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男女更年期障害

男女更年期障害

男女とも40歳を過ぎると、いろいろな悩みに更年期障害が関係していないかどうか、気になるところです。女性更年期は昔から有名ですが、最近は男性更年期障害がマスコミで取り上げられています。女性の場合、最近では閉経年齢はおよそ50歳といわれています。卵巣機能の低下は40歳代から始まりますから、人によっては40歳代から更年期障害に悩まされることになります。

 

症状

その典型的な症状を紹介すると、およそ次のようなものです。

 顔が熱くなる。ほてる。
 汗をかきやすい。
 腰や手足が冷える。
 息切れがする。
 手足がしびれる。
 手足の感覚が鈍い。
 夜なかなか寝付かれない。
 夜眠っても、すぐ目を覚ましやすい。
 興奮しやすい。
 神経質である。
 つまらないことにクヨクヨする。(ゆううつになることが多い)。
 めまいや吐き気がある。
 疲れやすい。
 肩こり・腰痛・手足の節々の痛みがある。
 頭が痛い。
 心臓がドキドキする。
 皮膚をアリがはうような感じがする。

 いかがですか?身体症状と精神症状の両方が同じくらいの比重で考えられています。生活のなかで生じる心理的ストレスが症状に大きく関係していることが多いと考えられています。そのような点で、更年期障害は心身相関の強い状態と考えられ、わたしたち心療内科の領域で治療にあたっています。

 

原因

第一には卵巣機能の低下による性ホルモンの減少が原因となります。それに伴って、性ホルモン産生を刺激する物質が増加します。この両者の働きにより、内分泌系と自律神経系が不安定になります。
第二はこころの問題です。40歳代から50歳代にかけては心理的にも変化が大きく、ストレスの多い時期に当たります。たとえば子供の独立、親の病気、夫の仕事上の変化(出向、退職など)、経済環境の変化などがあります。また、若さが失われていく自分をどのように受け入れることができるかも難しい問題です。昔からどの女性も通過してきた問題ですが、現代に生きる女性にとってはなお一層困難に感じられる問題ではないでしょうか。このように心理的原因も無視できないのが更年期障害の特徴です。
男性も同様で、ホルモンの減少は身体に影響を及ぼします。疲れやすい、疲れが抜けにくい、集中力がなくなる、酒に悪酔いする、性生活ではEDの悩みなどが現れます。

治療

性ホルモンの減少が原因というなら、それを補充すればいいはずだというので、ホルモン補充療法があります。ご存じのように、これについてはいろいろな意見があります。まず副作用の問題があります。次には、性ホルモンの減少自体は正常のプロセスですから、どこまで人為的に調整すべきかという問題があるでしょう。極端にいえば、苦しくても我慢すべきだ、それが人間の自然であると考える人もいるわけです。このあたりは考え方や感じ方に個人差が大きい分野ですから、充分なカウンセリングが必要だと思います。考えてみれば、性ホルモンの減少と一言でいっても、減少のパターンを細かく見ると、それぞれにタイプがあるわけです。このあたりも大切なことでしょう。
さらには心理的要素への配慮が大切です。これに関しては心理テストなども使いながら把握をすすめます。カウンセリングのなかで理解を深めましょう。
以上のことを前提として、必要と判断される場合にはお薬の相談をします。ホルモン剤ばかりではありません。漢方薬、自律神経調整薬、抗不安薬なども適切に用いることにします。また、めまいや頭痛などが特につらい場合にはそれぞれに対策があります。
まず一時的に薬で症状を和らげて、そのあいだにカウンセリングで生活全体の対策を考えるのも合理的です。生活の質を維持しながら、すこしずつ楽になっていくように調整したいですね。イメージとしては「なだらかな着陸」です。

性生活 ED ピル

これまでは体調不良の場合の性生活についてはあまり積極的に語られていなかったと思います。しかし「生活の質」の点で考えた場合、性生活は大切なものだと思います。人間同士の交流としてもっとおおらかに語られていいのではないでしょうか。現在では男性EDに対してのバイアグラ、レビトラ、また女性用には低用量ピルなどが処方できるようになっています。役に立つかどうか試してみるのもいいかもしれません。


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頭痛

頭痛

医者であり、一般向け読み物のライターでもあるオリバー・サックスに「偏頭痛百科」という本があり、翻訳も出ています。最新の知識とは言えませんが、頭痛の苦しみはよく伝わってきます。頭痛の原因を調べてみると、MRIやCTで何か病変が見つかることは圧倒的に少ないようです。大部分は写真に原因が写らない慢性頭痛です。致命的なことはありませんが、生活を大きく制限することも多いものです。
片頭痛は(偏頭痛とも書きます)必ず片側でもありませんし、腹痛が実は片頭痛発作の変形だったというような「頭痛なき偏頭痛」についての議論もあるほどで、わかりにくい分野です。
しかし最近は大きな進歩があり、予防薬、治療薬ともいろいろと選択できます。患者さんも治療者も、多少は楽になりました。

 

分類

大胆に単純化して分類すれば、まず血管性(片頭痛)、緊張性(肩こりの延長)、心因性(ストレス)の三種に分けて考え、次にさらに細かい分類に進む、と考えたらいいと思います。これらいくつかの頭痛が一人の人に混在していることもあります。このあたりの見立てが大切です。
頭痛の診断には、精密な問診が重要です。さらに心理的要因が深くかかわっていることも多いので、症状だけではなく、生育、性格、生活状況、ストレス因子、これらの把握が必要になります。

頭痛の相談ではどんなことを伝えればよいですか?

診察室でお伺いしたいことは次のようなことです。あらかじめまとめておいて、お話しいただければ幸いです。

  • どこがどんな痛みか、詳しく。
    たとえば、次のようなことです。「ズキン、ズキン」「ガツン、ガツン」「拍動性」「痛いと言うより、重い感じ」「頭がしめつけられる感じ」「頭に帽子をかぶったような」「ジワーッと」「頭の片方が」「後頭部が」「目の奥のあたりが」「刺すように」「耳の奥で響くような」
  • いつ始まって、どのくらい続くか。
    たとえば、「朝に起こり、5分くらい」「夕方に始まり、夜まで」「寝ているときにも」など。
  • 起こりやすい状況は何かあるか。
    たとえば「生理との関係」「食事との関係」「睡眠との関係」「仕事」「ストレス」。
  • 頭痛前後の頭痛以外の症状。
    たとえば、「吐き気」「涙目」「めまい」「図形が見える」「肩こりがひどい」など。
  • 頭痛が始まったら、あなたはどう過ごしているか。楽になる方法があるか。「一日横になってしまう」「5分くらい我慢する」など。
  • 何歳頃から始まったか。年齢が進むにつれてどう変化しているか。家族に頭痛の人はいるか。

治療 はどのようにしますか?

