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「食のグローバル化」は「食糧生産のブラックボックス化」

「食のグローバル化」は「食糧生産のブラックボックス化」

共通テーマ:日記・雑感

生産地と消費地の距離が離れれば離れるほど、消費者は生産者のことを考えなくなり、生産の現場で何が行なわれているのかに無頓着になる。

生産地と消費地の距離が離れれば離れるほど、消費者は生産者のことを考えなくなり、生産の現場で何が行なわれているのかに無頓着になる。

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アンガーマネジメント スケールテクニック

http://www.asahi.com/articles/SDI201609308726.html?ref=sp_con_mailm_1012_17

あなたの怒りの測り方

 皆さんは、日頃どんなことに怒っていますか。

 怒っているときは、同じ出来事なら誰でも自分と同じように怒るだろうと思いがちですが、同じ出来事に遭遇しても、怒る人もいれば、怒らない人もいて、怒りのスイッチは人それぞれです。また、「怒っている」か「怒っていない」という2つしかないと思っている人もいますが、怒りには、段階や強さがあります。怒ったとしても激しく怒る人もいれば、少しイラっとする程度の人もいます。

 今回は、怒りに対処する準備段階として、怒りを数値化する方法を練習しましょう。怒ったとき、その怒りに点数をつけます。怒っていない穏やかな状態を0、人生最大の怒りを10とします。

 

★     レベル0:怒っていない穏やかな状態

★★    レベル1から3:軽いイライラ、不快感

★★★   レベル4から6:まあまあ強い怒り

★★★★  レベル7から9:とても強い怒り、激怒。コントロールできる限界

★★★★★ レベル10:人生最大の怒り

 

 この点数に厳密な基準はなく、主観的に「この前の出来事は5点だったから、その時に比べたら今回の出来事は3ぐらいかな」という程度です。イラッとしたら「この怒りは何点だろう」と考えます。

 アンガーマネジメントでは、怒りを数値化する方法を「スケールテクニック」と言います。怒ったら点数をつける、それだけです。続けていくうちに、怒りを客観的に捉えられるようになります。「怒っている」と「怒っていない」の2種類しかない人も、怒った状態が「ムカつく」と「マジムカつく」の2段階しかない人も、点数をつけていくうちに、怒りの強さに段階があることがわかってきます。

 例えば、3日前に人生最大10点の出来事があったという看護師のAさんの怒りを聞いてみたら、「夜勤明けで疲れて寝ていたら、仕事から帰ってきた夫に、夕食は?と起こされた」とのこと。このように怒りのスイッチが入ったとたんに、メーターを振り切って怒りが爆発してしまう人がいます。白と黒との両極端に捉えてしまうのかもしれませんが、白と黒との間にはグレーがあります。もっと言えば、白と黒との間にはたくさんの色があります。軽くイラッとする程度の怒りから激しい怒りまで、その幅があることを意識して練習すれば中間の点数をつけられるようになります。

 怒ったときの行動や身体の変化も一つの指標になります。例えば、「一時的にイラッとしても、冷静に対応できる」ときはレベル1から3、「チッと舌打ちしてしまった」ときは4、「相手を怒鳴りつけてしまった」ときは6、「血圧が上がっている気がする、仕事が手につかない」ときは8ぐらいになっているなどです。自分の言動や身体の反応を分析してみると点数のつけ方が安定してきます。

 怒りを客観的に分析できると、対処法の判断にも役立ちます。「軽くイラッとする程度ならやり過ごせる」、「中程度なら職場で表情や態度に出てしまうかもしれないから注意しよう」、あるいは「強い怒りで抑えられそうにない。爆発する前に一度離れた場所に移動してクールダウンしよう」というように対処を決めておくこともできます。

 カチンときたら間髪入れずに怒鳴ってしまうような人は「何点だろう?」と考えるだけでも怒りをクールダウンすることができます。怒りに振り回されて、売り言葉に買い言葉の不適切な発言や、表情や態度に出てしまうなどの失敗を防ぐことができます。

 職場の同僚や身近な人と、怒ったときに点数をつける方法を共通認識にしておけば、怒っている人がいたときに「いま何点?」と聞いたり聞かれたりするだけ、怒りの渦中から少し離れて客観的に捉えられます。それに仲間がいると、楽しみながら怒りに点数をつけ、客観的に怒りの程度を伝えられるようになります。

 あなたのその怒りは何点ですか? 

 次回は怒りの出来事をさらに分解していきます。
















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政務活動費の不正請求や領収書偽装

 号泣県議に限らず、全国津津浦浦の議会に同じ穴のムジナたちが山ほどいることが明るみになっている。富山市議会の集団辞職を皮切りにして、地方議員たちによる政務活動費の不正請求や領収書偽装などが連日のように報道され、巷では「どこの街の議員も似たようなものだろう…」と周囲にいる市議や県議の顔を思い浮かべながら話題が広がっている。本来は地域や社会のために身を粉にして働くべき議員というのが、当選すると「先生! 先生!」といわれて威張り癖だけがついてしまい、特定の企業や個人の利害貢献者として口利きを生業としたり、せっせと税金に寄生して執行部に飼い慣らされていく。こうした光景が珍しいものではなくなった。「地方自治」「二元代表制」等等、建前の世界ではいくらでも綺麗事を並べることはできる。しかし、一皮剥いた実態は大概が汚れたもので、国政や県政、市政を問わず、周囲が恥ずかしくなるほどさもしい乞食根性が蔓延し、政治腐敗が深刻なものになっている。

 さもしさ感じさせる小銭稼ぎ

 全国的に暴露されている一連の不正請求や公金横領が示しているのは、少しでも税金に寄生して身銭をはたきたくない、公金で世話をされて当たり前という感覚だ。公金は公共のためにあるのではなく、自分たちがたかるもの、消費するものと見なしていることがある。議員だけでなく、こらえきれずに手を出して免職になる自治体職員もいる。財政規模にもよるが、とりわけ地方都市では行政が民間企業とは比較にならないほどの予算額や執行権を持たされ、首長になると下関の中尾友昭のように「これだけの年間予算を動かせる経営者がこの街にいますか!」等等と自慢しはじめる者までいる。その周囲にゾロゾロと群がっていく構造のなかに議員がおり、生活基盤からして行政依存型である。そのなかで政務活動費は第二の給料といわれ、いわば小遣い感覚で浪費される傾向が支配的だ。

 豊洲問題もさることながら、大型箱物事業をやればゼネコンや大企業、あるいは政治家がつかみどりをしていき、膨大な公金が利権に費やされる。巨悪もあんなことやこんなことをしているのだから、賛成マシーンをやらされている僕たちだって…といわんばかりの世界が議員たちのなかに蔓延していることを感じさせている。地方公共団体というのが「公」のためにあるのではなく、私企業や特定の個人を満たすために存在していると見なし、私物化することへの抵抗感がまるでないことに今日的な特徴がある。

 「公共の福祉に資する」等等の建前は飾り物になり、公共性とか公益性に規制されるのではなく、もっぱら個人や団体の小銭稼ぎや利権獲得のために地方自治体が侵食される。国家は大企業や金融資本の食い物にされるか下請機関のように成り下がり、地方公共団体も同じように特定の政治家や利害関係者、権力をとったものの身内がイイ事をするために奉仕させられるというものだ。公共性を投げ捨てていること、広く大衆の役に立つために行政なり政治があるという根本的な精神を喪失していることが、今日の政治腐敗の根底に横たわっている。公共性に対する考え方や態度が転倒し、きわめて寄生的な風潮がはびこっていることを暴露している。

 それで端くれたちが及んでいる行為が領収書の偽装であったり、あまりにもみすぼらしいことから世間は言葉を失っている。政治家といえば壁や塀など私有財産をはたいてみんなのために奉仕する名誉職と見なされた時代もあった。いまや「事を為す」等等の志はどこへ置き忘れたのか、私有財産をため込むことばかりに精を出している。そして尊敬される対象ではなく薄汚れた者の代名詞のように見なされ、「政治家になりたがる者にはろくな奴がいない   」ということが世間の相場になった。

