ちょうつがい式のドアの開閉
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新型コロナ感染症の接触感染のこともあり、ドアノブがレバーの場合、押すときは、肘でレバーを回して押すことができるので都合がよい。ところが、そのドアは、引くときにはレバーをつかんで引くしかないようで残念なことだ。
そこで、出る時も入るときも、どちらもレバーを回して押す、というタイプのドアを作ったらいいと思うのだが、どうなんだろう。
強度が足りないとか、防犯上の問題がありそうだが。
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“試して良かったのは、タオルをふんわりさせる裏ワザ。 洗った後、干す前に20回振るってやつ。ほんとにふんわりする。 柔軟仕上げ剤いらず。そして腕の運動にもなる。”
“試して良かったのは、タオルをふんわりさせる裏ワザ。 洗った後、干す前に20回振るってやつ。ほんとにふんわりする。 柔軟仕上げ剤いらず。そして腕の運動にもなる。”
" 執着しないという考えに執着している人 みんなと同じは嫌だとみんなと同じように考えている人 "
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執着しないという考えに執着している人
みんなと同じは嫌だとみんなと同じように考えている人
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“以前講演会で「一人でエネルギーを充電出来るタイプと集団の中で充電出来るタイプがいる。自分のお子さんはどっちですか?また自分はどうですか?親が集団タイプで子が一人タイプだと時々不幸が起こります(一人で遊ぶ事に親が嘆く、友達作りに固執するなど)」と言うのを聞き目からウロコが落ちた事が”
“以前講演会で「一人でエネルギーを充電出来るタイプと集団の中で充電出来るタイプがいる。自分のお子さんはどっちですか?また自分はどうですか?親が集団タイプで子が一人タイプだと時々不幸が起こります(一人で遊ぶ事に親が嘆く、友達作りに固執するなど)」と言うのを聞き目からウロコが落ちた事が”
“だるいから花のお水を換えなくていいか、とかちょっと失敗したけどシュー生地をこのまま使っちゃえ、とか思わなくなる。 自分の中での小さなつまずきをそのままにしておくと、それがかなり早い時期に自分にはっきりと返ってくることを、私は学び始めていた。食は人間の本能に関係があるから、いっそう露骨にいろんなことが出てしまうのだ。はじめは自分の胸だけにしまっておいても、なにか別の形でかならず表に出てしまう。まじめに、地味に、個性や思い入れをなくして、ていねいにやること以外にはなにもできることはないのだ。”
“だるいから花のお水を換えなくていいか、とかちょっと失敗したけどシュー生地をこのまま使っちゃえ、とか思わなくなる。 自分の中での小さなつまずきをそのままにしておくと、それがかなり早い時期に自分にはっきりと返ってくることを、私は学び始めていた。食は人間の本能に関係があるから、いっそう露骨にいろんなことが出てしまうのだ。はじめは自分の胸だけにしまっておいても、なにか別の形でかならず表に出てしまう。まじめに、地味に、個性や思い入れをなくして、ていねいにやること以外にはなにもできることはないのだ。”
“単独で「誰にも迷惑をかけない、かけられない」生き方を貫くより、集団的に生きて「迷惑をかけたり、かけられたり」するほうが生き延びる確率が圧倒的に高いんですから。”
“単独で「誰にも迷惑をかけない、かけられない」生き方を貫くより、集団的に生きて「迷惑をかけたり、かけられたり」するほうが生き延びる確率が圧倒的に高いんですから。”
“本当に酷いことをした親友に「許してくれ」って言われた男が「許そう。でも忘れないぞ。」って返したのは本当に柔らかな愛そのものだった”
“本当に酷いことをした親友に「許してくれ」って言われた男が「許そう。でも忘れないぞ。」って返したのは本当に柔らかな愛そのものだった”
“月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。”
“月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。”
