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自然科学の進歩と人間の心理の停滞

"自然科学はこんなにも進歩した
応用科学もこんなにも進歩した
パーソナルコンピュータではたくさんのすばらしいことができるようになった
ドローンは思いがけないような体験をさせてくれるほどだ
宇宙に飛行船を飛ばして探索できるようになった
DNAの調査も進行して遺伝子操作もいろいろに考えられている
テレビはますます高精細になった

こんな時代なのに
人間は大昔のように戦争の準備をしている
隣の国が攻めてくると言って国民を恐喝し支配する
平和主義者を愛国心が足りないと言って攻撃する
便乗してのし上がる人たちがいる

戦争の心理学も少しは蓄積ができたが
戦争を放棄させるメカニズムを開発する程度にまでは達していない

特に宗教心理学の分野は暗闇である
キリスト教原理主義とイスラム教原理主義のぶつかり合いを
どうすることもできない

ナチスによるユダヤ人の迫害についてさまざまに資料は積み上がりつつあるのだが
問題が大きすぎて簡単な方程式にはできない

もちろん、宗教だけが理由で戦争をするのではない
しかし追い詰められたときに力を発揮するのは宗教的信念ではないかとも思う

また一方で、米国国民についての統計で、科学的な進化論を理解して正しいと思っている人は
10%に満たないとの結果もあるようで、
科学の進歩の結果が人々のあいだに浸透するには相当の時間がかかるものなのだろう
天動説と地動説のようなものか
"

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