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受動攻撃性または受動的攻撃性 passive agressive

怒りや攻撃性を持っていながら
はっきりと表明して正面から対立することなく
無気力な態度をとったり、
遅刻をしたり、締め切りを守らなかったり、
大事なときに欠席をしたり、
大事なことをいつものようにうっかり忘れてしまったり
無断欠席や留年など
能動的にではなく受動的に、消極的に、忘れたりうっかりしたりする感じで
しかし結果としては「誰かを困らせる」行動を取る
もちろん、自分の立場も悪くなるのであるが、
自分も不利益を被りつつ、その「誰か」にさらに大きな不利益を与えたいという「攻撃」である

正面から喧嘩してなんとかなる場合にはそうすればいいのであるが
相手が強力であったり、コネ入社の恩人であったり、
そんな場合には正面から攻撃するわけには行かなくなる

そこで明確に攻撃するのではなく
相手の期待を裏切る形で攻撃をする
締め切りという期待、卒業という期待、子供のためにという期待、それらを裏切る

締め切りにうっかり間に合わずに係長の期待にダメージを与える
卒業できずに父親の期待にダメージを与える
子供のために計画していた旅行をうっかりだめにすることで夫の期待にダメージを与える

これらの場合、相手にダメージを与えるのだが、一方で、本人の評価も下がる
「自分が一番悲しいのだから、わざとあなたを怒らせるためのはずがない」と
言い訳をする

その言い訳を聞いて、攻撃の標的になった人は二重に怒る

ところが本人は、わたしは何もしていないのに、なぜそんなに怒られるのか、理由がわからないと感じてしまう
悪意を持ってわざとしたわけではない、その証拠に私が一番傷ついて損をしている
それなのに私が怒られるのか!と憤慨したりする

貧困国発のうつ病クライシス Rich or Poor, Depression Is a Growing Global Crisis

貧困国発のうつ病クライシス
Rich or Poor, Depression Is a Growing Global Crisis
世界の鬱病患者3億5000万人以上の大半は、治療が行き届かない貧困国の人々だ
2012年10月12日(金)14時55分
デービッド・J・グレロッティ、ステファニー・スミス


心にもケアを 貧困地域の医療のなかでも遅れているのがメンタルケア(アフリカ北東部プントランドにある赤十字のクリニック) Olav A. Saltbones-Norwegian Red Cross-Reuters
 10月10日の世界精神保健デーで、今年のテーマとして掲げられたのが「鬱病:世界的危機」。鬱は先進国に特有の問題だと考える人々は驚いたかもしれない。しかしハイチやルワンダの田舎で活動する精神科医の私たちは、現実は違うことを知っている。

 貧困国の人々は鬱病で計り知れない苦痛を味わいながら、ほとんど助けを得られずにいる。WHO(世界保健機関)の発表では、鬱病を患う人は世界で3億5000万人以上。その大多数は情報が行き届かず、適切なメンタルケアを受けにくい地域に暮らす。しかし私たちが見てきたように、鬱病で長く苦しんできた人々の生活も安価で基本的な治療で改善することが可能だ。

 ハイチの田舎育ちのエマニュエラは初めて私たちに会ったとき、気分が落ち込むし、漂白剤を飲んで自殺することをよく考えると話していた。19歳の彼女はここ3年間ずっと、泣いたり、泣きたい気分で過ごしてきたという。食べものがあっても口にすることはめったにない。疎遠になった父親となんとか親子関係を築きたい、でも拒絶され続けている。そのことについて考え過ぎて、夜も眠れない。

 エマニュエラの鬱は深刻だが、アメリカで見られる鬱とそう変わらない。私たちの治療法も変わらない。彼女に共感し、説明し、症状は良くなること、治療するために私たちがここにいることを伝える。エマニュエラは私たちの医療チームのセラピーに参加し、抗鬱剤を服用しはじめた。すぐに気分は改善し、学校の成績も上がり、自殺願望もなくなった。