“きみは理不尽に報われ、理不尽に救われる。きみは理不尽に成功し、理不尽に失敗する。きみは理不尽に幸福になり、理不尽に不幸になる。これがきみが知っている唯一の人生の「かたち」なんだ。もうごまかすのはやめよう。何も見通せない。何も納得できない。それが人生なんだ。 どうだね。なぜかほっとするのではないかなあ。” — カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―
“きみは理不尽に報われ、理不尽に救われる。きみは理不尽に成功し、理不尽に失敗する。きみは理不尽に幸福になり、理不尽に不幸になる。これがきみが知っている唯一の人生の「かたち」なんだ。もうごまかすのはやめよう。何も見通せない。何も納得できない。それが人生なんだ。 どうだね。なぜかほっとするのではないかなあ。”
— カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ―
“すぐ不機嫌になる人は基本甘ったれてるっていうのはすごいわかる。穏和な人って結局大人なんだなーと思う。自分の機嫌を自分でコントロールできること、不機嫌で他人をコントロールしようとしないこと。年齢関係なくそれが大人ってことなんだろう。”
“すぐ不機嫌になる人は基本甘ったれてるっていうのはすごいわかる。穏和な人って結局大人なんだなーと思う。自分の機嫌を自分でコントロールできること、不機嫌で他人をコントロールしようとしないこと。年齢関係なくそれが大人ってことなんだろう。”
“ 「運」は、自分でつかまなくちゃいけない。 このつかむということは、例えば漫画を描いているとすれば、仕事がこなくても、絶えず描いていなくちゃいけないんです。そうしないと、運は巡ってきません。やめてしまえば、そこで終わり。必ず続けていなくちゃいけない。 すると、何かしら運というのはやってくるんです。その時に、パッとつかむんです。ただ、つかむためには、自分がやり続けていないといけない。 あるバレエの評論家が、「やなせさん、私はこの頃仕事がすっかりなくなって、いったいどうすればいいでしょう」って聞
“
「運」は、自分でつかまなくちゃいけない。
このつかむということは、例えば漫画を描いているとすれば、仕事がこなくても、絶えず描いていなくちゃいけないんです。そうしないと、運は巡ってきません。やめてしまえば、そこで終わり。必ず続けていなくちゃいけない。
すると、何かしら運というのはやってくるんです。その時に、パッとつかむんです。ただ、つかむためには、自分がやり続けていないといけない。
あるバレエの評論家が、「やなせさん、私はこの頃仕事がすっかりなくなって、いったいどうすればいいでしょう」って聞いてきた。僕は 「それはねえ、あなたにとって、とてもいいんじゃないですか。いま、時間がたくさんあるでしょう。この空いている時間を利用して、バレエについての研究をしなさい。それを一生懸命やればいいんですよ」と言ったんです。
それから2年くらい経って、その人に会ったんです。「やなせさん、ありがとうございました。じつは言われた通り、私は仕事じゃなしに、やり残していたバレエの研究を始めたんです」って言うの。すると、その研究をやっているうちに、仕事がどんどんくるようになったって。そういうもんなんですね。つまり、やっている人のところには、なぜかくるんだ。何もしてない人のところにはきません。
”
やなせたかし
“ 人間の心は放っておくと、 九割は否定的方向に傾いてしまいます。 だから常に肯定的思考を 身につけなければなりません。 - ジョセフ・マーフィー - ”
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人間の心は放っておくと、
九割は否定的方向に傾いてしまいます。
だから常に肯定的思考を
身につけなければなりません。
- ジョセフ・マーフィー -
”
自分で自分に命令する。だから、人間は「自由」なのです。したいことをする、これは自由ではありません。欲望や感情などに支配されています。それでは、動物とおなじです。したいことをがまんして、しなくてはならないことができる、これが人間の「自由」なのです。(カント)
自分で自分に命令する。だから、人間は「自由」なのです。したいことをする、これは自由ではありません。欲望や感情などに支配されています。それでは、動物とおなじです。したいことをがまんして、しなくてはならないことができる、これが人間の「自由」なのです。(カント)
“西洋では「自分の人生や幸せを自分で責任を持ちコントロールする人」が大人という認識で、日本だと「我慢するのが大人」という文化のコンフリクトがあって困っている”
“西洋では「自分の人生や幸せを自分で責任を持ちコントロールする人」が大人という認識で、日本だと「我慢するのが大人」という文化のコンフリクトがあって困っている”