 腐敗議員や首長が特定の地域だけにいるのではなく、普遍的に存在している事実は、統治機構全般の腐朽衰退がひどいものになっていることを示している。特定医療法人に現金をもらって辞職した都知事、公金でファーストクラスの海外旅行を満喫したり家族旅行に勤しんでいた次の都知事、政治資金の不正が発覚しては辞職していく大臣たちなど、カネに汚い者が政治や行政を司り登場してから降板するまでのサイクルが短期間化して首だけがすげ替えられる。ところが「世に盗人の種は尽きまじ」で、後から後から盗っ人猛猛しい者があらわれる。さらに、こうした汚職や公金横領の犯罪が等しく罰せられない不条理もまかり通り、ヤクザの使い走りをして小遣いをもらっていた甘利明が無罪放免で息を吹き返したりもする。行政を取り締まる議会がチェック機能を失い、取り締まるべき捜査機関も相手によってさじ加減を変えるというのでは、腐敗は野放しである。

 「地方自治」は地域や地方の運営について住民の意思に基づいておこなうこととされてきた。そして、行政が暴走することを阻止する役割を果たすために議会があり、「二元代表制」によって住民を代表して執行部を監視し、両者は緊張関係にあるというのが建前だ。しかし実際には下関市の例を見るまでもなく、批判している素振りをしている「日共」集団にいたるまで政務活動費は全額使い切るのが常で、公営住宅や生活保護利権を執行部に世話してもらうことで貧困層の固定票を得たり、右から左まですっかり飼い慣らされている。実質的な「一元代表制」で議会はあってないに等しい。

 最近発覚している幾人かの端くれたちが横領を摘発され、辞職したところでトカゲの尻尾切りにしかならない。国政、地方政治にいたるまで全般的に貫かれている腐敗の根は深く、上から下にいたるまで公共を私物化する政治のなれの果てをあらわしている。

 議員や首長、行政で働く公務員に至るまで、建前の綺麗事ではなく公共性を優先し、全体の奉仕者としての役割を果たすか否かが分かれ目で、まさに公共性を取り戻す課題が全国共通のものになっている。恥ずかしい政治家の乞食根性と地に墜(お)ちた二元代表制の姿を浮き彫りにしている。

 後絶たぬ政務活動費不正 富山市議会初め地方議会、国会も
 
 地方議員の政務活動費をめぐる不正が次次に発覚している。2年前の2014年、兵庫県の号泣県議の不正受給が発覚し、本人の異常さも含めて大注目を浴び、同時に政務活動費のあり方が問題視され始めた。この1、2カ月のあいだにも富山市議会をはじめ政務活動費の不正受給が次次に発覚している。

 この間、世間を唖然とさせたのが富山市議会議員たちの政務活動費の不正請求だった。3日までに議長を含め12人が辞職する異例の事態に発展している。辞職者は自民党会派のほか民進党系会派もおり、不正請求額は約3300万円に上る。議員報酬とは別に視察や研修などに対して支払われるのが政務活動費だが、公表の義務がなく実態が不明であることが問題になってきた。

 今回明らかになった手口として目立っているのが領収書の改ざんや偽造で、業者側の出した領収書に数字を加筆して請求したり、白紙の領収書をもらい自ら書きこんだり、開いていない市政報告会会場費、買ってもいない茶菓子代などで偽の領収書をつくったりと、程度の低いものが大半だった。実際には飲み代、選挙費用、選挙事務所の改修費、香典、ゴルフのプレー費などに消えており、それらが明るみに出た議員が辞職に追い込まれている。市政をチェックする市議会のはずが、なにもチェックがないことをいいことに信じられないほど大胆な手口で架空の請求をくり返していたのだった。そのうえ、問題発覚前の6月には月額60万円の議員報酬を70万円に引き上げることを議会の賛成多数で通しているから、富山市民の怒りは少少ではない。

 辞職騒動の渦中にある富山市議会の他にも地方議員の政務活動費の不正受給は後を絶たない。

 9月21日、民進党富山県連代表の県議が、架空の印刷費を計上して政務活動費約130万円を不正請求していた疑いが発覚し、同日午後に辞職願を提出している。収支報告書によると、2014~15年度にかけて、3回にわたり会派広報紙の印刷代として計約130万円を請求していたが、領収書を発行した富山市の印刷会社によると、入金記録はなく、営業担当者が県議側に白紙の領収書を三3枚渡していたことがわかっている。なお、同じ富山県議会の民進党会派では、別の議員も、計37万5000円を不正に受けとったことが発覚し9月20日に辞職している。

 4日には同県高岡市で無所属と民進党の議員でつくる会派の代表が、カラ出張で政務活動費を不正取得していたことが発覚した。

 千葉県議会では8月末、昨年度に団体で海外視察に行き、その費用に政務活動費(政活費)を充てた千葉県議の三グループ(計25人)が、帰国後、グループごとに全員が同じ体裁で同じ文面の視察報告書を提出していたことがわかった。一部の視察参加者が書いたものをコピーしているといい、今回に限ったことではなく長年常態化していたようだ。視察に充てた昨年度分の政務活動費は計922万円。指摘に対して「(報告書のコピーは)法的には問題ない」と居直っている姿に「報告書すら書かない者が海外視察に行くべきではない」と県民の怒りを買っている。

 宮城県では9月26日、県議会議長である自民党県議が政務活動費の約10万円で私用のマッサージチェアを購入していたことが明らかになった。議員の説明によると、2013年9月にパソコンとデジカメを約20万4000円で購入し「お品代」とだけ書かれた領収書を添付して政務活動費を請求し10万円を受けとった。しかしこの領収書は実はマッサージチェア購入時のもので、パソコンとデジカメを買ったさいの領収書は見つかっておらず虚偽報告の疑いがもたれている。この議員は「事務手続をした妻が間違えたのだ」といっており、パソコンとデジカメを20万円で購入したこと自体は事実なのだとのべている。なお、宮城県議会では前議長も政務活動費を自宅の水道代に充てたなどの不正が発覚したことで6月に辞任している。

 山形県でも9月20日、自民党の県議(6期目)が政務活動費の不正な支出があったとして辞職願を提出している。この議員は、2012年8月に山形県大江町の食堂で県政報告会を開いたさいに、茶菓子代など計45万円を政務活動費で賄ったと報告していた。しかし報告された参加者「450人」よりも実際の参加者は少なかったうえ、政務活動費では禁止されている酒を振る舞っていたことも明らかになった。また同県議は2013~15年の収支報告書にコピー用紙やペンなどを購入したとしていた領収書について、実はトイレットペーパーや野菜の苗などを購入していた疑惑も発覚している。辞職願を提出した20日の記者会見では「記憶違いや解釈の仕方などで結果的に多くの人の不信を招いた。けじめをつけなければいけない」などのいい訳を続け、結局なにも説明しないまま逃げた格好になっている。

 また、奈良県議会でも自民党所属議員が領収書を偽造し政務活動費を不正に支出していた疑いがあることがわかった。収支報告書によると同議員は、四年前にお茶や菓子などの代金として政務活動費から7万6800円を支出。しかし、領収書を発行したとされる食料品店は存在せず、架空の領収書をつくった疑いがもたれていた。この議員は他にも、コピー機のない公民館で大量のコピーをしたなどの報告をし、2013年度は約19万円を不正に支出した疑いがあると地元メディアが明らかにしている。これら不正に請求した政務活動費の一部については返還しているが、「事務を任せていた知人が事務処理に一部不手際があった可能性が出てきた」と見苦しいいい訳をして逃げようとしてきた。しかし今月1日になって一転し、自ら領収書を偽造したことを認め辞職した。

 岐阜市では3日、廃業した飲食店の領収書に自ら金額を記入し政務活動費30万円を不正に受けとっていた自民党の市議が辞職願を提出した。この市議は、支援者らに提供するコーヒー豆を知人経営の飲食店から仕入れていたが、この店が廃業した後も店の領収書に自ら金額を書き込み、政務活動費を不正に請求していた。13回分にあたる7万円は市に返還されていたが、同市議は辞職前の3日、他にも20万円余りを不正申告したことを明らかにし、そのうち約5万円を返還した。