 私たちは貧困や紛争、彼女の生活の中のストレスを取り除いたわけではない。それでもエマニュエラは、鬱から来る深い悲しみなどに悩むことはなくなった。セラピーと服薬を続け、強くいられるようになった。

 地球の反対側のルワンダでも、同じような現実がある。ルワンダの山岳地域に住む19歳のシャンタルは躁病の状態で手錠をかけられたまま、私たちのもとへ連れられてきた。双極性障害の彼女は多くの例にもれず、鬱症状にも苦しんでいた。そして何年もの間、躁状態が起こす行動障害が続いており、家族からも孤立。結局、家から追い出されてしまった。

やがて鬱病が世界の活力を奪う主因に

 私たちは彼女に精神安定剤を処方し、通常の治療のほか地域密着のケアにも参加させた。現在、シャンタルは市場でマンゴーを売り、兄弟は彼女のために小さな小屋を建ててくれた(まだ屋根はないが)。治療の成功を見てシャンタルの家族は、最終的には彼女を自宅に呼び戻せるかもしれないと言っている。

 エマニュエラとシャンタルの病気は非常にありふれたものだ。同じような精神疾患は世界中の老若男女、金持ちにも貧乏にもみられる。鬱病は豊かさからくる病気でもなければ、貧困生活のせいでもない。生物学的、遺伝的、心理的、また社会的な要因に影響される複雑な病気だ。しかし治療によって貧困を固定化するような社会生活上の困難や病気のリスク、そのほかの問題を緩和できる。私たちの患者が絶好の実例だ。

 2030年までに、鬱は世界中の人々の活力を奪う主因になるとWHOは予測している。その負担は特に、深刻な精神疾患患者の75%が必要な治療を受けられない貧困国に重くのしかかる。ジェネリック医薬品や非専門家による心理療法が効果的で、費用効率も高いという証拠があるのにもかかわらず、鬱病患者の10人に1人しか治療を受けていない国々だ。

 私たち精神科医は地域密着型ケアや初期医療(プライマリーケア)を通じて、精神医療を身近なものにする方法を見つけなければならない。精神疾患のある患者を見極めて治療できるように、地域の臨床医を訓練しなければならない。精神医療の悪いイメージを払しょくするため、自治体や地域のリーダーたちと協力する必要もある。

 社会の流れが変わり、患者がよくなっていく姿を私たちは見てきた。その変化を持続させるには人的・物的資源を注ぎ込むことが必要だ。そのコストより、何もしないことの代償のほうがずっと大きいことを私たちは知っている。


 デービッド・J・グレロッティは医療支援団体パートナーズ・イン・ヘルスに所属する精神科医で、ハーバード大学公衆衛生学大学院・精神疫学の主任研究員。ハイチとレソトで、精神衛生の臨床サービス・研究の実施を手助けしている。

 ステファニー・スミスはパートナーズ・イン・ヘルスの姉妹組織に所属する精神科医。ルワンダで、国内の精神医療サービスを統合する保険省の計画に協力している。

Mood disorder Websites

Mood disorder Websites

www.mcmanweb.com
 A great website by John McManamy, awriter who has bipolar illness, on depression and bipolar disorder.

www.psycheducation.org
This is a great educational resource run by Dr. Jim Phelps, an active clinician with experience in bipolar disorder.

www.mhsource.com 
This is a very good website run by a
company named CME,Inc., which is highly regarded in medical
education.

www.bipolarworld.net 
This is a website with good educational
information and usefullinks to otherrelevant websites.

www.dbsalliance.org 
This is the website of the depressive and
bipolar support alliance.It can help you find local support groups.

www.nami.org 
This is the website of the National Alliance for the
Mentally III.It can help you find local support groups.