“会社の外国人がSlackに投稿してたけど、次の理由からフェンシングは完璧なコロナ対策競技らしい 1. マスクをしている 2. 手袋もしている 3. 相手が2m以内に近づいてきたら刺突する 日本では剣道の人たちが感染したとかでしばらく道場は休みだと言ってました。 競技そのものでは感染はしにくいのだろうが、 練習や準備や着替えやその後の交流などを含めて 感染の危険ありということなのだろうか ”
“会社の外国人がSlackに投稿してたけど、次の理由からフェンシングは完璧なコロナ対策競技らしい
1. マスクをしている
2. 手袋もしている
3. 相手が2m以内に近づいてきたら刺突する
日本では剣道の人たちが感染したとかでしばらく道場は休みだと言ってました。
競技そのものでは感染はしにくいのだろうが、
練習や準備や着替えやその後の交流などを含めて
感染の危険ありということなのだろうか
”
“読書のない生活は危険だ。人生だけで満足しなくてはならなくなる。 読書しすぎる生活も危険だ。人生が必要なくなる。 ”
“読書のない生活は危険だ。人生だけで満足しなくてはならなくなる。
読書しすぎる生活も危険だ。人生が必要なくなる。
”
“大学ができて知識を公表する事が名誉とされるまで 知識というのは特定の一族が独占するのが普通だった その一族が滅びたら知識ごと消える ピラミッドを作る技術をもっていた一族も滅びた”
“大学ができて知識を公表する事が名誉とされるまで 知識というのは特定の一族が独占するのが普通だった その一族が滅びたら知識ごと消える ピラミッドを作る技術をもっていた一族も滅びた”
“子どもに学んでほしいことは、失敗した時にどう責任を取ればいいか、次に同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればいいかということである。謝ることではない。失敗した時、親が怖ければ、子どもは失敗することを恐れるようになることもある。”
“子どもに学んでほしいことは、失敗した時にどう責任を取ればいいか、次に同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればいいかということである。謝ることではない。失敗した時、親が怖ければ、子どもは失敗することを恐れるようになることもある。”
“何故今の若い子はストレートな反抗をしないのかというと、尾崎豊の歌に出てくる反攻とは、相手に受け止めてもらうという前提の甘えと、将来はその共同体に取り込まれることが約束されているから。しかし、それは今の若い子達が大人に対して抱いている感情である、「絶望」とは質が異なる”
“何故今の若い子はストレートな反抗をしないのかというと、尾崎豊の歌に出てくる反攻とは、相手に受け止めてもらうという前提の甘えと、将来はその共同体に取り込まれることが約束されているから。しかし、それは今の若い子達が大人に対して抱いている感情である、「絶望」とは質が異なる”
“ 先日、お昼休みにアルジェリア出身の研究者とナイジェリア出身の学生さんと一緒に食堂にゆくという、一生のうちもう二度とないだろうという機会に、誰もが中学時代に考えたであろう質問をしてみた。 「君らの国って、名前が似てるけど何か関係あるの?」 「はぁ?」と二人。 アルジェリア出身「アルジェリアのAlはアラビア語の定冠詞で、ジェリアは島々みたいな意味だよ」 ナイジェリア出身「ナイジェリアの国名はニジェール川に由来しているんだ。隣国はニジェールだし」 僕「なるほど。ぜんぜん関係ないのか―」 さらに僕から
“
先日、お昼休みにアルジェリア出身の研究者とナイジェリア出身の学生さんと一緒に食堂にゆくという、一生のうちもう二度とないだろうという機会に、誰もが中学時代に考えたであろう質問をしてみた。
「君らの国って、名前が似てるけど何か関係あるの?」
「はぁ?」と二人。
アルジェリア出身「アルジェリアのAlはアラビア語の定冠詞で、ジェリアは島々みたいな意味だよ」
ナイジェリア出身「ナイジェリアの国名はニジェール川に由来しているんだ。隣国はニジェールだし」
僕「なるほど。ぜんぜん関係ないのか―」
さらに僕から説明。
「日本語では『ある』がexist, 『ない』はnot existだから、『ジェリア』が有るのがアルジェリア、無いのがナイジェリアなんだろうな、とつい思ってしまうんだよーw」
ここで、ある程度日本語を知っているアルジェリア出身研究者、腹を抱えて大爆笑。
”
感染者数の多い主な国(5月17日正午時点厚労省とりまとめ)
