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NHKで自閉性スペクトラム障害者の手記の話 たていての自閉性スペクトラム障害者は 発声言語によるコミュニケーション障害があるので この人は言葉がよく分かっていないのだと思われることになる そこで言語以外の通路を考えようということで 絵画を使ったり、遊びの中でコミュニケーションしたり、いろいろと試みがある 最近では 語ることもできず、計算もできない子に タブレット端末をもたせると 自己表現もできたし算数の計算問題も解くことができたという例もある 番組で紹介されていたのは、幼い頃から文字に興味を持ち、

NHKで自閉性スペクトラム障害者の手記の話

たていての自閉性スペクトラム障害者は
発声言語によるコミュニケーション障害があるので
この人は言葉がよく分かっていないのだと思われることになる

そこで言語以外の通路を考えようということで
絵画を使ったり、遊びの中でコミュニケーションしたり、いろいろと試みがある

最近では
語ることもできず、計算もできない子に
タブレット端末をもたせると
自己表現もできたし算数の計算問題も解くことができたという例もある

番組で紹介されていたのは、幼い頃から文字に興味を持ち、
ノートパソコンで文字入力して、見事な文章を書く子供

発話によって他者と交流することは難しそうだ

しかし、僕はなぜジャンプするのか、などを文章で説明できる

僕は周りの人にどうしてほしいのか、なども分かりやすく書いている

ーーー
ずっと昔は、言葉が話せないのだから知能が低いのだろうと単純に分類されていた
しかし知能そのものではなくてコミュニケーション障害があるのだと認識されてきた

そして発話に代わるコミュニケーション形式を用いれば
内在する感情や思考を外に表現できることもわかってきた

ーーー
こうしたテレビ番組の意義は、ひとつはもちろん、家族の理解が変化するということだろう
しかしまた一方で、
実際の自閉性スペクトラム障害の人に接したこともない人に
だいたいこんなふうな人、というイメージを持ってもらう点で役立つだろう

小説に書かれていたり、解説書もあるけれども、それは一面というものであって、
なかなかむつかしい
また自閉性障害といってもかなりの幅があるので
それを抽象的にまとめて表現すれば、
分かる人には分かるけれども、これから分かろうとする人には難しい事にもなる

中には、DSMなどの診断基準の文章を読んで、
自分もこれだと思ったり、
自分の夫はこれだと思ったり、
自分の妻はこれだと思ったり、
色々なケースが発生する

文章を読むだけよりも、映像で見ることは理解が早いだろうと思う

しかしまた、映像では、多様性や共通性を表現することは難しい面もある

ーーー
解明が未熟な領域では、自分なりの理解がどの程度正解なのか、よく分からないことがある
賢い人は自分の理解にも留保をつけて慎重になるが
賢さの足りない人は、自分の理解の正しさに疑問を持たない
自分が見たものが唯一の正解であると信じこみ、多様な可能性を考えることがない

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