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「肺」という字のつくりについて

本題は肺のつくりの方「市」です。これ、実は「市場」の「市」とは違うんです。「肺」という字、実は8画なんです。9画じゃないんですよ。このつくりの部分は「市(シ・イチ)」ではなく「市(フツ)」といい、真ん中の棒は全部つながっているとのこと。
現在は区別されずに9画として使われていることが多いようですが、正確には8画らしいです。たとえば木ヘンの「柿(かき)」と「杮(こけら)」についても、同様に前者が9画、後者が8画です。こけらとは、木片の意味です。こけら落としという言葉が現代に残っていますね。

 この市(フツ)という字は、もともと植物の双葉がぱっと開く様子を表した象形文字で、左右に分かれている双子の臓器 である肺に対してあてがわれたという由来があります。確かに、解剖学的には双葉が開いたように見えますよね。

 「肺」という漢字のヘンは「にくづき(月)」ですね。切った肉を表すもので、お月様の月とは本来由来が異なります。


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