感染者数の多い主な国(5月17日正午時点厚労省とりまとめ)
感染者数 | 死亡者数 | |
---|---|---|
米国 | 1465066 | 88675 |
(うちニューヨーク州) | (348232) | (22478) |
ロシア | 271650 | 2533 |
英国 | 240161 | 34466 |
ブラジル | 233142 | 15633 |
スペイン | 230698 | 27563 |
イタリア | 224760 | 31763 |
ドイツ | 175752 | 7938 |
トルコ | 148067 | 4096 |
フランス | 142291 | 27625 |
イラン | 118392 | 6937 |
ペルー | 88541 | 2523 |
インド | 85940 | 2752 |
中国 | 82947 | 4634 |
カナダ | 75853 | 5679 |
ベルギー | 54989 | 9005 |
サウジアラビア | 52016 | 302 |
日本 | 16285 | 744 |
韓国 | 11050 | 262 |
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値
世界の感染死者数が30万人を突破(5月15日)
米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計で、日本時間15日朝、世界の死者数が30万人を超えた。国別では米国の8万5000人が最多で、英国(3万4000人)、イタリア(3万1000人)と続く。感染者数は442万に達し、米国が141万人と全体の3分の1を占める。足もとでは欧米の感染者増下ペースはやや緩みつつある一方で、南米や南アジアでの感染拡大が顕著となっている。
記録しておきたい 検察庁法改正案 元検事総長ら反対意見書の全文
記録しておきたい
検察庁法改正案 元検事総長ら反対意見書の全文
◆一
東京高検の黒川弘務検事長は、本年二月八日に定年の六十三歳に達し退官の予定であったが、直前の一月三十一日、その定年を八月七日まで半年間延長する閣議決定が行われ、同氏は定年を過ぎて今なお現職にとどまっている。
検察庁法によれば、定年は検事総長が六十五歳、その他の検察官は六十三歳とされており(同法二二条)、定年延長を可能とする規定はない。従って検察官の定年を延長するためには検察庁法を改正するしかない。しかるに内閣は同法改正の手続きを経ずに閣議決定のみで黒川氏の定年延長を決定した。これは内閣が現検事総長稲田伸夫氏の後任として黒川氏を予定しており、そのために稲田氏を遅くとも総長の通例の在職期間である二年が終了する八月初旬までに勇退させてその後任に黒川氏を充てるための措置だというのがもっぱらの観測である。一説によると、本年四月二十日に京都で開催される予定であった第四回国連犯罪防止刑事司法会議で開催国を代表して稲田氏が開会の演説を行うことを花道として稲田氏が勇退し黒川氏が引き継ぐという筋書きであったが、新型コロナウイルスの流行を理由に会議が中止されたためにこの筋書きは消えたとも言われている。
いずれにせよ、この閣議決定による黒川氏の定年延長は検察庁法に基づかないものであり、黒川氏の留任には法的根拠はない。この点については、日弁連会長以下全国三十五を超える弁護士会の会長が反対声明を出したが、内閣はこの閣議決定を撤回せず、黒川氏の定年を超えての留任という異常な状態が現在も続いている。
◆二
一般の国家公務員については、一定の要件の下に定年延長が認められており(国家公務員法八一条の三)、内閣はこれを根拠に黒川氏の定年延長を閣議決定したものであるが、検察庁法は国家公務員に対する通則である国家公務員法に対して特別法の関係にある。従って「特別法は一般法に優先する」との法理に従い、検察庁法に規定がないものについては通則としての国家公務員法が適用されるが、検察庁法に規定があるものについては同法が優先適用される。定年に関しては検察庁法に規定があるので、国家公務員法の定年関係規定は検察官には適用されない。これは従来の政府の見解でもあった。例えば一九八一年四月二十八日、衆院内閣委員会において所管の人事院事務総局任用局長は、「検察官には国家公務員法の定年延長規定は適用されない」旨明言しており、これに反する運用はこれまで一回も行われて来なかった。すなわちこの解釈と運用が国法上定着している。