1 薬
大きく分けると、痛くなってしまってからの薬と、痛くならないように予防する薬とがあります。患者さんの個別の特徴に合わせて、片頭痛薬、鎮痛剤、抗セロトニン薬、βブロッカー、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、漢方薬などを工夫して処方します。適切な選択に成功すれば楽になります。ただ単に「このタイプの頭痛だからこの薬」というわけではないところが難しいところです。下記トリプタン系薬剤を参照。
2 生活調整……頭痛のひきがねを発見して回避する
自分の頭痛のひきがねについてある程度わかっている人も多いものです。代表的なものをあげます。
(1)生理……生理前、生理中、排卵期、更年期など。生理との関係に気づいている人は多いものです。
(2)睡眠……寝不足など。
(3)ストレス……なんといっても一番多い。けんかした次の日にひどい頭痛が始まって、一日何もできなかった、など。
(4)食事……チョコレート、赤ワイン、チーズ、ナッツ。わかっている範囲で避ければいいでしょう。

3 頭痛日記 が役に立つ
2であげた「頭痛のひきがね」を再度考えてみると、生理にしても睡眠にしても、「心身全体の調子が落ちている」ことが背景にあるようです。そうした生活と体調の総合的な様子をつかむために、頭痛日記が役に立ちます。頭痛が始まったとき、終わった時を中心にして、睡眠、食事、対人関係、仕事、などを書き加えて日記をつけます。そのなかから生活調整のヒントをつかむわけです。診察の時にとても参考になります。また、薬剤使用の時間を加えればさらに役立ちます。

トリプタン系薬剤

 片頭痛についてはトリプタン系薬剤が特効薬として使われている。日本で保険適用可能な製品名でいうと、イミグラン、マクサルト、レルパックス、ゾーミックの四種がある。片頭痛は脳血管の収縮と拡張に伴って生じると言われ、トリプタン製剤は脳血管セロトニン系に作用して脳血管の過剰な拡張を抑制すると言われる。三叉神経を介しての作用も言われている。
 保険適応症は片頭痛のみ。イミグラン注射は群発頭痛にも適応がある。実際には片頭痛と筋収縮型頭痛の混合型もあり、その場合にも効果があると思われる。服用については、一日一錠で充分である。2時間を置けばもう一錠服用可能と説明されるが、追加するよりは、パキシルなどを併用するか、片頭痛予防薬であるミグシスを併用する方がよいようである。四種薬剤の使い分けが問題となる。確かに効果の早い遅い、副作用の違いは言われるところであるが、各個人で試してみて確認するしかないようである。実験の数値は参考程度だと思う。現状では大雑把に体質としか言いようがない。即効性についてはイミグラン点鼻液が優位。口腔内速崩錠のあるマクサルトとゾーミックについては、よい点でもあるが、扱いが難しいのが難点である。レルパックスは親切なパッケージで特徴がある。週に一錠、多くても週に二錠くらいが目安と思う。それ以上使うようであれば、生活の見直し、他に基礎疾患がないか見直し、さらにSSRIや予防薬ミグシスの併用を考慮する。

 副作用については、一般的に安全性の高い薬剤であるとの印象がある。
 脳血管に選択的ではあるが冠動脈にも若干の作用をもつので、心臓の悪い人、脳血管障害の既往のある人、血圧が極端に高かったり低かったりする人は注意が必要である。エルゴタミンおよびエルゴタミン誘導体との併用は禁忌である(24時間)。ジヒデルゴットは低血圧の治療によく使われている。片頭痛の患者は低血圧患者が多く、この薬が使われている可能性が高いので注意する。
 セロトニン系を介するのでセロトニン薬SSRI(ルボックス、パキシルなど)とは併用注意であると記載されているが、実際にはたとえばパキシルは片頭痛を予防する方向で作用するとの印象がある。私たちの治療する患者さんはうつ傾向のある人たちが多いからかもしれない。
 くも膜下出血・髄膜炎など生命に危険のある頭痛に安易に用いて診断・治療が遅れることはよくないので、鑑別診断が大切である。

 片頭痛患者にはトリプタンの効果が不十分なケース、いわゆるnonresponderが存在する。トリプタンが効果不十分となる要因として、片頭痛時には胃内容停滞がおこり、経口薬の吸収を遅延することがあげられる。その場合にはイミグラン点鼻液を試みる。

 片頭痛予防薬ミグシスは大変有用と感じている。長年続いていた「閃輝暗点」が消失したという人が何人もいる。


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めまい

めまい

めまいで悩む人のなんと多いことでしょう。それでだけではありません。「どんなめまいですか?」と聞かれたとき、ことばでうまく伝えられずに悩む人のなんと多いことでしょう。
「めまいがする」といってもその内容には実にさまざまな可能性があります。めまいで悩んでいる人はまず、耳鼻科か神経内科または脳外科を受診してみて下さい。そこでは詳しい問診、身体診察、血液検査、さらに必要に応じてMRIまたはCTなどの検査が行われます。耳鼻科では聴力検査やめまい誘発テストを行うこともあります。診察の結果が出ると、脳血管障害、耳鼻科的問題、メニエール病、貧血などと説明されるでしょう。しかしそのような可能性が否定され、「特にどこも悪くないですね。ストレスじゃないですか?」と言われる人も多いのです。
どこも悪くないと言われても納得できませんよね。「でも、めまいはあるんです。わたしはどうしたらいいんですか?」とあなたは言うでしょう。先生は「では心療内科で相談して下さい、ストレスの方面の専門ですから。紹介状を書きますね」と言うでしょう。
先生に手渡されたパンフレットには心療内科の説明が書いてあります。近いから明日行ってみようと思います。「自分のめまいをどう説明すればいいのだろうか、自分の説明が悪いから原因が見つからないのではないか」そんな風に悩やみつつ、あなたはクリニックを訪ねます。

 

診察

というわけで、心療内科の診察室です。あなたにお尋ねしたいのは次のようなことです。
  • 次のような言葉がどれか当てはまりますか?
      ・天井が回転する。
      ・自分がふらふらする。雲の上を歩いているよう。
      ・血の気が引いていくような感じ。気が遠くなるような。
  • どんなときに起こりやすいか、気づいていますか?
  • めまいはこの一ヶ月で何度くらい起こりましたか?
  • めまいが起こったらあなたはどうしていますか?横になってしまいますか?
  • 一回のめまいはどのくらい続きますか?一日?2時間?20秒?
  • めまいの他に症状はありますか?たとえば、耳が聞こえない、耳鳴り、耳の圧迫感、ほっぺたのあたりがぴりぴりする、言葉が不明瞭になる、頭痛、肩こり、下痢など。
  • 薬は飲んでいますか?健康食品などは使っていますか?

自律神経症状の特徴

血液検査でもMRIなどの写真でも異常がない場合、自律神経失調症としてとらえてみてはどうか、と考えてみることになります。自律神経症状とは、頭痛、耳鳴り、下痢、便秘、疲れ易さ、不眠、食欲不振、動悸、息切れなどを指しますが、めまいも自律神経症状のひとつです。ストレスが関係した自律神経失調症または心身症の見立てには次のような特徴が参考になります。

・長い間、出たり消えたりして続いている。
・季節や環境が変わると出てくる。
・体調の変動が影響している。
・生理周期と関係あることもある。
・めまい止めの薬は多少役に立つが、安心できるほどの効き目ではない。
・小さい頃から吐いたり腹が痛くなる体質だった。
・ストレスの多い生活をしている。
・充分に休養すると多少は楽になる。
・疲れやすい。
・冷え症がある。
また診断には心理テストが役に立ちます。不安の程度、ストレスの程度、不安に対処する能力、ストレスを解消する能力、他人とどのようにかかわっているか、環境適応の程度、さらには更年期の程度なども加えて、心理面を把握します。

治療

治療は大きく分けて3つの分野があります。
    • 薬の工夫。通常のめまい止めの他にいろいろな考え方ができます。漢方薬なども適切に選択すれば役に立ちます。


    • 自律訓練法。自律訓練法はストレスに対処する力を高めてくれます。しばらく練習してみて下さい。上手になれば薬を減らすことができます。


  • ストレス・コントロール。これが一番大切です。生活のいろいろな側面をチェックしてみましょう。若い頃と同じように無理を続けていませんか?ストレスをストレスと認識できるようになることが最初の課題です。


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自律訓練法

自律訓練法

どんなときに有効ですか?

