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“あんだけ人口多いのに、一向にメダルにこだわらないインドを見習おうぜ” 「国の支援があれば韓国のようにメダル取れんだけどな」 日本選手団橋本聖子団長

“あんだけ人口多いのに、一向にメダルにこだわらないインドを見習おうぜ”
「国の支援があれば韓国のようにメダル取れんだけどな」 日本選手団橋本聖子団長

トップレベルの選手への支援は強化されます。チーム「ニッポン」マルチ・サポート事業というもので、メダルが有望とされる種目にだけ配分されます。医科学や栄養学の活用、新しい用具やトレーニング方法の開発など、多方面から選手をサポートし、メダル獲得につなげようというものです。この事業の対象種目を増やすため、予算を組み替え、総額は18億8千万円あまり、今年度の6倍となりました。これまでは柔道や競泳など夏の競技だけが対象でしたが、新たに冬の競技4種目が加えられます。どの種目になるのかは未定ですが、選定基準にはバンクーバーでの活躍が含まれます。このように、国の支援については、有力選手の強化、メダル獲得を重視する方針が打ち出された内容となりました。

~中略~

ただ、短期的に予算を集中させるやり方だけが、強化方法ではないはずです。長期的な視点で人材を発掘し、幅広く競技の裾野を広げ、振興を図ることも、メダリストの誕生には欠かせません。その意味では、メダル獲得を重視した支援のあり方は、有力競技とそうでない競技の二極化が懸念されます。

例えば、リュージュやボブスレーは、去年の事業仕分けで「メダルの可能性がほとんどないのに、強化の必要はあるのか」と槍玉に挙げられました。そのリュージュなどそり競技の選手が、バンクーバーで、ミスによる規則違反で相次いで失格。選手団の内部からも「注目されている自覚が足りない」と、厳しい批判にさらされました。

しかし、有力競技のサポートが優先されるあまり、それ以外の競技には十分に行き届いていないことが、ミスの背景ではないかと指摘する声があります。今後メダルの可能性という線引きが進めば、基盤の弱い競技では、競技力がますます低下し、オリンピックに挑戦することすら危ぶまれる事態になりかねません。そうなれば、ウィンタースポーツ全体の普及、振興にとって、問題ではないでしょうか。



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