 大阪・阪南市でも、市議会議員が偽造した領収書を使って政務活動費を不正受給した疑いが指摘されたほか、3日には新たに別の議員にも不正疑惑が持ち上がった。この市会議員は2015年7月、島根県と山口県を「視察のため」に旅行したさい、同行した妻の宿泊代などを含め計2万7540円を1人分として収支報告書に記載し提出していた。報告書を修正し、妻の分の宿泊費を返還するとしている。

 国会議員も都知事も… 開き直る本人

 地方議員に限ったことではなく、国会議員の政治資金問題もこの間続出している。

 8月に明らかになったのは防衛相の稲田朋美で、自身の政治資金管理団体「ともみ組」の2012年~14年分の収支報告書に添付された領収書のなかに、「金額」「宛名」「年月日」が同じ筆跡の領収書が大量に存在することが発覚した。それらの領収書は自民党議員の政治資金パーティーの会費の支払いの証明として稲田氏側がうけとったものだが、筆跡鑑定の結果「ともみ組」の収支報告書担当者が記入したものだということが判明した。3年間で計260枚、約520万円にものぼる。

 領収書は公的書類であり記載できるのは発行者側だけで、白紙の領収書をもらって勝手に金額を記入する行為は刑法の文書偽造罪にあたる。重大問題であるにもかかわらず、大手マスコミも報道しないほか、政治資金を監督する立場にある高市早苗総務相の事務所は「政治資金パーティー当日の受付は大変混み合うこともあり、面識のある議員や秘書様などの場合には、当方に代わって金額や宛先などを記載していただくことを了解し、(白紙の)領収書を渡すこともある」などと回答しており、稲田氏を擁護するものとなっている。

 そして稲田氏自身が「他の議員事務所もそうしている。これは自民党政治資金パーティーの慣習だ」と開き直っている。

 また、記憶に新しいのは6月に辞職した舛添要一元東京都知事で、欧州視察など高額な海外出張費や公用車を使って別荘を行き来していたこと、政治資金で美術品を購入したり家族同伴のホテル宿泊費、漫画の購入など次次に問題が発覚し、説明責任も果たさぬまま辞任した。他にも、2度にわたる現金授受疑惑で今年1月に辞職に追い込まれた元経済再生相の甘利明、元農水相の西川公也、ドリル大臣こと小渕優子やうちわ大臣こと松島みどりなど、政治資金問題やスキャンダルも連続して発覚してきた。

 8月10日には東京都議会で2015年度に交付した政務活動費の収支報告書と領収書の写しを公開したが、政治資金をめぐる舛添要一前知事の公私混同問題を激しく追及した都議たちにも疑問が残る支出が出てきて問題視されている。

 また、不正ではないものの、自身の携帯電話の料金を政務活動費で払おうとして問題になったりと、人の金を浪費することには遠慮がないくせに自分の懐から出すことは固辞する浅ましい姿を見せつけている。

 全国市民オンブズマン連絡会議が都道府県や政令指定都市など計114議会を対象におこなった政務活動費支出に関する調査(2015年度)によれば、ホームページなどで領収書を公開したり公開を予定したりしているのは20議会にとどまっている。

 国会にしろ地方議会にしろどこも似たもので、要は発覚するかしないかの違いしかない実態が浮き彫りになっている。



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ピラミッドの寸法

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" 森監督が清原を甘やかしたのが悪いと野村が言ったらしいのだが 野村は何人も潰しているのではないかなあ "

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森監督が清原を甘やかしたのが悪いと野村が言ったらしいのだが

野村は何人も潰しているのではないかなあ

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「誰が費用を負担するかは最終的に私が判断したい」って こんな大事な事を、経産大臣の一存で決めるっておかしくない? 廃炉費用増大に世耕大臣「誰が負担するか私が判断」

「誰が費用を負担するかは最終的に私が判断したい」って
こんな大事な事を、経産大臣の一存で決めるっておかしくない?

廃炉費用増大に世耕大臣「誰が負担するか私が判断」


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「加藤氏は脇が甘く、勝負師でない」

 2000年11月、不人気にあえぐ森喜朗政権の倒閣に動いた自民党の加藤紘一元幹事長は、野党が提出を模索していた内閣不信任決議案に自らの派閥議員らとともに同調しようとした。執行部の野中広務幹事長らが除名や公認取り消しをちらつかせて鎮圧に乗り出し、失敗に終わった。加藤氏と行動をともにした盟友の山崎拓・元自民党副総裁に「加藤の乱」の内幕を聞いた。

■「加藤氏は脇が甘く、勝負師でない」

 ――11月9日に加藤氏が政治評論家らとの会合で「森首相に内閣改造はさせない」と表明し、加藤の乱が始まりました。なぜこの日だったのですか。

加藤の乱を振り返る山崎氏。「加藤氏は脇が甘く、勝負師ではなかった」と語る
 「会合は加藤さんの方で設定したわけではなく、政治評論家らが設定した会合に呼ばれていって、思わずしゃべったんだろう。発言は全然計画的ではなかった。脇が甘いんですよ。戦い慣れてない。勝負師ではない。お公家集団といわれる宏池会(当時は加藤派)の悪いところが出たんでしょう。あの会合の出席者の中で官邸に駆け込んで森首相にご注進した人物がいた。それで一気に広まった」

 ――乱を起こすのはいつごろ決めていたのですか。

 「加藤さんは10月30日に青木幹雄参院幹事長に会って、青木さんに『政権奪取をするから、そのときは平成研(現・額賀派)から幹事長を出してくれ』とお願いした。青木さんに『できればあなたになってほしい』と言ったというわけだ。青木さんは黙っていたそうだ。内心はどう思っていたかはわからない」

 「そのあとぼくは加藤さんに呼ばれてそういう次第で政権を取ったら幹事長は平成研に渡すことになった、と告げられた。本来なら拓さんがやるべきところだが、勘弁してくれ、と言う話があった。僕のところに話が来たのは10月30日か翌日の11月1日だった」

 「当時、加藤さんは自由党の小沢一郎党首とも密接に連絡を取っていた。小沢氏と連携を取らないと本会議クーデターで勝てないわけだから」

 ――11月9日に加藤氏が計画の発端を明らかにしました。

 「一番困ったのは小沢氏だった。小沢氏は『これではやれない』といっていた。クーデターなんだから瞬間タッチでやらないといけない。前もって気づかれたらおしまいというわけだ。ぼくも本会議直前まで伏せておくつもりだった。途中でばれたから切り崩しにあった。うち(山崎派)は崩されなかったが、ほかは総崩れだった」

 ――当時、森首相から派閥(森派、現・細田派)を預かっていた小泉純一郎氏とは「YKK」と呼ばれる盟友関係でした。小泉氏はどう対応したのですか。

 「森首相に話を聞いた小泉氏からぼくのところに電話があった。ぼくは『知らない。あした衆院本会議があるから加藤さんに聞いてみろ』と小泉氏に言った。2人は席が隣同士だった」

 「小泉氏は加藤さんから話を打ち明けられて『おれは森派の会長だ。これは大変なことだ』といっていた。『森派の会長をやっている以上は阻止しないといけない』と言っていた。それは当然だ。派閥を預かっていたのだから。『拓さんやめろ』というから、ぼくは関係ないと言った。小泉氏はその日、衆院本会議場を駆け回っていた。それで騒ぎが始まった」

■「一番おそろしいのは小泉氏」

 ――小泉氏は加藤の乱が終わった後に「YKKは友情と打算の二重構造だ」と評しました。

山崎氏は「一番おそろしいのは小泉氏だ」と語る
 「ぼくの12月11日の誕生日パーティーに来て発言したんだ。あの加藤の乱の後だからだれも来なかった。小泉さんが乗り込んできて、あいさつさせたらそう言った。みんなあぜんとした。打算の意味が分からないから。あれは次は自分が(首相に)なるという意味だった。一番おそろしいのは小泉氏だ」