たとえば、何か気になることがあるときに、「とらわれ」の心理に陥ることがあります。あまり気にしてはいけないと思っていると、なおさら気になってしまうのが「とらわれ」の心理です。何かして気分を変えようと思うのですが、うまくいきません。そんなとき、いろいろな方法がありますが、特に有効性の高い方法が自律訓練法です。

予期不安に有効と聞きましたが?

そうです。大変有効です。予期不安とは、たとえば、「電車に乗ると心臓がドキドキして困る」と悩んでいる人が、「また電車に乗ってドキドキしてしまったらどうしよう」と不安を予期して不安になってしまう状態をいいます。この人の場合、まだ電車に乗っていないのに、不安が高まってしまうのです。こんな時に、自律訓練法を試してみて下さい。

不眠症に有効ですか?

有効です。ふとんに入って自律訓練法を練習していて、眠り込んでしまった体験のある人は多いと思います。心身をリラックスさせる方法ですから、寝る前にやれば、寝付きがよくなります。

試験前の緊張をほぐすのに有効ですか?

有効です。特別な道具などいっさい不必要ですから、試験会場でもできます。待ち時間のあいだに自律訓練法をしていると落ち着くと思います。

副作用はありますか?

特にありません。

なぜ有効なのですか?

次のようなたとえ話で考えてみて下さい。心の中を真っ暗な洞窟だと考えてみます。真っ暗だとどうしようもないので、懐中電灯で照らします。普段の状態であれば、懐中電灯であちこちを照らしてみて、洞窟の中の状態がだんだん全体的に把握されてきます。わたしたちの不安が高まって「とらわれ」の状態になると、心の中は不安でいっぱいになってしまいます。これを洞窟のたとえで説明すると、懐中電灯で洞窟の中の「不安」という立て札を偶然照らしてしまったあなたは、もう懐中電灯を他の方向に向けることができなくなっているのです。「別の方向に向けよう」と焦るのですが、どうしても「不安」という立て札を照らしてしまうのです。
そこで自律訓練法ですが、まず、心の中の懐中電灯を自由な方向に向けることができるようになります。そうすれば、心の中には不安だけではなくていろいろなものがあるのだと理解できて、安心できます。これが第一段階です。
自律訓練法には第二段階があります。それは、懐中電灯の光の範囲を変えることにたとえられます。普通の懐中電灯は一度に狭い部分だけしか照らすことができません。しかし電球部分を工夫すれば、360度近くの広い範囲を照らすことができるようになるでしょう。狭い部分をいくつも見て総合するのではなく、一度に広い範囲を見渡せるようになるのです。意識がこのような状態になれば、とてもすばらしいではないでしょうか。禅やヨーガでめざしている状態の一部分はこのようなものと考えられます。自律訓練法に熟達すれば、そのようなことも可能になります。
当院で実際の方法を指導していますので、体験してみて下さい。

薬を減らすことができますか?

不安に対処するために薬を使っている人は、自律訓練法を併用することで薬を減らすことができます。副作用がつらい人、薬が嫌いな人、妊娠・出産・授乳を予定している人などの場合には自律訓練法を積極的に考えてみて下さい。また、病気や薬に関係なく、積極的リラクゼーションテクニックとして有効活用している人たちも増えてきています。おためしください。


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なぜ漢方か

なぜ漢方か

漢方薬という言葉が定着しているのでここでも漢方薬と表記します。しかしわたしたち SMapG は和漢薬と呼んだ方がいいと考えています。日本人に合ったものを工夫してきた歴史があるからです。ストレス診療では漢方薬を積極的に使います。理由としては二つあります。
まず、体調を整えるには漢方治療が適しているということがあげられます。うつ、パニック、自律神経失調症、更年期障害、不定愁訴、不安などではたいてい背景に過労や心労があるものです。老年期記憶障害、登校拒否などでも用いることがあります。
ふたつめの理由としては、患者さんの要望が強いことがあげられます。これまで漢方薬を使っていて、体に合うから続けたいと考えている人がたくさんいらっしゃいます。この信頼感はとても大切なことですから、その漢方薬をベースにして、発展的に薬剤を工夫します。
西洋薬の場合には「薬にまかせた」という気分になるのに対して、漢方薬の場合には、「薬を飲みながら、症状と対話しつつ、毎日を暮らす」、そんな気分になることができるようです。
においや味については、最近の処方薬局用顆粒製剤はとてものみやすくできているので、たいていの人に違和感なく服用していただけると思います。

 

漢方薬の選択

一般の漢方診断の本を開いてみると、症状と体質を診て、処方すると説明しています。わたしたちは「性格」も診断の軸に加えることを提案します。心理面も考慮しなければならない領域では、性格の把握が特に大切です。
症状はストレスに対する反応という側面があり、誰にでも起こりうることです。症状は、「困ったもの」ではありますが、身体が発信しているメッセージでもあります。そのメッセージは何を伝えようとしているのか、理解することが大切です。たいていは無理をしているのです。そこで症状診断と体質診断に性格診断とストレス診断を加味して処方するのが合理的でしょう。
「ストレス + 体質 + 性格」 この三者のかかわりを考慮して診断して処方します。

有毒物の除去

生薬の原材料は自然産物ですから、細菌などの有毒物の混入をどのように防ぐかについても重大な注意が払われています。生薬そのままの場合にはその点を一つ一つについて厳密に確認することはできません。この点では、生薬よりも、顆粒製剤に利点があると考えられます。

生薬の効きめのばらつき

煎じて飲むタイプの生薬では、有効成分のばらつきが避けられません。野菜を食べるときに、いい野菜とそうでもない野菜とのばらつきがあることは当然で、漢方薬の成分についても同じことが言えます。こうしたばらつきは自然産物の場合には避けられないものですが、製薬会社ではうまく品質管理をして、有効成分が一定になるように工夫しています。また、会社によって品質管理の精度にばらつきがあるともいわれています。さらに、一般売薬と処方薬局製剤では、効果に差があるとのご感想もよく耳にします。

漢方薬の安全性

以前、漢方薬の副作用が話題になりました。小柴胡湯で肺に副作用が出て、死亡する場合があるとの報道でした。その他にも、いくつかの成分について、過量となったときの危険について注意するよう呼びかけられています。このあたりは疾患、体質、既往歴を考慮しての医学的診断になります。

飲み方

コップ一杯の水で飲んで下さい。のどや舌に残っていやな感じがする場合には、あらかじめぬるめのお湯に溶かしても結構です。
 食前、食間(つまり午前10時とか午後3時とかの空腹時)が原則といわれます。確かにそうなのですが、特にこだわる必要はないようです。夕食後でも、就寝前でも問題はありません。自分の生活にあった時間を決めて、気長に使って下さい。
 飲み忘れたら、そのまま忘れて下さい。気にしないで次の時間に決められた通りに飲んで下さい。

漢方薬にジェネリック薬はありますか?市販薬も同じ名前ですが、内容も同じですか?