出稼ぎと高度経済成長と統合失調症

出稼ぎと高度経済成長と統合失調症が関係していると思う

出稼ぎと高度経済成長が終わると統合失調症は軽症化する

ーー
北海道や東北から大相撲の関取が排出した時代があり
そのあとでモンゴル横綱の時代になった

出稼ぎ労働力がどのあたりから供給されているかが分かる

ーー
少子化と家族内扶助減少、極端な貧乏の減少が関係して
苦しくても働くという考えはなくなってきている

労働の倫理がなくなっている

日本でも起こったことが中国ではもっと大規模に急速に進行するだろうと思う

ーー
時代に優勢な病気としては
統合失調症からうつ病に、そして躁うつ病になって性格障害になっていくのだろうと思う

それはまた診断の側の問題もある

統合失調症でも双極性障害でもパーソナリティ障害でも
うつ状態は見られる
それぞれのうつ状態を精密に見るよりも
社会全体の病気に対する見方とか患者さんが何を言って欲しいかに寄りかかってしまう面がないかと思う
それは診断とはいえないだろう

それは洋服の色の流行のようなもので
顧客が洋服の色を気にしているなら、好みの色を提供するのだろう
もちろん、洋服を色だけで語るのは素人というものだろうけれども

ーー
うつ病は軽症化しているのに
いじめはますます蔓延してスクールカウンセラーは困っているし
教育委員会はいつもお詫びをしている

いじめが蔓延していることから考えると
うつ病の軽症化というものは
うつ病の内部での軽症化と言うよりも
うつ状態の外形をとる別の病気が蔓延していると言うべきなのではないだろうか

ーー
心理学派が消滅しつつあることも軽症化と関係があると思う
生物学派が圧倒的に多くなり、画像診断や遺伝子診断など
心理学的な手法ではない、生物学的な手法が盛んになりつつある

生物学的検査による
躁うつ病や統合失調症の診断ができるようになるのだろう

そして生物学的には診断できないうつ状態や妄想状態が残されて
その部分は病気とはいえないが対処すべきものとして心理学が扱うのだろう

強迫性とギャンブル

ギャンブルは人間の意志でコントロール出来ない確率の世界である
つまり強迫性の人には最も遠い世界のように思える
しかし弱い魔術的な強迫性になるとギャンブルの世界をもコントロールできるような気がして
そこからギャンブルにのめり込むというメカニズムもあるのかもしれない

彼は裕福で才能があり退屈している。

メモから

彼は裕福で才能があり退屈している。

悲しい経験があった、で、あなたはそれを今どう感じている?どう考えている?いま診察室で何が起こっている?

悲しい経験があった、で、あなたはそれを今どう感じている?どう考えている?
いま診察室で何が起こっている?
それが聞きたいわけでしょう 

今診察室で何が起こっているか
治療者が証言できるのは、厳密に言えば、その部分だけである

過去についても、現在の生活についても、治療者は証言できない
診察室で何が起こったか、そこだけは治療者が証言できる


神と現代物理学

神と現代物理学という問題があって何度か言及してきた

もちろん、現代物理学は、物理学者が宗教者であるかどうかにかかわらず
「神」という概念なしで、どこまで物事を説明できるかの、チャレンジである

その最高の到達点は、「神」なしでも世界のすべてを説明できたという地点である
そしてそれは、「神」は世界を、「神」なしで理解できるように作ったのかもしれないと考えさせる地点であり
それ以上の検証は難しいと思う

「神」なしで説明できないなら、当然「神」の存在は要請されるはずである
「神」なしで説明されるなら、その時は、「神」ありの説明と、「神」なしの説明とが、やっと肩を並べたというに過ぎない
やっとスタート地点なのである

言葉が不正確であるが、この宇宙が存在しているそもそもの舞台は何であるのか
この時間はどのようなものであるのか
そして空間や時間をこのように認識している人間の脳はどのように成立しているのか
その中でどのようにして自意識は成立しているのか
ここまでを「神」なしで説明し、そのあとで、物理学者と神学者は対等の議論に移ることができる
その日は遠い