検察官は起訴不起訴の決定権すなわち公訴権を独占し、併せて捜査権も有する。捜査権の範囲は広く、政財界の不正事犯も当然捜査の対象となる。捜査権をもつ公訴官としてその責任は広く重い。時の政権の圧力によって起訴に値する事件が不起訴とされたり、起訴に値しないような事件が起訴されたりする事態が発生すれば日本の刑事司法は適正公平という基本理念を失って崩壊することになりかねない。検察官の責務は極めて重大であり、検察官は自ら捜査によって収集した証拠等の資料に基づいて起訴すべき事件か否かを判定する役割を担っている。その意味で検察官は準司法官とも言われ、司法の前衛たる役割を担っていると言える。
こうした検察官の責任の特殊性、重大性から一般の国家公務員を対象とした国家公務員法とは別に検察庁法という特別法を制定し、例えば検察官は検察官適格審査会によらなければその意に反して罷免されない(検察庁法二三条)などの身分保障規定を設けている。検察官も一般の国家公務員であるから同法が適用されるというような皮相的な解釈は成り立たないのである。
◆三
本年二月十三日衆院本会議で、安倍晋三首相は「検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした」旨述べた。これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王政を確立し君臨したルイ十四世の言葉として伝えられる「朕は国家である」との中世の亡霊のような言葉をほうふつとさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない危険性を含んでいる。
時代背景は異なるが十七世紀の高名な政治思想家ジョン・ロックはその著「政治二論」(岩波文庫)の中で「法が終わるところ、暴政が始まる」と警告している。心すべき言葉である。
ところで仮に安倍首相の解釈のように国家公務員法による定年延長規定が検察官にも適用されると解釈しても、同法八一条の三に規定する「その職員の職務の特殊性またはその職員の職務の遂行上の特別の事情からみてその退職により公務の運営に著しい支障が生ずると認められる十分の理由があるとき」という定年延長の要件に該当しないことは明らかである。
加えて人事院規則十一-八第七条には「勤務延長は、職員が定年退職をすべきこととなる場合において、次の各号の一に該当するときに行うことができる」として、(1)職務が高度の専門的な知識、熟練した技能または豊富な経験を必要とするものであるため後任を容易に得ることができないとき、(2)勤務環境その他の勤務条件に特殊性があるため、その職員の退職により生ずる欠員を容易に得ることができず、業務の遂行に重大な障害が生ずるとき、(3)業務の性質上、その職員の退職による担当者の交代が当該業務の継続的遂行に重大な障害を生ずるとき、という場合を定年延長の要件に挙げている。
これは要するに、余人をもって代えがたいということであって、現在であれば新型コロナウイルス感染症の流行を収束させるために必死に調査研究を続けている専門家チームのリーダーで後継者がすぐには見つからないというような場合が想定される。
現在、検察には黒川氏でなければ対応できないというほどの事案が係属しているのかどうか。引き合いに出される日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告逃亡事件についても黒川氏でなければ、言い換えれば後任の検事長では解決できないという特別な理由があるのであろうか。法律によって厳然と決められている役職定年を延長してまで検事長に留任させるべき法律上の要件に合致する理由は認め難い。
◆四
四月十六日、国家公務員の定年を六十歳から六十五歳に段階的に引き上げる国家公務員法改正案と抱き合わせる形で検察官の定年も六十三歳から六十五歳に引き上げる検察庁法改正案が衆院本会議で審議入りした。翌十七日、野党側が前記閣議決定の撤回を求めたのに対し菅義偉官房長官は必要なしと突っぱねて既に閣議決定した黒川氏の定年延長を維持する方針を示した。こうして同氏の定年延長問題が決着しないまま検察庁法改正案の審議が開始されたのである。
この改正案中重要な問題点は、検事長を含む上級検察官の役職定年延長に関する改正についてである。すなわち同改正案二三条(5)項には「内閣は(中略)年齢が六十三歳に達した次長検事または検事長について、当該次長検事または検事長の職務遂行上の特別な事情を勘案して、当該次長検事または検事長を検事に任命することにより公務の運営に著しい支障が生ずると認められる事由として内閣が定める事由があると認めるときは、当該次長検事または検事長が年齢六三年に達した日の翌日から起算して一年を超えない範囲内で期限を定め、引き続き当該次長検事または検事長が年齢六三年に達した日において占めていた官および職を占めたまま勤務をさせることができる(後略)」と記載されている。