原料として生薬を用いていますので、化学物質として同一のものはできません。ジェネリック薬にはなりません。たとえば補中益気湯などは同じ名前でもメーカーによって内容成分が異なります。まったく違う薬ではありませんし、効果の傾向としては同じなのですが、微妙に違います。
 市販薬と健康保険を使って医者が処方する漢方薬は同一メーカーでもすこし内容が違います。バファリンが市販薬と処方薬で内容が異なるのと似ています。 


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自律神経失調症

自律神経失調症

自律神経とは

末梢神経には随意神経と自律神経があります。自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っています。自律神経の失調状態とは、交感神経と副交感神経の働くタイミングがうまくいかず、バランスが失われた状態をいいます。たとえとして、自動車を思い浮かべて下さい。交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキと考えてみましょう。日中の活動中は交感神経が働いています。そのとき副交感神経は休んでいます。寝ている時には副交感神経が働きます。そのとき交感神経は休んでいます。つまり、アクセルを踏む時はブレーキは離し、ブレーキを踏む時にはアクセルは離しています。アクセルとブレーキのタイミングが悪いと、困ったことになります。交感神経と副交感神経が同時に働いたとすれば、アクセルとブレーキを両方同時に踏み込むことになります。これではいくら何でもうまくいきません。このあたりのタイミングの調整については、普通は人間が意識しなくても自動的に行われています。

症状

自律神経はどんな部分の調整をしているのでしょうか。不調になった場合、その症状としてはどのようなものがあるでしょうか?代表的なものを一部分だけあげてみましょう。
  • 全身……疲れ易さ、不眠、食欲不振
  • 呼吸……息苦しさ、過呼吸発作
  • 心臓……動悸(ドキドキ)
  • 血液循環……冷え症・ほてり
  • 汗……冷や汗、多汗
  • 耳……耳鳴り、めまい
  • 頭……頭が重い、頭痛
  • 精神面……イライラ、ゆううつ、やる気が出ない、不安、緊張、怒りっぽい
  • のど……のどのあたりにに何か詰まっている感じ
  • 生殖器……インポテンツ
  • 筋肉……肩こり
自律神経失調症は、昔から若い女性と更年期の女性に多いといわれてきました。ストレスに悩んでも解消の方法がなかった人たちに多く発生したのでしょう。さらにホルモンの変動が病状を悪化させるわけです。現代では男性も同じです。逃げられないストレスに毎日持続的にさらされていると自律神経の働きが乱れてきて、症状が始まります。

治療はどのようにしますか?

1.まず症状の成り立ちを正確につかむ。 
表面に現れている症状が自律神経失調症状であり、その原因が自律神経の乱れであるというところまでは多くの人に共通していますが、乱れの原因についてはさまざまです。
  • 生活習慣の乱れ……不規則な食事、栄養の偏り、睡眠時間の不足、不規則な睡眠リズム。これらは生活習慣の乱れとしてまとめることができます。これは自律神経の乱れの原因でもあり、同時に結果でもあります。
  • ホルモンを含めた身体状態・体質……更年期障害に代表されるように、ホルモン状態が不安定だと自律神経の調整が乱れてきます。
  • 性格傾向……自分をおさえて他人に合わせる人、感情を自由に発散する環境にない人、このタイプの人は適応過剰になりやすく、自律神経症状を呈しやすいことがわかっています。また環境に合わせきれずに、不適応を起こす人も多いものです。このタイプの人は典型的なストレス病を呈します。性格のチェックには面接と心理テストが役立ちます。
  • ストレス・過労……性格と関連しますが、ストレス・過労状態を長い間続けていると自律神経が乱れてきます。過労状態では常に緊張を強いられます。しかし緊張状態のままでは充分な食事やよい睡眠が得られません。緊張とリラックスの適度なリズムが必要なのです。慢性ストレス・過労状態は、わたしたちのこころとからだのリズムを奪います。
2.適した治療法を選択する。
  • 生活指導(食事、睡眠、運動、人間関係、その他)
  • 薬物療法(漢方薬も積極的に活用します)
  • 精神療法(カウンセリング)
  • 自律訓練法(自分で手軽にできるトレーニングです)
これらの治療法があります。症状の成り立ちがきちんと把握されていれば、治療法の選択も合理的にできます。お気軽にご相談下さい。 


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うつ状態チェック

うつ状態チェック

どんなときに「うつ状態」というのか教えてください。

うつ状態のチェック表を紹介します。何個か当てはまったからといって、すぐに「うつ状態」だと判定するものではありません。人間ですからいろいろなことで落ち込むのが当たり前です。多く当てはまっていたならば、少し休んだ方がいいのかなと考えて参考にしてください。(ストレス・マネージメント・パワー・グループによる。笠原、SDSなどから構成。「こころの辞典」参照)

1. 朝いつもよりはやく目が覚める
2. 朝起きたときに気分がすぐれない
3. 朝いつものように新聞やテレビをみる気になれない
4. 服装や身だしなみにいつもほど関心が持てない
5. 仕事にとりかかる気になかなかならない
6. 仕事にとりかかっても根気がない
7. 決断がつかない
8. いつものように気軽に人に会う気にならない
9. なんとなく不安でイライラする
10. これから先やっていく自信がない
11. 「どこか遠くへ行ってしまいたい」と思う
12. さびしいので誰かにそばにいて欲しい
13. 涙ぐむことがよくある
14. 夕方になると気分が楽になる
15. 頭が重い、痛い
16. 食欲がない
17. 体がだるく疲れやすい
18. 気分が重い
19. 話に集中できない
20. 首筋や肩がこる
21. のどや口がかわく
22. 息がつまって苦しくなる
23. のどの奥にものがつかえる感じがある
24. 寝付きが悪い
25. 夜途中で目が覚める
26. 自分の人生はつまらないと感じる
27. 何をするにもおっくうである
28. 最近やせてきた
29. 便秘している
30. 胸がどきどきする
31. 自分は人に迷惑をかけていると思って心配だ
32. 将来に希望がない
33. 自分は役に立たない人間だと思ってつらい
34. 今の生活に張りがない

家族の一員がひきこもりを続けていて困っています。なにか方法はありますか?

ご本人も、内心では焦ってはいても、どうしてうまくいかないのか分からなくて、どうしようもないという場合が多いのではないでしょうか。ご家族としても、心配はしているが、実際にどうすればいいのか、手がかりがないという場合が多いようです。昔から、人生の一時期に引きこもるタイプの人はいたのではないでしょうか。その人なりの人生の時間がありました。今よりも多様な人生があったのではないでしょうか。しかし現代社会は、そうした時間の流れ方の違うタイプの人を排除する傾向があります。結果として、そうした人たちはますます引きこもることになるでしょう。時間がたてば、ますますきっかけは遠のくようです。ご家族の方が参考文献を読んで、知識を深めるのも意味があると思います。まず家族相談を始めましょう。いろいろと方法はあります。あきらめないで下さい。きっとお力になれると思います。

安定剤や抗うつ剤を使うことは心配です。大丈夫でしょうか?

