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朝日新聞 日本会議を大特集

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<日本会議を大特集>
 たまに朝日新聞のネットを見て感じる点は、表現が穏健なため重要記事を見過ごしてしまうことだ。飼い猫のようで迫力がない。だが、眠ってしまっていたわけではなかった。憲法破壊勢力の本丸を密かに取材していた。それを記事にした。極右の秘密結社・日本会議の特集をしたのだ。ネット掲示板で確認できた。快挙である。朝日の権力監視の姿勢は、再生したと判断したい。CIAの回し者がいなくなった証拠でもあろう。大分批判させてもらったが、この日のためである。日本・アジア諸国民のためでもある。

<極右(靖国派)の思想・政治基盤>
 自民党支援宗教団体というと、昔から神社本庁など不気味な極右の宗教団体が存在していたが、彼らはせいぜい金と票でコントロールする政治屋を使って「宗教政治研究会」を立ち上げるのが精一杯だった。生長の家教祖・谷口雅治信者が中心になっていた。
 今から考えると、旧田中派の小渕恵三が病に倒れた後、突如、森喜朗が登場した。森の神社信仰が「日本は天皇中心の神の国」という時代がかった発言となって内外に衝撃を与えたが、彼が失脚すると、それが小泉純一郎に継承されていた。

<森・小泉時代から官邸支配>
 このことを本人と靖国派以外は、だれも気付かなかった。彼の靖国参拝は確か6回に及ぶ。他方で、アフガン・イラク戦争に加担、靖国参拝に対するワシントンの懸念を打ち消すことに成功した。愚かなワシントンの主を、靖国と同じ明治神宮へと案内させてもいた。ということは、既に森・小泉時代において、神社本庁・生長の家を基盤とした日本会議は、秘密裏に官邸をリモコンする力を有していたことになる。

 A級戦犯の孫の擁立と、失敗すると再び復活させた黒幕が、日本会議なのだ。ここまで朝日が分析したかどうか。戦犯の遺伝子を活用する日本会議の野望には、ひたすら驚くばかりだ。同じ境遇のドイツでは、想像さえも出来ない。

<戦前派(神社本庁・靖国)の拠点>
 神社本庁と連携する谷口信仰(生長の家)と靖国・天皇主義が、彼らの太い思想基盤なのであろう。平沼赳夫や石原慎太郎も宗教右翼の仲間なのだ。信仰で結ばれた関係は、時に強力である。ここから、戦後政治に挑戦する安倍内閣の性格を読み取ることが出来る。
 それは歴史観にも及ぶ。皇国史観である。靖国の歴史館をまだ見ていないが、自民党の元幹事長・加藤紘一は「このことが世界に知れ渡ると、大きな問題になる」と指摘して久しい。自民党最後のリベラル派の加藤が、小泉・日本会議に排除された理由も理解できる。加藤側近の現幹事長の谷垣が、加藤決起を抑え込んだ理由も見えてくるだろう。
 自民党の源流はリベラルの吉田茂と極右・戦前派の靖国派・岸信介であるが、前者の政治グループは、悲しいかな消滅したかに見える。筆者が、興味を失って永田町から遠ざかる理由ともなった。

<官邸を支配した日本会議>
 国民は何も知らない。知らされていない。戦前派・極右の政権に気付いていない。それは欧米・アジア諸国も、である。北京がいつ気付くのであろうか?
 これは日本会議の広報宣伝を受け持っている、読売・産経メディアが決して記事にしない理由でもある。今回、朝日はその禁を破って特集を組んだわけで、遅まきながら官邸の裏庭を暴いたことになる。
 惜しむらくは森や小泉内閣の時代に公開する責任が、日本ジャーナリズムに課せられていた。筆者を含め慙愧の念に耐えない。 

<平和憲法敵視の源流>
 戦前派の思想基盤は天皇絶対性にある。明治の強兵・脱亜に基本を置いている。侵略性を帯びてもいる。天皇元首論が改憲の第一、同時に戦争放棄の9条解体にある。これが至上命題であることは、中曽根改憲論も裏付けている。
 気が付くと、岸信介ー中曽根康弘ー安倍晋三へと継承された戦前派・国家神道派が官邸を支配して久しい。既に安倍周辺の280人前後の国会議員が日本会議のメンバーとなっている。

<財閥との一体化>
 日本会議の力の源泉は、財閥との一体化にある。筆者の永田町行脚の成果は、財閥史観ともいえるもので、政治を動かすカギは金が全てである。明治の富国強兵論は、政商から超巨大化した日本の財閥の実力を裏付けている。
 軍閥・政界・官界を操った財閥の存在を占領軍は見逃さなかった。財閥解体はそうして実現したが、戦後財閥は朝鮮戦争を契機に復活、現在、日本の政府は財政破綻寸前だが、財閥は莫大な資産を保有してびくともしていない。
 財閥と日本会議の一体化が、この国とアジアの将来を暗いものにさせている元凶である。
 夏の選挙で逆転できるか、この国とアジアの将来を決めることになる。朝日新聞の決起しだいで、その帰趨が決まるかもしれない。民進党と野党統一の行方を堂々と報道、読売化に抗してもらいたい。



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