難解な条文であるが、要するに次長検事および検事長は六十三歳の職務定年に達しても内閣が必要と認める一定の理由があれば一年以内の範囲で定年延長ができるということである。
注意すべきは、この規定は内閣の裁量で次長検事および検事長の定年延長が可能とする内容であり、前記の閣僚会議によって黒川氏の定年延長を決定した違法な決議を後追いで容認しようとするものである。これまで政界と検察との両者間には検察官の人事に政治は介入しないという確立した慣例があり、その慣例がきちんと守られてきた。これは「検察を政治の影響から切りはなすための知恵」とされている(元検事総長伊藤栄樹著「だまされる検事」)。検察庁法は、組織の長に事故があるときまたは欠けたときに備えて臨時職務代行の制度(同法一三条)を設けており、定年延長によって対応することはごうも想定していなかったし、これからも同様であろうと思われる。
今回の法改正は、検察の人事に政治権力が介入することを正当化し、政権の意に沿わない検察の動きを封じ込め、検察の力をそぐことを意図していると考えられる。
◆五
かつてロッキード世代と呼ばれる世代があったように思われる。ロッキード事件の捜査、公判に関与した検察官や検察事務官ばかりでなく、捜査、公判の推移に一喜一憂しつつ見守っていた多くの関係者、広くは国民大多数であった。
振り返ると、七六年二月五日、某紙夕刊一面トップに「ロッキード社がワイロ商法 エアバスにからみ四十八億円 児玉誉士夫氏に二十一億円 日本政府にも流れる」との記事が掲載され、翌日から新聞もテレビもロッキード関連の報道一色に塗りつぶされて日本列島は興奮の渦に巻き込まれた。
当時特捜部にいた若手検事の間では、この降って湧いたような事件に対して、特捜部として必ず捜査に着手するという積極派や、着手すると言っても贈賄の被疑者は国外在住のロッキード社の幹部が中心だし、証拠もほとんど海外にある、いくら特捜部でも手が届かないのではないかという懐疑派、苦労して捜査しても造船疑獄事件のように指揮権発動でおしまいだという悲観派が入り乱れていた。
事件の第一報が掲載されてから十三日目の二月十八日検察首脳会議が開かれ、席上、当時の神谷尚男東京高検検事長が「いまこの事件の疑惑解明に着手しなければ検察は今後二十年間国民の信頼を失う」と発言したことが報道されるやロッキード世代は歓喜した。後日談だが事件終了後しばらくして若手検事何名かで神谷氏のご自宅におじゃましたときにこの発言をされた時の神谷氏の心境を聞いた。「(八方ふさがりの中で)進むも地獄、退くも地獄なら、進むしかないではないか」という答えであった。
この神谷氏の国民信頼発言でロッキード事件の方針が決定し、あとは田中角栄氏ら政財界の大物逮捕に至るご存じの展開となった。時の検事総長は布施健氏、法務大臣は稲葉修氏、法務事務次官は塩野宜慶氏(後に最高裁判事)、内閣総理大臣は三木武夫氏であった。
特捜部が造船疑獄事件の時のように指揮権発動におびえることなくのびのびと事件の解明に全力を傾注できたのは検察上層部の不退転の姿勢、それに国民の熱い支持と、捜査への政治的介入に抑制的な政治家たちの存在であった。
国会で捜査の進展状況や疑惑を持たれている政治家の名前を明らかにせよと迫る国会議員に対して捜査の秘密を盾に断固拒否し続けた安原美穂刑事局長の姿が思い出される。
しかし検察の歴史には、捜査幹部が押収資料を改ざんするという天を仰ぎたくなるような恥ずべき事件もあった。後輩たちがこの事件がトラウマとなって弱体化し、きちんと育っていないのではないかという思いもある。それが今回のように政治権力につけ込まれる隙を与えてしまったのではないかとの懸念もある。検察は強い権力を持つ組織としてあくまで謙虚でなくてはならない。
しかしながら、検察が萎縮して人事権まで政権側に握られ、起訴・不起訴の決定など公訴権の行使にまで干渉を受けるようになったら検察は国民の信託に応えられない。
正しいことが正しく行われる国家社会でなくてはならない。
黒川氏の定年延長閣議決定、今回の検察庁法改正案提出と続く一連の動きは、検察の組織を弱体化して時の政権の意のままに動く組織に改変させようとする動きであり、ロッキード世代として看過し得ないものである。関係者がこの検察庁法改正の問題を賢察され、内閣が潔くこの改正法案中、検察幹部の定年延長を認める規定は撤回することを期待し、あくまで維持するというのであれば、与党野党の境界を超えて多くの国会議員と法曹人、そして心ある国民すべてがこの検察庁法改正案に断固反対の声を上げてこれを阻止する行動に出ることを期待してやまない。