一般に、薬を使うことについては慎重でなければなりません。安定剤や抗うつ剤に限らず、解熱鎮痛剤でも、抗生物質でも同様です。たとえば厚生省で認可された薬だからといって、万全というわけでもありません。認可・販売が取り消しになる薬もまれにあります。そんな中で、どのように有効で安全な薬を合理的に用いるかが問題です。安定剤や抗うつ剤についてはこうした不安が特に強いようで、患者さん方にお薬をおすすめする際にいろいろと説明しています。必要最低限の量を、最短の期間だけ使うこと。これが薬剤使用の基本です。
薬は自然の食べ物ではありませんから、むやみに口から入れないのがいいと思います。これが原則です。食品添加物、防腐剤、最近話題になっている環境ホルモン物質など、薬以外にも注意すべき物質はいろいろあります。どれも微量だからたいしたことはないと説明されることが多いのですが、微量といえども、少なければ少ないにこしたことはないでしよう。いろいろな危険が複合するときの危険も考えておかなければいけません。薬もそうした危険のなかの一つで、できれば薬なしの自然な暮らしがいいと思います。しかしここでも、効果と危険の合理的な選択があるはずです。
例えば、夏のエアコンを考えてみましょう。エアコンは自然のものではありません。場合によっては冷房病といわれるように、自律神経に影響を与えます。だから全くない方がいいかといえば、それは使い方の問題です。温度や風を適切に管理すれば、エアコンによって夏を大変楽に過ごせるのです。エアコンが悪いのではなく、エアコンの間違った使い方が悪いのではないでしょうか。薬も同じです。毒になるか、薬になるか、使い方一つなのです。そのために薬に関しての正しい知識を身につけましょう。最近は薬を調べる本が出版されていて、副作用の項目を調べて悩んでいる人も少なくないようです。悩んでいないで相談してください。「対話と納得」を積み重ねて、正しく合理的に薬を利用しましょう。


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うつ状態に悩む方のご家族の皆様へ

うつ状態に悩む方のご家族の皆様へ

対応の仕方

疲労のせいでこころと体の一部が活動停止しているのだとイメージしてください。「怠け病」や「気持ちの持ちよう」ではないので、ご本人を責めないで下さい。また、励ましの言葉や外に連れ出すことに対しても、患者さんは期待にこたえようと気をつかい、焦り、体力を消耗します。とにかくゆっくり休ませて下さい。旅行に連れ出したり、酒を飲みに誘ったりする人もいますが、今の時期にはお勧めできません。
 心が風邪をひいたと考えてください。充分な休養が一番の治療です。風邪をひいた人は無理をしないで寝ているのが一番です。それが本人の自己治癒力をひきだすのです。うつ状態も同じです。

今後のこと

命に別状はありませんし、後遺症もありません。しかし、がんばる癖がある場合には再発しやすいようです。これからは「がんばり過ぎではありませんか?」と声をかけてあげてはどうでしょうか。

職場や学校

三ヶ月から六ヶ月ですっかり元にもどります。必要に応じて診断書を提出して休職や休学もできます。しかしときに患者さんは退職、退学、離婚、財産処分などを急ぐことがあります。大きな決断をしようとしていたら、「まず元気になって、それからよく相談しても遅くない」と説得しましょう。
 事情を知らない人が、上のような決断について文面通りに受け取ってしまうことがあるかも知れませんので、ご家族の方が配慮してあげてください。

家族相談

 ご本人が何かの事情で相談に来院できない場合には、家族相談の形でご家族の方がいらして下さることも多くあります。間接的ですが、アドバイスできます。ご家族がよく理解して適切な態度で接することは大変重要です。お気軽においでください。保健所、精神保険センター、市役所の無料相談窓口、(あなたが女性なら)女性センター、こころの電話などで最初の相談をしてみるのもよい方法です。
  • まず家族相談を始めましょう。


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うつ状態に悩む方へ

うつ状態に悩む方へ

原因

たいていのうつ状態は、「精神病のうつ病」と表面的には似ている点があるものの、根本的には全く別のものです。うつ状態は、がんばりすぎた後に、「ちょっと休息をください」と心と体が要求している状態です。精神病ではなく、ストレス反応性のものです。専門的には、脳の神経伝達物質とレセプターの部分に疲労による変化が起こるのだろうと推定されています。
 寒いところにいれば風邪をひくように、ストレスを受けながらがんばりすぎた後に、うつ状態になります。風邪もうつ状態もどちらも重病とはいえないものの、病気の一種で、休息が必要であることも共通しています。こじらせないことが第一です。

気合いではなく、休息

気合いを入れても良くなるものではありません。逆に、がんばればそれだけ心のエネルギーを使い果たすことになります。気持ちがたるんでいるからうつ状態になったのではなく、うつ状態になったから元気が出ないのです。必要なのは休息です。

お薬

休息をとっていてもうつ状態はつらいものです。薬でそのつらさをやわらげることができます。薬が本格的に効き始めるまで、約二週間待って下さい。その後はとても楽になります。いろいろな薬があり、作用も違いますから、そのつど説明します。副作用やのみ合わせの心配などにもお答えします。疑問点は遠慮なくおたずね下さい。新しい薬は副作用はほとんどありません。約三~六ヶ月のあいだ薬を使います。その後はすっかり元の生活に戻ります。
 漢方薬を用いて治療することも有効です。また、薬物は使いたくないとご希望の方もいらっしゃいます。納得できるようによく話し合いましょう。

期間

完全に治り、もとの生活に戻るまでには三ヶ月から六ヶ月と考えて下さい。仕事は、状況によりますが、できれば一、二ヶ月程度は休むのがよいようです。診断書を提出して落ち着いて治療に専念しましょう。職場復帰にあたっては、仕事内容、職場、時間などの調整をします。たとえば半日勤務で開始することなどを会社に要請することもあります。

数カ月の間には軽い波があるのが普通です。途中で少し悪くなっても悲観しないことです。全体としてよい方向に向かっているのだから大丈夫だと考えましょう。

後遺症

命には別状ありません。後遺症もありません。遺伝もしません。ご安心ください。

大きな決断

治療が終わるまで、仕事、学校、家庭での大きな決断はしないようにしましょう。退職、退学、離婚などの必要はありません。休職や休学でよいのです。体調が万全になってから、その先のことを考えましょう。いまは悲観的な考えしかわいてきません。

ご家族の理解

ご家族の方にも病気の説明をします。休養中に気分よく過ごせるように、ご家族に協力していただきましょう。

アルコールはがまん

治療が終わるまで、アルコールはがまんしましょう。

居場所の確保

休養中に居場所がないのが悩みとなることがあります。自宅、図書館、喫茶店、公園などで時間を過ごすことも多いようです。病気について理解を深めながら、この機会に仕事の仕方やライフスタイルについて点検してみましょう。 


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パニック障害

パニック障害

最近、新聞・雑誌やテレビで、パニック障害の話をよくみかけるようになりました。みなさまもいろいろな話を聞いていらっしゃることと思います。それに伴って、湘南心療内科にも「パニック障害ではないか」との相談で訪れる方々が増えています。また、かかりつけの一般内科の先生にすすめられて受診する方々も多くなっています。いまでは治療法がほぼ確立しているので、症状はかなりコントロールできます。

 

最近増えたのだろうか?

昔は、不安神経症、心臓神経症、過呼吸症候群など、さまざまな名前で呼んで、それぞれ別のものと考えていました。しかしこれらは、「不安が非常に高まった状態」が根本で共通していると考えられます。その結果として身体にさまざまな症状があらわれます。根本をとらえて、パニック障害と名付けました。とらえ方が変わったため、増えたように感じられますが、昔から多くありました。
最近はよく効く薬物(特効薬といっていいでしょう)が使われるようになり、さらに自律訓練法や行動療法が効果的であるということが分かって、治療にも希望が持てるようになりました。治療すれば治る病気なので、このことを一般の方にも医療関係者にもよく知ってもらうことが大切になってきました。それで、最近よく目にするようになったわけです。「こころの辞典」でも紹介したように、若い女性に多く、過呼吸症候群をおこして救急車で運ばれる人の数は、東京都で一年に12000人以上との統計があります。決して珍しいものではありません。

どんなときにパニック障害を考えるのでしょうか?

