバーサル・クレジットに切り替えて、すべてのトランザクションの82%をオンラインで行うことでオフィス、スタッフ、紙ベースの通信に費やされる公金を節約することを目指しています。政府の「デジタル・バイ・デフォルト」方針も、サービスや情報を求める人々にワンストップ・ショップを提供する公式ポータルサイトのDirectgovへと移行しています。これによって、異なるカテゴリのデータを組み合わせることができる、警察やスパイのためのワンストップ・ショップも実現するのでしょうか?数百万ポンドの納税者の血税を無駄にした数多くのIT災害を経験した今、私たちはこの新しいシステムを信頼できるでしょうか?「デジタル・バイ・デフォルト」プログラムを監督する科学技術委員会のグラハム・ストリンガー議員は、彼が持つ懸念について調査員に語りました。
「セキュリティに関して2つの大きなリスクがあります。1つ目はシステム全体に対するリスクです。診療記録であろうと国民年金記録であろうと、公共サービスにアクセスする場所ならどこでも、データが盗まれ、違法な目的または商業的利益に使用される可能性があります。オープンシステムを本当に安全に維持することは非常に困難です。
2つ目は、なりすまし犯罪が発生する可能性です。また、システム内で本人確認を行うことの難しさもあります。これらはすべて克服すべき問題です。
私たちは、テクノロジー業界の専門家と協力して、問題を解決する方法を模索しながら、政府には極めて慎重になるべきだと警告しています。システムのセキュリティを最大限に高めることができても、それを提供している人が何らかの方法で不正を行えば、情報は簡単に漏れてしまいます。」
サイバースペースにあるデータを、従来の紙の記録と監視カメラが提供する地理的位置情報に加えることで、当局は、疑わしい行動を取っているかどうかにかかわらず、どこでも誰でも追跡することができる手段を手に入れることになります。British Security Industry Authority(英国警備業監督委員会)によって2014年10月16日に発表された調査によると、英国国民11人につき1台の監視カメラが存在すると推定されています。つまり、590万台ものCCTVカメラが設置されているということです。
全体主義の警察国家であった東ドイツ(ドイツ民主共和国、GDR)でさえ、シュタージ秘密警察(Staatssicherheit)が抱えていた密告者の数は国民65人あたり1人です。



報道の監視


テクノロジーに精通したごく一部の人々のうちの多くは、大量監視からデータを保護する措置を講じています。本報告書の著者は、盗聴を恐れるがために、人々が携帯電話の電源を切り、モバイルデバイスとコンピュータを使った個人的な会話を避けるようになっていることを示す、直接的かつ個人的な証拠を持っています。これはジャーナリストや、技術および金融業界で働く人々によく見られる行動です。被害妄想と思われるかもしれませんが、ジャーナリストの情報源を明らかにしようとした警察による捜査権限規制法の乱用など、最近発覚した数々の実情を考えれば、このような行動もある程度仕方がないように思えます。
これは、現職の情報コミッショナーであるクリストファー・グラハムによって特定された問題です。グラハムは、2013年1月7日のデイリー・テレグラフ紙とのインタビューで、データ保護法の改革案によって、対象となる人物が、ジャーナリストが保持している彼らについての情報にアクセスできるようになるという懸念を表明しました。専門家は、これによって匿名の情報源が暴かれることになると恐れています。
私が不安に感じているのは、知らない間に英国が監視社会になり、国民についてもっと多くの情報が収集され、その情報に英国社会を不安にするほど多くの人がアクセスできることだ…」
「東ヨーロッパやスペインでは、政府の力があまりにも強くなり、国民に関する情報を持ちすぎたらどうなるかということを前世紀に経験している。誰もが他のすべての人の情報をすべて知っており、手動だろうとコンピュータ化されていようと莫大なファイルを所有している状況になったら…」
「私は、人々がこの背後にある問題に気づいているとは思えない。これによって政府は国民の活動の多くについて非常に包括的な実態を把握することができる。私の仕事は、特定の目的のために必要以上の情報が収集されないようにすることだ。」
リチャード・トーマス - 情報コミッショナー、2004年
グラハム氏はこう述べています。「私たちはデータ保護立法によって報道の仕事が弱体化されないようにすることの重要性と、この法律が表現の自由に影響を及ぼす可能性を認識しています。」
「ジャーナリストの電話ハッキングに対するリーブソン判事の審理が調査報道に与えたであろう「萎縮効果」に関する正当な懸念を考えると、対象人物による情報アクセスは特に難しい問題です。これについては、非常に慎重に検討する必要があります。繰り返しますが、これは利害のバランスの問題であり、最終的には議会で話し合うべき問題です。」
確かに、スノーデンが提供した情報に取り組んでいるガーディアン紙のジャーナリストは、政府による直接的な脅しに直面しても、自らの仕事を続けるために前例はないが正当な対策を取ることを余儀なくされました。
この対策には、窓がない「エアギャップ(ネットワーク隔離)」処理された部屋での、サニタイズ(無害化)された機器の使用が含まれていました。
ガーディアン紙の編集長、アラン・ラスブリッジャーは、セキュリティ・サービス捜査官がやって来て、水が入ったコップでさえ盗聴器になると指摘したことを含め、どのような脅しが行われたかを詳しく公表しています。


恐怖の拡大


政府による監視に対する恐怖はビジネスコミュニティにも広がっており、暗号の使用が急激に増加し始めています。これはTor(The Onion Routerの頭文字から作られた頭字語)という暗号化システムの使用者の急増に加え、NSAとGCHQの両機関がGoogleのデータを強制的に収集したというエドワード・スノーデンの告発にもかかわらず、暗号化されたGoogle Gmailの使用が増加したことからも明らかです。
スノーデンの告発によって企業行動に変化が起きていることを示すさらなる証拠は、テクノロジー愛好家やコンピュータ・セキュリティ企業が組織や個人にデータ保護の方法を教える、「暗号パーティー」と呼ばれるイベントへの参加者数が急増したことです。
2014年6月に「Don’t Spy on Us」がロンドンのショーディッチ・タウンホールで開催した暗号パーティーのチケットは売り切れとなり、チケットを持たない参加希望者で長蛇の列ができました。その他にも多数の暗号化トレーニング・イベントが英国全土で行われています。その多くは、地元企業の要望で開催されています。
かつて、これらのティーチインに参加するのは技術者とギークだけでしたが、今年のイベントでは、企業や今までテクノロジーに興味がなかった人たちの出席が増えています。
スノーデンの告発は米国のクラウド・コンピューティングに影響を与えました。NSAによる監視を恐れた企業によるクラウド・コンピューティングの使用が大幅に減少しており、政府の監視に企業が反発していることは明らかです。
一部の識者によると、このビジネス上の不利益が、NSAのスパイプログラムに対する追加の監視機能と説明責任の仕組み整備を求めて、アップル、マイクロソフト、Google、Facebook、ヤフー、AOLによって2013年10月に上院司法委員会の主要メンバー宛てに公開書簡を送付することが突然決定した要因の1つとなりました。
英国内閣府担当大臣のフランシス・モードは、ビジネスコミュニティにスノーデンの告発が与えている影響と反発の高まりをいまだに認識していません。彼が大臣を務める内閣府はジョン・メージャー政権の下で中央電子計算機局を吸収したことから、議会および政治家がコンピュータの発展に遅れないようにすること、およびコンピュータプログラムを実施する役割を担っています。
「事件については大変遺憾に思っていますが、私たちとの情報交換に対してそれほど抵抗が高まっているとは感じていません。国民は、守ってもらう必要があることを知っています。世間の目に曝されることなく行われた方がいいですが、実際には、私たちのできることには厳しい法的規制がかけられており、政府機関が適切な監視・監督の下で行動しているため、人々は安心してこれらの機関が適切に行動していると考えることができると思います」と、モードはPassWordラジオ番組のために行われた本報告書著者とのインタビューで語っています。
しかし、2014年10月に起きた2つの出来事に見られるように、警察にとってこの反発の影響は非常に現実的なものです。1つ目は欧州サイバー犯罪センター長のTroels Oertingが暗号化通信を取り扱う捜査力の拡大を要求し、また、英国国家犯罪対策庁長官のキース・ブリストウもまったく同じことを要求したことです。両者とも、現在の暗号化の使用が増加していることによって捜査が妨げられており、ますます多くの人々が利用し始めている新たな暗号化システムに隠れている犯罪者の通信に標的を絞って捜査が行えることを求めています。
2つ目は、英国の警察によるより大きな権限の要求です。その最初のものとして、トップテロ対策捜査員であるクレシダ・ディック警視庁副総監が2014年6月、「新しい通信技術の発展についていけない」ためにテロに対抗する力が低下していると、述べたのです。
しかし国民の監視は、諜報機関の「黒い要素」と呼ばれる行動だけに限りません。これは、以下のような一貫性のある複数の要素を含む全体像の一部に過ぎません。
・ 社会全般、特に政治家における技術意識の欠如
・ 政府による情報収集システムに対する効果的な監督の欠如
・ 開発している技術の機能と、その技術の欠点を明らかにしようとしないテクノロジー産業
・ スヌーピングおよび従業員監視の大企業文化
・ 非倫理的な方法でデータを使用することに対する、政府内の特定のグループや個人に見られる日和見主義
・ CCTVカメラシステムの市街地への設置や、スピード違反を抑止し、交通違反を罰するための交通監視カメラの使用に見られるように、技術によって監視されていることを認識させることで行動に影響を与えるように意図された文化の醸成



