日記療法
書くことが30%くらい
読みなおして40%
過去の自分にコメントを書いて30%くらいだろうか
日記をよくよく読みなおすという人は少ないのではないか
そして
自分の過去の日記にコメントをつけるという人は更に少ないのではないか
日記を書くことは了解である
ほぼ無批判の自己肯定である
反省的な文章を書いていても
それを書いている自分をその時点で肯定している
だから書けるのである
読みなおしてコメントすることは説明である
客体化である
からくりが見えた人や、仕組みが見えた人に説明が可能である
了解というものは
たとえば雲の気持ちだって了解出来てしまうのだから
途方もないものである
精神科カウンセリングについて
精神科カウンセリンではここ30年で著しい変化を経験している
まず原初の形は古いタイプの精神分析である
そこから新種の精神分析学派が派生し
いろんなことを言う
しかしながら当時の傍流であり頭の悪い人間のための精神療法であった
支持的精神療法、森田療法、内観療法、行動療法なども、独自の戦いをしていた。
そして時間が立って生物学的精神医学が伸長して
精神分析の退潮が明確になって
認知科学(とは言えとても素朴なもの)と行動療法がなぜだか合併するような動きになり
この2つが合併するのならなんでもありだろうということになって
周辺諸流派の成果をつまみ食いして歩き
そして現代の認知行動療法があり
さらに今ではその内部で分裂の動きが明らかになりつつある
みなさんどうも派閥活動になると妙にマニーなのである。
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【機能再建】
うつ病や躁うつ病でも欠損が生じ残遺状態になる
残遺状態のリハビリについては統合失調症でしばしば問題になるのであるが
都合のいいときだけ引用させていただいているガミーの論文などでも
うつ病や躁うつ病の残遺状態についてのリハビリが議論になっている
ガミーはおおむねは生物学的なうつ状態に関しては薬剤が治療の主体になると論じていて
精神療法的な関与は主に薬剤治療が終わった後で
機能欠損が残遺状態した場合に必要なものであるとしている
しかしながら、どのような精神療法をすれば、機能欠損を回復することが出来るのかという問題については
明確な答えはないようで、
彼の提示によれば、サポーティブな精神療法や精神分析療法は「×」がつけられている
機能欠損に関してのリハビリは脳血管障害や脳腫瘍手術後の運動機能回復のリハビリなどがモデルになっている
階層構造をなしている脳の中でどこかの部分に欠損が生じた場合に、
機能回復訓練をするのであるが、
その場合の原則は、下位機能から順に構成して、最後に最上位機能に至ることである
この順序を守らないで中位の機能から再建したりすると
最後になって上位機能が改善しないことがあり
その点で細心の注意が必要である
ところが精神科のリハビリの場合には
どの機能が下位機能でどの機能が上位機能で
当面どのように対処したらよいのかよく分からないことも多く
定式化されたリハビリの方式は確立されていない
脳の階層構造を前提とした病気の理解とリハビリの方式に関しては
ジャクソニスムの応用である
以上は機能再建の話題であるが
再建を目指すのではなく残存機能の最大活用を目指す方向も有力であり
統合失調症のSSTが実例である
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【疾病教育】
精神科精神療法の大きな柱は患者教育または疾病教育であり、家族教育も含まれる。
専門家と非専門家の違いはまず第一に専門知識の違いであるから
疾病教育が期待されることは理解しやすい
最近ではネットをはじめ様々な情報があふれており
その正確さや新しさについては保証がないものがほとんどである
また一般知識として言われていることでも
その人の場合に当てはまるのかどうかについては
なお多くの専門知識が必要である
疾病教育の中には生活習慣教育なども含まれる
おおむねを言えば、病気の「芽」または「根」があったとしても、
規則正しい生活をして、ストレスを遠ざけ、睡眠を良好に保ち、食事を健全にすれば、
かなりの程度に改善は期待できるものである
そのような日常生活の教育が役に立つ
また職業人としての教育も役に立つ
職場でどのように振る舞うべきかについて
教育する
ネットで不正確な情報があふれているので
正しい情報をネットで発信することは必要なのであるが