症状の例をあげてみましょう。「激しい不安」が根本で、さまざまな身体症状が伴います。どの身体症状が出るかは、人により場合によりいろいろです。
  • 心臓がどきどきする。
  • 呼吸が苦しい。
  • 息がしにくい。
  • のどに何かつまったような感じがする。
  • めまいや鳴り、ふらつきがひどい。
  • 冷や汗が出る。
  • 手足やからだ全体がふるえる。しびれる。
  • 一般内科などで身体の検査をしてもはっきりした理由が見つからない。
  • 死ぬのではないかと思うほどの恐怖。
  • 自分が自分でない感じ。
  • 激しい不安。
  • 特定の場所・場面が苦手になる。例えば、電車、美容院、歯医者などが代表的。

精神病の一種でしょうか?

いわゆる精神病ではなく、心身症の一つと位置づけられています。ストレスと関連して起こる、ストレス病の一つです。

治るのでしょうか?

大丈夫です。治ります。

原因は何でしょうか?

現在のところ不明です。しかし例えば、乳酸ソーダの話などは参考になるかもしれません。わたしたちが疲れきったとき、筋肉には乳酸ソーダという物質がたまっています。一種の老廃物です。この物質を注射すると、パニック発作が起こるという実験があります。つまり、過労状態の時にパニック発作は起こりやすくなるのです。この他にもいろいろなタイプがあるので、参考程度のことではありますが、「過労状態を避けること」「疲れたら積極的に休むこと」によって、乳酸ソーダを過剰に蓄積させないことが予防になると考えることができます。このような面からも、ストレスをコントロールすることの大切さが分かります。

治療はどうしますか?どのくらいの期間かかりますか?入院は必要ですか?

治療は大きく分けて、薬と薬以外に分けられます。
薬物療法については、特効薬もあり、仕事などを中断することなく、手軽に試すことができるので大変有効です。こみいった話をしなくても、治ることも多くあります。
薬以外では、精神療法、行動療法、認知療法、自律訓練法、生活指導などを組み合わせて用います。
治療の期間は人によりさまざまです。ストレスコントロールが大切なのですが、ストレスをなくするためには仕事や勉強を一部諦めることが必要にもなります。その場合、どの程度妥協できるかが問題になります。多少の不具合をかかえながらも自分の人生にとって大切なことは諦めないように、調整しましょう。パニック障害が始まってからの年月が長い人は治療にも長い期間が必要になる傾向があります。生活に支障がない程度にまで回復することを目標として設定するなら、それほど長くはかかりません。入院はたいていの場合必要ありません。


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心療内科とは

心療内科とは

「心療」とはなんですか?

「心療」は「心理療法」の省略形です。いろいろな症状を心理療法(カウンセリング)も使いながら解決する場所です。
医学的治療を分類すると、(1)薬物療法(西洋薬、和漢薬)、(2)手術、(3)心理療法・カウンセリング(精神療法ともいいます)、(4)物理療法(省略して物療)などがあります。

自律訓練法とは?

緊張しすぎる傾向のある人に、緊張を自分でコントロールする方法としてお勧めする方法です。簡単・安全・無害です。不安傾向の高い人、緊張しすぎる人、パニック障害の傾向のある人などに適しています。お気軽にどうぞ。

わたしみたいな症状で心療内科に行ってもいいでしょうか。それとも精神科か内科に行ったほうがいいのでしょうか。そのへんがよく分かりません。

どうしたらいいか分からないときの、はじめの相談窓口として利用して下さい。難しいことは気にせず、まずいらして下さい。あなたにぴったりの相談窓口はどこか、まずそこから相談しましょう。もしわたしたちではあまりお力になれないとしても、悩みの内容や家族の事情、交通の都合、これまでに相談した人、これまでに読んだ本、そうしたことを考慮して、どのようなところで相談したらよいかをお勧めします。また、身体的な病気の検査をまずお勧めすることもあります。

事情があって本人が行けないときはどうしようもないですか?

ご本人の相談でなくてもおいで下さい。家族の誰かに関する相談もおいで下さい。ご本人が困っているが相談に行きたくないという場合もあります。ご本人よりもまわりの人が困っているという場合もあります。たとえば、お子さんの不登校や引きこもり、ご主人のアルコール問題、ご家族のうつ状態、パニック障害、性格の不一致、離婚問題のこじれ、老年期の物忘れなどが、家族相談として多いようです。

料金は?

保険診療の場合、各種保険取り扱いでおよそ1500円から5000円くらいが多いようです。バイアグラ、レビトラ、低用量ピルは自費です。臨床心理士のカウンセリングは自費の扱いで、1時間で1万円くらいが普通のようです。

心理方面の診断というと、「性格が悪い」とか、「心理的に異常だ」とか診断されるのでしょうか?

そうではありません。まずストレス診断をしましょう。心理的診断では、「どのような種類のストレスがどの程度あるか、そしてその人の心はストレスに対してどのように反応しているか」、つまりストレス診断が中心になります。

ストレスと性格の関係について教えて下さい。

どのようなストレスがつらいかは人によってさまざまです。たとえば、忙しいことが大変苦痛であると感じている人がいます。その逆に暇になると苦しくて仕方のない人もいます。また、大勢の人と一緒にいるとつらく感じる人もいます。その逆に一人でいるとつらく感じる人もいます。つまり性格の違いによって、どのようなストレスが特につらいかが違ってくるのです。そういう意味で性格を把握します。性格がいいとか悪いとか診断するのではありません。ストレスとどう関係しているかを検討しましょう。

精神の異常を何度かの面接で決められるのですか?

そうですね。簡単に決められるものではありません。そのような裁判所の決定のような診断をするのではないのです。あなたが何がつらいかが問題なのです。私たちにとって、「何が本人にとってつらいか」が問題なのです。私たちは裁判所でも警察でもないのですから、この人は異常だと判断するのではありません。本人がつらければ助けになりたいし、本人がつらくなければ、何もしません。それが根本です。心理が異常かどうかではなくて、むしろあなたの置かれている環境がどの程度のストレスであるか、診断することが大切でしょう。

カウンセリングをしても、客観的な事態は変わらないのに、なぜ有効なのですか?

とてもつらいとき、弱音を吐いたらいけないと思う人がいます。自分が重大と思うことことほど一人で悩んでしまう人がいます。「こんなに大変な状況に置かれたならば、あなたでなくても誰でもうつ状態になりますよ」といった感想を申し上げる場合も多いのです。自分の状況がつらいほど、弱音を吐いたらいけないと思い続ける傾向があります。自分が重大と思うことほど、自分一人だけで悩み続ける傾向があるのです。そんなときに、自分の置かれた状況をもう一度見つめなおしてみましょう。そのためにカウンセリングをしましょう。あなたは一人ではないのです。 


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世間的にはステイタスのある仕事だけれども給料は安い仕事がある なぜか

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世間的にはステイタスのある仕事だけれども給料は安い仕事がある

なぜか

そのような職に満足できるのは資産家だけ

貧困家庭出身者を振り落とすことができる

というような事情もある

資産家の指定席である

このことにはよい面も悪い面もあり一概に価値判断はできないが

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戦争で誰が死に誰が生き延びるのか

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戦争で誰が死に誰が生き延びるのか

簡単に言えば利他的遺伝子は死ぬ、利己的遺伝子が生き延びる

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“金づちしか持っていない人は,すべての問題を釘と見なしがちだ”

“金づちしか持っていない人は,すべての問題を釘と見なしがちだ”