諜報機関の技術への依存の増大


「モノのインターネット」の急速な出現により、監視社会がさらに加速しつつあります。「モノのインターネット」では、さらに多くのセンサーが私たちの家や道路、車、ウェアラブル・デバイスに追加され、多くの場合、携帯電話に直接接続されることになります。これは、私たちの生活と身体に対する政府の監視の目がさらに拡大することを意味します。
IT業界と諜報機関によって再設計される可能性がある監視インフラストラクチャが何の制限もなく開発されているという構図は、私たち国民の自由だけでなく、将来の社会的な発展にとっても非常に現実的な脅威となっています。
CSRIは今現実に起きていることを忠実に描写するため、ローラ・ポイトラスのドキュメンタリー映画、CitizenFourの公開に合わせて調査を実施しました。この映画は、欧米の新聞各紙が、諜報機関による国民監視の実態を詳細に報道するきっかけとなった、スノーデンとガーディアン紙との会合を記録したドキュメンタリーです。


また、自らの決断が招く結果を伝えることなく、テクノロジーコミュニティが人々をこの新しい世界へと誘い込んでいることも明らかにしています。テクノロジー業界にとって、自らの行動が招く結果を一般大衆に知らせない方が都合がよいのです。
前述したようにIDカードシステムは成功せず、大衆の想像力を真にかき立てることはありませんでした。しかし皮肉なことに、ほぼ全員が携帯電話という形でIDカードを携帯することを選んだのです。携帯電話は、IDカード方式の開発者が創造もしない程大きな力を持っています。私たちの動きを追跡し、物理的またはウェブ上での行動に関する情報を提供し、私たちの会話を監視、さらには盗聴することさえ可能です。
今、政府の中では、携帯電話はいまや、これまでになかった識別・管理機能となっています。既に実用化されている他の監視技術と組み合わせることで、旧東ドイツの秘密警察シュタージが夢見るような監視の世界をもたらす機能です。かつての監視には、放射性物質の使用や、警察犬が個人の身体の臭いを認識して追跡できるようにするための訓練に使用する「臭い入り容器」を作るために反体制派の下着を回収することなどが挙げられますが、その当時の技術によって制限されていました。もっとも、シュタージは主に、すべての地域、職場、学校に広がる、お金で雇った情報提供者のネットワークを利用していました。ベルリンの壁が崩壊し、東ドイツがなくなってから25年経った今でも、濡れ衣を着せられたり、疑いをかけられた多くの人々の傷は消えていません。
Julia Behrendsは、イタリア人のボーイフレンドがいたことで、シュタージに目を付けられた女性です。電話でその彼と会話していたとき、最後に「おやすみ、愛しているわ。それから皆さん、おやすみなさい」と、当局の盗聴について冗談を言うことさえありました。しかし、西側のコンピュータ技術にアクセスするためにボーイフレンドの仕事を利用する情報提供者となることを拒否したとき、全体主義国家の真の力を感じました。長い年月の後、「Stasiland(監視国家―東ドイツ秘密警察(シュタージ)に引き裂かれた絆)」の著者のアナ・ファンダーにその経験を語ることでさえ彼女にとっては辛いことでした。
「私に最もダメージを与えたのは徹底的な監視でした。プライベートな部分がまったくなくなるまで人が境界線を踏み越えてくることは分かっています。でも、私は間違いなく心理的に傷ついています。恐らくそれが、男性からアプローチされたときなどに、極端な反応をしてしまう原因でしょう。自分だけの空間に侵入されるかもしれないと感じてしまうのです。」
「監視国家―東ドイツ秘密警察(シュタージ)に引き裂かれた絆」アナ・ファンダー著、Granta Books発行
今日の大量監視が、英国に住む人々にこのような影響を与えるかどうか結論を出すのは時期尚早です。実際ドイツでは、アンゲラ・メルケル首相の個人用携帯電話がNSAによって盗聴されていたことがスノーデンの告発により明らかになって以来、激しい抗議の声が上がっており、当局は国民のデジタル権を保護する措置を講じています。メルケル首相は、ヨーロッパに新しいインターネットを確立しようと呼びかけてさえいます。
2014年にCSRIによって英国で行われたインタビューは、省庁が相互に対立する原因となっている「データ派閥」があることを示唆しています。
中でも、省庁の競合する政策のために政府機関同士が対立しており、政府機関は自らのデータにアクセスする料金を別の政府機関に請求しているケースが報告されています。
何年にもわたってCSRIが収集した証拠は、英国民のデータ所有権の文化により、個人データは信頼によって保有される機密情報ではなく、国の財産であると考える「データ強硬派」が生まれていることも明らかにしています。
この見方は、テクノロジーバイブルであるComputer Weeklyの元調査責任者であるトニー・コリンズによっても裏付けられています。彼は、2002年にガーディアン紙に掲載された政府の巨大ITプロジェクトに関する記事で、次のように述べています。「我々は何故心配する必要があるのでしょうか?結局、これらすべてのプロジェクトの運命は、議会に対して責任を負い、最終的には一般大衆に対して責任を負う閣僚達によって決定されます。しかし現実には、重要な意思決定を行っているのは選挙で選ばれた政治家ではなく、役人たちです。確かに、かつては単に影響を与えるだけだった役人が政治を動かしている証拠が増えつつあります。同時に、選出された議員と任期のない官僚の両方に対して、議会が責任を問う力が大幅に弱まっています。」
「政府の仕組みは技術的にますます複雑になっています。この複雑性に追い打ちをかけているのは、政府機関の運営を監督している信じられないほど入り組んだ規制、法律、改正および相互に結びついた慣例で、就任して比較的日が浅い閣僚は、官僚の完全な協力がなければ、自分の政府機関の日常的運営を理解できる望みがないことは明らかです。」
「一言で言えば、複雑性はビッグ・ブラザー(官僚)に有利に働いています。これが原因で任期の短い閣僚の仕事が選挙の心配のなく、任期もない官僚の手に委ねられているからです。」
コリンズは、またこうも指摘しています。「じりじりとビッグ・ブラザー国家になりつつあるこの国を止めようとしている市民的自由の擁護者は、克服できそうもない障害に直面しています。監視技術使用に対する反対論は、テロリズム、詐欺、脱税、不法移民の打倒を唱える賛成論に比べて脆弱です。さらに、政府機関は巨額の予算を獲得し、新しい集中型システムを導入することによってホワイトホールの名声を得ていることも現実です。プライバシーの損失に警鐘を鳴らす市民的自由の擁護者の影響力は、議会に対する官僚の力が強まるにつれ、徐々に薄れていくものとなるでしょう。」
「テクノロジーがますます幅を利かせている世界において、ビッグ・ブラザー国家は、商業目的を追求する企業と、中央権力の統合・拡大を目指す官僚機構の自然な欲求による共生的関係の必然的な結果かもしれません。両者とも、新技術の導入を通して目的を達成することができます。そして、自由主義の利益は脇に追いやられます。」
プライバシー・インターナショナルの創設者であるサイモン・デイビスによると、このことが、公務員がデータとプロジェクトの所有者であるかのような態度を取る原因となっているということです。
真偽のほどは分からないものの、議会において、公職に就く前に開始されていることが多いコンピュータ・プロジェクトの失敗責任を政治家に問える見込みは薄く、また、マルコム・リフキンドの下院情報安全保障委員会などの監督機関が諜報機関の活動に関する報告を十分把握しているようにも思えません。
これは、リフキンド卿のスノーデン疑惑に対する以下のコメントからも明らかです。「我々の調査の焦点は、彼らは法律を破ったか?または法律を破ろうとしたか?ということです。報告書に記載した理由で、いや、破らなかった、というのが、全会一致の率直な答えです。これ以上はGCHQではなく、政府と議会の問題となります…このため、我々はもっと広い法的枠組みをじっくり検討する必要があるのです。」
「もちろん、PRISM疑惑について我々が行った調査は、GCHQの行為の合法性に関わる新しい捜査権規制法の直接的影響の中で開始されています。光ファイバーケーブルへのアクセスといった問題については、違法に行われたという兆候はありません。それが望ましいかどうか、または正当な公共の利益のためになるかどうかということが問題なのです。」
リフキンド卿の回答は、GCHQの活動の監視責任を負う委員会が、GCHQの活動内容を完全に認識していなかったことを示唆しています。通常これは政府内での委員長辞任理由となりますが、この場合は、検討されなかったようです。