なかなか容易ではない
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【非特異的治療因子】
古くから多くの流派の精神療法が存在し
未だに決定版がなく
さまざまに主張のある状況を俯瞰すると
おそらく、精神療法としての主要有効成分は『非特異的治療因子』なのではないかとの議論は根強い
各種精神療法の共通因子と考えて良い
たとえば治療者との人格的ふれあい、人柄、誠実さ、肯定的関心、
受容的態度、温かさ、などが言われる
おそらくその通りだろうと思われる
しかしながら、そのような優れた人格が、はたして精神療法に従事することを期待して良いのかという問題が残る
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【プラセボ・カウンセリング】
カウンセリングの有効成分は何かについていろいろと意見があり、
その仮定に沿って、その有効成分を取り除いたカウンセリングをプラセボ・カウンセリングとすれば
有効成分を含むカウンセリングとプラセボ・カウンセリングとの間で
どの程度の差が出るかを検証することが出来る
本来的にはそのようなものなのであるが
これはある面ではブランド戦略と似ているもので
権威付け、口コミ、値段、予約の取りにくさなどで
ある程度コントロールできる
絶賛されていますとか、宣伝し、熟達したカウンセラーですとか自分で宣伝する
値段も高くして価値を印象付けて
予約も取りにくくする
そのようにしてようやくたどり着いた
という印象を作り出せば
心理的操作の第一段階は完了するのである
大体の商売は
物品を売ったり(たとえば壺や印鑑)
サービスを売ったりして(たとえばエステ、痩身)
売りつける際に心理的操作を行うのであるが
精神療法の場合にはそれ自体が売り物であるからややこしい話である
壺や印鑑を買ったけれども幸せにならなかったと苦情を言えば
あなたの業はそれだけ深いとか言われてまた請求されるし
やせないのはどうしてだと文句を付けると
あと一歩なんだからあと30万円出しなさいとか言われる
どんな場合にも冷静になってほしいものだと思う
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その他に個別的因子があり、最近では
認知スキーマ、メタ認知、メンタライゼーション、行動活性化、マインドフルネス
などがある
どの時代でもこのような主張があったし
これからもあるだろう
たぶん同一平面上の動きなので
一段上に上ることは難しいだろうと思われる
誰かが諭すことも、もうないと思ってもらっていい
Yiruma - River Flows In You
“ 5年前(2006年)になかったもの。 Facebook Twitter iPhone or Android smartphones. mobile app ecosystem. iPad. Google Chrome. 10年前(2001年)になかったもの。 YouTube. Google Docs. Wikipedia. Gmail Blackberries. WordPress. Firefox ”
夢遊病とビペリデン
医師数30万人突破、20代は女性35.5% 2012年人口当たり医師数、京都と埼玉で2倍差
「平成26年度診療報酬改定の基本方針」公費を徹底削減
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すごい時代になったもんです
「安上がり」な医療を目的とした医師・歯科医師以外の医療関係職種による在宅業務の拡大
と出ているのですが、在宅業務では別に医師でなくてもいいものもたくさんあるし
訪問看護ステーションでなくてもいいものもあるわけだ
優秀な人達たくさんいますから
入院から在宅へ、そして在宅の点数を減らす、という手順にそっているわけだ
予定通りのすごい時代
認知症の予防「運動」うつ病発症を予防「運動」
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認知症の予防「運動」うつ病発症を予防「運動」というあたりまえな結果でインパクトはゼロなんだけど
特に用もないのに運動ができるということ自体、生活のある種の余裕を意味しているだろうし、精神的にも余裕が有るのだろうと推定できる。
予防できるのか、予防できているから運動できているのか。