元仙台高検検事長平田胤明▽元法務省官房長堀田力▽元東京高検検事長村山弘義▽元大阪高検検事長杉原弘泰▽元最高検検事土屋守▽同清水勇男▽同久保裕▽同五十嵐紀男▽元検事総長松尾邦弘▽元最高検公判部長本江威憙▽元最高検検事町田幸雄▽同池田茂穂▽同加藤康栄▽同吉田博視
" 高田川部屋の勝武士28歳コロナ感染死。「保健所に電話をかけ続けたが、つながらず」「近隣の複数の病院に依頼したが、受け付けてもらえず」。 "
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高田川部屋の勝武士28歳コロナ感染死。「保健所に電話をかけ続けたが、つながらず」「近隣の複数の病院に依頼したが、受け付けてもらえず」。
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" 保健所であれだけ「37.5度以上が4日以上」の目安にはずれますと拒否されたのに いまさら 「37.5度以上が4日以上」の目安は国民の誤解だった と加藤功労大臣と尾身氏が言う 国民の誤解とは保健所の誤解という意味なのだろうか どうしてこういうことが言えるのだろうか 聞いた人がどう思うか想像できないのだろうか 考えるのだが、こういう人たちでないと、偉くなることができない社会なんだな そしてそういう人たちが人命も人々の幸福も左右してしまうのは実に不幸なことだ "
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保健所であれだけ「37.5度以上が4日以上」の目安にはずれますと拒否されたのに
いまさら
「37.5度以上が4日以上」の目安は国民の誤解だった
と加藤功労大臣と尾身氏が言う
国民の誤解とは保健所の誤解という意味なのだろうか
どうしてこういうことが言えるのだろうか
聞いた人がどう思うか想像できないのだろうか
考えるのだが、こういう人たちでないと、偉くなることができない社会なんだな
そしてそういう人たちが人命も人々の幸福も左右してしまうのは実に不幸なことだ
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" 9月入学論について教育論議があれこれ。 いま大人になった若い社員をどう扱ったらよいのか 苦労している人たちは ここ30年くらいの教育の変質を痛感していることと思う 30年で遺伝子が急に変わるわけではないから 後天的な影響だと思う いまの子供たちの教育をどうするか これから30年か40年後の社会をどうするか 重い責任がある 十分に考える必要がある 簡単に言えば、ここ30年の教育の変質が 安倍政権という、政権周辺を含めての、劣化政権を誕生させているのだと痛感する必要がある 教育が劣化すると社会が
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9月入学論について教育論議があれこれ。
いま大人になった若い社員をどう扱ったらよいのか
苦労している人たちは
ここ30年くらいの教育の変質を痛感していることと思う
30年で遺伝子が急に変わるわけではないから
後天的な影響だと思う
いまの子供たちの教育をどうするか
これから30年か40年後の社会をどうするか
重い責任がある
十分に考える必要がある
簡単に言えば、ここ30年の教育の変質が
安倍政権という、政権周辺を含めての、劣化政権を誕生させているのだと痛感する必要がある
教育が劣化すると社会が劣化するのだという見事な事例である
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" 二世三世四世政治家の弊害が従来から言われ、親類の立候補制限が議論されたこともあった。 さらに今回問題になっているのは 安部側近議員の妻の選挙で安部側から1億5千万円の選挙資金が渡されて、 受け取ったとの証言や証拠が続々。世襲のほかに、家族内で議員を増やしていくというなんとも言いようのない状況だ。 現状で日本の政治家は大臣になる要件として当選回数が言われる。 だから若いころから当選して当選回数を重ねる必要がある。 しかし、若いころから当選するには、やはり二世三世が有利である。 そして大臣になったりする
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二世三世四世政治家の弊害が従来から言われ、親類の立候補制限が議論されたこともあった。