 「森首相側は乱を抑えたが、支持率は6%に下がっちゃった。もうもたないと小泉氏はわかった。それならおれがいくということだった。その後、『拓さん、今度はおれを鉄の結束で応援しろ』と言った。小泉氏が(次期首相に)でてくるなんて夢にも思わなかった」

 ――乱の最中は小泉氏とどういうやりとりをしたのですか。

 「ぼくは今回は加藤さんを応援するが、加藤政権が終わったら小泉政権だといって説得した。ぼくは(首相に)なるのは諦めたといった。(小泉政権が誕生し)ぼくが幹事長になった。加藤さんはぼくを幹事長にしないといったが、小泉氏は幹事長にした」

 ――加藤氏はインターネット上の世論を重視していました。

 「ものすごい人気だった。加藤さんはあれで酔ったんだろう。事前につまびらかにしたから。国民はあまりに面白い話だから沸き立った。それくらい森さんの評判が悪かった。ネット上でほとんどの人は『フレー!フレー!加藤』だった」

 ――加藤氏は宏池会の元領袖、宮沢喜一元首相と事前にどのような調整をしていたのですか。

 「加藤さんが宮沢さんのところに話にいったということは覚えているが、どういう反応だったかはわからない。加藤さんが直接話をして宮沢さんのことだからあいまいに答えたんだと思いますよ。賛成するはずはないから」

 ――負けると思った瞬間はいつですか。

 「加藤さんが11月9日にしゃべってしまったとき。それですべて狂ってしまった。当時の執行部は野中広務幹事長、古賀誠国会対策委員長、小里貞利総務会長だ。古賀氏も小里氏も宏池会だから、加藤派はがたがたになった」

 ――負けを確信したのは。

 「衆院本会議場に赴く前の日くらいでしょう」




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経済学について

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経済学について

マルクスの経済学は経済学だと思うが
それ以後は
どちらかと言えば社会心理学とか集団心理学のような考え方をしているような印象を受けている

社会心理学とか集団心理学は当然個人の心理学に還元されるのであって、
それ自体としては、強固な論理的枠組みがあるとは言い難い

そしてその基礎となる心理学がやはり強固な論理的枠組みがあるとはいえない状況である
結局、脳の生理学に収斂されてしまうはずのものと理解されている

マルクスに対立する理論的支柱はあるのか
ケインズとか一応、何をすればいいかの理論的背景にはなるのだろうけれども
マルクスの着眼に比較すればずっと弱い

むしろマルクスは経済だけではなく、上部構造全般が下部構造に規定されるという
もっと広い範囲の法則を提唱したのだと思う

そうした状況を見ると、現代の経済学は、小さいが精密な問題を数学を駆使して
解決を考えているような印象を受ける

経済学独自の法則を考えることなど
ずっと昔に放棄したかのようである

経済学は集団心理学に、それはさらに個人の心理学に、還元される。
もちろん、還元されない部分が本質なのだと語るのだが、説得力が豊かだとは考えにくい

ーーーーー
ノーベル賞で物理、化学、医学生物学は分かりやすいとして、
経済学、平和賞、文学賞などに至っては、文句なしの業績というよりは、非常に政治的な営みになっている

そして物理学、化学、医学生物学にしても、それには階層構造があって、
物理学が根本で、その部分的な応用が化学、そして化学を生物やヒトに応用したのが医学生物学と
考えると、階層構造は明らかで、還元主義的な思考がやはり正しいのかと思われる

まあ、そこまで厳密なことを言わないで済んでいるのが最近の研究で、
遺伝子の組み換えとかは医学の平面だけで済んでしまう
ガンの克服などになれば、薬理学とか生化学とか、化学の領域にずっと近くなる
原理的な説明を志さない限り、還元主義的になる必要はないだけのことだ

実に素朴で素人的な考えなのだが、
自然科学の歴史は、最も素朴で単純で美しいものが、真実であると認められて、生き延びてきたと思う
その意味では、最も素朴でないのは、まだ正しくないのだと思う
それはまだ天動説であって、
地動説になってはじめて、単純で素朴に理解できるようになるのだと思う
(こう言うと、例によって、当時の観測と理論の問題とか、いろいろ複雑に論考する専門家がたくさんいる)

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目くらましとしての稲田問題と都庁・オリンピック問題 鈍感さに誘導される

数学が0点だったのをごまかしたいので
英語が20点だったと騒いでいる
そんな子供みたい、という話

"
2016年10月10日のニュースでは稲田大臣が
やっと南スーダンを視察した

稲田朋美防衛相が2016-10-8日、国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊施設部隊の活動状況を視察するため、南スーダンの首都ジュバを訪れた。現地の政府高官や国連南スーダン派遣団(UNMISS)幹部は首都の治安が改善していることを訴え、インフラ整備に対する日本の支援に期待感を表明。武力衝突が起きた7月以降、自衛隊が控えていた国連施設外での活動再開に向けた調整も進んでいる。(毎日新聞)

心配ないから自衛隊大丈夫、という話らしい。こういう形だけの無意味なことをしゃあしゃあとできるのが
現政権である

しかしニュース映像を見ると、稲田氏はぎくぎくしていて手足もバラバラの様子。
やはり状態は良くないようだ

稲田氏の白紙領収書問題、核兵器で防衛すべしの過去の論は撤回を拒むなど、
ニュースの焦点になっている。

また、今一つは東京都の問題で、築地豊洲移転問題、オリンピック利権問題である。
ここでは小池氏が正義の味方という位置づけである

こうしたニュースというものは、もっと大事な問題があるのだけれども、
論点をずらすための、分かりやすい材料として提供されているのではないかと
疑って見る必要がある

当面の選挙は新潟知事選と東京10区の補選である
極端に言えば負けてもまあまあだろう
なにしろ与党は2/3を確保しているのだから
どうにでもなる

新潟で負けても、現状と同じ、原発反対派の知事と言うだけで変化なしだ

東京10区で負けても大勢に影響はない

たぶん、いま問題なのは天皇生前退位問題と安倍総裁の任期延長問題だろう

野党も天皇問題には触れたくないはずで、何か別の分かりやすい話題があれば
そのほうがいいと思っているだろう

なつかしい宮崎緑さんなどに天皇問題審議会で意見をまとめてもらうというので、
それを尊重しましたという形で収めたいのだろう

そもそも天皇側の意向と日本会議的勢力の意向がぶつかっていて
その議論はカトリックの神学みたいなもので
どうにも議論がしにくいだろう
本当は天皇的な人たちと日本会議的な人たちが話し合って
大筋を決めてもらえば助かると思っているはず

そして何より、一般議員にとっては本音としてはどっちでもいいのだから、議論しようもないのだろう
天皇の意向も日本会議的人たちの意向も無視するわけにも行かず
どうしようもないのだろう

第二点の
安倍総裁の任期延長については、もちろん、河野洋平氏が語るように、
自分で決めて、自分の任期を延長するというのは、道理から言ってありえない、
変更したとしても、適用は次の総裁からというのが筋の話なのだが、
そこを無理を通したいということなのだろう

たとえばプーチン氏も、圧倒的な力がありながら、規則は守って、一期だけ、部下に譲り、
その後はまた続けている

安倍氏も、政権を放り出して辞任した第一期の頃を含めれば、ずいぶん長くやっているわけだ
ここは一期だけ、石破氏でも岸田氏でもいいので譲って、
つぎにまた、何年でもやれば、立派なものだ

最近は改憲問題については発言は慎重で、
現在提出されている自民党案はあくまで谷垣時代のものであるとか答弁しているらしい
急がないつもりのようだ

今後、アメリカ大統領が決まって新しく始動するまで時間があるので
しばらくは大きな争点にならない、アメリカから自衛隊が随分高額な飛行機を買うとか
そんなことをしていればいいらしい
(その飛行機の代金だけで、コンパクトオリンピックができてしまうんだよ、びっくりだ)