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“日本人が論理的にモノを考えられるのは、論理的に考えることで自分の感情と合致した結論が出てくる場合だけぢゃよ。論理的に考えた結果が自分の感情と矛盾すれば、論理の方を平気で無視する。感情の方が先にあって、論理は感情を正当化する口実としてしか捉えられてない。”

“日本人が論理的にモノを考えられるのは、論理的に考えることで自分の感情と合致した結論が出てくる場合だけぢゃよ。論理的に考えた結果が自分の感情と矛盾すれば、論理の方を平気で無視する。感情の方が先にあって、論理は感情を正当化する口実としてしか捉えられてない。”


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“ と、ここでさらに気付いた 解決策なんて誰も欲しがってない、ということに。 彼ら彼女らは、ただ「ほらわたしって不幸でしょう」という話に同意して欲しいだけなんだ。そうだねえ大変だったねえよくがんばったねえと言って欲しい、認めて欲しいだけなんだ。誰も解決策なんて望んでないし、解決して欲しいとも思ってないし、こちらから解決策を押しつけたって、周りの人が悪いと思ってる本人は何も変わらない。 だったら無理に変えようとすることには何の意味もない。 解決してあげたいという気持ちだけはあるけれど、それは自己満

と、ここでさらに気付いた
解決策なんて誰も欲しがってない、ということに。
彼ら彼女らは、ただ「ほらわたしって不幸でしょう」という話に同意して欲しいだけなんだ。そうだねえ大変だったねえよくがんばったねえと言って欲しい、認めて欲しいだけなんだ。誰も解決策なんて望んでないし、解決して欲しいとも思ってないし、こちらから解決策を押しつけたって、周りの人が悪いと思ってる本人は何も変わらない。
だったら無理に変えようとすることには何の意味もない。
解決してあげたいという気持ちだけはあるけれど、それは自己満足に過ぎないのね。
あーあ、世界は「自分は不幸だ」と思いたい人で満ちているね。


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“しかし、そうした〝政治〟のための「分かりやすさ」に慣れすぎると、〝我々〟一人一人の思考が次第に単純化していき、複雑な事態を複雑なままに捉えることができなくなる。”

“しかし、そうした〝政治〟のための「分かりやすさ」に慣れすぎると、〝我々〟一人一人の思考が次第に単純化していき、複雑な事態を複雑なままに捉えることができなくなる。”


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“「人生経験を積むと共感できる歌が少なくなる」そうです。 これは「経験が歌詞を超えてくる」ということのようです。”

“「人生経験を積むと共感できる歌が少なくなる」そうです。 これは「経験が歌詞を超えてくる」ということのようです。”


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“あのですね、この世界は「運・鈍・根」なんです。ですから「運」がよくなくちゃいけない。  そしてあんまり器用に、何でも簡単にできるっていうんじゃなく、いくらか「鈍」であって。  それからあと大事なのは、「根」。つまり、根気よくやらなくちゃいけない。それがあれば、どんな人でも、ある程度のところまでいけるんです。満員電車に乗っていても、いずれ席は空く。自分の座る席が必ずどこかに空くんで、その時、座ればいいんです。”

“あのですね、この世界は「運・鈍・根」なんです。ですから「運」がよくなくちゃいけない。  そしてあんまり器用に、何でも簡単にできるっていうんじゃなく、いくらか「鈍」であって。  それからあと大事なのは、「根」。つまり、根気よくやらなくちゃいけない。それがあれば、どんな人でも、ある程度のところまでいけるんです。満員電車に乗っていても、いずれ席は空く。自分の座る席が必ずどこかに空くんで、その時、座ればいいんです。”


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" 「機嫌がいい」人でいたい "

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「機嫌がいい」人でいたい

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“人々が機嫌よく働くためには次の三つが必要だ。 その仕事に向いていること、働きすぎないこと。 そして、やればうまくいくと感じていることだ。 ジョン・ラスキン (英国の評論家)”

“人々が機嫌よく働くためには次の三つが必要だ。 その仕事に向いていること、働きすぎないこと。 そして、やればうまくいくと感じていることだ。 ジョン・ラスキン (英国の評論家)”


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ペットボトルを「食べる」細菌

"堺市内で見つかった細菌が世界の注目を集めている。ペットボトルを「食べる」性質があり、プラスチックごみ対策の切り札にしようと各国で研究が進んでいる。プラごみによる海洋汚染が国際的な問題となっており、プラごみ削減は今月末に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の主要テーマのひとつ。大阪発の細菌が世界規模の課題の救世主となるかもしれない。
 この細菌は堺市内のペットボトルの処理工場で、京都工芸繊維大の小田耕平教授(現・名誉教授)らが見つけた。発見場所にちなんで、2005年に「イデオネラ・サカイエンシス」と学名がついた。
 その後、慶応大に在籍していた吉田昭介さん(現・奈良先端科学技術大学院大特任准教授)らの研究で、この細菌は特殊な2種類の酵素を出して、ペットボトルなどの素材として利用されているポリエチレンテレフタレート(PET)を分解し、栄養源としていることがわかった。厚さ0・2ミリのPETを、約1カ月で二酸化炭素と水にまで分解するという。"


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家庭内暴力

新聞から

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――家庭内暴力に結びつく背景に何があるのでしょうか。
 一般的には、家族が本人を責めることです。本人の人格を否定したり、怠け者扱いをしたり、「早く仕事をしろ」などと追い詰められると、それに対する反発として暴力が起こる、という構図があります。皮肉や嫌みを慢性的に言われたり、否定的な言動で苦しめられたりしている当事者は多いです。私が今までしてきた仕事の半分ぐらいは、家族に、本人に対する批判や否定をやめてもらうことでした。
――やめるだけで、変わりますか?
 かなりの割合で、親からの暴言や批判に反応して起こる暴力があり、これはやめれば暴力が終わります。やめて、本人の話をちゃんと聞く、と切り替えれば終わる暴力がいっぱいある。まずは親御さんが自分の胸に手を当てて、本人を追い詰めていないか、振り返って頂きたい。
 本人は、親が自分をコントロールしようとしていることに非常に敏感で、怒りを感じます。枕元にアルバイト雑誌などを置いておき、「これを見て奮起しなさい」といったやり方はほとんど嫌がらせです。見てほしいものがあったら直接渡して「読んでくれるとうれしい」と言うぐらいの感じでやってほしい。
 一方、刺激しなくても起こる暴力があります。「慢性型の暴力」です。家族は特に何もしていないけれど、本人がささいなことに言いがかりや難癖をつけて、暴れ出す。例えば「ご飯がまずい」とか「タオルを交換していなかった」とか。これは比較的やっかいです。家族は何をどうしたらいいか、わからないからです。
 長らく密室的な親子関係が続いていると、本人が自分のこれまでの人生に対してすごく否定的な思いを抱いている。「自分の人生は価値がない」「自分は生きている意味がない」「惨めだ」。その思いを、自分1人では引き受けられない。「こうなったのは自分のせいだけじゃない」「親の育て方がまずかったんだ」。様々な思いが渦巻いていて、他責的になりやすい。他責的になってしまうと、親にぶつけずにいられなくなってしまうことがあります。これが慢性的な暴力の根源にあります。
「怒り」ではなく「悲しみ」
 これは「怒り」というよりも「悲しみ」なんです。決して暴力を振るってすっきりするわけではなく、振るった自分を責めているんです。それでも、やはり暴力を振るわずにはいられないつらさ、悲しみがある。暴力を振るってもつらいが、振るわなくてもつらい、という悪循環です。
 さらに暴れる理由には、親に「自分の苦しさを味わえ」「共感せよ」と言っている意味もあります。受け入れがたい無理難題を言ってきたり、「聞かなかったら暴れるぞ」と言ったりして、実際に暴れる。親の服を全部水浸しにしたり、ハサミで切り刻んだり、部屋に何かをばらまいたり、といった嫌がらせもあります。それは「自分のつらさを知れ」「なぜ自分はこんなにつらい思いをしているのに、お前らはのうのうと日常生活を送っていられるんだ」という主張でもある。
 明確に意識しているというよりは、そうせずにはいられない。半ば衝動的にやっている感じに近い。根源にあるのは、怒りや攻撃性というよりは、悲しみであり、その悲しみを分かってほしいという思いだということは踏まえておいて頂きたいです。
暴力を受け入れてはいけない
――具体的には何から始めればいいでしょうか?
 まずは本人の言葉、訴え、恨みつらみをちゃんと聞いてほしい。しっかりと。聞くだけで一切反論しない。弁解しない。ひたすら聞く、という姿勢でやって頂きたい。これは、難しいです。親御さんも、責められれば、つい自己弁護してしまいます。でも、ちゃんと聞くと収まるんです。遮ったり、反論したりすると、ずっと終わらない。「毎晩、恨みつらみをぶつけられて困る」という相談もありますが、それはちゃんと一回全部、言葉を受けとめるという作業をやってないからです。
 ただ、日本語の「聞く」には、「耳を傾ける」という意味と、「言いなりになる」という二つの意味があります。すごく混同されやすい。私が言っているのは、あくまでも「耳は貸すけど、手は貸さない」ということ。つまり「要求はのまなくていい」ということです。「100万よこせ」などと慰謝料を求める人がいますが、「それは出来ません」とはっきり断ってください。「出来ない理由は?」と聞かれたら、「それは、したくないから」と答えてください。それで十分です。
 一番やってはいけないのは、「暴力を受け入れること」です。かつて、カウンセラーや支援者の中で、全てを受け入れる「全受容」ブームというのがあった。「暴力は愛を持って受けとめましょう」という考え方ですが、これは間違っています。根拠もありません。結果として、ほんの一握りの人でうまくいったケースがあり、すべて受け入れたら、本人が反省し暴力をやめてくれた、という実例があるようです。ただ、それよりもはるかに多い割合で、受け入れた結果、トラウマになり、文字通り心身ともに傷だらけになって、耐えられなくなって、子殺ししてしまう、というケースがありました。