諜報機関の技術への依存の増大


IDカードを導入する試みは、政府高官の間で「強硬派」政策があったことを示す証拠として考えることができます。マーガレット・サッチャーによるIDカード再導入の試みは、1996年にジョン・メージャー首相によって受け継がれました。その計画に反対していたトニー・ブレアはその後IDカードを導入し、その方式はゴードン・ブラウンによって受け継がれましたが、2010年に保守党が自由民主党との連立政権を組んだ後、破棄されました。
この強硬データ政策が原因で、テクノロジー業界で個人に関する既知の全データを保存する「単一顧客プロフィール」の政府版を開発することを目的に、個人の単一識別記号を作る数多くの試みが行われました。英国が監視の悪夢に迷い込んだもう1つの理由として挙げられたのは、政府全体、特に政治家にテクノロジーに対する理解が欠如していることでした。その結果、英国における国民監視が増加し、政府による「ビッグデータ」監視の機会も増加しています。皮肉なのは、数多くの政府IT構想、特に保健省での失敗により、「ビッグデータ」を使用した政府の支出削減を達成する機会が失われていることです。
このような、実用的テクノロジー知識の欠如を示す例が多く存在します。内部の情報源によって得られた最ものっぴきならない証拠は、2000年に英国電子商取引法案の作成に携わった国会議員が、いくつかの問題を把握するために2週間の集中講義を受ける必要があったことです。
この法案で最も物議を醸したのは法執行問題を定めた条項でした。当局が、データを暗号化した鍵を持っていると「思われる」人なら誰でも、令状を発行することを許す文言を盛り込んだため、公民権擁護団体を激怒させました。また、調査を受けている者が、自らのケースについて話すことを防ぐ「ティッピング・オフ(情報提供)」罪も含まれていました。彼らの唯一の救済は、秘密裁判で不服を申し立てることでした。
状況はそれほど大きく変わっていません。2012年にケンブリッジ大学が発表した報告書は、国会議員の中で科学技術専攻の卒業生が非常に少ないこと、そしてダイアン・コフィとジュリアン・ユペールの2人しか博士号を持っていないことを指摘しました。
コリンズが指摘したとおり、IT分野における政府の欠点は監視分野における技術の進歩について政治的な監視機能が全般的に欠けていることです。これはスノーデンによる暴露によって証明されており、ユペールがこの分野において自由民主党の対応を指揮したことは注目に値します。



「ビッグ・ブラザー」を構築する


英国政府による技術システムの実験の始まりはサッチャー時代に遡ります。当時政府はITを通じて理解を深めようとしており、マーガレット・サッチャー首相の有名な「ガラクタを入れればガラクタが出てくる」というコメントが生まれました。
サッチャー首相にとって、テクノロジーには見直しが必要であり、データベースを整理して目的に適合するよう作り替えられる必要がありました。1980年代終盤に物議を醸したのは、ロンドンの中心部にある40の政府機関間を接続するシステムの政府データネットワーク(GDN)の発表でした。
「ビッグ・ブラザー」の包括的データベースの始まりであるという反発の可能性を考えた官僚達は、データはそれを「所有する」政府機関にとどまり、どこにも移動されないと急いで付け加えました。
ただし、ある英国政府機関のコンピュータ部門長を努めていた元高官によると、GDNはさまざまな政府機関に保存されている全情報から単に1つのデータベースを作成するもので、システムで最高のアクセス許可レベルを使用すれば全体を検索できるというものでした。
この発言の信憑性は、HMRC(税金)システムの開発に携わっていた元公務員による信頼できる証言によってさらに高まります。この元公務員は、これらのシステムはいずれも諜報機関によって完全に合法的に取り調べられることができると指摘したのです。その点は、データ保護委員会の元委員長で、今年亡くなったノーマン・リンドップ卿によって認められました。
死亡記事によると皮肉なことにコンピュータが嫌いだったノーマン卿は、数々のインタビューで、データ保護委員会は政府自身がプライバシーにとって最大の危険であると考えていたと述べました。それにもかかわらず、ノーマン卿は委員会の提言に変更を加えるよう強制されました。その結果、1984年のデータ保護法で、法律を無視してその活動を追求できる完全な自由を警察権力に与えることになりました。
ノーマン卿の不安は現実のものになりました。委員会の提言の結果設立されたデータ保護登録機関は、現在情報コミッショナー・オフィスと改称されており、歴代の情報コミッショナーは、市民的自由は今、監視国家によって危険にさらされていると警告しています。
2004年、情報コミッショナーのリチャード・トーマスは、英国は知らない間に東ヨーロッパに似た監視社会になっているとし、個人に関するデータを収集する英国政府の権力に対する具体的な懸念を示す声明を発表しました。
同情報コミッショナーは2006年、「監視社会に関する報告書」と題された文書を発行しました。本書では、一人ひとりの生活の細部にわたる実態を浮かび上がらせるために様々な情報源から収集された私たちの情報の集積を「データベイランス」と呼び、国がデータベイランスの方向へ進んでいることに対するコミッショナーの懸念が詳細に記されていました。
この報告書は、情報コミッショナーの依頼を受けてサーベイランス・スタディーズ・ネットワークとよばれる研究者グループによって作成され、情報コミッショナー事務局が主催し、ロンドンで開催された第28回データ保護・プライバシーコミッショナー国際会議で発表されました。
2010年、サーベイランス・スタディーズ・ネットワークは内務特別委員会の求めに応じて報告書を2006年版に更新しました。この報告書は、いくつかのデータ保護措置が導入されたものの、私たちの私的生活に監視が侵入する可能性は実際に高まっていることを明らかにしました。
2012年6月、エドワード・スノーデンは、名目上米国と英国政府に報告義務を負う諜報機関によって開発された監視技術の高さを暴露しました。データ保護委員会議長ノーマン・リンドップ卿と、リチャード・トーマスおよびクリストファー・グラハムの両情報コミッショナーの懸念が現実になったことが証明されたのです。



次の政府のイニシアティブ


英国政府筋によると、政府は今後数週間以内に(2014年11月)政府サービスへのオンライン・アクセスを提供する一連の手順の最初である、最新のジョイント・イニシアチブを立ち上げます。
金融筋によると、Government Digital Services Identity Assurance Planと呼ばれるシステムを使用して、国民が政府サービスにオンラインにアクセスできるようになります。このシステムは、ボーダフォン、信用照会企業のExperian、郵便局、そしてオランダ企業のDigidentityの4組織から本人確認手続きを選ぶことができる選択肢を提供します。
政府は、この方式の第2回入札で、本人確認サービス提供企業を増やすことを予定しています。この動きは、アイデンティティの所有権についての議論を激化させことになるでしょう。また、自分の身元を証明するために企業を政府との取引関係に引きずり込むことで、社会における監視利用が増加することも明らかに示しています。このグループにボーダフォンを入れたことは、私たちが使用しているモバイルデバイスによって身元を証明できるという主張につながる可能性があり、特に賛否両論を巻き起こすでしょう。携帯電話を「ポケットスパイ」と捉える考え方につながる可能性があります。
この技術の開発検討に関わった筋が本報告書の著者に語ったところによると、このシステムでは、サービスの利用を希望するユーザは、自分が企業に既に提供しているデータか、または企業が保存しているデータから抜き取られた一連の質問に答えることになります。
与えられた答えにより、その質問に答えている人物が実際に主張している本人であることを示す確率を示すスコアが出されます。このデータが、政府が保持するデータと組み合わされて、総合スコアが算出されます。
英国銀行業界はこの方式に参加することを求められましたが、想定される参照料金が1ペニーであり、政府は銀行が結合データを抽出して、信用スコアリングに使用することを許可しないため、参加を辞退しました。
この開発は、公務員によって使用される政府データへの包括的アクセス・システムであるマーガレット・サッチャーのGovernment Data Network(政府データ・ネットワーク)の恐るべき対称物としての役割を果たします。今回の唯一の違いは、システムが一般大衆によって使用されることです。
ユーザによるインターネット使用の記録が政府によって保存されるかどうかははっきりしませんが、これまでの金融コミュニティとの話し合いは、個人の総合スコアに関するデータを保存することができることを示唆しています。
さらに重要なことに、CSRIと接触した、政府と金融システムに精通した専門家によると、政府ウェブサイトとの情報交換によって生成されるすべての重要メタデータは、スノーデンによって明らかにされた既存のプロジェクトのもと、諜報機関が求めればそれに応じて提供されます。ただし、既に指摘したように、諜報機関は既に公共部門が持つデータへのアクセス経路を多数確保しています。
「GCHQはネットワーク・トラフィックを監視し、メタデータを非常に長期間保存するため、過去にさかのぼって情報の断片をつなぎ合わせて全貌を得ることができます」と、元政府筋は述べています。



隠すものがなければ、恐れることは何もない?