それまでは小さな問題でスッタモンダしていればいいので
野党に叫ばせておけばよいという立場だろう

2/3あるのだから決めたいことはなんでも決められる

今度は共謀罪かと言われているが
秘密保護法とか安保法案(どうしてこんな言い方をするのだろう、まぎらわしい)とか
次々に着々と成立させてきたのだから
成り行きによってはその方向もありだろう

というようなわけで、
天皇問題も、安倍延長問題も、国民の考えはもう明白で、
その逆を何とかやりたいというのが政権の意向で、
暫くの間は目くらましで下準備をしたいところだろう
テレビで何回も繰り返していっていれば、
国民は慣れてしまうのだ

なにしろ対決の相手は野田氏だから
安倍応援隊のようなもので何も怖くないだろう

経済政策はそろそろ行き詰まりもバレバレなのだが
今度は政府の統計数字の様式を変えると言い出している
過去との比較を困難にして、議論できないようにしてしまおうという戦略

というようなわけで、ごちゃごちゃ言っている間に、
ちっょとした報告という感じで、天皇問題と安倍延長問題が報告されて事後承認のように進むだろう

安倍氏と周辺は、第一期の挫折を経て、徹底的に強権的に、しかし情報操作的に、生まれ変わって、
ここまで維持しているようだ

強すぎる与党は分裂するのが常であるが
国会で安倍氏の呼びかけに対して与党全員で拍手したように
それに対して与党内から対して反対も出ないように
締め付けがいつまでも効いているのである

"
"
というのが前段で前フリなのだが、
そんなわけで
稲田氏が「日本も核兵器を持ったほうがいい」という意見を強硬に語っているなど
稲田氏が防衛大臣にならなければニュースで時間を割くこともないだろう
ところが、防衛大臣になったので、野党が問題にし、
結果として、ニュースで何回も繰り返される

その効果は、日本も核武装すべきという言葉だけが人々の頭に残る
戦争体験世代は少なくなってきているし、北朝鮮問題もあるしで、
何回も繰り返しているうちに、賛成と反対は半々くらいなのかなと、錯覚するようになるのだろう
そして鈍感になるのだろう

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数日前にTLで見た「ラジオ体操第二は労働者を肩こりから守ろうとするための工夫がこれでもかと詰め込まれている」という話を信じて実際にやってみたら、肩こりがかなり楽になった。

数日前にTLで見た「ラジオ体操第二は労働者を肩こりから守ろうとするための工夫がこれでもかと詰め込まれている」という話を信じて実際にやってみたら、肩こりがかなり楽になった。

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「みんなやっている」「問題ない」にあきれる スポーツ新聞でも強い批判

「みんなやっている」「問題ない」にあきれる
2016年10月10日9時39分 日刊スポーツ

 ★国会でのやりとりがあまりにも順法精神、倫理観に欠け、議員の自覚に欠けるものか。過去の発言との整合性を問われ、べそをかいて立ち往生した国防の責任者は、今度は国民生活ではとても通用しないような、とんでもないへ理屈を展開する目に余る状態だ。

 ★6日の参院予算委員会では、防衛相・稲田朋美と官房長官・菅義偉が受け取った白紙の領収書に後から金額を記入していたことを認めた。稲田は「(政治資金パーティーで)受付が混乱すると円滑に運営できなくなる」「政治資金パーティー主催者の了解のもとで、いわば委託されて記載した」ので「何ら問題はない。みんなやっている」という。菅も「問題ない」とした。政治資金規正法を所管する総務相・高市早苗は「発行側の作成方法には規定がないので問題ない」と答弁。追及した共産党書記長・小池晃は「高市大臣も同じことをやっているじゃないですか」と指摘。他にも農相・山本有二、1億総活躍相・加藤勝信、五輪担当相・丸川珠代が、稲田サイドに白紙の領収書を渡したことを認めた。

 ★問題ないと言い張る方にも驚くが、政治資金規正法上では問題ないという総務相にもあきれる。予算委でも指摘されたが、総務省政治資金課が発行する「国会議員関係政治団体の収支報告の手引き」には「領収書等は支出を受けた者が発行するものであり、支出の目的についても発行者において記載すべきであり、国会議員関係政治団体側で追記することは適当ではありません」とある。つまり一般社会と何ら変わらない。

 ★法相・金田勝年は7日の会見で「後日正確な金額が記載されれば(法的に)問題はないが、望ましくない」とした。白紙領収書は何ら問題ないと開き直る閣僚を信用できるか。富山市議会では白紙領収書を使った議員が相次いで辞職した。高市と稲田は「みんなやっている。何ら問題ない」と彼らを救済してやれ。(K)※敬称略



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築地豊洲移転問題 だんだんばれるお役人の嘘

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現在の状況では、築地豊洲移転問題について
東京都が調査をすすめるに従って、
誰が地下空間を作ると決定したのかについて、
簡単に言うと、お役人が、他人のせいにしようとしているようで、
その「嘘」がだんだんばれてきていて、
小池都知事のおかげでだいぶ話が進んだという段階

批判としては、小池氏のメディア戦略だ、
お役人の内部で自分たちのことを報告するのは限界があることは明らかなので
はやく第三者による調査を開始すべきだというもの

しかしこの場合、往々にして第三者委員会などは隠蔽の道具に使われてしまうことが多いので
警戒が必要という意見

お役人が公務として行ったことや委員会で発言したことや聴取に対して証言したことを
公開しないというのはおかしいではないかという意見
理屈としては、公務員を保護するのではなくて、関係する私人に対しての保護という事を言うらしいが
弱い様子

都庁職員側は頑強に抵抗しているが
少しずつ隠蔽情報は崩れてきているようで
その、少しずつの様子が、マスコミ報道とちょうどいいようなテンポのようだ

一方で国会の白紙領収書問題などもあり
呆れた人たちが呆れたことをしているとの印象がますます強まっている


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人材派遣業

日本の労働市場に寄生し、ピンハネで肥え太る悪質な人材派遣業者。彼らの増殖と繁栄は、底辺の労働者のさらなる困窮と表裏一体である。知られざる人材派遣業界の闇と、「一億総活躍社会」を掲げながら平然と労働者をモノ扱いしつづける政府・厚労省の欺瞞を暴く。

文/中沢彰吾(ノンフィクションライター)


■口をつぐんでうつむく500人の中高年

「静かにしろ! 私語厳禁だ」

やせて神経質そうな銀ぶちのメガネをかけた、長身のダークスーツ姿の若い青年の怒声が超高層ビル街の谷間に響いた。彼の前に並んだ普段着姿の中高年の男女はそれまでにこやかに世間話を楽しんでいたが、叱られた子供のように口をつぐんでうつむいた。

相手は自分たちの息子のような年齢だが、青年のご機嫌を損ねてはいけないと誰もがおどおどしていた。

2014年12月1日、西新宿にある住友ビル前の広場には異様な光景が広がっていた。小学校の朝礼よろしく整列させられた500人ほどの中高年たちを数十人の若い男女が監視している。彼らは銃や鞭こそ持たないが時折発する叱責の声は厳しく、北朝鮮の集結所(強制収容所)を彷彿とさせる光景だった。

間もなく中高年の集団は40階にある広大なオフィスに移動させられ、約50人ずつの島に分けられた。およそ100人の監視役の若者たちが島の周囲を囲んで立ち威圧的に見張る。

ものものしい雰囲気の中、業務研修が始まった。マイクを持った説明役の女性が電話のかけ方をレクチャーし、その指示に従って全員で唱和する。ニコニコしているだけで口を開けていなかったりよそ見をしていたりすると監視役に目ざとく見つけられて叱られる。

私の隣に座った62歳の男性は化学メーカーの元エンジニアで、電話でしゃべるのが苦手な人だった。一方、私は放送局でアナウンサーとして勤務したことがあり、しゃべりの専門的な訓練を受けている。彼に発声法や間の取り方、受話器の向こうの相手の気持ちをほぐす言い回しなどをアドバイスしていると、監視役の若者が間に割って入った。