悪もまた神が作った存在に違いないのだ どう解釈するのだろう いまだに分からない
どう解釈するのだろう
いまだに分からない
ウィンストン・チャーチル 「人生最大の教訓は、馬鹿な奴もたまには正しいと知ったこと。」 H・L・メンケン 「あらゆる複雑な問題には、明瞭で、単純で、間違った答えがある。」 ウォルター・リップマン 「皆が同じように考える時は、誰も深く考えていない」 アブラハム・マズロー 「もしあなたが持っている唯一の道具が金づちなら、あなたは全ての問題を釘として見るようになる。」 マルセル・プルースト 「ある習慣の規則正しさは、その習慣のばかばかしさに比例する」 ジョージ・バーナード・ショー 「みじめになる秘訣は
小児期逆境体験が高齢期の脳に与える影響 Late-Life Brain Effects of Childhood Adversity 小児期に受けた情緒的ネグレクトのレベルが高いほど、高齢者が脳梗塞を有する確率は高い。 小児期の逆境体験が高齢者における脳卒中と関連しているかどうかについては十分な検討がなされていない。本論文の著者Wilsonらは、臨床的評価を毎年受け(平均追跡期間3.5年)、病理解剖に同意した認知症のない参加者1,040例(年齢55歳以上)を対象とする縦断的神経病理学的研究を通じて、こ
アルコールの影響は遺伝しうるのか? Can Alcohol Effects Be Inherited? ラットにおいてはその答えは「イエス」、雄性生殖細胞系列では曝露後数世代にわたって影響がみられる。 出生前のアルコール使用はエネルギー、ストレス反応、免疫系、脳内報酬系の調節に関与している蛋白であるメラノコルチンおよびβ-エンドルフィンを産生するプロオピオメラノコルチン(POMC)遺伝子に変化を生じさせる。これらの変化は胎児性アルコール効果ならびに感染症やその他疾患に対する脆弱性の原因となる。動物を用
“相手に好感を持たれる「非勝3原則」 ・相手に勝たない ・勝とうとしない ・勝ちたいとも思わない”
人に誇れる本物の幸福は、お金でも運でもなく、疲労で手に入れたものじゃないか。
「脳波停止の後」に残る意識:蘇生医療の最前線から 蘇生医療の現場では、「脳波が平坦になったあとでも、数時間は意識が存続する」と見られる現象が報告されている。蘇生医療の専門家で「死後体験」の研究者でもあるサム・パーニアに、新刊について語ってもらった。 サム・パーニアは蘇生医療の専門家だ。死の淵から人を助ける仕事だが、蘇生した人たちは時折、物語を持ち帰ってくる。意識に関する、従来の科学的な概念に挑戦するような物語だ。 蘇生医療は、鼓動が止まった心臓を復活させるための医療処置「心肺蘇生法(CPR)」が採
"何も考えず、じゃっぶじゃぶ湯水のように貴重な時間を浪費する。それが若さの美しいところであり、憎たらしいところでもある。"
生きるとは呼吸することではない。行動することだ。 ジャン=ジャック・ルソー
“Q:普段ロクに睡眠取れてない人がガッツリ寝た時、起きた時に大きく疲労感を感じるのは何故? A:感覚が麻痺していて、疲労に気付かなかったのが、しっかり寝た事により機能が正常になった事でようやく疲労を感じるようになった (略)”
科学とアスペルガー 文脈を無視してもよい営み
背景にある文脈から多義的な言葉の意味を絞り込む能力が
関係していると思う。
自然科学というのは、どちらかといえば、状況に依存せず、
正しいものは正しいし、数値が変わったりしないから、
むしろ得意という場合も多いのだと思う。
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正しさの基準が集団の内部に共有されてあるか、
あるいは、集団に依存せず、自然の中にあるかの違いである
そして後者は、唯一神という観念と結合しやすいだろう
集団の判断としてはAであるが、私は神からの啓示を受けてBであると判断するという場合がある
唯一神という観念を消去したあとでの自然科学を考えても
そこには集団の意思決定に依存しない客観的な真実があると考えることができて
それが自然科学の基礎になっていると思うが
この、文脈に依存しない、背景意味に依存しない真実を信じているのである
文脈に依存せず、反復可能で、他人にも手順を踏みさえすれば再現実験可能な事実
それを自然科学は扱うのであるから、その方面に適正のある人がいるのである
発達障害の人の一部、アスペルガーの人の一部、自閉傾向の人の一部、などに
こうした傾向がみられる