政府のスポークスマンによると、新たなインターネット・エンゲージメント・システムは、プライバシー・コミュニティを入札に参加させることで、監視に対する不安を和らげるために可能な限り透明な方法を用いて慎重に開発されています。
米国では、個人が本人であることを証明する目的で、Googleの認証を使用して同様のID認証システムが開発されています。いずれかの政府機関または他のオンラインデータベースが、ある一人の国民について不正確だったり、古かったり、無関係だったりする個人データを取得すると、その間違った情報はシステムに永久に残ってしまいます。
他の欧州連合の国々とは異なり、英国は欧州司法裁判所の「忘れられる権利」判決の遵守を拒否しています。この立場を強化するため、議会は2014年の夏休み閉会前に、新しい法律を急いで通過させました。これにより、データを保存し、何年も経った後に再利用する権利が警察、セキュリティ・サービス、および政府機関に与えられます。2人の国会議員(保守党のデービッド・デイビスと労働党のトム・ワトソン)は、市民的自由運動である「リバディ」の支援を受けて、この法案(DRIP)を覆す司法審査を求めています。
エドワード・スノーデンが初めて機密を暴露したとき、当時の外相ウィリアム・ハーグは大量監視について国民を安心させようと、独特の言い回しを使いました。それは、「隠すものがなければ、恐れることは何もない」というものです。しかし、スノーデン事件の予期されない影響により、数十万の罪のない人々が非常に高度な情報監視システムを恐れる正当な理由があることが証明されました。
リーク記事を執筆しているジャーナリストは、攻撃の的になっていました。スノーデンの伝記執筆者であるジャーナリストのルーク・ハーディングは、CSRI調査チームに対し、自分のコンピュータが誰かにハイジャックされた経験を語りました。
「私はハートフォードシャーの自宅で原稿を書いていました。NSAが米国のハイテク企業とその財務状況にダメージを与えたというようなNSAを非難する記事を書いていると、目の前でカーソルが右から左へと動いて文字を消し、書いていた章を勝手に削除したのです。奇妙な出来事でした。怖いとは言いませんが、変だなと思いました。私はオフラインで作業していたし、セキュリティ対策として、Truecryptフォルダにすべてのドキュメントを保存していました。
この現象が続いたため、私はついに謎の読者/秘密の編集者に宛てて『おい、君がこれを読んでいるのは分かっているが、どうか削除しないでくれ』というメモを残したほどです。これは約1カ月間続き、ガーディアン紙の同僚がこの出来事を新聞に書いた後、止まりました。
今では、あれがNSAの仕業だったのか、私の古い友人であるロシアの仕業だったのか、分かりません(ハーディングはかつてジャーナリストとして働いていたロシアから国外追放されたことがある)。分かっているのは、誰かが私のラップトップに侵入したということだけです。おそらく、お前を監視しているぞという意思表示と、私が書いていた内容の一部を非難することが目的だったのでしょう。」
他のあちこちで、警察がジャーナリストを捜査権限規制法(RIPA)適用のターゲットにしています。この法律によって、データを取得する必要性を裁判官に納得させて正式な令状を取らずに、電話、コンピュータ、またはデジタル記録を押収する権利が警察に与えられています。今や、令状の発行を義務づけている「警察及び刑事証拠法(PACE)」よりも、RIPAが好んで使用されるようになりました。ジャーナリストは、英国の報道の自由の基盤である、情報源のプライバシーと匿名性を守らなければならないため、収集したデータを進んで引き渡すことは絶対にありません。Press Gazette紙は2014年10月、サフォーク、ケントで各1件、テムズバレーで2件、警察が関わった事件を報じています。それぞれの事件で、警察官が令状なしにジャーナリストの通話記録を押収しました。Milton Keynes Citizen紙の記者は、車に盗聴器を仕掛けられていました。
現代の監視はその性質上、コンピュータ・システムによる機密情報収集を行い、アルゴリズム、人種プロファイリング、またはその他の生活様式の特性に基づいて疑惑がかけられるため、人々が濡れ衣を着せられることになります。最近の例としては、テロ騒ぎがあったバルセロナから飛行機で英国に到着したパキスタンのムシャラフ大統領の個人スタッフ・メンバー5人が逮捕された事件があります。


この他、同様の事件が起きるのを実際に恐れる必要があるのは、Don’t Spy on Us、米国の姉妹組織であるStop Watching.us、アムネスティ、プライバシー・インターナショナルやリバティなどの人権慈善団体、change.org、38degrees、avaaz.orgなどのような署名サイトかもしれません。デザイン会社Superfluxによって作成されたインタラクティブ・バッジ(写真参照)など、クリエイティブな抗議行動も生まれています。このバッジは、着用した人がBluetooth経由でバッジにSMSメッセージを送信すると、そこから当局の注意を喚起する「トリガー」用語が抽出され、点滅表示されます。Superflux Open Informantの詳細については、www.futureintelligence.co.uk/whos-watching-the-watchersを参照してください。
個人レベルで内情に通じているのは、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)などの暗号化サービスの購入者、「暗号パーティー」に参加してTruecryptまたはPGPメール(PGPはPretty Good Privacyの略)などのプライバシーおよび匿名ツールの使用方法を学んでいる人です。彼らは、Google、MSN、またはYahooといった、スノーデンによってGCHQおよびNSAと共謀して大量監視の片棒を担いでいた企業の代わりに、MozillaのFirefoxブラウザを選ぶことになるでしょう。Firefoxはまた、Lightbeamという無料アプリケーションを提供しています。このアプリケーションは、インターネット上でユーザが何かを検索するたびに企業がユーザの嗜好についてサードパーティと共有している情報をリアルタイムで可視化します。The Onion Router(TOR)は、匿名性を提供するもう1つのオプションです。
技術系企業、警察、および政治家は、暗号化はサイバー犯罪およびテロとの戦いの邪魔になると主張します。彼らは、商業的、政治的、運用上の理由から、私たちの通信すべてに自由にアクセスすることを望んでいるはずです。スノーデンによる告発から2年が経ち、インターネット・ユーザは、自分がポケットやバッグにスパイ機器を持ち運んでいるという事実にやっと気づきつつあります。GPS衛星がユーザを追跡しており、家庭内外のセンサーと何百万ものCCTVカメラがユーザの一挙一動をすべてデータベースに集積しています。今日の英国では、旧東ドイツのシュタージのように市民社会に潜入捜査官を潜り込ませる必要はありません。実際に、私たちは自らを盗聴しているのです。Wifiを有効にしたタブレットとスマートフォンを常にオンにして、ひっきりなしにつぶやいたり、メッセージを送信したり、情報を投稿したり、共有したりすることで、新陳代謝するようにデータを繰り返し残しているのです。
本調査のスポンサーであるフィンランド企業、エフセキュアのマネージング・ディレクターであるアラン・スコットは、自らを「チーフ・デジタル・フリーダム・ファイター」と呼んでいます。「私たちは部族社会に回帰しつつあります。部族社会で人々は人前で裸で過ごしていましたが、私たちは全世界の前で裸になっているのです。私たちは実際に原点に戻って、インターネットで自分の行動をすべてむき出しにしているのです。この状態はあまりにも急速に起きているため、人間はすぐに適応することができません。ティム・バーナーズ・リーがウェブを考案したとき、httpは1ページだけでした。今や、何百万ものアプリケーション、数十億ビットのデータが存在します。ここ2年間で、それまでに全宇宙に存在していたより多くのデータがインターネット上で作成されました。」


次は何が起きるのでしょうか?スノーデンの映画「CitizenFour」は、現在映画館で上映されており、友人や家族と楽しみながら意識を高めるのに適しています。映画鑑賞に加え、私たちのデジタル権利を保護するトレーニングと製品を購入する機会もあります。政治レベルで英国政府は、国民健康サービスの診療記録、ユニバーサル・クレジット、本人確認、およびデジタル・バイ・デフォルトを通してさらに多くのデータ収集に投資しています。ビッグ・ブラザーはさらにビッグになりつつあります。私たちは本当に何も恐れることはないのでしょうか?



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格差社会、非常な貧困、戦争という道はすでに経験した道だろう。 ーーー 堀田善衞氏が平田篤胤について書いている短い文章がある。 「海鳴りの底から」の中のプロムナード4 国家神道についてであるが、 村岡典嗣「日本思想史研究」の中で、 平田篤胤の神学においてキリスト教がどのような影響を与えたかが論じられている 平田篤胤はこの時期、はじめの妻に先立たれ、長男を亡くし、さらに病気で次男を失った、しかも 非常な貧困に苦しめられた。 その時期、キリスト教を研究し、いわば換骨奪胎して、独自の神道を形成したというので

格差社会、非常な貧困、戦争という道はすでに経験した道だろう。

ーーー
堀田善衞氏が平田篤胤について書いている短い文章がある。
「海鳴りの底から」の中のプロムナード4

国家神道についてであるが、
村岡典嗣「日本思想史研究」の中で、
平田篤胤の神学においてキリスト教がどのような影響を与えたかが論じられている

平田篤胤はこの時期、はじめの妻に先立たれ、長男を亡くし、さらに病気で次男を失った、しかも
非常な貧困に苦しめられた。
その時期、キリスト教を研究し、いわば換骨奪胎して、独自の神道を形成したというのであるから、
実際、その言うところを聞いてみると、驚きである。

イザナギ、イザナミの二神は、アダムとエバの立場、つまり被造物になってしまい、創造主宰神を想定しているようだ。
さらにはキリスト教に言及し、旧約聖書の話も、「皇国の古伝の訛り」であると書いていて、
今から思えばあまりな言い分である。

ーーー
貧しくなると
何でもありなんだなと
納得する

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経済運営であるが、大金をはたいて、結局経済成長はなかったし、 新産業も起こらなかったし、経済構造の転換も起こらず、 結果としては、すでに進行していた国内産業の空洞化だけが残った。 虚しい過剰な株高と虚しい過剰な円安である。 演出された数字だけが踊る。 経済の実力を反映した数字でなければ、けばけばしい化粧しているのと同じである。 ーーー アメリカが経済緩和をやめると決めて、今度の利上げはいつ頃かと話題になっていた時に、 日銀がぶち壊しの追加金融緩和を発表、経済実態と数字がますます解離することになり、 日

経済運営であるが、大金をはたいて、結局経済成長はなかったし、
新産業も起こらなかったし、経済構造の転換も起こらず、
結果としては、すでに進行していた国内産業の空洞化だけが残った。
虚しい過剰な株高と虚しい過剰な円安である。
演出された数字だけが踊る。

経済の実力を反映した数字でなければ、けばけばしい化粧しているのと同じである。

ーーー
アメリカが経済緩和をやめると決めて、今度の利上げはいつ頃かと話題になっていた時に、
日銀がぶち壊しの追加金融緩和を発表、経済実態と数字がますます解離することになり、
日本は何を考えているんだと言われ、
つまりは、株価暴落の日が近づいているということになる。

自国の通貨を弱くして喜んでいる政府があるとも考えにくいのであるが、どうなんだろう。
適正水準はどの程度かというのはなかなか難しい問題であるが。


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日本銀行の黒田東彦総裁は12日午後の衆院財務金融委員会(委員長・古川禎久前財務副大臣)に出席し、維新の党の伊東信久議員の質問に対して「(10月31日に開いた金融政策会合で決めた追加緩和について)2015年10月に予定される消費税率10%への引き上げを前提に実施した」と答弁した。 最近の経済統計数字はことごとくアベノミクスの失敗を告発しているかのようだ。GDPとか実質可処分所得とか数字は良くない。円安と株高は着実に、しかも大方の予想を裏切って急速に進行しているのだが、それがはたして誰の利益になっているのか