原理的には不可能ではないように思うが、どうだろうか

時代を支配する「空気」

時代を支配し、集団を支配する「空気」について
どのように考察すればいいのだろう

学校におけるいじめ
また実社会におけるいじめ、強要、空気による支配、など

スクールカウンセラーや児童精神科医が観察していると思うが
まだまだ解決には至らない

みんな愛されたい。そのためには自分が愛することが必要だ。

みんな愛されたい。そのためには自分が愛することが必要だ。
自分が愛さなくても愛されるのは赤ん坊と美人だろうか。

美人は恋されるだろうが愛されないだろう。

他人の立場に立ってみる

他人の立場にたってみる、とよく言われる
集団で暮らしている時にそれは基本的な完成でありテクニックである

しかし、他人の立場に立ってみて、「同じに感じろ」とは言っていないはずだ
同じ環境に投げ込まれて、違うように感じることもあるはずだろう

ここでは軽い決定論があって
完全に同じ立場に立てば同じ事を考えて感じるはずだし
違う感じ方があるならば、それは、完全に同じ立場に立っていないのだ
とするものだ

当然、そんなはずはない
ガンジーがあなたと同じ立場に立った時にあなたと同じに感じるはずはない

またひとつは、生育歴も含めて、完全に同じ環境に置かれ、更にはDNAも含めて、同じ環境に置かれたら、
同じ感じ方をするはずというもので、これは環境とDNAによる決定論で、
すべての犯罪も過ちも免罪するものになる
ここまでの議論をすると空想的であるし現実はDNAにも生育歴にも差異があり、
相手の立場に立ってみると言う言葉はそこまでの規模でのことを指しているのではない

ーーー
他人の立場に立って見ることは非常に重要である。
それは間違い無いと思う。

多くは被害者が被害感情を訴えるときに使うのであるが、
多くの人の中には、相手の立場に立ってみて、公正に考えて、やはり、
被害感情の程度には間違いがあると判定する場合があるのである

それを「相手の立場に立つ能力の欠如である」と批判するのは、
その人が、まさに、「相手の立場に立つ能力が欠如している」ことの証拠になるだろう

ーーー
一般に弱者による論理は、同情誘発的な側面もあり、反対しにくいようにできている
面白いことに、弱者は、「弱者は救済されて社会の結果としての平等が実現すべきである」との論理を
貫徹することによって、かなりの程度に勝ち進むことができる

そして気がつくと自分はすでに弱者ではなくなっているのである
そのときに作戦を変更して静かに市民社会に埋もれてゆくのがいいのか
あるいはさらに弱者として装って突き進むのか
後者の場合は実際には強者になっているのだからほころびが見えてくるだろう

ーー
共感の欠如というのはとても広く存在するとても重い病気であるが
適切な名前もなく適切な治療もない

ーー
何に共感するか
靖国の英霊
次期オリンピック招致
などという人もいるだろうな

核廃棄物の「最後の処分地」の決め方

核廃棄物の「最後の処分地」について、斑目春樹元原子力委員会委員長が放った言葉がある。

「「最後の処分地の話は、最後は結局お金でしょ。
あのー、どうしても、そのー、えー、みんなが受け入れてくれないって言うんだったら、じゃあ、おたくには、これ、その、じゃあ、えー、いままでこれこれと言ってたけど、その2倍払いましょう。それでも手上げないんだったら、じゃー5倍払いましょう、10倍払いましょう。どっかで、国民が納得する答えが出てきます。」

ーー

京都大学助教の小出裕章氏が語った言葉は次のものだ。

 

「私が原子力に反対する根本の理由は、自分だけがよくて、危険は人に押し付けるという、そういう社会が許せなかったからです。電力を使う都会には原発を作らないというのもそうですし、原子力発電所で働く労働者はほんとに底辺で苦しむ労働者であったりするわけです。こういう社会を私は認めたくないので、原子力に反対してきています。」 

 


メディア問題特有の「カギのかかった箱の中のカギ」問題

メディア問題特有の「カギのかかった箱の中のカギ」問題

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