「何をしている」

「いや、この方に教えてあげていたんですよ」

「指導するのは我々だ。勝手なことをするな」

彼らからわたされた薄っぺらな話し方マニュアルは素人が思いつきで書いたとしか思えない稚拙なもので役に立ちそうもない。監視役の「指導」とはそのマニュアルを読んで聞かせるだけだった。

次に隣同士での対面練習を指示された。まず右側の人が左側の人に電話をかけたという態で話しかけ、あとは交互に繰り返す。ところが私の左側の元エンジニア氏は、「あんたは訓練の必要ないじゃないか。私に練習させてくれ」と言うので、私は右側だったが聞き役になった。すると、再び同じ監視役が血相を変えてとんできた。

「指示を聞いてないのか。右側が先だ」

「どっちからでもいいでしょう。交互にやれって言ってたじゃないですか」

「右が先だと言っただろう」

■おどろきの某メディア「世論調査」現場

どうでもいいことに、なぜこれほどこだわるのか。しかもこちらは笑顔で穏やかに接しているのに、監視役の若者たちは目を三角にして常に暴力的な命令口調だ。得体の知れない恐怖を感じ血の気が引いた。

「この方がね、たくさん練習したいとおっしゃるから……」

「文句を言うな。指示された通り右からやるんだ」

「要は全体のレベルが上がればいいんでしょうが」

「うるさい。おまえは命令に従えないのか」

大学出たてのような青二才だが、まるでコミカルな戦争映画に出てくる、ものわかりのよろしくない上官のよう。

「私は君らの奴隷じゃないよ」

その途端、青年は黙って同じ島の若者たちに手をあげて合図した。すると、若い女性がさっと近寄ってきて小さなメモを私の前に置いた。

「お話ししたいことがあります。別室に来てください」

立ち上がると強烈な視線の圧力を感じた。島を囲んでいる若者たちが全員、私を憎々しげに見つめていた。

別室には背広姿の背の高い男たちが何人も待機していた。その中の一人が、あいさつもなく無表情で言った。

「すぐに帰宅するように。もうあなたは必要ありません」

翌日と翌々日も合わせて労働契約の一方的な破棄だった。解雇理由の説明などいっさいなかった。私の他にも呼び出された人が数人いた──。

2014年12月2日公示の衆議院議員選挙に合わせた某メディアによる世論調査会場での一幕である。集められた中高年は人材派遣会社に登録した労働者だ。

■これのどこが「特別なスキルを生かした熟練労働」なのか?

派遣労働者は朝7時集合を命じられマニュアルを読まされたが、時給がカウントされたのは8時から。労働者派遣法と労働基準法では、派遣労働者が派遣先の指揮命令下に置かれる7時から賃金が発生するはずなのに……。

労働者を問答無用でクビにするのも違法ではないか。労基法では解雇事由を就業規則の絶対的必要記載事項と定めている。そして、労働契約法では、使用者が解雇権を行使する場合、就業規則上列挙されている解雇事由に該当する事実をあげ、かつ当該解雇が社会通念上相当であると認められない限り、解雇権濫用法理として、無効とされるのだが……。

近年解禁された派遣労働について、政府・厚生労働省は「特別なスキルを有し」「十分な実務能力を持った」「熟練労働者」を「労働者の希望する時間に」「適材適所で」派遣し、高度なスキルに見合った報酬と待遇が保証される、「労働者にとって有益な雇用形態」としている。

だが、それは詭弁に過ぎない。あとに詳しく記すが、製菓工場の塩素ガスがたちこめる密室で6時間にわたって「イチゴのへた取り」をさせたり、倉庫内でカッターナイフを振るう「ダンボール箱の解体」を1日中させたりする仕事のどこが「特別なスキルを生かした熟練労働」なのか。

今や人材派遣は「使いたい人数を安価に、必要最低限の時間だけ単純労働に従事させ、人事責任を負わない」という派遣先企業にとって、すこぶる好都合な制度になっている。数々の違法待遇に加えて、労働者の経験やスキル、人間性、人権をも無視した奴隷に近い労働形態が横行している。

私は過去1年間、一般人材派遣業許可を有する多くの人材派遣会社に登録して就業した。人材派遣会社や派遣先の違法行為を指摘するたびに「派遣のクズが……」と罵倒され、ほとんどの場合、即時解雇となった。

「蟻の一穴」という言葉がある。巨大な堤防も蟻が開けた微細な穴から崩れていくというたとえだ。人材派遣会社は労働者集団がおとなしければこそ、好き勝手に搾取して利益を上げられる。このため、一人の労働者の反発がまわりに伝染して多くが反抗的になることを彼らは最も恐れる。だから私のような人間は不満分子と見て早めに排除する。そこに遠慮やためらいはない。

人材派遣会社と、それに密接につながる企業相手の人減らしコンサルタント、インターネット職業紹介企業の3社が協力して編み出した違法なシステム「奴隷派遣」が日本社会に広まっている。

労働者を隔離して自由を奪った機械のような単純労働。より困難な業務の場合はマニュアルによる同一行動。緊張感を持たせて能率を上げるために私語を禁じ、手先の業務でも立ちっぱなしで座らせない。さらには監視役を立てての行動規制……。

先の世論調査では労働者を40階の職場集合とせず、いったんビル前の広場に集合させエレベータや通路を移動する間もずっと監視していた。休憩時間になってもほかのフロアや地下の飲食フロアへの立ち入りは厳禁とされた。ほかのフロアへ行けないように、通路や階段には事件現場のような規制線のテープが張られ、常時、監視役の若者が立っていた。

■ターゲットは若者ばかりではない

非正規労働者の処遇改善が叫ばれて久しい。そもそもこの世論調査は3日間だけだから30日以内の「日雇い派遣」にあたる。あまりに短期の派遣労働は人材派遣会社と派遣先企業双方での適正な雇用管理がなされず、労災等の弊害も発生しやすいという理由で、2012年10月1日施行の労働者派遣法改正で原則禁止になった。

だが、人材派遣会社は法律など眼中になく、日雇い派遣を拡大させるとともに賃金や待遇を悪化させている。彼らのターゲットは今や若者ではない、日々増加する働き口に恵まれない中高年が利用されている。

民主国家における健全な労働とは、雇用主と労働者との間に信頼関係があって初めて成立する。人材派遣会社は派遣労働者の雇用主だ。だが、信頼関係を築くどころか、仕事内容や待遇面で嘘をついて、健康に問題がある人でも過酷な労働現場に送り込み、支払うべき賃金を踏み倒す。

極めて違法性が高く、労働者からの救済を求める訴えがあるにもかかわらず、各都道府県の労働局や厚生労働省の労働基準監督署は一向に対処しようとしない。いったいなぜなのか? 悪い冗談に聞こえるかもしれないが、中央官庁や地方自治体の多くが違法な人材派遣会社のお得意さまだからだ。

この問題が根深いのは、経費削減や税金の無駄遣いの防止、法律遵守や公共の福祉への貢献を求められる多くの団体、企業が、事業入札に安値で臨む人材派遣会社を「歓迎」していることである。落札させる際、その人材派遣会社が労働者をどう処遇しているかはまったく考慮されない。

問題のある派遣会社の顧客リストには驚くほかない。最高裁判所、法務省、厚生労働省、国土交通省、財務省、総務省、文部科学省等の中央官庁。全国の地方自治体が運営する美術館や大ホール、運動場などの公共施設。新聞社やテレビ局などの大手マスコミ、大手通信会社、大手金融機関、大手小売、大手製造……世間から真っ当と見られている団体、企業がこぞって人材派遣会社の繁栄を支援している。

歪んだ労働市場に寄生し、中高年を低賃金の奴隷労働で酷使し、ピンはねで肥え太る人材派遣……彼らの増殖と繁栄は底辺の労働者のさらなる困窮と表裏一体であり、彼らの画一的、抑圧的なビジネススタイルは日本社会の創造的な活力を削いでいる。

人材派遣会社の社員は25歳で年収3000万円を豪語する。そんなピンはね手配師たちも含めて誰もが「平等かつ自由に」働ける社会にしなければならない。でなければ日本経済の浮揚などありえないだろう。これはまごうかたなき日本の「今」である。


