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「子どもにむかって絶望を説くな」

要するに児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、
「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。
生きててよかったんだ、生きてていいんだ、というふうなことを、
子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた
基本的なきっかけだと思います。
「子どもにむかって絶望を説くな」ということなんです。
『本へのとびら――岩波少年文庫を語る | 宮崎 駿』    



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