いろいろなねじれで疲れる構図

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そもそもは政治家に比較して官僚の専門知識の力が強すぎて均衡を欠くことが問題であった

三権分立にならない

官僚の出世競争に負けて政治家になったり

官僚の天下り先の一つとして参議院の席があったりして

官僚の優位は明らかであった

不祥事がいろいろとあって

もう少しだけ政治家の力を強くしようと計画して

官僚の上層部の人事権を政治家が握った

官僚は選挙で国民に選ばれることがないのに対して

政治家は選挙で国民に選ばれて権力を行使するのであるから

間違いがあったとしても、最終的に国民が監視するというのが表向きの理由である

制度設計者が想定した普通のマスコミと普通の国民と普通の政治家、そして普通の選挙であれば

問題があったとしても是正の機会があるのであるが

いろいろとねじれてしまっていて

是正の機会が失われて

現在に至る

巷間よく言われる対立は

財政再建路線についてである

財務省は増税、一方で、N会と安倍、麻生、今井、このあたりは税金は選挙の道具くらいにしか考えていない

後者は次の選挙に勝つことだけが目的であとは責任を感じていない

選挙に勝ってやりたいことは国家主義的国家の形成

教育はかなり着々と進行している

愛国道徳教科書もできた

マスコミも着実に進行している

金で動く人ならば金で動かしてしまう

稲田とか高市にわざと異常な発言をさせて右翼的な雰囲気を醸成することに成功した

今回の森友事件は国家主義的教育を推進するため思想教育的学校を今後次々に建設実現するための

仕組みづくりであった

学校の認可を出すのは地元の政治家が関わる

大阪はそのような人たちが強いのでスキーマを確立するためには良い土地だった

お金の面倒も見るということで経産省出身のある人が作戦を立ててN会関係者を動員して進めた

安倍総理夫人を、彼女が教育理念に深く共感したとか言いつつ、利用し、

一方でゴミ・スキームを使って赤信号を渡ろうとした

もちろん最初は財務省は反対であった、その一方にはN会が増税を流産させてきた恨みもある、

しかしここでは微妙な弱みもあり、取引もあり、やってはいけないことをしてしまい、その証拠も握られた

財務省も赤信号を渡ったのであるが

N会も赤信号を渡った

財務省の責任者として騒がれた人は、あからさまに安倍、麻生、安倍夫人を擁護してみせた

こうなると、敵対していた勢力が、お互いに相手の生死を握るという関係になった

まったく疲れる構図である

目くらましをしたいので、オリンピックが利用され、皇室の代替わりが盛大に挙行される

その前には皇室の縁談がリークされて結局潰されかけているのであるが

そのたびに政治日程に影響を与える

国家主義的勢力にとって天皇や天皇制は誠に重要な人気取りまたは心理的統治の装置だと思うが

現在の天皇はリベラルな発言を繰り返しており

N会にとっては誠に都合が悪い

息子のヒロヒトも似たようなものだろう

この方面ではヒロヒトの次に、あるいはその次に期待しているのだろう

昭和天皇が死去してなにかの「儀式」があって皇太子が天皇になったのだが

その儀式を今回もやるとして

現天皇が生きているのに、彼らの思い描いた理屈（物語というか空想というか）がどうなってしまうのか、

どんな理屈をつけるものか、たいへん見ものであるのだが

というようなことでN会と天皇もねじれている

さらにアメリカが上位権力として登場する

もちろんアメリカも一枚岩ではないのでねじれている

さらに北朝鮮問題もある

N会の理念と共産主義的理念は対立するのであるが

結果として現出する政治または社会は非常に似たものとなる

このあたりもたいへんねじれているのであって

理念がどうであろうとも、「正味のやりたいこと」は同じであるらしい

韓国もまた大変な宗教国家である

宗教が大衆の金を吸い上げる仕組みが日本で確立され

韓国に移植され韓国でさらに発達し、それが日本にも到来している

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