さらに今回問題になっているのは
安部側近議員の妻の選挙で安部側から1億5千万円の選挙資金が渡されて、
受け取ったとの証言や証拠が続々。世襲のほかに、家族内で議員を増やしていくというなんとも言いようのない状況だ。
現状で日本の政治家は大臣になる要件として当選回数が言われる。
だから若いころから当選して当選回数を重ねる必要がある。
しかし、若いころから当選するには、やはり二世三世が有利である。
そして大臣になったりすると蓄財できて、子孫に政治家を継がせることができるようになる。
どうしてそんな人を選挙で選ぶかと言えば、結局お金である。
政治家の大きな分類として、官僚や法律家出身、その他、ということになると思う。
官僚組は大平正芳とか宮澤喜一。
その他の出身は田中角栄とか金丸、小渕、竹下など。
森元総理などは官僚出身以外の典型のような気がする。周囲の人には親しみの持てるおじさんなんだろう。
親戚に一人いるととても心強い。気のいいおじさんで、親戚でなくても親戚みたいに頼っていいんだよなどと言われ、
お土産もいろいろもらったりする。人脈を紹介してもらったり、商売の役に立つ人を教えてもらったり、役に立つ。
場合によっては役所に口をきいてもらい、法律違反にならない程度で優遇してもらう。
どのくらい法律違反に近いかで、厚遇の程度の判断となる。
田中角栄氏は森氏よりはイメージ復権傾向なのかもしれないが同じ系統だろう。
安倍総理の行動様式はまさにこの典型のようだ。
身内にやさしくて手厚い。周囲の人にとってはいいおじさんなんだろう。
選挙になれば大金を用意してくれるし。
国有地を9割引きでくれるし。
強姦しても無罪放免してくれるし。
大学新学部設立も支援してくれるし。
1億5千万円もくれて、妻を国会議員にしてくれるし。
こんなにいい人はいない。
しかし、税金を無駄に使うこと、役人に法律的倫理的無理を言うこと、場合によっては、対立する人たちには損をさせて平気なこと、などが難点である。
気のいいおじさんとしてはこれでいいところもあるのだろうが、政治家としてはどうなのだろうかと思う。
卑近な利害調整以外は何もできないのだから。
そのようなものは国の運営とは言えない。
しかしまた逆に、職業的政治家で、カリスマ性があり、身内にも厳しく一切優遇もなく、国民のため、理想実現にまい進する、
そのようなカリスマ的鬼監督のような存在が総理大臣になったら困るだろうなとは思う。
人間の脳が本当に進歩するまで、たとえばあと2万年くらいは、利益調整型のリーダーでいいのかもしれないと思う。
周りの人に新設を施す気のいいおじさんが政治家になる。
専門的なことは何も分からない。それで仕方ないだろう。
そしてその専門家が質の悪い人の場合には、そのまま、質の悪い政策になる。
しかし安倍総理はそれがあまりに露骨で、身内への利益誘導以外に何もできなかった。
「第三の矢」というのだが、たとえば観光立国などは、あまり筋のいい考えではない。
二世三世は身内一同で、いい時代を経験しているので、昔は良かったと考える傾向にあり、
保守的だしむしろ復古志向だと言っていいのではないかと思う。
よりよい未来は、昔に戻ることだというような、どうしようもない感情が根底にあると思う。
官僚を使う技術という観点から言えば、官僚の先輩がやはり有利なのだろうけれども、
田中角栄的官僚掌握術は昔から称賛されていることだ。
安倍総理と質的に違う。
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ゾルゲンスマ 1億6707万円
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中医協総会は5月13日、ノバルティスファーマ社の脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ点滴静注」(一般名オナセムノゲン アベパルボベク)の薬価を1患者当たり1億6707万7222円とすることを承認した。薬価収載日は5月20日。市場規模予測は2年度がピークで25人、予想販売金額42億円。ピーク時の予測販売金額は約40億円。
びっくりする話だけれど、細かく話を読んでみると、賛成にも反対にも理由があると思える。疑義多々と報道された。どういう病気なのか、どういう効果がある薬なのか、専門家でないと分かりにくいところがある。
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