日本銀行の黒田東彦総裁は12日午後の衆院財務金融委員会(委員長・古川禎久前財務副大臣)に出席し、維新の党の伊東信久議員の質問に対して「(10月31日に開いた金融政策会合で決めた追加緩和について)2015年10月に予定される消費税率10%への引き上げを前提に実施した」と答弁した。

最近の経済統計数字はことごとくアベノミクスの失敗を告発しているかのようだ。GDPとか実質可処分所得とか数字は良くない。円安と株高は着実に、しかも大方の予想を裏切って急速に進行しているのだが、それがはたして誰の利益になっているのか、そろそろ国民が疑問に思い始めている。スーパーで物価上昇は明白である。給料は上がらない。株が上がったとしても、最初から株を持っていた人は儲けるだろうが、富裕層の彼らはこのタイミングで売る。そしてこの加熱相場が終わった時にまた買い戻しておくだろう。NISAで株を始めるという人は高値づかみをして塩漬けにするだろう。結局、低所得層から富裕層への資産の転移が進行する。年金資金運用にしても、最初に年金資金が発動された時には市場は一段値上げになるが、それからあとはいつも上がるわけではない。多分巨大ヘッジファンドに資金が吸収されてしまうのだろう。
塩崎厚労大臣は国会委員会でうまく答弁できないし、日銀は消費税率10%への引き上げを前提に追加緩和を実施したなどと答弁しているし。

総選挙で、10%に増税しないことを信任する形で、国民の信を問うと言うのだが、法律には、経済状況を勘案して決定すると書いてあるのだから、経済統計数字に従えば、増税しないに決まっているし、国民は増税なんか望まないのは当然だろう。優位をあと2年から4年に延長するための選挙だと言われているのだが、その優位の中でさまざまな国家主義的かつ軍国主義的な法律が可決されてゆくのだろうか。

分析の一部には、これは財務官僚をはじめとする官僚勢力と政治家勢力の戦いの一部であるという見方がある。増税勢力は財務省とその子分の政治家、反増税勢力は政治家主導の政治を目指す政治家という分類になる。菅総理、野田総理、安部総理と一貫して増税勢力に取り込まれて、言いなりになってきた。ところがここに来て、経済統計数値が悪くなり、財務省に使い捨てにされる情勢になってきた。増税しなければ財務省に潰されるし、増税すると支持率が引くなり持ちこたえられない。どちらにしても行き止まりなので、国民の皆さんは増税がいいですかどうですかと信任投票の形にして、官僚勢力に抵抗したいという情勢であるという解説もある。

官邸・経済産業省vs財務省・日銀の対立構図という解説もある。安倍、菅官房長官、甘利、経済財政・再生相vs 麻生、黒田、田中財務省主計局長という構図。

もしものことがあっても問題ないように、民主党内部ではほぼ自民党的な右派が復古して名を連ねるようになった。

安倍政権が米国オバマ大統領と首脳会談の時間さえとってもらえないという露骨な嫌悪を示されているのは、オバマ氏もやや大人げないのではないかと思われるくらいであるが、それに値するような言動を安倍氏は繰り返していることも確かなことである。
中国との首脳会談はかろうじて形にしたものの、その引き換えとして、尖閣に領土問題が存在すると文書で認めさせられてしまった。次は靖国に参拝するかどうかが問題になると言われていて、安倍氏は行っても行かなくても茨の道で、確かに難しい立場にある。
北朝鮮との交渉もまたしても手玉に取られ軽んじられてしまった。
B層支持を獲得するために朝鮮半島の緊張を高める方向で動いているのだが、韓国からは徹底的に敵視され、米韓は共同して安倍氏を無視している。幾つもの事情が指摘されているが、じつにおかしな状況である。


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長続きする働き方 マラソンみたいな働き方 をしよう

長続きする働き方
マラソンみたいな働き方
をしよう

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紅葉

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“思うに、僕らが「現実世界」と呼んでいるものは完璧な現実ではなく、たぶんにフィクションが混じった曖昧な状態として存在していて、同時に、「フィクション」と呼んでいる本やら映画やらも現実が混じった曖昧な状態として存在しているのだ。”

“思うに、僕らが「現実世界」と呼んでいるものは完璧な現実ではなく、たぶんにフィクションが混じった曖昧な状態として存在していて、同時に、「フィクション」と呼んでいる本やら映画やらも現実が混じった曖昧な状態として存在しているのだ。”

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“誰しも老化は避けられないが、自分は実年齢より若いと感じ続けることが、記憶力や認知能力を維持するのに役立つ可能性がある、との研究結果が明らかになった。” 自分を若いと思い込め―記憶力を維持する秘訣

“誰しも老化は避けられないが、自分は実年齢より若いと感じ続けることが、記憶力や認知能力を維持するのに役立つ可能性がある、との研究結果が明らかになった。”
自分を若いと思い込め―記憶力を維持する秘訣



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“以前は列車の発着に合わせて土偶の目を点滅させていた(「いらっしゃいビーム」)が、近年は「子供が怖がる」などの理由から点滅を自粛している。”

“以前は列車の発着に合わせて土偶の目を点滅させていた(「いらっしゃいビーム」)が、近年は「子供が怖がる」などの理由から点滅を自粛している。” 木造駅 

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土砂崩れや津波などの災害において ツイッターやFBなどで人々の通信の中に特定の語彙が増加する現象があり それを災害予防に利用できないかと言われている ーーー これは前から私が言っていることなのだが、 個人のメールやツイッター、FBの中身を調べれば、 その人がどの程度抑うつ的か躁的か測定できる 語彙とか反復の仕方とか発信情報の総量とか あなたは抑うつ的ですか、意欲が低下していますかと聞いて、 その答えを数値化するのはちっょと信用しきれないし 全般的に興味が無い3/5、睡眠が不十分2/5という数字が得られ

土砂崩れや津波などの災害において
ツイッターやFBなどで人々の通信の中に特定の語彙が増加する現象があり
それを災害予防に利用できないかと言われている

ーーー
これは前から私が言っていることなのだが、
個人のメールやツイッター、FBの中身を調べれば、
その人がどの程度抑うつ的か躁的か測定できる
語彙とか反復の仕方とか発信情報の総量とか

あなたは抑うつ的ですか、意欲が低下していますかと聞いて、
その答えを数値化するのはちっょと信用しきれないし
全般的に興味が無い3/5、睡眠が不十分2/5という数字が得られたとして、
それを足し算するということの意味も怪しい

ーーー
日々の抑うつ度をそれらの材料から抽出してグラフにすると
株価のチャートのようなものになる

うつの程度というものは完全に内的なものではなく
外部要因も大きいので、未来の予測は観点にはできないが、
それは株価の予測と似たようなもので、変動の範囲については統計的に予測できる

株価についてのトレンド予測の技法がいろいろあって
それそれ゛に工夫があるのだが、その応用ということで、うつの状態について数値化して
現在薬を変更する必要があるか、この先1週間程度のスケジュールを変更する必要があるかなどを
指摘することができる

ストキャスティクス、MACD、RSIなど使って、
薬剤を変更してくださいとか、休養を考えてくださいとか、シグナルが出せるのではないかと思う

ーーーーー
その他に、その人の使っているPCやスマホの「辞書」の内容を検討することが興味深い
ということも以前から提唱している(協力者がいればいいのだけれど)
その人の使用語彙の傾向がわかるので
興味の方向とか、嫌悪の対象とか、何よりも、
その人の性格構造が浮かび上がる

どの言葉が使われた前後で、どの言葉が使われる可能性がどの程度高いか、ということなどを
大量に情報分析していけば、それはその人の性格というものとかなり近いものになるだろう

ーーーーー
選挙も近いようであるが、選挙において効果的な戦略はどのようなものであるか、
このような側面から考えることもできると思う

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“靖国絡みで思い出したんだけどさ、よく「○○のA級戦犯」って言葉あるよね? でも、ABC級戦犯ってしでかした犯罪の大きさを表すんじゃなくて、A級「平和に対する罪」、B級「一般戦争犯罪」、C級「人道に対する罪」というただの分類で、戦争で一番悪事に見えそうなジェノサイドはC級なんだよ”

“靖国絡みで思い出したんだけどさ、よく「○○のA級戦犯」って言葉あるよね? でも、ABC級戦犯ってしでかした犯罪の大きさを表すんじゃなくて、A級「平和に対する罪」、B級「一般戦争犯罪」、C級「人道に対する罪」というただの分類で、戦争で一番悪事に見えそうなジェノサイドはC級なんだよ”

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“どうも日本は、善でなければ悪だとか、右でなければ左とか、仲間でなければ敵だとか、なんか、単純すぎる気がする。あいまいであやふやなコトが好きな国なのに、思考の柔軟性は無い。てゆか、深い思考を嫌う文化というべきか。。”

“どうも日本は、善でなければ悪だとか、右でなければ左とか、仲間でなければ敵だとか、なんか、単純すぎる気がする。あいまいであやふやなコトが好きな国なのに、思考の柔軟性は無い。てゆか、深い思考を嫌う文化というべきか。。”

