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マンガでもかまわないから読め

9:00貼り絵(カウンセリング)など→入浴or運動を30分。
11:30昼食→午後は自由時間(読書)。
16:00点呼→16:30夕食→自由時間(読書orテレビ)。
21:00消灯。
つまり、鑑別所の一日のうち、3分の1は睡眠で、3分の1は読書、残りはその他(食事など)。
とにかく鑑別所では読書を推薦されます。
マンガでもかまわないから読め、と。
※鑑別所1施設における平均蔵書2700冊、少年院1施設における平均蔵書5600冊。
そして、これは鑑別所の法務教官経験者から聞いた話なのですが……
「鑑別所や少年院で読書する奴は立派に更生する。
 ダメなのは読書しない奴。そういう奴は少年院から刑務所まで経験する」
「だから、一人でも更生してほしくて、我々は読書を勧める。
 なんとか読書をしてほしくて、色んな本を取り揃える」
「信じられないかもしれないが、鑑別所にやってくる少年の多くが、勉強ができないとか、勉強嫌いなんじゃなくって、日本語を理解できないんだよ。
 日本語の文章を読んでも意味がわからないんだ。
 文章を繰り返し何度も読んでもわからないから、言葉で聞かされたって、やっぱり意味がわからない。
 だから、悪い先輩に、唆されたり、騙されたり、口車に乗せられたりするんだ」
「だから、とにかく読書をさせる。
 くだらない本でいいから、本を面白いと思わせる。
 読書は、量だよ。
 名作云々なんて、読書習慣ができてからでいいんだ」
「勉強するにしても、本を読めないと意味が無いんだ。
 本を読めないってことは、本当に苦労するんだ。
 それは少年院勤務していた時も同じだった。少年院では16歳以上だと資格試験をバックアップするんだが、本を読むことも出来ない子は簡単な資格さえ取れないんだ。」


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