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選択圧と多様性に向けた放散

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アル・ゴアが10年ぶりに「不都合な真実2」を発表

日本にもプロモーションに来ていて

インタビューの席では

ペットボトルの水を拒み

ガラス瓶に入った水を用意させたらしい

いいことだ


地球温暖化はウォルマートも危機感を抱いているという

温暖化によりハリケーンや洪水が起きて

スーパーの店舗が大被害を受けるからだという


投資家は、環境問題に敏感に対処している会社しか

生き残ることができないと見て

資金の配分を見直していると聞く


進化の様子を観察すると

選択圧はいつでもかかっているのだが

あるときは一方向への進化が素早く進むことがあり

あるときはいろいろな方向に放散することがある


選択と放散は常に起こっているのだろうが

時期によってどちらかが目立つことがある


最近の人間の脳を考えてみると

はっきりと放散の時期に入ったのではないかと思う

つまり、多様化を最大限に進める時期だ

そのあとで、選択の圧力が強く作用する時期が来ると思う


この様子は環境因がどのくらい効いているのか

もちろんよくわからないが

たとえば環境ホルモンのようなものが

生物の生育に影響を与え

今までにないような遺伝子とその外部形態をもたらす


今まで選択圧として厳然と存在していたものが

温暖化、環境ホルモン、その他の要因により弱められ、

多様性が進行する事態である


たとえば知性のあり様を見ても

人工知能の未来を考えれば

人間の知性の在り方も従来のままでは不足なのではないかと考えられている


昔風の頭のいい人は人工知能で置き換え可能な部分が大きいのだろう


そのためにもいま、大規模な放散が生じていることは

合目的的であるが

それを言えば論理が逆転しているので注意が必要である


これまでは不都合であった脳も

これからの環境次第では適応的になる可能性が大いにある

人工知能が常にそばにあるという環境を前提に考えれば

知能というものの定義からして変化していきそうである


意識的ではなく他人を怒らせてしまう人

意識的ではなく他人に嫌われてしまう人

そんな人達ももう自分を適応不全だなどと思わなくていい

そのような遺伝子も、多様性の一部として存在価値があるのだ


いろいろと気を遣い、心をすり減らして、集団の中でうまくやる人が

大人だとかいうイメージが昔はあったとしても

これからはそうとはかぎらない

多数派が勝利するとは限らないからだ


何かの原因で恐竜は絶滅した

そのころ哺乳類はさして有望とはいえない存在だった

たとえていえばそんな感じのこと


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