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" 社会保障費のことを考えるのなら、増税の前に、まずはムダを省くことが先決のはずです。国が国民の同意もなく1基100億円のミサイルを購入するようなお金の使い方をしているのに、どうして国民が負担増を受け入れなくてはいけないのでしょうか。 "

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社会保障費のことを考えるのなら、増税の前に、まずはムダを省くことが先決のはずです。国が国民の同意もなく1基100億円のミサイルを購入するようなお金の使い方をしているのに、どうして国民が負担増を受け入れなくてはいけないのでしょうか。
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ガンと初めて診断された人や、再発した人、長年のガンとの戦いに疲れてしまった人たちと話すとき、わたしは自分にこう言い聞かせる。「役にたつ確固とした考えやアドバイスを言う必要はないんだ」と。相手に耳を傾けることが助けになるのだ。聴くことが与えることになるのだ(ケン・ウィルバー)

ガンと初めて診断された人や、再発した人、長年のガンとの戦いに疲れてしまった人たちと話すとき、わたしは自分にこう言い聞かせる。「役にたつ確固とした考えやアドバイスを言う必要はないんだ」と。相手に耳を傾けることが助けになるのだ。聴くことが与えることになるのだ(ケン・ウィルバー)



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場違いな人

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党首討論がありました。何を言うべきか分からず、結局何を言っているのか自分でもよく分かっていない人が一人混じっていたように思いました。場違いな人。
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" 知能が低いとは、環境・周囲の人間からの入力のままに出力する人 知能が高いとは、環境・周囲の人にもかかわらず、自分の考えを持てる人 反応や考えの内容がいいとか悪いとかはまた別の問題 周りがいい人ばっかりだったら 知能が低くて周囲の言いなりになっていれば結果は良いだろう 周囲の色に染まってしまう人と 自分の色でいられる人の違い "

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知能が低いとは、環境・周囲の人間からの入力のままに出力する人

知能が高いとは、環境・周囲の人にもかかわらず、自分の考えを持てる人

反応や考えの内容がいいとか悪いとかはまた別の問題


周りがいい人ばっかりだったら

知能が低くて周囲の言いなりになっていれば結果は良いだろう


周囲の色に染まってしまう人と

自分の色でいられる人の違い

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イージス・アショアー

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よくわかっていないのだが、イージス・アショアー

山の高さの縮尺を間違えていて、

結局、邪魔になる山はないとの話


おもに中国、北朝鮮からアメリカ方面に向けてミサイルが飛んできて、それを打ち落とすという設定だ

とすれば、

中国と反対側の山の高さがいくらとかどうして関係があるのだろうか

中国と北朝鮮から発射されたミサイルを感知できればいいだけなのではないだろうか


潜水艦で太平洋側に出て、そこから米国に発射する、それを日本のイージス・アショアーが打ち落とすというなら

山の高さも問題だが、はて?


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" 自民党「報告書はなくなった」に“詐欺そのもの”と批判殺到 一連の不誠実な対応は、国民の記憶にはっきりと刻まれたことだろう と記事では言っているが 国民はすっかり忘れて 自民党支持で投票するだろう 不思議なものだ "

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自民党「報告書はなくなった」に“詐欺そのもの”と批判殺到 
一連の不誠実な対応は、国民の記憶にはっきりと刻まれたことだろう
と記事では言っているが
国民はすっかり忘れて
自民党支持で投票するだろう
不思議なものだ
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" 年金の話 積み立て方式(自分で払った分を自分で受け取る)が健全でよいのでしょうが グリーンピアなど放漫運営で使ってしまったので 賦課方式(世代間の助け合い方式)に変更 しかしその場合、 助けてもらった高齢者は誰にも感謝しない 当然だと思っている 助けてあげた人は誰からも感謝されない 税金と同じように容赦なく徴収されてそれでおしまい 痛みだけが残る 自民党が繰り返し言っているように 生活保護になる前に家族や親戚内での助け合いをしろというなら 世代間の助け合いの前に家族親族内での助け合いだろう そ

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年金の話
積み立て方式(自分で払った分を自分で受け取る)が健全でよいのでしょうが
グリーンピアなど放漫運営で使ってしまったので
賦課方式(世代間の助け合い方式)に変更
しかしその場合、
助けてもらった高齢者は誰にも感謝しない
当然だと思っている
助けてあげた人は誰からも感謝されない
税金と同じように容赦なく徴収されてそれでおしまい
痛みだけが残る
自民党が繰り返し言っているように
生活保護になる前に家族や親戚内での助け合いをしろというなら
世代間の助け合いの前に家族親族内での助け合いだろう
その場合は、誰が誰を助けたのかはっきりしているから
誰が誰に感謝しなくてはならないかはっきりしている
感情の歴史になるし感謝もされるだろう
年金お金は毎月かなり徴収されているが
自分のことだけ考えると、払った分は帰ってこない
しかも
誰かのために使われていると思うが、誰からも感謝されたこともない
むなしいばかりである
こういう制度は社会主義的な制度の悪い点だと思う
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国民年金の納入率がかなり低下していることも問題である
生活保護でいいと思っているのだろうか
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