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トランプ支持のアメリカの人々語る

「共和党で2位のクルーズの妻はゴールドマン・サックスという大投資銀行の元幹部だ。この会社はヒラリー・クリントンに3回の講演料として計67万5千ドル(7400万円)を払っていたんだ」

若かった頃、民主党は勤労者を世話する政党だった。ところが10~15年前ぐらいからか、民主党は勤労者から集めたカネを、本当は働けるのに働こうとしない連中に配る政党に変わっていた。勘定を労働者階級に払わせる政党になっていたんだ

70年代以降、工場の仕事が海外に流出し、収入が下がり、若者が街を去ることが当たり前になった。なんで人件費の安い国々と競わないといけないのかとの疑問は募るばかりだった。仕事があふれ若者が多く、活気にあふれていた時代が、もう戻ってこないこともわかっている。だから、なんでこうなったのかという不満と、この街で生きていけるのかという不安がこの街には強い

不法移民や働かない連中の生活費の勘定を払わされていることに、みんな気付いていた。そこに問題があることはずっと知っていたけど、自分たちに余裕があり、暮らしぶりに特段の影響もなかった頃は放置していた。ところが収入が目に見えて落ち始め、もう元の暮らしには戻れないと分かり始めた頃、多くのミドルクラスが『もう他人の勘定までは払えない』と訴えるようになった。『もう十分だ』『フェア(公平)にやってくれ』との声が高まり、限界に達しようとしている時にトランプが登場した。おれたちが思ってきたことを、一気に大統領選の中心テーマにしてくれた。それだけでもトランプに感謝している

特定業界のカネで選挙を勝ち抜いた大統領では、結局は何も変えられない。業界も意味もなくカネを出さないはずだ。

トランプにクルーズにサンダースだろ。おかしな候補者ばかりで投票する気も起きねえ

普通選挙の実現のために先人が闘ってきた。その権利を行使しないなんて信じられない!

古くからの民主党員に、共和党のトランプ氏への投票を呼び掛ける「クロス・オーバー(越境して)トランプに投票を」

トランプ氏を支持するのは、従来の政治家と違い、選挙資金の多くを自己資金で賄っているからだという。「実際に国の主要政策を変えるとなると、そこで利益を得てきた大企業は猛反発する。そういった改革を実施できるのは、資金面で特定の誰かに世話になっていないトランプ氏しかいない」

リゴダイスさんには苦い思い出がある。2010年の上院選で、若き政治家ルビオ氏を支援した。「ところがルビオはワシントンで、エスタブリッシュメントに取り込まれてしまいました。彼らに同調しないと重要な委員会ポストをもらえず、次の選挙資金も集まらないと吹き込まれたのでしょう」リゴダイスさんは、主流派や業界に頭を下げなくてよい大富豪に改革を期待したいのだという。

みんなが怒っているのは、雇用の喪失が主な原因と思う。共和党も民主党もどっちもグローバル化への対応で失敗した。米国の勤労者を陥れたのよ。勤労者の声はあまりにも長く無視されてきた。サイレント・マジョリティー(声なき多数派)なのです

米国人はモノづくりをしなくなってしまった。多くが海外に出て行った。トランプは、それらを取り戻すと言ってくれている。私は高校卒業以来、工場労働者を32年間やってきた。80年代は仕事があふれ、若かったので週7日、毎日12時間も働いた。飛行機の部品を作った。作っても作っても注文が来た。本当に忙しい時代だった

クリントン大統領時代の北米自由貿易協定(NAFTA)から物事が悪い方向に流れ始めた。製造ラインが次々と不採算と認定され、メキシコに出た。間もなくブラジルや中国にも流れた。米国で800人を解雇した会社が直後にメキシコで同じ数を採用した。そんなニュースの繰り返しだった

アメリカンドリームはもうない。必死に働いてきた私が32年後の今も中流の下の暮らしなのですから

私の主張は、日本人にもわかってもらえると思うが、どうだろうか? 日本もテレビ生産では稼げなくなっているでしょう? 米国の量販店は、今や韓国や中国の200ドルのテレビばかり。日本にもトランプ氏みたいな実業家の指導者が誕生するといいですね

以前のような「超大国」としての余裕を失った米国は、従来の常識に縛られず、まずは自国民の利益を優先するべきだとの考え方だ。通商政策でも安全保障政策でも移民政策でもトランプ氏の主張にはこれが通底していて、専門家からは荒唐無稽と批判されても、支持者からは喝采を受けている。トランプ氏は自身の立場を「アメリカ・ファースト(米国第一)」と呼んでいるが、見事に支持層に響いている。




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