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“かつて『狂牛病が怖いからもう牛肉なんて食べない!』『雪印の牛乳は怖いから買わない!』『三菱の車は乗らない!』『かいわれ大根食べない!』とか言ってた人のツイートを改めて検索してみたい。僕らはどういうプロセスで情報を忘れていくんだろう。”

“かつて『狂牛病が怖いからもう牛肉なんて食べない!』『雪印の牛乳は怖いから買わない!』『三菱の車は乗らない!』『かいわれ大根食べない!』とか言ってた人のツイートを改めて検索してみたい。僕らはどういうプロセスで情報を忘れていくんだろう。”

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“ 朝 目が醒めたら、直ぐ起きよう。 寝すぎた後悔や、 寝足りぬ不平は、口にしまい。 目が醒めたら、活々生きよう。 昼 大股に歩こう。 興味を持って観よう。 活溌に働こう。 静かに語ろう。 背骨を伸ばして息乱すまい。 夜 寝よう。 野口晴哉 ”


目が醒めたら、直ぐ起きよう。
寝すぎた後悔や、
寝足りぬ不平は、口にしまい。
目が醒めたら、活々生きよう。



大股に歩こう。
興味を持って観よう。
活溌に働こう。
静かに語ろう。
背骨を伸ばして息乱すまい。



寝よう。

野口晴哉


ーーー
そうだね。その健康で何をするのか、語り合いたいね。



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“知り合いにお父さんがマグロ漁船に乗って漁師をやっているという人が居て「でも漁場まで行くのに相当かかるでしょう」と聞いたらハハッと笑われ「今は現地近くの港までは飛行機で往復だよ」と言われて目から鱗。” ーーー そうなんですね。ヨットを楽しむ人なんかもそう。 ヨットが好きなんだから停泊地から目的地までずっと乗っていたいのかな、 途中で食料を買い足したり、と思うとそうでもなくて、 専門業者さんに頼んで、横浜のヨットハーバーから、目的地までヨットを動かしてもらう。 自分は飛行機で目的地まで言って、苦労もなく整

“知り合いにお父さんがマグロ漁船に乗って漁師をやっているという人が居て「でも漁場まで行くのに相当かかるでしょう」と聞いたらハハッと笑われ「今は現地近くの港までは飛行機で往復だよ」と言われて目から鱗。”

ーーー
そうなんですね。ヨットを楽しむ人なんかもそう。
ヨットが好きなんだから停泊地から目的地までずっと乗っていたいのかな、
途中で食料を買い足したり、と思うとそうでもなくて、
専門業者さんに頼んで、横浜のヨットハーバーから、目的地までヨットを動かしてもらう。
自分は飛行機で目的地まで言って、苦労もなく整備ずみのヨットに乗る。
ヨットの中は快適でホテルの部屋とほぼ同じ。
乗り終わったらまた業者さんが横浜まで引っ張ってきておいてくれる。
もう海の男ではなくて空の男ですね。

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“スーツの価格として、新人は4万円、中間管理職・部長は10~25万円、経営者・役員は25万円以上が目安としたうえで、「洗えるスーツは生涯着ないでください」「自分の都合を最優先にした装いで現れる相手と真剣なビジネスをしたいと思えるでしょうか」と厳しく忠告している。”

“スーツの価格として、新人は4万円、中間管理職・部長は10~25万円、経営者・役員は25万円以上が目安としたうえで、「洗えるスーツは生涯着ないでください」「自分の都合を最優先にした装いで現れる相手と真剣なビジネスをしたいと思えるでしょうか」と厳しく忠告している。”

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“ 書いたものは必ず読み直そう 自分が書いたものは必ず読み直そう。 できれば黙読と音読をしよう。 特に音読はとてもよい。 もっとよいのが、人に向かって音読することだ。 人に向かって音読しているうちに、 ひとりでにおかしな部分が浮かび上がってくるのだ。 書かれていないことを補足説明したくなったり(そこは説明不足だったわけだ)、 書かれている用語以外を使いたくなったり (そこは言葉の選択が不適切だったのだ)する。 赤ペンをもって、 音読しながらピッ、ピッとマークをつけておくとよいね。 ”

書いたものは必ず読み直そう

自分が書いたものは必ず読み直そう。 できれば黙読と音読をしよう。 特に音読はとてもよい。 もっとよいのが、人に向かって音読することだ。 人に向かって音読しているうちに、 ひとりでにおかしな部分が浮かび上がってくるのだ。 書かれていないことを補足説明したくなったり(そこは説明不足だったわけだ)、 書かれている用語以外を使いたくなったり (そこは言葉の選択が不適切だったのだ)する。 赤ペンをもって、 音読しながらピッ、ピッとマークをつけておくとよいね。


若者はやってみよう


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“「生きる力」とは平たく言ってしまえば「何でも食える」「どこでも寝られる」「誰とでも友だちになれる」というベーシックな三種の能力にほぼ尽く される。 要するに、与えられた場に適応し、手持ちの有限のリソースを最大限活用する能力である。 無人島に漂着するとか、最前線に送られるとか、ぎりぎりの環境を生き延びるためには必須のものだが、現代の学校教育には、そのような能力を育てるための体 系的プログラムは存在しない。”

“「生きる力」とは平たく言ってしまえば「何でも食える」「どこでも寝られる」「誰とでも友だちになれる」というベーシックな三種の能力にほぼ尽く される。
要するに、与えられた場に適応し、手持ちの有限のリソースを最大限活用する能力である。
無人島に漂着するとか、最前線に送られるとか、ぎりぎりの環境を生き延びるためには必須のものだが、現代の学校教育には、そのような能力を育てるための体 系的プログラムは存在しない。”


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“ ■デトックスにおススメの食べ物 5つ 食べ過ぎを食べて解消!と言っても、やみくもに食べて良いわけではありません。腸の働きをサポートする効果の高い食べ物を集中的に食べましょう。 (1)玉ねぎ 玉ねぎのツンとした刺激臭「硫酸アリル」には、とても高いデトックス効果がり、キレート効果といって毒素を挟んで体外に排出する働きをします。玉ねぎには、食物繊維とオリゴ糖が含まれているため、善玉菌を増やす効果、腸のぜん動運動を促す効果もあり、腸内美化にも役立つ優れもの。今の季節でしたら、生のまま食べられる新玉ねぎが

■デトックスにおススメの食べ物 5つ

食べ過ぎを食べて解消!と言っても、やみくもに食べて良いわけではありません。腸の働きをサポートする効果の高い食べ物を集中的に食べましょう。

(1)玉ねぎ

玉ねぎのツンとした刺激臭「硫酸アリル」には、とても高いデトックス効果がり、キレート効果といって毒素を挟んで体外に排出する働きをします。玉ねぎには、食物繊維とオリゴ糖が含まれているため、善玉菌を増やす効果、腸のぜん動運動を促す効果もあり、腸内美化にも役立つ優れもの。今の季節でしたら、生のまま食べられる新玉ねぎがおススメ!

(2)海藻

海藻類は、食物繊維だけでなくミネラルが豊富です。ミネラルも便秘の改善には欠かせない栄養素。マグネシウムは、腸内に水分を集めて便を柔らかくする効果があり、カリウムは、筋肉の働きをスムーズにし、腸のぜん動運動をサポートします。

水に戻すだけで使える海藻や、寒天パウダーが便利ですね。

(3)白きくらげ

白きくらげは、不溶性食物繊維・水溶性食物繊維の両方が多く含まれる食材です。不溶性食物繊維は、腸の中で水分を含んで数十倍に膨らみ、腸のぜん動運動を促し、水溶性食物繊維は、腸の中で水に溶けて便を柔らかい状態に保ち、有害物質を吸着して体外に排出する効果があります。どちらの食物繊維も、善玉菌のエサとなって腸内環境を改善する働きもありますから、腸内美化には欠かせない存在。

白きくらげは、殆ど味がないのでデザートにもお料理にも使えます。

(4)オリーブオイル

オリーブオイルは、小腸で吸収されにくいため、腸のぜん動運動を刺激するだけでなく、腸内の潤滑油としてスムーズな排出をサポートします。松生クリニックの松生院長の研究によれば、便秘薬を常用している人64人に、1回30mlのオリーブオイルを2週間飲んでもらったところ、ほぼ全員が下剤の量を減らすことに成功したそうです!

食べ過ぎデトックスには、オイルだけを大さじ1~2杯程度飲むのが効果的ですが、苦手な方は、デトックス食材にプラスして効果を高めましょう!

(5)大麦

大麦は穀物には珍しく水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含んでいます。なかでも『β-グルガン』と呼ばれる粘り気のある水溶性食物繊維は、腸内の不要なものを絡め取り排出してくれます。わざわざ茹でるのが面倒な方はオートミールでも同じ様な効果が得られますから、茹でた大麦かオートミールにオリーブオイルをかけて食べるのもおススメ!

■いつ食べる?

食べ過ぎて帰っても、お家に帰るとなんとなくお腹が空いていませんか? そんな時には、ご紹介したデトックス効果の高い食べ物をしっかり食べましょう! お腹が空いていなければ、翌朝でも構いません。

新玉ねぎなら1個、海藻や白きくらげでしたら、サラダボール1杯、大麦ならご飯茶碗1杯は食べたいところ。

色々食べるより、単品で食べることもポイント。しっかり食べることでデトックス効果を発揮しますから、『ちょこっと』ではなく、『しっかり』食べて下さいね!