中沢 彰吾(なかざわ・しょうご) 1956年生まれ。東京大学卒業後、1980年毎日放送(MBS)に入社し、アナウンサー、記者として勤務。2006年、身内の介護のために退社した後は、著述業に転身。単著書に小説『全壊判定』(朝日新聞出版)などのほか、企画構成に携わったものに『35年間に38回のミリオンセラー〈100万個販売〉を達成した男』(講談社)、『ウルトラマンが泣いている』『向き合う力』、共著書に『食をめぐるほんとうの話』(いずれも講談社現代新書)がある。
 


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最下層の人たちが全部ネットにぶら下がっちゃった

押井:先日、ドワンゴの会長が言ってたけど「日本では最下層の人間が全部ネットにぶら下がってる。これが日本の特殊事情だ」って(笑)。だからネットが罵詈雑言の世界になっちゃう。恨みつらみばかりで人間性下劣な世界。こんなにひどいネット世界は日本だけだって。中国だろうがヨーロッパだろうがアメリカだろうが、ネットでこれだけ聞くに耐えない言葉が氾濫してる世界は他にないんだって。なんでかというと、日本は最下層でもみんな、パソコンや携帯を持てるから。

そのためのインフラも整備されてますからね。

押井:そうそう。なまじインフラが整備されてるから、他の国だとネットにアクセスできないような最下層の人たちが全部ネットにぶら下がっちゃった。で、全体のネットの文化程度を全部引き下げてるというさ(笑)。

うーん。ま、中にはこんな押井さんに連載をさせようという酔狂なネット媒体もあるわけですから。話戻しましょうか。



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天皇

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天皇生前退位の件で審議会ができて
そのメンバーにいろいろな人がいるようで話題になっている

女系天皇とか皇族の範囲をどうするとかの話題は
封印らしい

最近では生物学的には男性(または女性)だけど、それは苦痛で、自分としては自分は女性(または男性)だと思っているので、女性(または男性)として生きたい
性別の変更を届け出たいという人もいる

そんなケースはどうするんでしょうか
生物学的には男性で、自分としては女性という場合は、男系天皇になれる?
生物学的には女性で、自分としては男性という場合には、男系天皇になれる?

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靖国に英霊が「いる」というのだが
その場合の「いる」というのはどういう意味なのだろう

霊魂の話だろうから誰も確実なことは言えないと思うし
日常生活で経験することの延長で話すのも間違いだと思うけれども
靖国のあたのにキチンと並んでいるはずはなくて
必要に応じて自在に移動しているというか遍在(どこにでもいる)しているような気がする
しかしそれでは、靖国で会うとか、靖国で参拝するとか、どういう意味になるのだろうか

靖国に住所があるのではなくて、呼び出しの窓口があるというイメージなのだろうか

ーーー
それよりも、靖国のあたりの霊魂と、
天皇の関係はどうなっているのだうろ

たとえば昭和天皇と平成天皇の関係で言えば、
平成天皇が生まれたとき、昭和天皇はすでに神であったわけだろう

昭和天皇が崩御し、「神の神たる何か」が、平成天皇に移行するための儀式があって、
その後で、平成天皇は神になるのだろう

その場合、その隙間の時間には、その「神の神たる何か」はどこにあるものなのか
やはりどこにも存在はしないが、どこにでもあるという在り方なのだろうか

そして生前退位という場合、「神の神たる何か」は、平成天皇にとどまるのだろうか
あるいは移動するのだろうか

しかし「その神の神たる何か」が平成天皇から抜け出たとすれば
その後には平成天皇に何が残るのだろうか

そうすると、昭和天皇も平成天皇も、一種の「乗り物」でしかなかったということになるのだろうか

天皇の場合には
(昭和天皇+α)で存在したものが、崩御により、(昭和天皇)となり
それまで(平成天皇)であったものが
(平成天皇+α)となる
そのための儀式がある
そして将来、崩御の後には(平成天皇)となるのだが

生前退位という場合、
退位と同時に(平成天皇)となるのか
崩御のときに(平成天皇)となるのか

崩御とともにαは離脱し、儀式によって(次の天皇+α)となるのだが
生前退位の場合、αを切り離す儀式は用意されているのか

また
そういう考えで言う霊魂とか神とかというものと、一般人の霊魂とはどのような関係になるものなのか

靖国にいる英霊は、
生前は(個人名)、死後は(英霊)となるだけで、
αにあたるものが移動する儀式はない
天皇の成り立ちとは根本的に違うようだ

たとえば、おじいちゃんが亡くなって、その後でひ孫が生まれて、
よく似た性質を持っていると、生まれかわりだと言われることがあると思うが
その場合は、個人=ゼロ であって、αが全部となるわけだろう


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現在が未来を決めるんだけど そうだとすれば 現在を決めるのは過去でしょう

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屁理屈みたいだけど一言言うと、

アドラー心理学なんかで
現在は過去に規定されているのではない
未来をどう生きるかの志によって現在が規定されるとか
よさそうなことを言っているのだが
未来をどう生きるか考えている自分は、
未来によって形成されるわけではなくて、過去によって形成されているとしか考えられないでしょう

未来をよりよく生きようと思うのは、
過去が、そのように思う現在を作ったからですよね

現在のそのメッセージというか説得が
過去よりも強ければ可能なのではないかとも思われるが
そんなことはなくて
アドラーのかっこいいメッセージを受け入れる準備は、
やはり過去が作ったものでしょう

ニュートン力学と同じ
現在が未来を決めるんだけど
そうだとすれば
現在を決めるのは過去でしょう

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 あの日、日本でクーデターが起きていた。そんなことを言われても、ほとんどの人が「何をバカな」と取り合わないかもしれない。しかし、残念ながら紛れもなくあれはクーデターだった。そして、それは現在も進行中である。  安倍政権は7月15日の衆院の委員会で安全保障関連法案の採決を強行し、翌16日には本会議を通過させた。国会の会期が9月27日まで延長されていることから、仮に参院が法案を議決しなくても、衆院通過から60日後には衆院の3分の2の賛成で法案は可決する。衆院では自民、公明を合わせると3分の2以上の議席を得

" あの日、日本でクーデターが起きていた。そんなことを言われても、ほとんどの人が「何をバカな」と取り合わないかもしれない。しかし、残念ながら紛れもなくあれはクーデターだった。そして、それは現在も進行中である。


 安倍政権は2015年7月15日の衆院の委員会で安全保障関連法案の採決を強行し、翌16日には本会議を通過させた。国会の会期が9月27日まで延長されていることから、仮に参院が法案を議決しなくても、衆院通過から60日後には衆院の3分の2の賛成で法案は可決する。衆院では自民、公明を合わせると3分の2以上の議席を得ていることから、16日の衆院の通過を持って、事実上法案の成立は確実になった。


 これは一見、民主主義の正当な手続きを踏んでいるように見えるが、決してそうではない。今回日本の政治に起きたことは、後世にまで禍根を残すことになるだろうと東京大学法学部教授で憲法学者の石川健治氏は言う。


 その理由として石川氏は今回、安倍政権が、憲法を改正しないまま、長年にわたり憲法によって禁じていると解されてきた集団的自衛権を容認する法解釈と法整備を強行したことによって、「法秩序の連続性が切断された」と考えられるからだと説明する。


 元々安倍政権は憲法9条を改正して、日本も軍隊を持ち戦争のできる「普通の国」にしたいという野望を抱き、それを公言して憚らなかった。しかし、それを実現するために必要な国民の支持がないことがわかると、今度は憲法改正を困難にしている憲法96条を改正し、現行の3分の2から国会の2分の1の賛成で憲法改正を発議できるようにしたいと言い出した。


 憲法の条文を改正する手続きを定める憲法96条は、憲法の中では他のすべての条文よりも高い位置にある。それを壊す行為は憲法そのものを転覆させる行為であり、これを法学的には「革命」と呼ぶが、「革命」が成功するためには国民の支持が必要だ。しかし、日本国民は憲法96条の改正を支持しなかったため、「革命」は失敗に終わった。


 ところが安倍政権は今度は、国民を置き去りにしたまま、政府レベルで法秩序の連続性の破壊を図った。内閣法制局長官を集団的自衛権容認論者にすげ替え、集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、政権与党のみで法案を国会を通してしまった。国民から支持を受ける「革命」に対し、国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶのだと、石川氏は言う。


 石川氏は今回日本が失ったものの中で、最も大きかったものは「理屈が突破されたこと」だったという。参考人として呼ばれた3人の憲法学者にことごとく違憲の烙印を押され、憲法学者はもとより世のほとんど学者も、歴代の内閣法制局長官も、こぞってこの集団的自衛権を認めるこの法案は違憲であると主張していた。こうした主張に対する政府・与党側の反論は、集団的自衛権とは何の関係もない砂川事件の最高裁判決で集団的自衛権は禁止されていないという、およそ屁理屈にもならないようなお粗末なものだった。また、今回の法整備によって日本の抑止力が高まるという政府の主張も、根本的な部分に誤謬があることも明らかになった。


 理屈の上では安保法制をめぐる安倍政権の主張は完全に敗北していた。しかし、にもかかわらず論理的に破綻している法案が閣議決定され、7月16日の衆院通過で事実上の成立が決まってしまった。


 理が通らない政策が数の論理によって押し切られてしまったことで、日本が「法秩序」を失ったことの影響は大きい。今後、この法案がもたらすであろう個別の問題を考えただけでも目眩がしそうだが、より高次元で日本の法秩序が破砕されたことの影響は恐らく安全保障分野だけにとどまらないだろう。われわれの多くが、日本という国の政治の頂点で、「理」が「無理」によって押し切られるところを目撃してしまった。これによって戦後われわれが大切に育て、守ってきた「公共」空間が壊されてしまった。


 ここに至るまで安倍政権は、解釈改憲を実現するために内閣法制局長官をすげ替えたほか、アベノミクス実現のための日銀総裁人事にも介入した。また、メディアへの圧力を強める一方で、NHK会長人事にも介入してきた。こうした行為もまた、憲法96条改正の通底するところがある。最終的に法秩序を破壊するような行為を行う上で、まず邪魔になる障害を取り除くために首相の権限をフルに活用する。法律で委ねられた権限を行使しているだけとの見方もあろうが、そもそもそうした権限が内閣に委ねられているのは、そうした個々の機関の暴走を防ぐためであり、首相の権力を私物化するためではない。それを自身の権力や権限の拡大のために利用する行為は、権力の目的外利用であり、権力の濫用に他ならない。"

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“「無理して頑張らなくても構わない」ということになると、みんな怠惰になって何もしなくなって社会が崩壊してしまうとか言う人がいて、そういう人が怠惰な人を叱りつけたり脅したりするんだけれど、くだらない。 叱ったり脅したりしないと崩壊してしまうようなシステムはロクなものじゃないし、そんなんだったら別に滅んでもいいと思う。”

“「無理して頑張らなくても構わない」ということになると、みんな怠惰になって何もしなくなって社会が崩壊してしまうとか言う人がいて、そういう人が怠惰な人を叱りつけたり脅したりするんだけれど、くだらない。
叱ったり脅したりしないと崩壊してしまうようなシステムはロクなものじゃないし、そんなんだったら別に滅んでもいいと思う。”


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“途中で仕事を止めることに抵抗する隊員もいる。しかし、長期戦を戦うためには、短期的な感情に流されず、しっかり疲労をコントロールしなければならない。隊員にとって、休養することは、頑張ることと同じ、いやそれ以上に必要な「仕事」なのだ。”

“途中で仕事を止めることに抵抗する隊員もいる。しかし、長期戦を戦うためには、短期的な感情に流されず、しっかり疲労をコントロールしなければならない。隊員にとって、休養することは、頑張ることと同じ、いやそれ以上に必要な「仕事」なのだ。”

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“ 「アートシーン全体が、厚顔無恥の一大劇場だ。口にする値打ちもない。」 ゲルハルト・リヒター ”

「アートシーン全体が、厚顔無恥の一大劇場だ。口にする値打ちもない。」

ゲルハルト・リヒター



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“反応せずに、まず理解する──これが、悩みを解決する秘訣です。特に「心の状態を見る」という習慣を持つことで、日頃のストレスや怒り、落ち込みや心配などの「ムダな反応」をおさえることが可能になります。”

“反応せずに、まず理解する──これが、悩みを解決する秘訣です。特に「心の状態を見る」という習慣を持つことで、日頃のストレスや怒り、落ち込みや心配などの「ムダな反応」をおさえることが可能になります。”

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“そうやって反射的にウソをつく習性がある人っていうのは、もしかしたら昔は「なんで」と聞かれて正直に答えていたけど、その答えに対して「言い訳するな!」と返されてきた人なのかもしれないですね。 そりゃウソもつくようになるわ。”

“そうやって反射的にウソをつく習性がある人っていうのは、もしかしたら昔は「なんで」と聞かれて正直に答えていたけど、その答えに対して「言い訳するな!」と返されてきた人なのかもしれないですね。
そりゃウソもつくようになるわ。”


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“「世界中の2割の人はあなたがどんな行動をとってもあなたの事を嫌いになる。 6割の人は行動によって好き嫌いが分かれる。 でも残りの2割の人はあなたがどんなヘマをしてもあなたの事を好いてくれる。 世界はそういう比率でできてるらしい。」その事を母に聞いて私は結構心が楽になった。”

“「世界中の2割の人はあなたがどんな行動をとってもあなたの事を嫌いになる。
6割の人は行動によって好き嫌いが分かれる。
でも残りの2割の人はあなたがどんなヘマをしてもあなたの事を好いてくれる。
世界はそういう比率でできてるらしい。」その事を母に聞いて私は結構心が楽になった。”


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“マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは「ヒトラーがドイツでやったことはすべて合法だったことを忘れるな」と言った。合法だから善とは限らないし、違法であっても悪とは限らない。”

“マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは「ヒトラーがドイツでやったことはすべて合法だったことを忘れるな」と言った。合法だから善とは限らないし、違法であっても悪とは限らない。”

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“人に大切なのは自信をもつことだ。私が孤児院にいたとき、腹をすかせて街をうろついて食いものを漁っていたときでも、自分では世界一の大役者ぐらいのつもりでいた。つまり勝ち気だったのだ。こいつをなくしてしまったら、人はうち負かされてしまう。(Charles Chaplin)

“人に大切なのは自信をもつことだ。私が孤児院にいたとき、腹をすかせて街をうろついて食いものを漁っていたときでも、自分では世界一の大役者ぐらいのつもりでいた。つまり勝ち気だったのだ。こいつをなくしてしまったら、人はうち負かされてしまう。(Charles Chaplin) 

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“寝てる時より起きてる時の方が眠いね。”

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“それでも本でなければ得られないものは何か。それは、知識の獲得の過程を通じて、じっくり考える機会を得ることにある──つまり、考える力を養うための情報や知識との格闘の時間を与えてくれるということだと私は思います”

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“本当は、運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。わたしに言わせれば、運動が脳にもたらすそのような効果は、体への効果よりはるかに重要で、魅力的だ。”

“本当は、運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。わたしに言わせれば、運動が脳にもたらすそのような効果は、体への効果よりはるかに重要で、魅力的だ。”

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“あのですね、今の40歳の人だと一歳ごとに240万人ぐらい日本人がいるんですが、今の20才の人は120万人くらいしかいなくて、去年産まれた子は100万人ちょっとなのよ。「何時でも辞めろ、代わりはいくらでもいる」という時代は終わったの。人手が何よりも貴重な時代になったの。”

“あのですね、今の40歳の人だと一歳ごとに240万人ぐらい日本人がいるんですが、今の20才の人は120万人くらいしかいなくて、去年産まれた子は100万人ちょっとなのよ。「何時でも辞めろ、代わりはいくらでもいる」という時代は終わったの。人手が何よりも貴重な時代になったの。”

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