ただし、食べてすぐに寝てしまうのはNG。食後にお風呂に入ったり、リラックスタイムをとってから寝ましょう。



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NHKのBS世界のドキュメンタリーは以前から興味深いものが多かったが最近は特に興味深い ソ連の最後の日々を追ったドキュメンタリーではゴルバチョフが いろいろ語っていて面白かった ヨーロッパのポプュリズムについてのレポート ヨーロッパの社会民主主義についてのレポート スターリンについてのレポート いずれも面白い 日本は一周遅れとか二周遅れの部分があるので 我々の可能性のある近未来と思うとますます考えさせられる 若者はNHK・BS世界のドキュメンタリーを録画してこまめに視聴しましょう。 ーーーーー

NHKのBS世界のドキュメンタリーは以前から興味深いものが多かったが最近は特に興味深い

ソ連の最後の日々を追ったドキュメンタリーではゴルバチョフが
いろいろ語っていて面白かった

ヨーロッパのポプュリズムについてのレポート
ヨーロッパの社会民主主義についてのレポート
スターリンについてのレポート
いずれも面白い

日本は一周遅れとか二周遅れの部分があるので
我々の可能性のある近未来と思うとますます考えさせられる

若者はNHK・BS世界のドキュメンタリーを録画してこまめに視聴しましょう。

ーーーーー
報道番組に希望したいのは、
「その後のコメント」

何か事件を起こした会社とか、告訴された会社とかに、一応マスコミが質問すると、
訴状が届いていないとか、内容をよく検討して考えたいとか、
全く意味のない答えがありましたと律儀にニュースの最後に付け加えている。
それはそれでいいので、一週間後とか一ヶ月後とか、定期的にコメントを取りに行って、
変化の度合いを測定するとか、してほしいものだと思う。

ーーーーー
ベルリンの壁崩壊からちょうど25年経ったと報道されていた
その後ソ連崩壊から最近のウクライナ・クリミア問題まで

ソ連末期、ゴルバチョフが休暇中の別荘に監禁され、クーデター騒ぎが起こった時、
ゴルバチョフが監禁されたのはウクライナだったそうだ

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10月31日(金)、日銀の追加緩和とGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の新しい基本ポートフォリオとが発表されて、市場が湧いた。日経平均は1日で7百円以上上昇し、大幅に円安が進んだ。 発表当日は、意外性を伴った追加緩和の影響が大きかったように思われるが、今後、国内株式だけで10兆円以上を買い増しすると予想されるGPIFの運用方針変更の影響は大きい。 目標リターンありきの無責任な運用計画 GPIFは約130兆円を運用する世界最大級の機関投資家だ。そして、彼らが運用しているのは、日本の厚生年金、国

どうしてここまでタガが外れてしまったのか
深刻ではないかと思うが
ここまで借金を積み上げてきた歴史を考えると
もうなんでもありだという気分もある
しかしその国家の借金を返すために増税すると意気盛んなわけだから
困ったものである

2014年11月15日現在、総選挙の日程までがNHKを含む各社で報道されている
最低限の規律とか限度とか
ふざけるのもいい加減にしろとか
子どもじみ発想はもうやめて大人の社会にしようとか
考えている人も多いと思う

ーーー
識者の意見を採録

10月31日(金)、日銀の追加緩和とGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の新しい基本ポートフォリオとが発表されて、市場が湧いた。日経平均は1日で7百円以上上昇し、大幅に円安が進んだ。

発表当日は、意外性を伴った追加緩和の影響が大きかったように思われるが、今後、国内株式だけで10兆円以上を買い増しすると予想されるGPIFの運用方針変更の影響は大きい。

目標リターンありきの無責任な運用計画

GPIFは約130兆円を運用する世界最大級の機関投資家だ。そして、彼らが運用しているのは、日本の厚生年金、国民年金の積立金だ。彼らの運用方針が、それ自体として十分なものなのかどうかは、国民としては知っておきたい問題ではないか。

結論からいうなら、新しい運用計画は、厳密には「素人レベルの運用でもダメ」と評価するべき、残念な代物だ。

10月31日(金)にリリースされている説明資料「年金積立金管理運用独立行政法人中期計画の変更について」を見てみよう。

この運用計画が根本的にダメな点は、厚生労働大臣の運用目標の与え方にある。「財政現況及び見通し(いわゆる「財政検証」)を踏まえ、保険金給付に必要な流動性を確保しつつ、必要となる実質的な運用利回り(運用利回りから名目賃金上昇率を引いたもの。以下「実質的な運用リターン」といいます。)1.7%を最低限のリスクで確保すること」と資料にはある。

名目賃金上昇率を比較対象にしている点で少し複雑だが、要は「リターン○・○%を確保する、最小のリスクのポートフォリオを作れ」ということだ。

これは、出来の悪いFP(ファイナンシャル・プランナー)などの運用アドバイスにも見られるロジックで、「最小のリスク」が「許容可能なリスク」なのかどうかに関係なく、目標とするリターンを先決している点で、お話にならないくらい無責任な運用計画策定方法である。

年間22兆5千億円の損失があり得る


同じくGPIFの発表資料より。リスクが当然高まることは書かれているが・・・
リスクについては、後づけで辻褄を合わせたと推測される、「名目賃金上昇率からの下振れリスクが全額国内債券運用の場合を超えないこと。」から始まる、分かりにくい文章がある。

全額債券並みのリスクで、「名目賃金上昇率+1.7%」などという好都合で高い利回りが可能なのかと驚かれる読者がおられよう(それが可能なら、筆者も驚く)。案の定、GPIFのリスク推計値を使うとして、全額国内債券のポートフォリオのリスクは4.7%(年率リターンの標準偏差)だが、出来上がった基本ポートフォリオのリスクは12.8%もある。株式が内外合わせて50%、加えて外債が15%もあるので、このくらいの数字になって不思議ではない。

しかし、基本ポートフォリオの検討では、全額国内債券で運用して賃金上昇率を下回る確率よりも、新しい基本ポーフォリオで運用して賃金上昇率を下回る確率が小さいとして、新しい運用計画を正当化している。株式に高いリターンを設定し、長期間の運用を想定して、コンピューターを回すと、このような結果が出ることは想像に難くないが、これをもって「全額国内債券並み(以下)のリスク」と称することには強い違和感を覚える。

こうなってしまったからくりは、目標リターンが財政検証で想定した長期金利をもとにしたもので、「単なる予想金利の一つ」に過ぎないものが元になっていて、厚労大臣が、これを与えたという杜撰な過程によるものだ。

GPIFの今回の基本ポートフォリオは、経済の順調な推移を想定した「経済中位ケース」を前提としても、名目の期待リターンが4.57%、リスク(リターンの標準偏差)が12.8%ある。金融の世界で良く考えるマイナス2標準偏差のイベントが起こった場合(正規分布を仮定して起こりうる事象の悪い方から2.3%位の位置にある事態)の損失は、マイナス17.37%だ。運用資産を130兆円として、1年間にざっと22兆5千億円の損失が出る場合があり得るということだ。

下げ相場で「こんなはずではなかった」

この規模の損の可能性があることを許容出来るか否かという点が、検討の出発点で考えられるべきだし、年金財政の側にもフィードバックされる必要がある。本来、「有識者」は、こういった重要な事を指摘するために雇われるはずなのだが、国内株式25%、外国株式25%、外国債券15%、といった、「公的相場操縦」を可能にし、政府を満足させる数字を作る手先として使われてしまったのが現実である。

来年か、再来年か、あるいはその先か分からないが、米国が金融引き締めに転じ、我が国も超金融緩和が終わる時が来ることが予想出来るが、この場合に、単年度で10兆円、あるいは20兆円を超える損失が出ても全くおかしくないのだが、この点を公的年金の加入者が十分に納得しているようには思えない。

相場的には、当面の上昇が楽しみだし、これが年金財政を助ける側面もあるのだが、2,3年以内に来てもおかしくない下げ相場にあって、「こんなはずではなかった」という声が出るのではないかと心配だ。

こんなポートフォリオを作ってはいけない

また、この基本ポートフォリオの「想定運用期間」を25年としていることにも驚きを通り越して呆れる。

想定運用期間は、与件の変化のスピードと、主に調整コストから決まるポートフォリオの調整スピードが影響するが、いかにGPIFが巨大でも、25年は長すぎよう。せいぜい5年ではないか。

想定期間を長くしたこの影響もあって、基本ポートフォリオからの許容乖離幅がひどく大きく設定されている。国内債券は±10%、国内株式は±9%、外国株式は±8%、外国債券は±4%だ。

内外の株式は標準の50%を中心に加減が36%、上限が64%が可能となるが、裁量の余地が大きすぎて、基本ポートフォリオが運用の基準として機能しないレベルだ。これも、他の年金基金や個人投資家は真似しない方がいい。

日銀が大量に国債を買い入れてくれるので、ポートフォリオを短期間で動かすことが出来、日銀に変わってGPIFが株式や外貨建て資産を買うことで、金融緩和効果も得られる、ということで、当面、国策に沿っている面はある。しかし、国民の年金積立金が過大かもしれない(少なくとも正面から議論されていない大きさの)リスクを抱えて、加えておそらくは高値の株式を抱え込むのはいかがなものか。加えて、GPIFが日本の民間企業の大株主になることの弊害は大きい。

今回のGPIFの運用計画見直しは、運用計画の作り方の点で見ても、経済政策の手段として見ても、適切であるように思えない。

では、どうしたらいいかを一言でいうのは難しいが、そもそも日本の公的年金の積立金は過大であり、公的機関がこのように巨額の資金を運用する必要はない。年金積立金を国民に返すような方向で経済政策の原資として利用しつつ、その規模の縮小を図るのが「まとも」であると筆者は考えている。


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“パスカルは壮麗な言葉を使って表現した。「宇宙は、いたる所に中心があり、円周がどこにもない一つの円である」(*)。無限を表わすのに、これ以上に魅惑的なイメージがあるだろうか?パスカルの言い方にならって、それをもう少し厳密に言い表すと次のようになるだろう。宇宙は、いたる所に中心があり、表面がどこにもない、一つの球である。” オーギュスト・ブランキ 「天体による永遠」 I 宇宙 —無限 浜本正文 訳 岩波書店 2012年 (*訳注)正しくは「そのもの〔=宇宙〕は、中心がいたる所にあって、どこにも周辺のな

“パスカルは壮麗な言葉を使って表現した。「宇宙は、いたる所に中心があり、円周がどこにもない一つの円である」(*)。無限を表わすのに、これ以上に魅惑的なイメージがあるだろうか?パスカルの言い方にならって、それをもう少し厳密に言い表すと次のようになるだろう。宇宙は、いたる所に中心があり、表面がどこにもない、一つの球である。”
オーギュスト・ブランキ 「天体による永遠」

I 宇宙 —無限

浜本正文 訳 岩波書店 2012年

(*訳注)正しくは「そのもの〔=宇宙〕は、中心がいたる所にあって、どこにも周辺のないひとつの無限の球体である。」(田辺保訳「パンセ I」『パスカル著作集』VI、教文館、1981年、292ページ)。パスカルが読んだとされるモンテーニュの『エセー』のグールネー嬢の序文「〔ヘルメス・〕トリスメギストスは、中心がいたる所にあって、周辺がどこにもない円を神と呼んでいる」との混同か。



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うつ病および不安における男女差は説明がつくのか? The Sex Difference in Depression and Anxiety Explained? 今回の動物実験は、脳由来神経栄養因子(BDNF)のある遺伝子変異が重要な役割を果たす可能性を示唆している。 不安の発現に脳由来神経栄養因子(BDNF)遺伝子のある一塩基多型(SNP)が関与しているとされている(JW Psychiatry Dec 11 2006)。66番目のアミノ酸をバリン(val)からメチオニン(met)に置換させるこのSN

うつ病および不安における男女差は説明がつくのか?
The Sex Difference in Depression and Anxiety Explained?

今回の動物実験は、脳由来神経栄養因子(BDNF)のある遺伝子変異が重要な役割を果たす可能性を示唆している。

不安の発現に脳由来神経栄養因子(BDNF)遺伝子のある一塩基多型(SNP)が関与しているとされている(JW Psychiatry Dec 11 2006)。66番目のアミノ酸をバリン(val)からメチオニン(met)に置換させるこのSNPは、BDNF分泌減少をもたらす。さらに、このSNPの保因者は白人集団の約30%を占め、エストロゲンのBDNF誘導能を減弱させる可能性がある。本論文の著者Bathらは今後、初経後の女性に不安やうつ病の頻度が比較的高いこと、そして生殖イベントに関連したうつ病の再発において、このSNPがなんらかの役割を果たしている可能性について検討した。ヒトのSNPをマウスに挿入したあと、著者らは不安様・抑うつ様行動のモデルを用いた数種類の行動試験を実施し、met/met型雌マウスと野生型(val/val型)雌マウスを生涯および生殖周期において比較した。

met/met型マウスはval/val型マウスに比べ行動試験において不安および抑うつ反応を示す頻度が高く、これらは先行研究の知見と一致する結果であった。しかしながら、met/met型マウスにおいて相対的に高い不安レベルが観察されたのは、思春期に相当する成長期以降のみであった。met/met型マウスは卵巣周期の低エストロゲン期(発情期)により強い不安を示した(val/val型マウスは示さなかった)。

コメント
これらの動物実験の結果はヒトに適用しうると思われる。BDNF低値は不安、抑うつ、その他の異常なストレス反応と関連しているが、このSNPをヘテロあるいはホモで保有する女性ではBDNF低値の影響に対するエストロゲンの減弱効果が弱いのかもしれない。その結果として、女性のmet型SNP保因者ではエストロゲン値の低下を伴う月経周期(および生殖周期における加齢変化)が引き金となってこれらの症候群における脆弱性が増大する可能性が考えられる。論説の著者らは、将来BDNF遺伝子型解析が導入されれば、産後や月経前あるいは閉経期に気分・不安障害になりやすい女性の特定が容易になるであろうと予想している。


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“まず、頭の良さをほめたグループは、新しい問題を避け、同じ問題を解こうとする傾向が強くなった。ボロを出して自分の能力を疑われるかもしれないことは、いっさいやりたがらなくなった。一方、努力をほめられた生徒達は、その9割が、新しい問題にチャレンジする方を選び、学べるチャンスを逃さなかった。 つまり、子供が努力した事をほめると、子供は努力する事に喜びを感じるようになるのだ。”

“まず、頭の良さをほめたグループは、新しい問題を避け、同じ問題を解こうとする傾向が強くなった。ボロを出して自分の能力を疑われるかもしれないことは、いっさいやりたがらなくなった。一方、努力をほめられた生徒達は、その9割が、新しい問題にチャレンジする方を選び、学べるチャンスを逃さなかった。 つまり、子供が努力した事をほめると、子供は努力する事に喜びを感じるようになるのだ。”

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三島由紀夫は愛国心について「正直キモいよね。だいたい『愛』が国境線の内側だけで終わってる時点で『愛』なわけないじゃん」と述べている。 ・三島由紀夫「愛国心-官製のいやなことば」1968年 …「愛国心」という言葉は官製のものであり、筋が通らない。 『この言葉には官製のにほひがする。また、言葉としての由緒ややさしさがない。どことなく押しつけがましい。反感を買うのももっともだと思われるものが、その底に揺曵してゐる…愛国心の《愛》の字が私はきらひである。自分がのがれやうもなく国の内部にゐて、国の一員であるにも

三島由紀夫は愛国心について「正直キモいよね。だいたい『愛』が国境線の内側だけで終わってる時点で『愛』なわけないじゃん」と述べている。

・三島由紀夫「愛国心-官製のいやなことば」1968年
…「愛国心」という言葉は官製のものであり、筋が通らない。

『この言葉には官製のにほひがする。また、言葉としての由緒ややさしさがない。どことなく押しつけがましい。反感を買うのももっともだと思われるものが、その底に揺曵してゐる…愛国心の《愛》の字が私はきらひである。自分がのがれやうもなく国の内部にゐて、国の一員であるにもかかはらず、その国といふものを向こう側に対象に置いて、わざわざそれを愛するといふのが、わざとらしくてきらひである…日本人の情緒的表現の最高のものは《恋》であって《愛》ではない。もしキリスト教的な愛であるなら、その愛は無限定無条件でなければならない。従って、《人類愛》というなら多少筋が通るが、《愛国心》というのは筋が通らない。なぜなら愛国心とは、国境を以て閉ざされた愛だからである』


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APA「精神医療の必要性、認識不足」 【米国精神医学会】 SAMHSA 3カ年計画に対する意見を公開 2014年9月2日 米国学会短信 カテゴリ: 精神科疾患・その他  米国精神医学会(APA)は8月18日、オバマ政権の求めに応じ、米国薬物乱用精神衛生管理庁(SAMHSA)の3カ年計画案に対する勧告を発表した。重篤な精神疾患(SMI)を抱える人々へのより良質なケア、保健医療の統合、精神科医育成などに関する見解を示した。  APAは「本計画案は、連邦政府のリーダーシップを必要とする重要で称賛に値する多く

APA「精神医療の必要性、認識不足」 【米国精神医学会】
SAMHSA 3カ年計画に対する意見を公開
2014年9月2日 米国学会短信  カテゴリ: 精神科疾患・その他
 米国精神医学会(APA)は8月18日、オバマ政権の求めに応じ、米国薬物乱用精神衛生管理庁(SAMHSA)の3カ年計画案に対する勧告を発表した。重篤な精神疾患(SMI)を抱える人々へのより良質なケア、保健医療の統合、精神科医育成などに関する見解を示した。

 APAは「本計画案は、連邦政府のリーダーシップを必要とする重要で称賛に値する多くの目標を含んでいる」と言及する一方、精神疾患や物質使用障害を抱える米国人、特に1300万のSMI患者が精神医療を必要としているという明白な認識に欠けていることに強い懸念を示している。SMI治療、精神疾患や物質使用障害患者が適切な医療を受けるためのアクセス改善など、エビデンスに基づいた最良の実践を促進するため、目標を明確に設定するよう訴えた。

 保健医療と医療制度の統合については、技術支援を優先させて革新的な保健医療を提供できるようSAMHSAに促し、精神衛生と依存症公平法(MHPAEA)実施目標に関連して包括的な教材の共同作成や国家規模のデータベース開発などを勧めている。SMI患者が実りある生活を送るのに必要な適切な治療を受けられるよう、精神医療の要素を欠かない配慮が不可欠と指摘している。

 また、医療IT化では、生涯電子カルテ(EHR)の採用促進というSAMHSAの目標を高く評価しており、医療IT法(HITECH)プログラムの個人医師インセンティブに該当する精神科医に最大限の技術サポートを提供するよう勧告した。

 精神科医の育成については、精神科医は不足しているのに、SAMHSAが人材育成増強に関する提言の中に精神科医を含んでいないのは大きな懸念であると述べ、確固たる労働力確保のため、育成と研修に関し、擁護とプログラム活動を優先させることを勧告している。

【関連リンク】
APA Comments on SAMHSA 3-Year Strategic Plan


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